Core i5-12400FとRTX 4060Tiのゲーム性能をベンチマーク

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Core i5-12400FとRTX 4060Tiを組み合わせた構成で「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「ライブ配信性能」「消費電力」を検証しました。

BTOゲーミングPCで価格と性能が競合する以下の構成と比較をしています。

  • Core i5-14400F+RTX 4060Ti
  • Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti

CPUの違いによるパフォーマンスの差がわかるので、ゲーミングPCの購入を検討している人は参考にしてください。

他のGPU組み合わせはこちら

すぐに他のゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている/青:劣っている

Core i5-12400FCore i5-14400FRyzen 7 5700X
発売日2022年1月2024年1月2022年4月
世代第12第14Zen 3
Pコア数668
Eコア数なし4なし
定格クロック2.5GHz2.5GHz3.4GHz
ブーストクロック4.4GHz4.7GHz4.6GHz
対応メモリDDR4
DDR5
DDR4
DDR5
DDR4
L3キャッシュ18MB20MB32MB
熱設計電力65W65W65W
最大電力117W148W88W
参考価格
2025年2月調査
17,680円24,780円25,200円
CPU末尾の「F」とは?

Core i5-12400Fは2024年に発覚したインテル第13/14世代の不具合をきっかけに再注目されたCPUです。

Eコア(高効率コア)が無いだけで、基本仕様は第14世代のCore i5-14400Fから大きく変わってません。

Eコアはたくさんのアプリを同時に動かすマルチコア処理などに貢献しますが、ゲームだとほとんど役に立ってないので、コスパを狙ったCPU選びならCore i5-12400Fでも十分な性能です。

ゲームやネット閲覧・動画視聴といった普段使いだと、ほとんどの人はCore i5-14400Fとの違いを体感できないと思います。

Core i5-12400Fは圧倒的な価格の安さがメリット。それでいてCore i5-14400Fとほとんど変わらない性能なので、少しでも安くて性能にも妥協したくない人におすすめのCPUです。

BTOパソコンだと、価格が競合するRyzen 7 5700Xモデルの方が性能は良いのですが、マザーボードの規格がCore i5-12400Fを採用したPCよりも時代遅れで、ストレージの拡張性などが低いのが弱点となります。

Ryzen 7 5700Xのデメリットなどは関連記事を参考にしてください↓

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUはすべて当サイトで所有しているものを使い、電力設定をBTOパソコンと同じ「定格」にして計測しました。

グラフだけで判断するとCore i5-12400Fの性能は低く見えますが、CPUベンチマークのスコアとゲームや普段使いといった実運用では大きな差が出ます。

ここではCPU性能の大雑把な順番として、ふ~んと眺める程度でOKです。

また、この記事では比較していませんが、第13世代のCore i5-13400Fと第14世代のCore i5-14400Fはクロックが100MHz違うだけで、中身は同じものと思ってよいです。

Core i5-13400F/14400Fの比較が気になる人は、関連記事を参考にしてください。

検証用PCのスペック

スクロールできます
Core i5-12400F
Core i5-14400F
Ryzen 7 5700X
ケース長尾製作所
オープンフレーム
Cooler Master
CM690III
マザーボードASRock H670
PG Riptide
ASRock Phantom
Gaming 4
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
空冷
Scythe 虎徹 MarkⅡ
GPURTX 4060Ti
MSI VENTUS 2X 8G OC
メモリ32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
電源850W750W

一般的なBTOパソコンと同じ仕様で、めっちゃ高性能なパーツは使っていません。

メモリ容量は基本的に16GBあれば問題ないです。

電源容量はRTX 4060Tiの場合、550WあればOK。

テストPCは見た目が違うだけで、BTOパソコンと同じです!

ゲーム性能チェック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】FF14黄金のレガシー
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】ゼンレスゾーンゼロ
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】崩壊スターレイル
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】龍が如く8
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【重量級】Call of Duty Black Ops 6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

CPUの違いによるフレームレートの差に注目してください。

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX12最高+レイトレON
  • 【画質2】パフォーマンス
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

最高画質だとGPUの負荷が高くてCPUに仕事が回らず、どのCPUを使っても大きな差は出ません。

グラフィックの軽い「パフォーマンス設定」だと、GPUの負荷が下がってCPUパワーの差が出るようになり、8コアのRyzen 7 5700Xが飛び抜けたスコア。

CPUの価格差から見ても、ヘビーFPSゲーマーならRyzen 7 5700Xが良いでしょう。

カジュアルに遊ぶ人なら、どのCPUを選んでも問題ありません。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】FSR1.0
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで快適です。

Core i5-12400Fと新型のCore i5-14400Fとの差は誤差レベル。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【プリセット】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

ベンチマークの評価はフルHDとWQHDが「非常に快適」、4Kが「とても快適」でした。

フルHDでRyzen 7が飛び抜けたスコアですけど、どのCPUを使っても十分なスピードが出ているので、体感で違いが分かる人は少ないと思います。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測

どのCPUと組み合わせても、フルHD/WQHDで上限の60fpsに張り付きプレイができます。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

設定
  • 【画質】高

適合トレーニングで戦闘時の平均フレームレート

同じ戦闘パターンを再現するため、アンビーの打撃技のみで20秒間の平均フレームレートを計測しました。

フルHDでCPUパワーの差が出ますが、このゲームは60fpsも出ていれば十分に快適で、4Kまで普通に遊べます。

CPUの価格からすると、Core i5-12400Fがコスパ良いです。

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート

すっごくきれいなグラフィックスですけど、4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイが可能です。

こちらもCPUの価格から評価すると、Core i5-12400Fがコスパに優れています。

【中量級】崩壊スターレイル

設定
  • 【画質】最高

移動・戦闘など全てのシーンのフレームレート

こちらも上限が60fpsのゲームです。

4Kまで文句なしの性能!

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

60fps以上あれば快適に遊べるゲームです。

フルHDとWQHDでCore i5-14400FとRyzen 7 5700Xが飛び抜けてますけど、実際のプレイ感はどのCPUを使っても体感できる差はありません。

とはいえ、総合的にはRyzen 7 5700Xが良いです。

4KはGPUの負荷が高すぎてCPUに仕事が回らず誤差レベルになります。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

アナコンダショッピングセンター内をOKAサーファーで走行中の平均フレームレート

コマンド選択型RPGなので、60fps以上出ていれば快適に遊べるゲームです。

CPU違いによるフレームレートは誤差レベルでした。

発売予定の「龍が如く8 外伝 Pirates in Hawaii」の要求スペックも「ほぼ同じ」なので、安心して遊べます。

【中量級】アーマードコア 6

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: armored-core6-photo7_1024_20230831_054230.jpg
設定
  • 【画質1】最高
  • 【画質2】中
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

フレームレートの上限が120fpsのゲームで、WQHD/最高画質でもストーリーを楽しむ分には十分な性能です。

CPU違いによるフレームレートは誤差レベルに見えますが、微妙にRyzen 7 5700Xが強いと感じました。

ただ、実際のプレイ感はどのCPUを使っても変わりません。

【重量級】Call of Duty Black Ops 6

設定
  • 【画質】極限
  • 【アップスケーリング】DLSS
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

CPU違いによるフレームレートは誤差レベル。

競技性の高いFPSゲームで重要な最低フレームレートはRyzen 7が微妙に強いですけど、実際のプレイ感に差はありません。

こちらもCPUの価格から評価すると、Core i5-12400Fがベストです。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質1】最高/解像度スケール100%
  • 【画質2】最高/解像度スケール50%
  • 【適応品質】60FPS
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

超激重ゲームですけど、画質の調節しだいで4KまでOK。

「適応品質を60FPS」に設定すると、画質が動的に調節されて60fpsを下回らなくなります。

解像度スケールを50%にしてGPUの負荷を下げると、Ryzen 7 5700Xが頭一つ良いスコア。

ただ、こういったアクションアドベンチャーゲームは高画質で遊ぶ人が多いと思うので、あまり意味が無いかもしれません。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【プリセット】最高画質
  • 【画質1】レイトレーシングOFF
  • 【画質2】レイトレーシング最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、レイトレーシングOFFならWQHDまで60fpsで遊べます。

レイトレーシングを使うなら少し画質を落とせばフルHD/60fpsで遊べます。

どのCPUを使っても差は無いので、Core i5-12400Fがベストコスパです。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【DLSSモデル】トランスフォーマー
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

フルHDでCPUパワーの差が出ますが、普通に遊ぶ分にはどのCPUを使っても十分な速度です。

Core i5-12400Fのゲームパフォーマンスまとめ

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

パフォーマンスは総合的にRyzen 7 5700Xがベスト。CPUは絶対にインテルじゃないとダメ!って人でなければ、迷わずRyzen 7 5700Xを選んだ方が良いでしょう。

ただ、ゲームによってはほとんど差が出ないので、ヘビーFPSゲーマーでなければCore i5-12400Fがベストコスパです。

Core i5-12400FとCore i5-14400Fを比較すると、CPUの価格差に見合った違いはなく、ほとんどの人はCore i5-12400Fで十分なのでは?と思いました。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

ただ、イマイチ何をしているのかイメージが沸かないと思うので、動画・写真編集といった一般的な作業のパフォーマンスで比較しました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 4060Tiを使ったエンコードはCPU 30~50%、GPU 95%くらいの配分で動作してました。

GPUヘビーな処理です。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります
フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Media Encoder v.25.1
Core i5-12400F+RTX 4060Ti
1分33秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
1分32秒
Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti
1分27秒

フルHDエンコードは負荷が軽いので、速攻で処理が終わります。

Ryzen 7 5700Xがベストですけど、どのCPUを使っても快適です。

注目点としては、Core i5-12400FとCore i5-14400Fの処理時間があまり変わらないこと。Core i5は第12世代からほとんど進化してません。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Media Encoder v.25.1
Core i5-12400F+RTX 4060Ti
6分46秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
6分44秒
Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti
6分43秒

どのCPUを使っても大きな差は無いです。

ただ、そもそもRTX 4060/RTX 4060TiクラスのGPUは4K映像の編集が得意ではありません。10分の実時間よりは速く処理できるのですが、遅いと思います。

がっつり映像編集したい人はRTX 4070以上のグラボにした方が時間効率が良いでしょう。

AIノイズ除去(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ10枚を一括ノイズ除去した処理時間です。

AIノイズ除去
適用量:50
Core i5-12400F+RTX 4060Ti
1分44秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
1分42秒
Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti
1分38秒

AIノイズ除去はCPU 10~20%、GPU 95%くらいのパワー配分で動作。

こちらもGPUヘビーな処理です。

こちらもRyzen 7 5700Xがベスト。Core i5-12400Fは新型のCore i5-14400Fと大きな差はありません。

RAW現像(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ100枚をL判サイズに現像したときの処理時間です。

RAW現像 100枚
2400万画素→L判サイズ
Core i5-12400F+RTX 4060Ti
41.31秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
38.01秒
Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti
35.35秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整1500 x 1050
解像度300px/インチ

RAW現像はCPU 60~90%、GPU 25%くらいの配分で動作。

こちらはCPUヘビーな処理で、こちらもRyzen 7 5700Xが最速。

もっと複雑な処理をさせたら、さらに大きな差が出るでしょう。

Core i5-12400Fのクリエイティブ性能まとめ

クリエイティブ系アプリはゲームよりもCPUパワーを使うので、さすがに8コアのRyzen 7 5700Xがベスト。

Core i5-12400FとCore i5-14400Fの差はわずかです。

他にもクリエイティブ系のアプリはたくさんあるけど、Core i5-12400FがCore i5-14400Fに大きく負けることは無いと思われます。

総合的にRyzen 7 5700Xが良いのですが、ゲーム中心でたまに映像編集もするって人だと、どのCPUを使っても問題ない性能です。

ゲーム実況配信

オーバーウォッチ2をOBS StudioとVTube Studio使ってTwitchにライブ配信・録画・アバター合成テストをしました。

OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

↑同一リプレイファイルの同じシーンで計測した平均フレームレートです。

CPUによって多少の差は出るけど、フルHD解像度で「まずは始めてみたい」という人なら、どの構成でもゲームプレイに支障が出ることはありません。

視聴者の再生環境を考えると、WQHDや4Kといった高解像度な配信の需要は少なく、特別な理由がない限りフルHD配信がベストと思われます。(スマホの小っさい画面で視聴する人は多い)

注意点として、WQHDや4Kのゲーム画面を配信するにはそれなりのスペックが必要です。

そこまで本格的にやるなら、ゲーム用と配信・録画用でPCを分けて負荷を分散させる「2PC配信」にすれば問題ありません。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 4060Tiを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD
エンコード
フルHD
動画視聴
Hulu
アイドリング
12400F235-240W130-135W65-70W60-65W
14400F240-260W180-195W65-70W60-65W
5700X250-260W175-185W70-75W60-65W

旧世代のCore i5-12400Fがベストです。

とはいえ、ゲーム時の消費電力はどのCPUを使っても大きな差はありません。

どの構成でもRTX 4060Tiと組み合わせる場合、300Wを大きく下回る消費電力なのがポイントです。

計測環境はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

マザーボードの違い

BTOパソコンでCore i5-12400F/14400FとRyzen 7 5700Xで使われるマザーボードの違いについて、ざっくりチェックします。

結論を言ってしまうと、インテルCPUの方が拡張性が高くておすすめです。

Core i-14000/12000シリーズ(B760)

Core i5-12400F、Core i5-14400Fで使うミドルクラスなマザーボードはB760チップセットが主流です。

ASRock B760 PRO RS(レビュー

Core i5-12400FとCore i5-14400Fは共通のマザーボードが使えます。

マニアックな手順は必要ですが、とりあえず安いCore i5-12400Fを選んでおいて、後からCore i5-14400Fなどの新世代CPUへ乗り換えることが可能。

また、製品によって差はあるものの、基本的にNVMe SSDを取り付けるM.2スロットの性能がインテルCPUの方が良いです。

最新の高速NVMe SSDをたくさん使えるので、総合的に長く現役で使えるのがメリットです。

Ryzen 7 5700X(B550)

Ryzen 7 5700XなどZen 3世代のミドルクラスマザーボードは、B550チップセットが主流です。

ASRock B550 Phantom Gaming 4

Zen 3世代のミドルクラスマザーボードはストレージの拡張性が低いです。その代わり安いのがメリット。

メインのM.2スロットは高速なGen 4×4ですが、増設スロットはGen 3×2な中高速タイプの製品がほとんどです。

とはいえ、Gen 3×2でもゲームのインストール先としては十分な速度なので、実用上は問題ありません。

また、マザーボードの規格が古いのでCPUのアップグレード選択肢が非常に少なく、将来性はインテルB760チップセットより低いので注意してください。

コスパ重視で、CPU交換といったマニアックなことはしない、最後まで使い切る予定の人なら問題ないです。

【まとめ】まだまだ使える高性能CPU

まとめると、こんな感じです。

RTX 4060Tiまとめ

  • フルHDでぶっちぎりのパフォーマンス
  • WQHDでも使える性能
  • 4Kは画質を調節すればOK
  • フレーム生成対応ゲームは超快適
  • 4Kのクリエイティブ性能が低い

Core i5-12400Fまとめ

  • 高性能で安い
  • ほぼCore i5-14400Fと同じパフォーマンス
  • 拡張性はCore i5-14400Fと同じ
  • 処理能力はRyzen 7 5700Xに負ける

RTX 4060Tiについては、フルHDモニターに繋げる予定の人にベストな性能

カジュアルにゲームを楽しむ人なら、WQHDモニターで使っても問題ないです。

4Kゲームは苦手ですけど、最高画質にこだわりがなければ普通に遊べます。

Core i5-12400Fについてはまだまだ現役で使える性能です。

BTOパソコンだとCore i5-14400Fモデルより1~2万円ほど安くてお得。

処理能力ではRyzen 7 5700Xに負けるものの、拡張性はまだまだ一線級なのもメリットです。

少しでも安く、かつ性能にも妥協したくない人にとって良い選択となるでしょう。

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高負荷時も動作音はすごく静か。LEDライティング機能のないシンプルなグラボです。

他のGPU組み合わせはこちら

RTX 4060Ti搭載のゲーミングPCはこちら↓

Core i5-12400FとRTX 4060TiのゲーミングPC

ここまでの解説を踏まえて、おすすめのPCをご紹介します。

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検索してサクっとお宝PCを見つけよう!

ドスパラ Magnate MV-Ti

CPUCore i5-12400
GPURTX 4060Ti
8GB
CPUクーラー
解説
空冷
トップフロー式
メモリ
解説
16GB
DDR5-4800
ストレージ
解説
500GB
Gen 3 NVMe
M.2スロット数
解説
1個(空き0)
Gen 3×4 – 1(0)
マザーボード
解説
H610チップセット
microATX
高さ x 幅 x 奥行
解説
350 x 160 x 324
ミニタワー
電源
解説
650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
サポート
価格148,980
ポイント
  • 高性能CPU
  • キーボード・マウス付属
  • 安心ブランド
  • 納期が早い
  • 見た目がビジネスPC
  • ストレージ容量が少ない
初代PS5よりもコンパクト

ドスパラ一般向けPCブランド「Magnateシリーズ」のRTX 4060Tiモデルです。

地味な見た目ですけど、処理能力が高くてコスパの良い第12世代Core i5、DDR 5メモリなど中身はバリバリの高性能ゲーミングPCです。

ストレージ容量が500GBと少ないので、たくさんのゲームをインストールしたい人は注文時にカスタムした方が良いでしょう。

ドスパラのPCはブランド力の高さから価格は少し高めですけど、本機はかなりお買い得!

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更新:2025年3月14日

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109980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ11111111
119980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ111111111
127980円RTX 4060Core i5 1240016GB500GBドスパラ1111111
129800円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBマウス111111111
129800円RTX 4060Core i5 12400F16GB500GBPC工房1111111
139800円Ryzen Z1 ExRyzen Z1 Ex24GB1TBASUS11111111
139980円RTX 4060Core i5 12400F16GB1TBドスパラ111111111
146800円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB500GBMDL.make11111
148980円RTX 4060TiCore i5 1240016GB500GBドスパラ11111111
149800円RTX 4060Core i7 14700F16GB1TB日本HP111111
154980円RTX 4060Core i5 14400F16GB1TBドスパラ11111111
159980円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111111
164980円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ1111111
180610円RTX 4060Core i5 14400F16GB1TBサイコム11111111
189979円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ11111111111
189980円RTX 4060TiRyzen 5 7500F16GB500GBドスパラ111111111
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209980円RTX 5070Core i5 12400F16GB500GBドスパラ111111111
229980円RTX 5070Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
239800円RTX 5070Ryzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
239980円RTX 5070Core i5 14400F16GB500GBドスパラ11111111
239980円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111
265879円RTX 4060TiCore i7 14700F32GB1TBドスパラ11111111
274800円RTX 5070Core i7 14700F32GB1TBフロンティア11111111
289980円RTX 5070Ryzen 7 770032GB1TBドスパラ1111111111
299800円RTX 5070Ryzen 7 9700X32GB1TBツクモ111111111
299800円RTX 5070Core Ultra 7 265F32GB2TBフロンティア11111111
309800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111111
314800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBPC工房1111111
329800円RTX 5070TiCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111111
329980円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ1111111111
330880円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBドスパラ1111111
333871円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TB日本HP1111111111
344800円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D16GB1TBPC工房1111111
344800円RTX 5070TiCore Ultra 7 265F32GB2TBフロンティア11111111
354800円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D16GB1TBPC工房1111111
354800円RX 9070XTRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア11111111
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365800円RTX 5070TiRyzen 7 9700X32GB1TBツクモ11111111
369800円RX 9070Ryzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア11111111
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386800円RX 9070XTRyzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア11111111
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409979円RTX 5070TiCore i7 14700F16GB1TBドスパラ1111111
424800円RTX 5070TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBツクモ111111111
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469800円RTX 5070TiRyzen 7 9700X32GB2TBマウス111111111
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479800円RTX 5080Ryzen 7 7800X3D32GB1TBPC工房111111
479800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TBツクモ11111111
479800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TB x 2フロンティア1111111
479980円RTX 5080Ryzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111111
499800円RTX 5070TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBマウス111111111
499800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア11111111
549800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TBPC工房111111
549980円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ11111111
569800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB2TBマウス111111111

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10〜15万円RTX 4060
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