Core i7-14700KとRTX 4080のゲーム性能とベンチマーク|i7-13700Kと比較レビュー

このページには広告が含まれています

BTOゲーミングPCによくある以下の構成で、「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「消費電力」を検証しました。

  • Core i7-14700K+RTX 4080(水冷)
  • Core i7-13700K+RTX 4080(水冷)
  • Core i7-14700F+RTX 4080(空冷)

CPUの違いによるパフォーマンスの差も分かります。

ゲーミングPCの購入や、自作PCの構成を検討している人は参考にしてください。

他のCPU組み合わせはコチラ

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

目次

CPU性能と特徴をざっくりチェック

スクロールできます
Core i7-14700K/KFCore i7-13700K/KFCore i7-14700/F
ソケットLGA1700LGA1700LGA1700
Pコア数888
Eコア数12812
スレッド数282428
オーバークロックX
ベースクロック3.4GHz3.4GHz2.1GHz
ブーストクロック5.6GHz5.4GHz5.4GHz
L3キャッシュ33MB30MB33MB
PBP125W125W65W
MTP253W253W219W
APO※注※注
推奨CPUクーラー
(筆者基準)
水冷水冷空冷
参考価格
Fモデル
4月調査
61,000円前後60,000円前後58,000円前後
CPU末尾の「F」とは?

【※注】APO機能は第12世代、第13世代もアップデートで使用可能になる予定(対応CPUは不明)

Core i7-14700Kはi7-13700KからEコア数、キャッシュメモリ、動作クロックが微増したマイナーアップデートモデルです。

ゲームパフォーマンスを向上させるAPO機能(Application Performance Optimization)が追加されたのがポイント。

ただし、APOは「初期設定が難しい」「ゲーム側の対応が必要」といったハードルがあり、それほど強みとは言えません。

また、CPUの型番にKが付くモデルは「消費電力が高くて発熱がすごい」という弱点があるので、基本的に水冷システムを推奨。

確かにパワーは出ているもののデメリットの方が強すぎて、あまりおすすめできるCPUではないです。

Intel 第13、第14世代のCPUに不具合が発生しているので、最新情報をチェックしておくことをおすすめします。

CPU名の最後にあるF(例:Core i7-14700KF)は内蔵GPU機能があるかどうかです。

ゲーミングPCの場合はグラボを積んでいるので、実用上は14700KFと14700Kに違いはありません。

より詳しい解説は、関連記事を参考にしてください。

CPUの総合性能を計測するPassmarkのスコアです。

各CPUは実機を使い、電力設定を「定格」にして計測しました。(※BTOパソコンと同じ設定)

「オーバークロック」や「電力制限解除」するとスコアは大きく変動します。

グラフだけで判断すると、Core i7-14700K/KFが飛び抜けた性能。

Core i7/Ryzen 7といった「7グレード最高峰」のCPUとなります。

ただ、実際に使ってみると「Core i7-14700Kとi7-13700K」に体感できるほどの差はありません。

コスパ重視ならCore i7-13700Kで十分な性能。特にBTOパソコンは値下げされてお得感が増すでしょう。

価格差は時間が経つほど少なくなるので、予算があるなら総合的に最新のCore i7-14700Kが良いという感じです。

※上位のCore i9/Ryzen 9は時間効率が重要な「仕事」をする人におすすめ。個人の趣味レベルならCore i7/Ryzen 7までで十分です。

APOの注意点

ゲームパフォーマンスを向上させるAPO機能を使うには、以下の手順が必要です。

  • マザーボードのDTT(Intel Dynamic Tuning Technology)を有効化
  • DTTドライバーをインストール(マザーボードメーカーが提供)
  • インテルApplication Optimizationをインストール
  • APOに対応したゲームを用意する
    ∟2023年10月時点で2本しか存在しない

>>インテル公式資料

DTTの設定は、私が使っているマザーボード(ASRock B760 Pro RS)だとデフォルト値が無効になってました。

BTOパソコンで出荷時に有効になっているかは不明。(たぶん無効になっていると思われる)

※ドスパラのZA7C-R47T(14700KF+RTX 4070Tiモデル)を試用したところ、BIOSにDTT設定項目は存在しませんでした。(2023年11月時点)

執筆時では「マニア向け」「知ってる人しか使わない」機能で、これじゃ普及しないだろうな … というのが正直な感想です。

普及するにしても数年は要すると思われるため、APO機能を目当てにCore i7-14700Kを買うのはおすすめしません。

とはいえ、効果はそれなりにあるので、しばらく様子を見てプレイしているゲームがAPOに対応しているかチェックすることをおすすめします。

RTX 4080の性能をざっくりチェック

スクロールできます
GPUメモリ消費電力メモリ
バス幅
RTX 409024GB450W384bit
RTX 4080 SUPER16GB320W256bit
RTX 4080
RTX 4070Ti SUPER16GB285W256bit
RTX 4070Ti12GB285W192bit
RTX 3090Ti24GB450W384bit
RTX 4070 SUPER12GB220W192bit
RTX 308010GB320W320bit

RTX 4080 SUPERとRTX 4080の性能差は極めて少ないです。

3DMarkなど各種ベンチマークでは、前世代のハイエンドモデル「RTX 3090Ti」を余裕で超える性能でありながら消費電力が「RTX 3080」と同じなのが特徴です。

下位モデルのRTX 4070Ti SUPERもかなり高性能ですが、4Kだと多くのゲームが80fps前後なので、もっと突き抜けたパワーが欲しい人におすすめ。

最上位モデルのRTX 4090にはパワー負けするものの価格が高すぎるので、RTX 4080が現実的なハイエンドGPUとなるでしょう。

検証用PCのスペック

スクロールできます
Core i7-14700K
Core i7-13700K
Core i7-14700F
OSWindows 11 Home
ケースアユート/長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
長尾製作所
オープンフレーム
マザーボードASRock B760
Pro RS
レビュー
ASRock H670
PG Riptide
CPUクーラー水冷
NZXT KRAKEN 280
空冷
AINEX SE-224-XTS
GPURTX 4080
Palit GameRock OC
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
HIKSEMI FUTURE
レビュー
2TB Gen 4×4
CFD PG3NF2
電源850W850W

Core i7-14700K/13700Kは280mm簡易水冷、Core i7-14700Fはサイドフロー空冷で検証。

Core i7-14700KのAPOは無効

各CPUの電力設定は定格です。

  • i7-14700K PBP 125W/MTP 253W
  • i7-13700K PBP 125W/MTP 253W
  • i7-14700F PBP 65W/MTP 219W

ゲーム性能チェック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】スターフィールド
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

グラフの便利な使い方

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX12最高+レイトレON
  • 【画質2】DX11パフォーマンス
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

2024年2月測定(チェプター5)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

フルHDはGPUの負荷が軽いのでCPUが良く働きます。Core i7-14700K/13700Kが飛び抜けて良いフレームレートです。

ただ、グラフィックスに凝ったDX12モードだと、解像度が上がるにほどGPUの負荷が高くなって「i7-14700K/13700K」と「i7-14700F」の差が少なくなります。特にRTX 4080が得意な4Kのフレームレートに違いはありません。

競技向けの「パフォーマンス設定」でCore i7-14700Kが良いスコア

格下CPUであるCore i7-14700Fだと、CPUボトルネックが発生してフレームレートの伸びが悪く、RTX 4070Tiを採用した構成と大きく変わりません。

まとめると、安定して高フレームレートを維持したい人は「Core i7-14700Kが良い」です。

ただし、使用するモニターの性能まで考えると、どの構成でもプレイ感は変わらないと思います。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】デフォルト
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

2024年2月計測(v.2.8.1.1)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで十分すぎる速度です。

ガチなプレイヤーなら画質を下げると500fpsとか出ます。

GPU負荷の軽いフルHDでCPUパワーの差が出ますが、RTX 4080ならWQHD以上で遊ぶのがおすすめ。

WQHD以上の場合、CPUの価格差に見合った違いはありません。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

4Kで遊ぶならCPUの価格差に見合った違いはなく、Core i7-14700Fがコスパ良いです。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

2024年2月測定(v.0.1.4.1)

このゲームの高負荷なシーンは「戦闘中」や「フィールド内を探索中」ではなく、ある程度成長した「拠点内」だと思われます。

拠点で活動中に80fpsくらい出ていれば「戦闘」「移動」も快適に動作します。

検証時のバージョン(v.0.1.4.1)では、組み合わせるCPUによってフレームレートの伸びが大きく変わる珍しいゲームです。

同じグラボを使用しているとは思えないほど差が出ますが、どのCPUでも十分な速度なので違いを体感できる人は少ないでしょう。

Core i7-14700K/13700Kは150fps、Core i7-14700Fは125fpsくらいがCPUの限界値となり、ボトルネックが発生。

総合的にCore i7-14700K/13700Kが良いです。

【中量級】アーマードコア 6

設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

2024年1月測定(v.50)

DLSSに対応していないゲームですが、フルHD〜ウルトラワイド(UWQHD)まで上限の120fpsで動作。

RTX 4080だと4K以外はオーバースペックな感じです。

4Kでもほぼ120fpsに張り付けます。

特にウルトラワイドがすごい迫力なのでおすすめ。

CPUの違いによるフレームレートの差はありません。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年2月測定(v.1.7.0)

このゲームはちょっと変わってて、どんな高性能なGPUでも100fps前後がフレームレートの上限となるようです。

そして、CPUパワーの違いでフレームレートが少し変わります。

4KだとGPUの負荷が高すぎて、CPUの違いによるフレームレートの差はありません。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年2月測定(v.1.06)

CPUパワーがハッキリ出るゲームで、Core i7-14700K/13700Kが飛び抜けたスコア。

格下CPUのCore i7-14700Fだとボトルネックが発生してフルHD~UWQHDのフレームレートの伸びが悪く、RTX 4080の性能を引き出せてないです。(RTX 4070Ti SUPERのスコアと大きく変わらない)

RTX 4080の得意な4Kだと、GPUの負荷が高すぎてCPUの違いによるフレームレートの差はありません。

こちらもCore i7-14700Kと13700Kのパフォーマンスは同じです。

【重量級】スターフィールド

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

視界の広い「広い場所」と、視界の狭い「狭い場所」を走った平均フレームレート

2024年2月計測(v.1.8.88)

DLSS3 フレーム生成を使えば4Kまで快適です。

惑星・地上などの視界の開けた「広い場所」と、船内や洞窟みたいな「狭い場所」でフレームレートが大きく変わります。

計測時のバージョン(1.8.88)では、165fpsがフレームレートの上限になるようです。

CPUの違いによるフレームレートの差はほとんどありません。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【画質】画質
  • 【レイトレーシング】最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート(v.1.10.1)

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、多くのシーンで4K/最高設定でも60fpsに届きます。

巨大ボス戦や動きの激しいシーンだと瞬間的に60fpsを下回りますが、問題ない性能です。

エルデンリングを4K/最高設定で遊ぶならRTX 4080の一択だと思います。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年2月計測(v.2.1)

DLSS 3(フレーム生成)に対応しているゲームで、14700K/13700KがフルHDとWQHDで飛び抜けたフレームレート。

ただ、RTX 4080だとフルHDのパフォーマンスはどうでも良いかな … と思います。

ウルトラワイド以上になるとCPUの違いによるフレームレートの差は少ないです。

このゲームも14700Kと13700Kの違いは出ませんでした。

Core i7-14700Kのゲーム性能まとめ

共通点として、重量級ゲームの4KはGPUの負荷が高すぎてCPUパワーの差が出ません。

4Kは格下CPUのCore i7-14700Fとほとんど同じパフォーマンスになります。

4Kのフレームレートを上げたいなら、CPUではなくGPUのランクを上げた方が良いです。

(自作PCだと、あえて安くて省電力なCore i5を選ぶ人もいる

まとめると、当たり前ですがCore i7-14700Kがベストですけど、Core i7-13700Kから大きな進化がない点は注意してください。

クリエイティブ性能チェック

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

Premiere Pro

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4K→4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
i7-14700K+RTX 4080
4分02秒
i7-13700K+ RTX 4080
4分02秒
i7-14700F+RTX 4080
4分29秒
i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER
4分26秒

↑Core i7-14700K/13700Kの処理速度は変わりません。

Core i7-14700F+RTX 4080/4070Ti SUPERは誤差レベル。

フルHD→フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
i7-14700K+RTX 4080
1分11秒
i7-13700K+RTX 4080
1分11秒
i7-14700F+RTX 4080
1分22秒
i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER
1分24秒

総合すると、Core i7-14700Kと13700Kが飛び抜けて速いです。

ただ、14700Kと13700Kの違いはほとんどありません。

クリエイティブな作業をするなら14700K/13700Kを選んだほうが良いです。

RAW現像

Lightroom Classicを使って有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
i7-14700K+RTX 4080
13.55秒
i7-13700K+RTX 4080
13.97秒
i7-14700F+RTX 4080
17.21秒
i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER
17.98秒

こちらもCore i7-14700Kと13700Kの処理速度はほぼ同じ。

格下のCore i7-14700Fな構成よりもかなり速く、もっと複雑な処理をさせたら大きな差が出ると思われます。

書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
i7-14700K+RTX 4080
8.9秒
i7-13700K+RTX 4080
8.9秒
i7-14700F+RTX 4080
8.9秒
i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER(DDR4)
9.8秒
i7-13700+RTX 3060 12GB(DDR4)
28.1秒

6枚だとあっという間です。

次は49枚のテストです。(設定のBatch countを49に変更)

Stable Diffusion
(512 x 768)x 49枚
i7-14700K+RTX 4080
1分10秒
i7-13700K+RTX 4080
1分10秒
i7-14700F+RTX 4080
1分11秒
i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER(DDR4)
1分20秒

CPUの違いによる差はありませんでした。

AI画像生成はほとんどGPUパワーだけで処理するようです。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

生成解像度を2048 x 2048に上げれば15GBほど使用しますが、1枚生成するのに55秒もかかるので時間効率が悪いです。(設定によるかも)

中解像度で大量に生成ガチャして、お気に入りの1枚をアップスケールした方が良いでしょう。

プロフェッショナルな人でない限り、ビデオメモリは16GBも必要ないかな … という印象です。

消費電力チェック

各CPU+RTX 4070Tiを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
RTX 4080ゲームエンコード動画視聴
i7-14700K455~530W425~450W75~85W
i7-13700K450~515W420~435W80~85W
i7-14700F325~460W295~305W80~85W
RTX 4070Ti
SUPER
i7-14700F
320~405W205~215W70〜75W

Windowsは常にいろいろなタスクが動いているので「動画視聴」「アイドリング」みたいな低負荷時の消費電力は安定しません。誤差レベルと思ってください。

Core i7-14700K/13700Kのデメリットは「消費電力と発熱」です。

Core i7-14700Kのパフォーマンスはi7-13700Kと大きく変わらないので、悪い言い方をすると消費電力が上がっただけのCPUということになります。

強烈なパワーを得る代わりに消費電力が高くなるのが痛いです。

人によって評価は分かれそうですが、個人的には「ダメCPU」だと思います。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

ゲーム】サイバーパンク2077/フルHD〜4Kまでの最小値と最大値

【エンコード】Premiere Pro 2024で4K/10分/60fpsのソースをYoutubeプロファイルで書き出し

【動画視聴】Hulu

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

RTX 4080+Core i7-14700Kの構成まとめ

RTX 4080まとめ

  • WQHD/240Hzモニターと相性が良い
  • ウルトラワイドモニターと相性が良い
  • 4K/144Hzモニターの性能を使い切れる
  • 4K+レイトレONでも最高画質で100fps以上
  • DLSS 3対応ゲームなら無敵
  • フルHDだとオーバースペック

Core i7-14700Kまとめ

  • 飛び抜けた処理能力
  • クリエイティブ性能が高い
  • GPUの性能をしっかり引き出せる
  • 4Kのフレームレートは上がらない
  • 消費電力が高い
  • 冷却に気をつかう
  • Core i7-13700Kから進化が少なすぎ
  • 4Kのゲーム性能はCore i7-14700Fと同じ

Core i7-14700Kの一番の魅力はクラス最高峰の処理能力です。

ただ、正直な感想として、デメリットの方が強すぎておすすめできるCPUではありません。

高性能なCPUを選べば劇的にパフォーマンスが上がる時代はすでに終わっています。

基本は省電力版のCore i7-14700Fがおすすめで、さらにパフォーマンスを上げるならグラフィックボードを1ランク上にしたほうが良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

他のCPU組み合わせはコチラ

使用したグラフィックボードはこちら↓

RTX 4080+Core i7のBTOゲーミングPC

セール品を狙うとお得です。

ツクモ G-GEAR GE7J-L242

CPUCore i7-14700KF
20コア28スレッド
GPURTX 4080 SUPER
CPUクーラー
解説
空冷
サイドフロー式
メモリ
解説
32GB
DDR5-4800
ストレージ
解説
1TB
Gen 4 NVMe
M.2スロット数
解説
3個(空き2)
Gen 4×4 – 2(1)
Gen 4×2 -1(1)
マザーボード
解説
B760チップセット
ATX
ASRock B760 Pro RS
高さ x 幅 x 奥行
解説
460 x 230 x 445
ミドルタワー
電源
解説
850W
80PLUS GOLD
ネットワーク有線:2.5Gbps
無線:なし
サポート
価格383,800
ポイント
  • 高品質
  • 最上級のケース
  • カスタム性が高い
  • メンテナンス性が高い
  • シンプルなデザイン
  • 見た目が派手なPCが好きな人
ASRock B760 Pro RS DDR5(レビュー

ツクモのCore i7-14700KF+RTX 4080 SUPERな最新モデルです。

デザイン、エアフロー、拡張性、メンテナンス性を究極に高めた新型ケースを採用。

水冷クーラーは280mmと360mmの大型サイズまで取り付けできる一生モノのケースです。

最新規格(ATX3.0)に対応した電源ユニット、Gen4対応の爆速ストレージ、手の届く位置にUSB Type-Cポートがあるなど、時代に合わせた最新の構成と使い勝手が特徴の一台。

注文時のカスタム性がかなり高く、CPU/CPUクーラー/グラフィックボードなど、予算に合わせてアップグレード・ダウングレードが自由自在。

CPUクーラーはサイドフロー空冷ですが、デフォルトのCPU設定なら水冷にカスタムしなくても問題ありません。

ツクモのPCは使用されるパーツ名がある程度公開されているので、購入前後にカスタム計画を立てやすいのがポイント!

\極上のパーツ構成/

こだわり派におすすめ!

ドスパラ ガレリア XA7C-R48S

CPUCore i7-14700F
20コア28スレッド
GPURTX 4080 SUPER
CPUクーラー
解説
空冷
サイドフロー式
メモリ
解説
32GB
DDR5-4800
ストレージ
解説
1TB
Gen 4 NVMe
M.2スロット数
解説
2個(空き1)
Gen 4×4 – 2(1)
マザーボード
解説
B760チップセット
ATX
高さ x 幅 x 奥行
解説
480 x 220 x 440
ミドルタワー
電源
解説
850W
80PLUS GOLD
ネットワーク有線:2.5Gbps
無線:なし
サポート
価格385,980
ポイント
  • 安心ブランド
  • 納期が早い
  • クリエイティブ性能が少し弱い

ドスパラのCore i7-14700F+RTX 4080 SUPERなコスパ重視モデルです。

マザーボードはコスパ重視のB760チップセットで、NVMe SSDは3台まで増設可能。

総合パフォーマンスは上位のCore i7-14700Kモデルより劣るものの、一般的なゲーマーなら十分な性能です。

36回払いまで分割手数料0円キャンペーン中!

翌日出荷!すぐに遊べる!

はじめてゲーミングPCを買うならドスパラ!

パソコン工房 LEVEL-R779

CPUCore i7-14700KF
20コア28スレッド
GPURTX 4080 SUPER
CPUクーラー
解説
水冷
360mm
メモリ
解説
16GB
DDR5-4800
ストレージ
解説
1TB
Gen 4 NVMe
M.2スロット数
解説
2個(空き1)
Gen 4×4 – 2(1)
マザーボード
解説
Z790チップセット
ATX
MSI Z790-S01
高さ x 幅 x 奥行
解説
465 x 220 x 493
ミドルタワー
電源
解説
1000W
80PLUS PLATINUM
ネットワーク有線:2.5Gbps
無線:なし
サポート
価格394,700
ポイント
  • ハイパフォーマンス
  • 360mm水冷クーラー
  • 爆速ストレージ
  • 最上級な電源ユニット
  • クリエイティブ作業に強い

Core i7-14700KF+RTX 4080 SUPERを採用したハイパフォーマンスモデルで、ゲームだけでなくクリエイティブな作業も強い構成です。

CPUクーラーは最上級な360mmタイプを採用し、発熱しやすいCore i7-14700KFを効率的に冷却。

マザーボードは最上級なZ790チップセット、Gen 4対応の爆速ストレージ、80PLUS PLATINUM電源を標準搭載。

全体のパーツ構成がかなり良い一台です。

パソコン工房は「延長保証」や「24時間サポート」など手厚いサービスが魅力!

極上のパーツ構成!

その他のRTX 4080 SUPER搭載PCはこちら↓

PCパーツ・自作PCの基礎知識

パーツ別の基礎知識
工具メモリ
グラフィックボードストレージ
CPUケース
CPUクーラーケースファン
マザーボード電源

おすすめゲーミングPC検索

更新:2024年10月9日

のお宝PCがあります
価格GPUCPUメモリストレージメーカーおすすめフルHDWQHD4K光る光らない標準中型小型Wi-FiM.2納期レビュー
109980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ11111
133980円RTX 4060Core i5 14400F16GB500GBドスパラ11111
134800円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBマウス11111
139800円Ryzen Z1
Extreme
Ryzen Z1
Extreme
24GB1TBASUS111111
154800円RTX 4060Core i7 14700F16GB1TB日本HP11111
164800円RTX 4060Ryzen 5 7500F16GB1TBマウス11111
164800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
169800円RTX 4060TiCore i7 14700F16GB1TB日本HP111111
169800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
177800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア11111
179800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
179980円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ11111111
189800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBストーム111111
209800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
224800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
234800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
243880円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBドスパラ11111111
245980円RTX 4070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
248683円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
249800円RTX 4070SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
249980円RTX 4070SPRyzen 7 770016GB1TBドスパラ11111
254800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
258800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
268800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
269800円RTX 4070SPRyzen 7 770032GB1TBマウス111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111
269980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBドスパラ11111
269980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111
274800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
274800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
275800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
275980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス111111
279980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
294980円RTX 4070SPRyzen 7 9700X32GB1TBドスパラ111111
299800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
302800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TBフロンティア11111
304800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
312800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
324800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBPC工房11111
329980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
359980円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
412950円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBサイコム1111
427800円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111

条件を変えてください

価格から選ぶグラボから選ぶ
10〜15万円RTX 4060
15〜20万円RTX 4060Ti
20〜25万円RTX 4070 SUPER
25万円〜RTX 4070Ti SUPER
RTX 4080 SUPER
よかったらシェアしてね!
目次