Ryzen 5 7500FとRTX 4060Tiのゲーム性能とベンチマーク|Core i5-14400Fと比較レビュー

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Ryzen 5 7500FとRTX 4060Tiを組み合わせた構成で「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「ライブ配信性能」「消費電力」を検証しました。

BTOゲーミングPCで価格と性能が競合する以下の構成と比較をしています。

  • Core i5-14400F+RTX 4060Ti
  • Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti

CPUの違いによるパフォーマンスの差がわかるので、ゲーミングPCの購入を検討している人は参考にしてください。

他のGPU組み合わせはこちら

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

目次

CPU性能をざっくり比較

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUはすべて当サイトで所有しているものを使い、電力設定を「定格」にして計測しました。(※BTOパソコンと同じ設定)

Ryzen 5 7500FはCore i5よりも性能が良く、旧世代のRyzen 7 5700Xに近いです。

赤:優れている/青:劣っている

Ryzen 5 7500FCore i5-14400FRyzen 7 5700X
世代Zen 4第14Zen 3
ソケット
解説
AM5LGA1700AM4
メモリ
解説
DDR5DDR5
DDR4
DDR4
Pコア数668
Eコア数なし4なし
定格クロック3.7GHz2.5GHz3.4GHz
ブーストクロック5GHz4.7GHz4.6GHz
L3キャッシュ32MB20MB32MB
熱設計電力65W65W65W
最大電力88W148W88W
参考価格
2024年4月調査
非売品33,000円23,000円
CPU末尾の「F」とは?

Ryzen 5 7500FはPCショップやAmazonなどで単体販売されていません。BTOパソコン専用のCPUです。

スペック表だけで判断すると、弱点はEコア(高効率コア)が無いことだけのように見えます。

Eコアは省電力に貢献しますが、ゲームだと役立たずなコアであり、CPUパワーを多く使うクリエイティブ系の処理でも特に有利と感じません。

また、Zen 4世代のRyzenは電力効率に優れていて、消費電力もRyzenの方が低いです。

実際に両方を使っている私の感想としては、Eコアって「便利だなぁ」「すごい!」と思ったことは一度もありません。

また、Pコア(パフォーマンスコア)を8つ持つRyzen 7 5700Xの価格がかなり安いので悩ましいところ。

後述しますが、Ryzen 5 7500Fを採用したBTOパソコンは、価格を下げるためにストレージの拡張性が低いPCが多いので注意。

BTOパソコンの注意点

BTOパソコンでRyzen 7000シリーズを採用したPCは、以下の点に注意してください。

「ドスパラ」「パソコン工房」「マウスコンピューター」の3大メーカーで比較します。

メーカーサイズ
解説
M.2スロット数
解説
PCの価格

ドスパラ
ミニタワー2個
空き1
普通

パソコン工房
ミニタワー1個
空き0
安い

マウス
ミニタワー1個
空き0
安い

PS5
空き1
「ドスパラ」のミニタワー型はM.2 NVMe SSDのスロットが2つある
拡張性が高い
「パソコン工房」と「マウスコンピューター」のミニタワー型
M.2 NVMe SSDのスロットは1つだけ
増設できないので注意
PS5は増設用M.2 NVMeスロットが1つある

ミニタワー型のPCに限定されるデメリットですが、NVMe SSDの増設スロット(M.2スロット)の数に注目!

ゲーム機のPS5でさえ増設用のスロットがあるのに、ドスパラ以外のメーカーは空きスロットがありません。

「パソコン工房」と「マウスコンピューター」のミニタワーPCは、今どきのPCとしてはストレージの拡張性が低いので注意。(Ryzen 7000シリーズのPCだけの話です)

その代わり価格は安いのがメリットですけど、安いからと言って飛びつくと、1〜2年後に人によってはストレージ容量不足になって「あ〜失敗した(泣)」なんてことになるので、よ~く検討してください。

とはいえPCの価格を優先すると、拡張性の低さは妥協できる人が多いと思われます。

逆に、パーツを入れ替えながら長く使いたいと考えている人は、拡張性の高いドスパラのPCがおすすめです。

ぶっちゃけメインのNVMe SSD 1つだけでなんとかなります。

容量が少なくなったら大容量NVMe SSDへ引っ越せばOK。

引っ越しの手順は関連記事を参考にしてください↓

グラフィック性能チェック

定番ベンチマークの3DMark Time Spyのグラフです。

グラフだけで判断すると、旧世代のRTX 3070とほぼ同じ性能。

ただ、3DMarkのスコアというのは、ラスタライズ性能(描画性能)を評価していて、後述するDLSS(Tensorコア)、レイトレーシング(RTコア)の性能を含めていません。

最近のゲームは「DLSS」と「レイトレーシング」も使って、ゲームの「パフォーマンス」と「表現力」を上げることが当たり前になってきています。

すべてのコアを合わせた総合性能を見ないと、新世代のゲームパフォーマンスを正しく評価できない点に注目してください。

グラフではRTX 3070と同等に見えますが、大幅に強化されたコア性能により、ゲームによってはフルHDで「RTX 3080」を大きく超えるパフォーマンスで遊べます。

レイトレーシングについて

光と影の表現力を上げてリアルな描写を可能にする機能です。

対応したゲームなら表現力が格段に上がって美しい映像になりますが、フレームレートが落ちるのがデメリット。

RTX 4000シリーズならパワーアップしたレイトレーシング性能により、フレームレートの落ちは少なめ。

RTX 3000シリーズだと、レイトレーシングをONにしたらフレームレートが半分くらいになってしまいます。

競技性の高いFPSゲームよりもアクションアドベンチャーのような美麗な映像をまったり楽しむゲームに向いた機能です。

DLSSについて

DLSSはAI技術を使ってフレームレートをブーストする機能です。

低解像度の映像を高解像度にアップスケールする仕組みで、理論上は画質を少し犠牲にしますが、ほとんどの人は気にならないと思います。

さらに、レイトレーシングと組み合わせれば、弱点であるフレームレートの低下を抑えられるのもポイント。

DLSSに対応したゲームなら、基本的に有効にすることをおすすめします。

DLSS 3 フレーム生成について

RTX 4000シリーズから使えるDLSS 3のフレーム生成機能は、AIが推測して中間フレームを自動生成します。

対応したゲームだと、旧世代のハイスペックモデルRTX 3080を余裕でぶっちぎるスコア。

DLSS 3対応ゲームは増加中で、旧世代のRTX 3000シリーズと比較するのが可哀想かわいそうになるくらい強烈なパフォーマンスで遊べます。

検証用PCのスペック

スクロールできます
Ryzen 5 7500FCore i5-14400FRyzen 7 5700X
OSWindows 11 Home
ケースアユート/長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
長尾製作所
オープンフレーム
Cooler Master
CM690III
マザーボードASRock B650M
PG Riptide WiFi
ASRock H670
PG Riptide
ASRock Phantom
Gaming4
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
空冷
Scythe 虎徹 MarkⅡ
GPURTX 4060 Ti
MSI VENTUS 2X
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
HIKSEMI FUTURE
レビュー
2TB Gen 4×4
CFD PG3NF2
1TB Gen 3×4
Samsung 980
電源750W850W750W

一般的なBTOパソコンと同じ仕様で、めっちゃ高性能なパーツは使っていません。

電源容量はRTX 4060Tiの場合、550WあればOKです。

テストPCは見た目が違うだけで、BTOパソコンと同じです!

ゲーム性能チェック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】FF14 黄金のレガシー
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】崩壊スターレイル
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】龍が如く8
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX11パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む/チャプター5)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

フォートナイトはRyzenと相性の良いゲームです。総合的にCore i5よりも優れたパフォーマンス。

グラフィックの軽い「パフォーマンス設定」だと、Core i5は270fpsくらいで頭打ちになります。(ボトルネックが発生)

Core i5だとRTX 4060Tiの性能を限界まで引き出せていなく「もったいない」感じがします。

グラフィックの重い「DX12設定」だと誤差レベル。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】デフォルト
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時/シーズン10)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで十分な速度です。

ガチなプレイヤーなら画質を下げると300fpsとか出ます。

フルHDでRyzen 7 5700Xが良いスコアですけど、体感できるほどの差はありません。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【プリセット】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測

ベンチマークの評価はフルHD/WQHDが「非常に快適」、4Kが「とても快適」です。

微妙にRyzen 7 5700Xが良いスコアですけど、体感できるほどの差はありません。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測

どのCPUと組み合わせても、フルHD/WQHDで上限の60fpsに張り付きプレイができます。

余裕の性能です。

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート(v.4.6)

すっごくきれいなグラフィックスですけど、4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイが可能です。

【中量級】崩壊スターレイル

設定
  • 【画質】最高

移動・戦闘など全てのシーンのフレームレート(v.2.2)

こちらも上限が60fpsのゲームです。

4Kまで文句なしの性能!

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート(v.0.2.3.0)

このゲームの高負荷なシーンは「戦闘中」や「フィールド内を探索中」ではなく、ある程度成長した「拠点内」だと思われます。

拠点で活動中に80fpsくらい出ていれば「戦闘」「移動」も快適に動作しますが、ぶっちゃけ4Kでも普通に遊べます。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

アナコンダショッピングセンター内をOKAサーファーで走行中の平均フレームレート(v.1.20)

コマンド選択型RPGなので、60fps以上出ていれば快適に遊べるゲームです。

ウルトラワイド(UWQHD)に対応しているので、PS5みたいなゲーム機とは別次元のゲーム体験ができます。

【中量級】アーマードコア 6

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: armored-core6-photo7_1024_20230831_054230.jpg
設定
  • 【画質1】最高
  • 【画質2】高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート(v.60)

フレームレートの上限が120fpsのゲームです。

フルHDのパフォーマンスはRyzenの方が優れていますが、体感出来るほどの差はありません。

フルHD~ウルトラワイド(UWQHD)まで快適に遊べる性能です。

特にウルトラワイドがすごい迫力なのでおすすめです。

ぶっちゃけ4Kでもストーリーを楽しむ分には普通に遊べます。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測(v.1.7.0)

GPU負荷の少ないフルHDでCPUパワーの差がでます。

8コアCPUのRyzen 7 5700Xがベストですが、Ryzen 5 7500Fも良いです。

4Kはビデオメモリ不足でフレームレートが伸びません。

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

FSRをONにするとGPUの負荷が下がってCPUパワーが良く乗り、フレームレートが瀑上がりします。

設定次第で重量級ゲームも4Kまで余裕の性能です。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質1】最高/解像度スケール100%
  • 【画質2】最高/解像度スケール50%
  • 【適応品質】60FPS
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測(v.1.0.8)

超激重ゲームですけど、画質の調節しだいで4KまでOK。

「適応品質を60FPS」に設定すると、画質が動的に調節されて60fpsを下回らなくなります。

【解像度スケール100%】

GPU負荷の少ないフルHDでCPUパワーの差が出ます。

【解像度スケール50%】

画質を落とすとGPUの負荷が減ってCPUが良く働き、フレームレートが伸びます。

Core i5は110fpsくらいで処理の限界に達し、フレームレートが伸びません。(ボトルネックが発生)

Ryzen 5とRyzen 7は120fpsくらいがボトルネック発生のしきい値になります。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【プリセット】最高画質
  • 【画質1】レイトレーシングOFF
  • 【画質2】レイトレーシング最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート(v.1.10.1)

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、レイトレーシングOFFならWQHDまで60fpsに張り付けますし、4Kでもストーリーを楽しむ分には普通に遊べます。

4Kでレイトレーシングを使うなら画質を少し落とせば問題ありません。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測(v.2.12)

RTX 4060Tiなら、どのCPUと組み合わせてもフルHD/WQHDで快適に遊べます。

微妙にCore i5が良いスコアですけど、体感できるほどの差はありません。

Ryzen 5 7500Fのゲームパフォーマンスまとめ

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

総合的にゲーム時のパフォーマンスは「Ryzenの方が良い」と感じました。

特にフォートナイト(パフォーマンスモード)のように、グラフィックスの軽いゲームだとRyzenが強いです。

さらに、Ryzen 5 7500Fは格上のRyzen 7 5700Xに近いパフォーマンスで動作するのもポイント。

ミドルクラスCPUの中ではトップクラスの性能だと思います。

クリエイティブ性能チェック

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti
6分36秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
6分45秒
Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti
6分36秒
フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti
1分20秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
1分25秒
Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti
1分24秒

Ryzen 5 7500FはCore i5よりもかなり速いです。

フルHDだと格上のRyzen 7 5700Xよりも速く処理できます。

RAW現像(Lightroom Classic)

Lightroom Classicを使って有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti
35.12秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
41.40秒
Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti
38.26秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

写真現像もRyzen 5 7500Fがベストです。

もっと複雑な処理をさせたら、さらに大きな差が出るでしょう。

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti
17.6秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
17.8秒
Ryzen 7 5700X+RTX 4060Ti
17.5秒
Core i7-13700+RTX 3060 12GB
28.1秒

微妙にCPUパワーの差が出てますが、ほぼ同じと思って良いでしょう。

AI画像生成はほとんどGPUパワーだけで動くようです。

クラウドサービスを使った画像生成よりも圧倒的に速く自分好みの絵を描けます。

検証に使ったRTX 4060Tiのビデオメモリは8GB版なので、AI画像生成の「入門向け」といった位置付けです。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

ちょっとやってみたい!って人なら、ビデオメモリは8GBもあれば十分です。

※AI画像生成は発展途上中です。今後も高速化する技術がたくさん生まれてくると思われます。

【中級者】モデル学習をしたい→RTX 4070以上を推奨(VRAM 12GB)

【上級者】超高画質な絵を描きたい→RTX 4080以上を推奨

Ryzen 5 7500Fのクリエイティブ性能まとめ

総合的にRyzen 5 7500Fがベストスコアです。

他にもクリエイティブ系のアプリはたくさんあるので、アプリによってはCore i5の方が強いことがあるかもしれません。

とはいえ、Core i5-14400Fに大きく負けることは無いと思われます。

ゲーム実況配信

オーバーウォッチ2をOBS Studioを使ってTwitchに録画しながらライブ配信テストをしました。

OBSの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

↑同一リプレイファイルの同じシーンで計測した平均フレームレートです。

状態ドロップフレーム率
配信のみ0%
録画と配信0%
全てのCPU組み合わせで同じ結果

定番のOBS Studioを使った配信だと、グラフィックボードの機能(NVENC)を使って処理をするので、CPUパワーはほとんど使いません。

フルHDだと下位モデルのRTX 4060でもドロップフレーム率0%で処理できるので、Ryzen 5 7500F+RTX 4060Tiの構成なら楽勝です。

どんなゲームでも配信や録画をするとフレームレートは3~7%ほど落ちますが、プレイに影響はありません。

ちょっとやってみたい!って人なら十分な性能です。

アバター合成など負荷の掛かる配信はフレームレートが大きく落ちるので、本格的なストリーマーを目指すなら配信専用PCを使った「2PC配信」をおすすめします。

消費電力チェック

各CPU+RTX 4060Tiを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲームエンコード動画視聴
Ryzen 5 7500F205~245W190~195W65~70W
Core i5-14400F210~260W180~195W65~70W
Ryzen 7 5700X220~270W190~195W65~70W

めっちゃ差があるわけではありませんが、Ryzen 5 7500Fがベスト。

どのCPUを使ってもRTX 4060Tiと組み合わせる場合、300Wを大きく下回る消費電力なのがポイントです。

インテルのCPUは世代が変わるたびに消費電力が上がるデメリットがあります。

Eコア(高効率コア)を持たないRyzenでも、十分に省電力!

エコを気にする人はRyzenを選んだほうが良いです。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

リアルタイム計測データの最小値と最大値を採用。

ゲーム】サイバーパンク2077/フルHD〜4Kまでの最小値と最大値

【エンコード】Premiere Pro 2024で4K/10分/60fpsのソースをYoutubeプロファイルで書き出し

【動画視聴】YouTube

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

【まとめ】ミドルクラス最強の構成だが注意点もあり

まとめると、こんな感じです。

RTX 4060Tiまとめ

  • フルHDでぶっちぎりのパフォーマンス
  • WQHDでも使える性能
  • 4Kは画質を調節すればOK
  • DLSS3に対応したゲームだと無敵
  • 省電力で十分なパワー

Ryzen 5 7500Fまとめ

  • Core i5-14400Fより高性能
  • 8コアのRyzen 7 5700Xとほぼ同じ性能
  • 安いBTOパソコンに注意!

RTX 4060Tiについては、フルHDモニターに繋げる予定の人にベストな性能

カジュアルにゲームを楽しむ人なら、WQHDモニターで使っても問題ないです。

4Kゲームは苦手ですけど、最高画質にこだわりがなければ普通に遊べます。

Ryzen 5 7500FについてはミドルクラスCPUとしてトップクラスの性能だと思います。

ただ、BTOパソコンだと価格を下げるために「拡張性の低いマザーボード」を採用したPCが多いのがデメリット。

特に「パソコン工房」と「マウスコンピューター」のPCは、NVMe SSDの拡張性が低いので注意。

人によっては全く関係ないデメリットなので、自分にとって問題がないか事前にイメージしておくことをおすすめします。

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A620チップセット
microATX
ASRock A620M
高さ x 幅 x 奥行
解説
410 x 220 x 424
ミニタワー
電源
解説
750W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
サポート
価格179,800円
ポイント
  • かっこいい
  • 余裕のスペック
  • サポートが強力
  • 3年保証
  • 空きM.2スロットが無い

高さ41cmのコンパクトなボディーにRGB LEDファンを多数内蔵可能なケースを採用し、ゲーミングPCらしいカッコいい見た目がポイント。

ストレージはGen4対応の爆速タイプを1TB標準搭載。

弱点はNVMe SSDを増設する空きM.2スロットが無いことだけですが、初期容量が1TBと十分なので影響を受ける人は少ないと思います。

容量が少なくなったら大容量NVMe SSDへ引っ越しすれば問題ありません。

価格とスペックのバランスが良い一台です。

マウスコンピューターのPCのは標準で3年保証が付くほか、24時間365日の電話/LINEサポートが強力!

基本パーツ構成が同じRTX 4060モデルをレビューしたので、使い勝手が気になる人は関連記事をチェック↓

\3年保証・超強力サポート/

安心・安全ブランド!

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更新:2024年10月9日

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279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
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309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
312800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
324800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBPC工房11111
329980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
359980円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
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10〜15万円RTX 4060
15〜20万円RTX 4060Ti
20〜25万円RTX 4070 SUPER
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