RTX 5060Tiは16GBと8GBのどっちがいい?実機でベンチマーク比較

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GeForce RTX 5060 TiのVRAM 8GBと16GB、RTX 5070(12GB)を使ってゲームのベンチマークをしてみました。

最初に結論を言ってしまうと、RTX 5060Tiシリーズは以下のように選ぶのがおすすめです。

RTX 5060Ti
VRAM容量
使い方など
8GBモデル・基本的に買わない
・または在庫がある限り旧世代のRTX 4060
・またはRadeon/インテルArcなどVRAM 10GB以上のグラボ

以下、どうしてもRTX 5060Ti 8GBしか選択肢が無い場合

・フルHDモニターで遊ぶ人
・画質を落としてフレームレートを稼ぐ人
・FPSゲーマー
16GBモデル・フルHD/WQHDモニターで遊ぶ人
・画質にこだわりたい人
・いろいろなジャンルのゲームを遊びたい人

実際に使い比べてみたところ、VRAM 8GBだとモンハンワイルズみたいな重たいゲームはかなり画質を落とす必要があって、とても新世代グラボとは思えないほど「ショボい映像」になります。

高画質で遊びたい人にとって、VRAM 8GBの時代は終わった … って感じ。

じゃあVRAM 16GBモデルの一択でしょ!って言いたいところだけど、価格が高い(泣)

どっちも微妙だなぁ~」というのが正直な感想です。

VRAMはPCのメモリみたいにあとから増設できません。足りないと思った時はすでに手遅れ。グラボを買い換えることになります。

どっちが良いか迷っている人は、この先をしっかり読んでよ~く検討してください。

目次

RTX5060Tiのスペック比較

スクロールできます
RTX 5070RTX 5060Ti
16GB
RTX 5060Ti
8GB
RTX 5060RTX 4060TiRTX 4060
推奨解像度WQHDフルHD
シェーダー数61444608384043523072
VRAM12GB16GB8GB16GB/8GB8GB
メモリタイプGDDR7GDDR6
バス幅192bit128bit
帯域幅672GB/s448GB/s288GB/s272GB/s
参考価格108,800円~81,980円~69,800円~55,800円~69,800円~
(8GB)
52,800円~
RTX 5060Tiの16GBと8GBはVRAM容量だけ違う

RTX 5070はメモリ性能が一番良い。VRAMは12GBだけど、WQHDまでならどんなゲームも最高設定で遊べる。4Kはモンハンワイルズなどごく一部のゲームだけ画質の調整が必要。マルチフレーム対応ゲームなら4Kまで楽勝。

RTX 5060Ti 16GBは4Kまでどんなゲームでも最高設定でOKだけど、そこそこの性能なのでWQHDまでが実用的な解像度。マルチフレーム対応ゲームなら4KまでOK。

RTX 5060Ti 8GBはフルHDでも重量級ゲームだと画質の調節が必要。満足度の低いイマイチな製品。

RTX 5060(5月発売)は旧モデルのRTX 4060からシェーダー数の上がり具合がRTX 4060Ti→RTX 5060Tiの進化よりも優れているだけでなく、メモリ性能もRTX 5060Tiと同じなのでかなりパワーアップしていると思われる。

フルHDで遊ぶ人や、対戦FPSゲームが好きな人で画質を落としてフレームレートを稼ぐタイプならRTX 5060Ti 8GBよりRTX 5060の方がコスパ良いのでは?と思ってますが、VRAMは8GBなのでめっちゃオススメってわけでも無いです。

検証用PCのスペック

ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードASUS TUF GAMING
B850M-WIFI
レビュー
CPURyzen 7 7700
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
メモリ32GB
DDR5-4800
ストレージ2TB Gen 4×4
電源850W
RTX 5070ZOTAC RTX 5070
SOLID OC
RTX 5060Ti 16GBPalit RTX 5060Ti
INFINITY 3 16GB
RTX 5060Ti 8GBPalit RTX 5060Ti
Dual 8GB
RTX 5060発売後に追記

使用するCPU選びは迷ったけど、Ryzen 7 7700にしました。

Ryzen 7 9800X3Dや7800X3Dを使ったレビューを見かけますが、ミドルクラスPCには高性能すぎて価格も高く、ちょっと現実的ではないなぁ … と思ったのでヤメました。

Ryzen 7 7700はRTX 5060Tiの性能を十分に引き出せる性能を持っていて、BTOパソコンも高すぎない価格でバランスが良いです。

インテルCPUだとCore i7-14700Fとほぼ同じパフォーマンスなので参考になると思います。

もしかしたら後日、違うCPUの計測結果と差し替えるかもしれません。

最強CPUランキング

BTOパソコン向けのランキングです。

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツだよ!

予算にあわせてしっかり選ぼう!

更新:2025年5月15日

【1位】Ryzen 7 7800X3D

ハイスペックゲーミングPC用のCPU。

新世代のRyzen 7 9800X3Dより総合性能は劣るものの、ゲーム時のパフォーマンスはトップクラス。

7800X3Dの方が消費電力が低くて価格が安いメリットあり。

もともとの性能が高いので、9800X3Dとの性能差を体感できる人は少ないと思われる。

特にフルHDとWQHDのパフォーマンスが飛び抜けて良い。

コスパ良く最強ゲームマシンが欲しい人におすすめ。

【相性が良いGPU】すべて

>Ryzen 7 7800X3Dの実機ベンチマーク

【2位】Ryzen 7 9800X3D

ハイスペックゲーミングPC用のCPU。

2024年11月15日に発売されたゲーミングCPUの新王者。

ゲーム時のパフォーマンスが究極に素晴らしいだけでなく、クリエイティブ系の処理も強い。

CPU選びに悩むことが無くなる「アガリ」の一品。

超人気CPUのため価格が高いのがデメリット。

【相性が良いGPU】すべて

>Ryzen 7 9800X3Dの実機ベンチマーク

【3位】Ryzen 7 7700

ミドル〜ハイスペックPC用のCPU。

ゲーム時のパフォーマンスはCore i7-14700Fと同等。

Core i7よりもクリエイティブパフォーマンスが高くて消費電力が低い。

体感上のパフォーマンスは世代の新しいRyzen 7 9700Xとほとんど変わらない。

PCの価格もRyzen 7 9700Xより安く、バランス良くまとまった高性能CPU。

取り扱っているショップが少ないのがデメリット。

【相性が良いGPU】RTX 5060~RTX 5070、Radeon RX 9060 XT~RX 9070 XT

>Ryzen 7 7700の実機ベンチマーク

【4位】Core Ultra 5 225F

ミドルスペックPC用のCPU。

旧世代のCore i5-14400Fより消費電力が低くて基本性能が高く、ゲームによっては価格の高いCore i7に迫るパフォーマンス。

動画編集などのクリエイティブ性能はCore i7-14700Fを超えることもあって、なかなか良いCPU。

デメリットはPCの価格が少し高いことだけど、性能は良いので長く現役で使うつもりならミドルクラスNo.1

【相性が良いGPU】RTX 5060、RTX 5060 Ti、Radeon RX 9060 XT

>Core Ultra 5 225Fの実機ベンチマーク

【5位】Core Ultra 7 265F/KF

インテル最新世代のCPU。

265KFは出力が高くてオーバークロックに対応したフルスペック版でハイスペックPC用。

265Fは265KFの出力を落としてオーバークロック非対応にしたミドル~ハイスペックPC用。

Core i7-14700シリーズからクリエイティブ系の処理能力は大きく上がったが、ゲーム時のパフォーマンスはあまり変わらずRyzen 7 9700Xよりも低い性能。

人気が無いから価格が安いのが最大の特徴で、Ryzenより性能は低いけど普通に遊べる。

できるだけ安くハイスペックPCが欲しい人におすすめ。

【相性が良いGPU】すべて

>Core Ultra 7 265KFの実機ベンチマーク

>Core Ultra 7 265Fの実機ベンチマーク

【6位】Ryzen 7 5700X

ミドルスペックPC用のCPU。

8コア16スレッドで動作するZen3世代のハイクラスCPU。総合パフォーマンスはライバルのCore i7より少し劣るものの、PCの価格は2〜3万円ほど安くてコスパが素晴らしく良い。

世代の古いCPUのためマザーボードの規格も少し古く、ストレージ(NVMe SSD)の拡張性が弱いのがデメリット。

【相性が良いGPU】RTX 5060~RTX 5070、Radeon RX 9060 XT

>Ryzen 7 5700Xの実機ベンチマーク

【7位】Core i7-14700F

ミドル〜ハイスペックPC用のCPU。

第12世代のCore i7-12700のマイナーアップデート版で、高効率コアとキャッシュメモリなどが強化。

不具合発覚で圧倒的不人気なCPUになってしまったが、性能はそこそこ良い。(飛び抜けて良くはない)

人気が無くて売れないからと思われるが、BTOパソコンはショップによって投げ売り状態になっている。

新品BTOパソコンは修正パッチを適用して出荷しているので、これから不具合に遭遇する心配は無い。

がっつり対戦FPSゲームをやり込む人、趣味のクリエイティブ作業をしたい人におすすめ。

【相性が良いGPU】RTX 5060~RTX 5070、Radeon RX 9060 XT、RX 9070

>Core i7-14700Fの実機ベンチマーク

【8位】Ryzen 7 9700X

ハイスペックPC用でゲーム、クリエイティブ作業など何でもこなせるバランス型だが、ゲーム時のパフォーマンスはRyzen 7 7800X3Dに負ける。

すごく高性能なCPUだけど、なるべくRyzen 7 9800X3Dか7800X3Dを選んだ方が良い。

総合パフォーマンスはライバルのCore i7-14700F/Core Ultra 7 265Fを大きく超えるので、インテルCPUに不安がある人におすすめ。

【相性が良いGPU】すべて

>Ryzen 7 9700Xの実機ベンチマーク

【9位】Core i5-14400F

ミドルスペックPC用のインテル第14世代CPU。

ゲームもクリエイティブ処理もそつなくこなせるバランス型

総合パフォーマンスはRyzen 7 5700Xに劣るものの、多くのBTOパソコンに採用される定番CPUなので、製品数が多くてPCの見た目や細かいスペックにこだわって選べるのが特徴。

マザーボードがRyzen 7 5700Xよりも世代が新しいので、ストレージの拡張性が高いのもポイント。

性能よりも、PCの見た目などにこだわりがある人におすすめ。

【相性が良いGPU】RTX 5060、RTX 5060 Ti、Radeon RX 9060 XT

>Core i5-14400Fの実機ベンチマーク

【10位】Core i5-12400F

ミドルスペックPC用のインテル第12世代CPU。

第13世代/14世代の不具合発覚後に再注目された高コスパモデル。

性能は新型のCore i5-14400Fと大きく変わらず、動作が安定していて価格が安い。

15万円以下のPCを探している人におすすめ。

【相性が良いGPU】RTX 5060、RTX 5060 Ti、Radeon RX 9060 XT

>Core i5-12400Fの実機ベンチマーク

  • CPU末尾のFとかKって何?
  • ゲーミングPCのCPUの役割って?

と思った人は、関連記事をチェック↓

ゲーム性能チェック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽量級】勝利の女神 NIKKE
  • 【中量級】ゼンレスゾーンゼロ
  • 【中量級】FF14黄金のレガシー
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】パルワールド
  • 【重量級】Call of Duty Black Ops 6
  • 【重量級】モンスターハンター ワイルズ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】黒神話 悟空
  • 【重量級】STALKER 2
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077

各GPUの限界性能を見極めるため、あえて「最高画質」で計測しています。

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやCPUの違いなどでフレームレートは変わります。

【軽量級】勝利の女神 ニケ

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアシング】x 4

戦闘中の平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD2.96GB
WQHD3.1GB
4K3.51GB
ゲームの起動時間などで変動します

フレームレート上限が60fpsなゲームです。

軽いゲームだとGPUの違いによる体感差は無く、5月に発売予定のRTX 5060がベストコスパになるでしょう。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

設定
  • 【画質】高

適合トレーニングで戦闘時の平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD3.44GB
WQHD3.6GB
4K4.28GB
ゲームの起動時間などで変動します

同じ戦闘パターンを再現するため、アンビーの通常攻撃のみで20秒間の平均フレームレートを計測しました。

フルHDはCPU側の処理が限界に到達するのが早く、GPU違いによるフレームレートの差は少ないです。

どのGPUでも4K/120fpsくらいまで出るので、体感で違いが分かる人は少ないでしょう。

フルHDかWQHDモニターで遊ぶなら、RTX 5060がベストコスパになると思われます。

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【画質】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD4.57GB
WQHD4.98GB
4K6.33GB
ゲームの起動時間などで変動します

GPUパワーの差が大きく出ますが、フルHDかWQHDで遊ぶならRTX 5060Ti 8GBでも十分なパフォーマンスです。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測したBATTLE GROUNDの平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD4.57GB
WQHD4.98GB
4K6.33GB
ゲームの起動時間などで変動します

フルHDかWQHDモニターで遊ぶなら、RTX 5060Ti 8GBで十分です。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD5.74GB
WQHD6.01GB
4K6.93GB
ゲームの起動時間などで変動します

快適に遊ぶなら80fpsくらいが目安のゲームです。

RTX 5060Ti 8GBで十分だと思います。

【重量級】Call of Duty Black Ops 6

設定
  • 【画質】極限
  • 【DLSSフレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD13.93GB
WQHD14.67GB
4K14.9GB
ゲームの起動時間などで変動します

このゲームはVRAMがあればあるほど使用(確保)するようですが、実際のプレイ感はRTX 5060Ti 8GBモデルでも問題ありません。

4Kでミドル~ミドルハイクラスなGPUを使う人は少ないと思うので、カジュアルに遊ぶ人ならRTX 5060Ti 8GBで十分。最低フレームレートにこだわる人ならRTX 5070が良いでしょう。

【重量級】モンスターハンター ワイルズ

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSSフレーム生成】ON
  • 【レイトレーシング】高

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD13.43GB
WQHD13.92GB
4K14.71GB
ゲームの起動時間などで変動します

このゲームは「ウルトラ画質+レイトレーシング高」の最高設定だとVRAM 8GBではフルHDでも挙動がおかしくなります。

最高設定で4Kまでベンチマークが完走できたのはRTX 5060Ti 16GBモデルのみでした。

製品版(ver.1.010.01.00)で遊んでみたところ、RTX 5060Ti 8GBだとフルHDで画質を「中」にしてレイトレーシングをOFFにすれば遊べますが、新世代グラボを使っているとは思えないショボい映像です。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD5.58GB
WQHD6.29GB
4K7.77GB
ゲームの起動時間などで変動します

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

VRAM使用量は少なめ。スピンオフ作品の「ナイトレイン」も要求スペックは同じなので、フルHDとWQHDで遊ぶならRTX 5060Ti 8GBで十分だと思われます。

【重量級】黒神話 悟空

設定
  • 【画質】超高
  • 【サンプリング解像度】50
  • 【DLSSフレーム生成】ON
  • 【レイトレーシング】超高

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD7.9GB
WQHD8.3GB
4K9GB
ゲームの起動時間などで変動します

このゲームは解像度によってサンプリング値が自動的に変わってしまうので、すべての解像度で4K最高設定である「50」に固定して計測しました。

2025年4月にマルチフレーム対応にアップデートされたようですが、ベンチマークアプリは非対応なため、マルチフレームOFFでの計測結果です。(実際には最大2倍のフレームレートが出ると思われる)

RTX 5060Tiクラスのグラボを使ってこのゲームを4Kで遊ぶ人はいないと思いますが、VRAM 8GBだとフリーズします。

かなり重たいゲームですけど、マルチフレームを使えばRTX 5060Ti 8GBでもWQHDまで遊べるでしょう。

【重量級】STALKER 2

設定
  • 【画質】最高
  • 【アップスケール品質】パフォーマンス
  • 【DLSSフレーム生成】ON
  • 【マルチフレーム】x 4

町内の固定ルートをダッシュしたときの平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD8.58GB
WQHD9.14GB
4K9.93GB
ゲームの起動時間などで変動します

RTX 5000シリーズのマルチフレームに対応したゲームです。

残念ながら最高画質だとVRAM 8GBではフルHDでさえマトモに動きませんでした。

ただ、VRAM 8GBで遊べないわけではなく、画質を少し落とせば問題ありません。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散
  • 【DLSSフレーム生成】ON
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【マルチフレーム】x 4

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD11.87GB
WQHD12.07GB
4K12.16GB
ゲームの起動時間などで変動します

こちらもマルチフレーム対応ゲームです。

ゲーム内のベンチマークモードだとマルチフレームのフレームレートが正常に反映されないのですが、ツールを使ってチェックしたところしっかり2倍のフレームレートが出てたので、ベンチマークのスコアを2倍にしてグラフに落としました。

VRAMの使用量が高く、RTX 5060Ti 8GBと16GBでは大きな差が出ます。

8GBモデルなら画質をもっと落とす必要があるでしょう。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【DLSS】自動
  • 【DLSSモデル】トランスフォーマー
  • 【マルチフレーム】x 4

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

最大VRAM使用量
(RTX 5060Ti 16GBで計測)
フルHD12.76GB
WQHD13.30GB
4K14.22GB
ゲームの起動時間などで変動します

マルチフレーム対応ゲームです。

こちらもVRAM 8GBだとWQHD/4Kはマトモに動きませんでした。画質を落とせば問題ありません。

ゲーム性能の評価

↑フレームレートを合計したグラフです。限界性能の比較として見てください。

やっぱりVRAM 12GBのRTX 5070が一番強く、RTX 5060Tiの8GBはへっぽこすぎる性能だと思います。

RTX 5070とのパフォーマンス差はこちらです↓

GPURTX 5070との
性能差
RTX 5060Ti 16GB-20%
RTX 5060Ti 8GB-49%
RTX 5060計測予定

RTX 5060Ti 16GBはミドルクラスGPUとして妥当な性能だと思うけど、VRAM 16GBあれば最強ってわけでも無いです。

RTX 5060Ti 8GBは16GBモデルと比べると、ビデオメモリが少ないだけでGPUの性能をしっかり引き出せていません。GPUの性能は良いけど、ビデオメモリが少ないから画質を落とさないとダメ … なんだかなぁ~って感じ。

フレームレート上限60fpsのゲーム(NIKKE、ストリートファイター6、エルデンリング)を除いた平均フレームレートの目安がこちら↓

↑VRAM 8GBのRTX 5060Tiは計測できなかった解像度があったので、かなり不利に見えます。

ただ、上のグラフはあくまで最高画質にこだわった場合です。

画質を「最高」→「高」に落としたり、レイトレーシングをOFFにするなど、調整次第でVRAM 8GBでもフツーに最新ゲームは遊べます。

とはいえ、RTX 5060Ti 8GBはビデオメモリがもう少しあれば、ほとんどのゲームを最高画質で遊べるポテンシャルを持っているので非常に「もったいない」と感じました。

もはや高画質で遊びたい人にとってVRAM 8GBは厳しい時代になった … って感じです。

RTX 5060Tiは16GBと8GBどっちがいい?

RTX 5060Tiが欲しいなら16GBモデルを強くおすすめします。

冒頭にも書きましたが、VRAMはPCのメモリみたいにあとから増設できません。足りないと思った時はすでに手遅れ。グラボを買い換えることになるので注意!

特にいろいろなジャンルのゲームを楽しみたい人だったら、16GBモデルをゲットしておけば後悔しないはず。

8GBモデルだとゲームによっては画質を落とさないとVRAM不足でフリーズすることがあるけど、16GBモデルは不安定な動きが一切ありません。ストレスフリーで使えるのが強みで、価格差以上に快適です。

モンハンワイルズを代表とした最近の重量級ゲームでは、VRAMが多ければ多いほどカクツキが少なくなって、120fps以上の快適フレームレートが出なくても動作が安定するのもメリット。

とはいえ、RTX 5060Tiはめっちゃ高性能ってわけでは無いので、「重量級ゲーム+WQHD+最高画質」といった厳しい条件だと、RTX 5000シリーズの新機能「マルチフレーム」が使えないゲームは快適に遊べるフレームレートが出ません。

結局、画質や解像度を落としてフレームレートを稼ぐ使い方になるので、VRAMが16GBあってもゲームだと十分に活用できないのがデメリットです。

そしてVRAM 8GBだと少ない。16GBあれば安心だけど価格が高い。RTX 5070は12GBで中途ハンパ … というジレンマに苦しむことになります。(RTX 5060Tiクラスなら12GBがちょうど良いと思う)

安定感を求めるならRTX 5060 Ti 16GB、ゲームパフォーマンス重視ならRTX 5070といったところでしょうか。

  • 生成AIをやるならVRAMが多いほど良いです。ただ、ローカルAI環境を構築できる上級者は最初から「どっち?」って迷わないと思われる
  • ChatGPTみたいなクラウドのAIサービスで十分!って思っている人なら、もっと低スペックなPCかスマホで十分です

【まとめ】とにかくRTX 5060Tiなら16GBモデル!

まとめると、こんな感じです。

  • ゲームパフォーマンス重視ならRTX 5070
  • 安定感を求めるならRTX 5060Ti 16GB
  • RTX 5060Tiが欲しいなら16GB
  • 最高画質にこだわりが無ければRTX 5060
  • 価格重視ならRTX 5060

RTX 5060Ti 8GBを選ぶ理由がありません。

もちろん人には予算があるので、激安で売ってたらデメリットを承知のうえでゲットしてください。

発売予定のRTX 5060も価格は安いとはいえ、VRAM 8GBなので最新ゲームを遊びたい人にとってはイマイチだけど、画質を落として遊ぶならRTX 5060Ti 8GBよりコスパ良いと思います。

以上、参考になれば幸いです!

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更新:2025年5月17日

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価格GPUCPUメモリストレージメーカーおすすめフルHDWQHD4K光る光らない標準中型小型空冷水冷Wi-FiM.23年保証サポート納期レビュー
92980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ1111111
99980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ111111111
117980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ1111111
124980円RTX 4060Core i5 12400F16GB500GBドスパラ11111111
126800円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB500GBMDL.make11111
129800円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBマウス111111111
129800円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB500GBPC工房1111111
134980円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ1111111111
139800円Ryzen Z1 ExRyzen Z1 Ex24GB1TBASUS11111111
149980円RTX 4060TiCore i5 12400F16GB500GBドスパラ111111111
155980円RTX 4060Ryzen 9 7945HX32GB1TBMinisforum1111111
159980円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
164800円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111111
179980円RTX 5060TiRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ1111111111
181490円RTX 4060Core i5 14400F16GB1TBサイコム11111111
189800円RTX 5060TiRyzen 7 5700X16GB1TBマウス111111111111
199980円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ111111111
205887円RTX 4060Core i5 14500~16GB~256GB~レノボ111111
209800円RTX 5070Ryzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
217800円RTX 5070Ryzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
229700円RTX 5060TiCore Ultra 5 225F16GB2TBPC工房11111111
229900円RTX 5070Ryzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111111
239800円RTX 5070Ryzen 7 8700F32GB2TB日本HP111111111
247800円RTX 5070Ryzen 7 770032GB1TBツクモ111111111
249800円RX 9070XTCore i7 14700F32GB1TBPC工房1111111
249800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBマウス11111111111
249800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111111
249980円RTX 5070Ryzen 7 770032GB1TBドスパラ1111111111
259800円RTX 5070Core Ultra 7 265F32GB1TBフロンティア11111111
259800円RTX 5070Core Ultra 7 265F32GB2TB日本HP111111111
267980円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ1111111111
269800円RX 9070XTRyzen 7 770032GB1TBツクモ111111111
274800円RX 9070XTRyzen 7 770016GB1TBマウス1111111111
274980円RX 9070XTRyzen 7 770032GB1TBドスパラ1111111111
279800円RX 9070XTRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア111111111
282800円RX 9070XTCore Ultra 7 265F32GB2TBフロンティア11111111
289800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア111111111
289800円RTX 5070TiCore i7 14700F32GB2TBフロンティア1111111
289900円RTX 5070TiRyzen 7 8700F32GB2TB日本HP111111111
289980円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ1111111111
289980円RTX 5070Core i7 14700F32GB1TBツクモ1111111111
299800円RX 9070XTRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス11111111111
309980円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ11111111111
314800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB2TBPC工房1111111
319800円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D16GB2TBPC工房1111111
319800円RTX 5070TiRyzen 7 770032GB2TBPC工房1111111
319800円RTX 5070TiCore Ultra 7 265F32GB2TBフロンティア11111111
319980円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ111111111
329800円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D16GB2TBPC工房1111111
329800円RX 9070XTRyzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア11111111
329800円RTX 5070TiCore Ultra 7 265K32GB2TB日本HP11111111111
329980円RX 9070XTRyzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ1111111111
339980円RTX 5070TiRyzen 7 7800X3D32GB2TBツクモ1111111111
349800円RTX 5070TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
349800円RTX 5070TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア111111111
349980円RTX 5070TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ1111111111
368000円RX 9070XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBストーム11111111
369980円RX 9070XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ11111111
371910円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D32GB2TBサイコム111111111
379800円RTX 5080Ryzen 7 9700X32GB1TBツクモ11111111
379980円RTX 5070TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ1111111111
384800円RTX 5070TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBPC工房1111111
389800円RTX 5070TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBストーム11111111
399900円RX 9070XTRyzen 7 9800X3D32GB2TBマウス1111111111
399980円RTX 5080Ryzen 7 7800X3D32GB2TBツクモ111111111
409800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア11111111
424800円RTX 5080Ryzen 7 7800X3D32GB2TBPC工房111111
429980円RTX 5080Ryzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ111111111
454800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB2TBPC工房111111
479800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TBストーム1111111
479980円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ11111111

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25万円〜RX 9070XT
RTX 5070Ti
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