Ryzen 7 7800X3DとRTX 4070のゲーム性能とベンチマーク Core i7/Core i5と比較レビュー

このページには広告が含まれています

最強ゲーミングCPUと評判の高いRyzen 7 7800X3Dと、RTX 4070を組み合わせた構成で「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「消費電力」を検証しました。

以下の構成と比較をしたので、CPUの違いによるパフォーマンスの差もわかります。

  • Core i7-14700K+RTX 4070
  • Core i7-14700F+RTX 4070
  • Core i5-14400F+RTX 4070

ゲーミングPCの購入や、自作PCの構成を検討している人は参考にしてください。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

目次

Ryzen 7 7800X3Dの特徴

7800X3Dを実際に使ってみて感じた特徴は、次の3つです。

  • 一番おもしろいCPU
  • ハマるとすごい
  • ヤバいほど省電力

大手メディアなどによる7800X3Dの評価は、このようになってます↓

  • ゲーム時のパフォーマンスが「究極に高い」
  • クリエイティブ性能が「弱い??」

実際に使ってみたところ、クリエイティブ性能も十分なCPUでした。

「ゲーム特化CPU」と言われることが多いですけど、クリエイティブ作業も普通にこなせます。

単純に、ゲームがしたいならゲームに強いCPUが一番良いのでは?

というのが正直な感想です。

ほとんどのCPUは「マルチにこなせる優等生」ばかりです。

特に人気&定番のインテルCoreシリーズは、グレードが上がるほど消費電力が高くなるデメリットがあります。

7800X3Dは上記のような流れに逆らった強烈な個性を持つのが最大の特徴です。

CPU性能をざっくり比較

本レビューでは競合するCPU「Core i7-14700K/KF」「Core i7-14700/F」「Core i5-14400/F」と比較します。

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUはすべて実機を使い、電力設定を「定格」にして計測しました。(※BTOパソコンと同じ設定)

同クラスのCore i7-14700K/KFに完敗で、BTOパソコンによく採用されるCore i7-14700/Fに近いスコア。

グラフだけで判断すると「どこが最強CPUなの?」って思う人は多いかもしれません。

しかしRyzen 7 7800X3Dはベンチマークスコアに現れない部分が強く、実際に使ってみるとCore i7シリーズを圧倒します。

ここではCPU性能の大雑把な順番として、ふ~んと眺める程度でOKです。

赤:優れている/青:劣っている

スクロールできます
Ryzen 7 7800X3DCore i7-14700K/KFCore i7-14700/FCore i5-14400F
特徴ゲームに強い

省電力
ゲームに強い
クリエイティブ性能
発熱がすごい
最悪の消費電力
すべてが普通カジュアルゲーマー

省電力

安い
微妙にパワー不足
Pコア数8886
Eコア数なし12124
スレッド数16282816
定格クロック4.2GHz3.4GHz2.1GHz2.5GHz
ブーストクロック5.0GHz5.6GHz5.4GHz4.7GHz
L3キャッシュ96MB33MB33MB20MB
TDP/PBP120W125W65W65W
PPT/MTP162W253W219W148W
最大温度
TjMAX
89℃100℃100℃100℃
推奨CPUクーラー
(筆者基準)
空冷水冷空冷空冷
発売日2023年4月2023年10月2024年1月2024年1月
参考価格
2024年1月調査
50,000円62,000円
(14700KF)
61,000円
(14700F)
34,200円
(14400F)
CPU末尾の「F」とは?

7800X3Dはスペック表だけで判断すると飛び抜けて良くは見えません。

価格は発売時が72,000円くらいだったので、今はかなりコスパ良いと思います。

最大のポイントは96MBもの特盛りL3キャッシュ(3D V-Cache)を搭載していることで、キャッシュが効くゲームだと狂ったようなフレームレートになるのが特徴

さらに、電力効率が良く、競合するCore i7-14700Kよりかなり省電力なのもポイント。

限界温度が89℃とCore i5/i7よりも低い点は注意すべきポイントですが、しっかりエアフローを意識すれば空冷でもOK。

たくさんあるCPUの中でも「使っていて面白い」と感じれる珍しさがあり、2024年で一番おすすめのCPUです。

ちなみに、RyzenはEコア(高効率コア)が無いのが弱点に見えるけど、ゲームや動画エンコードなどのマルチコア処理はグラフィックボードが担当することが多いので、Eコアなしでも特に性能が低いと感じることはありません。

検証用PCのスペック

スクロールできます
7800X3Di7-14700Ki7-14700F
i5-14400F
OSWindows 11 Home
ケースアユート/長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
長尾製作所
オープンフレーム
マザーボードASRock B650M
PG Riptide WiFi
ASRock B760
Pro RS
レビュー
ASRock H670
PG Riptide
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
水冷
NZXT KRAKEN 280
空冷
AINEX SE-224-XTS
GPURTX 4070
MSI VENTUS 2X
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
HIKSEMI FUTURE
レビュー
2TB Gen 4×4
CFD PG3NF2
電源750W850W850W

7800X3DとCore i7-14700F/14400FのCPUクーラーは2,500円くらいで売ってた安物です。(販売終了)

※Core i7の設定値は定格です。

  • i7-14700K PBP 125W/MTP 253W
  • i7-14700F PBP 65W/MTP 219W

ゲーム性能チェック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】崩壊スターレイル
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【中量級】Diablo 4
  • 【中量級】龍が如く7 外伝
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードヴァルハラ
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】スターフィールド
  • 【重量級】サイバーパンク2077

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

グラフの便利な使い方

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX11パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

2024年1月計測(チャプター5)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

競技向けの「パフォーマンス設定」で7800X3Dがバグったようにフレームレートが上昇。ヘビーシューターなら7800X3Dがおすすめ

同じRTX 4070を使用しているとは思えないほど差が出ます。

Core i5は処理が追いつかなくなってフルHD/WQHDで変化なし(CPUボトルネックが発生)。

Core i5でも240fpsを超えるけど、RTX 4070の性能を限界まで引き出せていなく「もったいない」感じがします。

実際のところ600fpsとか必要な人は少ないと思いますけど、PCの性能を限界まで引き出せるのはキモチイイです。

グラフィックスの重いDX12モードだとフルHDでCPUパワーの差が出ますが、WQHD以上はGPU負荷が高くて誤差レベルとなります。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】デフォルト
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

2024年1月計測(シーズン8)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで十分な速度です。

ガチなプレイヤーなら画質を下げると400fpsとか出ます。

星の数ほどあるゲームの中には7800X3Dと「少し」相性の悪いものがあるようです。

何度計測してもWQHDと4Kのスコアがイマイチでしたが、プレイ感に差はありません。

※相性の悪いゲームは他に見たことありません。極めて少ないと思われます。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測

どのCPUとの組み合わせでも、4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイができます。

余裕の性能。

このゲーム専用マシンならCore i5が最もコスパ良いです。

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート

2024年5月計測

フレームレート60fpsが上限のゲームです。

RTX 4070だとオーバースペック。RTX 4060でも4Kまで60fpsに張り付きます。

【中量級】崩壊スターレイル

設定
  • 【画質】最高

移動・戦闘など全てのシーンのフレームレート

2024年5月計測

こちらも上限が60fpsのゲームで、RTX 4070だとオーバースペック。

RTX 4060でも4K/60fpsに張り付きます。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

2024年2月測定(v.0.1.4.1)

このゲームの高負荷なシーンは「戦闘中」や「フィールド内を探索中」ではなく、ある程度成長した「拠点内」だと思われます。

拠点で活動中に80fpsくらい出ていれば「戦闘」「移動」も快適に動作します。

検証時のバージョン(v.0.1.4.1)では、組み合わせるCPUによってフレームレートの伸びが大きく変わる珍しいゲームです。

フルHDで7800X3Dが狂ったようなフレームレートを出しますが、このゲームは100fpsくらい出ていれば十分快適なので、違いを体感できる人は少ないでしょう。

WQHD、ウルトラワイドで遊びたい人は7800X3Dがベスト。

4KはGPUの負荷が高すぎて誤差レベルになります。

【中量級】アーマードコア 6

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: armored-core6-photo7_1024_20230831_054230.jpg
設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

2024年1月計測(v.50)

DLSSに対応していないゲームですが、フルHD/WQHDで上限の120fpsで動作。

4Kでも対戦でなければ十分なフレームレートです。

特にウルトラワイドがすごい迫力なのでおすすめ。

ただ、7800X3DとCore i7-14700K/14700との差はありません。

普通に遊ぶなら、どのCPUとの組み合わせでも問題ないです。

【中量級】Diablo 4

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】バランス
  • 【フレーム生成】ON

キヨヴァシャド内の固定ルートを移動中の平均フレームレート

2024年1月計測(v.1.2.3.47954)

DLSS 3フレーム生成対応ゲームです。

ザコ敵が大量に沸く戦闘シーンでも4K/100fps前後で動作しました。

余裕の性能と言えるでしょう。

フルHD~ウルトラワイドまでCPUパワーの差が出ますけど、普通に遊ぶ分にはどのCPUでも体感差はありません。

【中量級】龍が如く7 外伝

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

地獄チームランブルGOLD1で仲間が戦闘時の平均フレームレート(8人vs10人)

2024年1月計測(v.1.21)

「龍が如く7外伝 名を消した男」はDLSS 3フレーム生成+ウルトラワイドに対応。

激しい動きでもヌルヌル動作します。

どのCPUでも4Kまで十分なフレームレート。Core i5が一番コスパ良いです。

龍が如く8」もPCの要求スペックは同じなので、安心して遊べます。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年1月計測(v.1.7.0)

RTX 4070ならどのCPUでも4Kまで快適に遊べます。

こちらもCPUパワーがハッキリ出るゲームで、7800X3DだとフルHDで体感できるほどの差です。

WQHD以上になるとCore i7との差は少なくなります。

Core i5は90fpsくらいでボトルネックが発生。快適に遊べるフレームレートですけど、RTX 4070のパワーを活かせてないです。

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

FSRをONにするとGPUの負荷が下がってCPUが良く働いてフレームレートが瀑上がりします。

【重量級】アサシンクリードヴァルハラ

設定
  • 【画質】最高

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年1月計測(v.1.7.0)

このゲームはレイトレーシングとDLSSに対応していません。(FSRには対応)

レイトレ/DLSSに対応していない超重いゲームは、このくらいで遊べるという目安にしてください。

どのCPUとの組み合わせでも、快適に遊べるフレームレートです。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【解像度スケール】100%
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年1月計測(v.1.06)

ウルトラワイドまでなら最高画質で快適に遊べます。4Kは少し画質を調節すればOK。

GPU負荷の少ないフルHD/WQHDでCPUパワーの差が大きく出ます。

4KはGPU負荷が高くてCPUに仕事が回らず差が出ません。

【重量級】スターフィールド

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

視界の広い「広い場所」と、視界の狭い「狭い場所」を走った平均フレームレート

2024年1月計測(v.1.8.88)

DLSS 3フレーム生成対応ゲームです。

惑星・地上などの視界の開けた「広い場所」と、船内や洞窟みたいな「狭い場所」でフレームレートが大きく変わります。

計測時のバージョン(1.8.88)では、165fpsがフレームレートの上限になるようです。

CPUの違いによるフレームレートの差は誤差レベルでした。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年1月計測(v.2.1)

DLSS 3フレーム生成に対応しているゲームで、RTX 4070ならどのCPUでも快適に遊べます。

フルHDで7800X3DとCore i7が良いパフォーマンスですが、体感できるほどの差はありません。

もちろん、追加コンテンツの「仮初めの自由も」快適に動作します。

7800X3Dのゲーム性能まとめ

フレームレート合計
RTX 4070を使用
Ryzen 7 7800X3D
8484
Core i7-14700K
7958
Core i7-14700F
7601
Core i5-14400F
7134

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは大きく変わります。

総合的にCPUにRyzen 7 7800X3Dを採用した構成がベスト。

共通点として、重量級ゲームの4KはGPUの負荷が高すぎてCPUパワーの差が出ません

4Kのフレームレートを上げたいなら、CPUではなくGPUのランクを上げた方が良いです。

一番の難点は、どのゲームで7800X3Dの3D V-Cacheがえるか分からないことでしょう。

グラフィックの軽いゲームだとCPUパワーは良く乗りますが、そういったゲームの場合、RTX 4070のパワーだけで十分なフレームレートが出ていることが多いです。

一方で、ファークライ6のような重たいゲームでもバグったようにCPUパワーが乗ることもあります。

さらに、3D V-Cacheのドッカンターボが効かなくてもCore i7より優秀。

ちょっとギャンブル的な要素はありますが、最も面白いCPUです。

最高のゲーム環境を求めるなら7800X3Dがこれ以上ない「アガリのCPU」と言うことになります。

クリエイティブ性能チェック

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
7800X3D+ RTX 4070
4分17秒
i7-14700K + RTX 4070
4分12秒
i7-14700 + RTX 4070
4分44秒
i5-14400 + RTX 4070
4分54秒
フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
7800X3D+ RTX 4070
1分13秒
i7-14700K + RTX 4070
1分10秒
i7-14700 + RTX 4070
1分23秒
i5-14400 + RTX 4070
1分25秒

どのCPUとの組み合わせでも、10分の実時間より早くエンコードできます。

さすがにCore i7-14700Kが最速ですが、7800X3Dとの差は微妙。

BTOパソコンによく採用されるCore i7-14700/Fよりかなり早いです。

RAW現像(Lightroom Classic)

有効画素数2010万のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
7800X3D+ RTX 4070
19.49秒
i7-14700K + RTX 4070
17.36秒
i7-14700 + RTX 4070
21.32秒
i5-14400 + RTX 4070
25.84秒

こちらもCore i7-14700Kが最速。もっと複雑な処理をさせたら大きな差が出るでしょう。

ただ、7800X3Dも十分な速度だと思います。

書き出し条件はこちらです↓

画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
7800X3D+ RTX 4070
13.4秒
i7-14700K + RTX 4070
13.3秒
i7-14700 + RTX 4070
13.3秒
i5-14400 + RTX 4070
13.7秒
i7-14700 + RTX 4070 SUPER
11.8秒
i7-13700+RTX 3060 12GB
28.1秒

CPUの違いによるパフォーマンスの差は誤差レベル。

AI画像生成はほとんどGPUパワーだけで動作するようです。

RTX 4070/SUPER/Tiのビデオメモリは12GBなので、AI画像生成の「中級者向け」といった位置付けとなります。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

かなりのヘビークリエターでない限り、ビデオメモリは12GBもあれば十分です。

※AI画像生成は発展途上中です。今後も高速化する技術がたくさん生まれてくると思われます。

7800X3Dのクリエイティブ性能まとめ

思っていた以上に良いスコアで、めちゃくちゃクリエイティブ性能が弱いという感じはないです。

ただ、がっつりクリエイティブな作業をする人はCore i7-14700Kがおすすめ。

クリエイティブ作業よりもゲームプレイの比率が多い人は7800X3Dがおすすめです。

ゲーム実況配信

フォートナイトをOBS Studioを使ってTwitchに録画しながらライブ配信テストをしました。

OBSの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

↑同一リプレイファイルの同じシーンで計測した平均フレームレートです。

状態ドロップフレーム率
配信のみ0%
配信と録画0%
全てのCPU組み合わせで同じ結果

定番のOBS Studioを使った配信だと、グラフィックボードの機能(NVENC)を使って処理をするので、CPUパワーはほとんど使いません。

フルHDだとRTX 4060でもドロップフレーム率0%で処理できるので、Ryzen 7 7800X3D+RTX 4070の構成なら余裕です。

どんなゲームでも配信や録画をするとフレームレートは3~7%ほど落ちますが、プレイに影響はありません。

ちょっとやってみたい!って人なら十分な性能です。

アバター合成など負荷の掛かる配信はフレームレートが大きく落ちるので、本格的なストリーマーを目指すなら配信専用PCを使った「2PC配信」をおすすめします。

動作温度チェック

7800X3D(空冷)のCPU温度は以下のようになりました。

  • 【ゲーム】60〜70℃
  • 【4Kエンコード】約60~77.6℃

ゲームプレイ時はCPUの稼働率が少ないので60℃くらいで動作しますが、ロード中など未操作のときに70℃くらいまで上昇しました。

比較的CPUパワーを使う動画エンコード時でも80℃以下です。

RTX 4070Ti SUPERでテストしたとき、瞬間的にTjMAX値の89℃近くになることがありました。

TDP 105W以上のRyzen 7000シリーズは、どんなに冷却性能が高くてもTjMAX温度までブーストするので問題ありません。

基本的に空冷で問題ないのですが、ケース内のエアーフローはしっかり考えたほうが良いです。(BTOパソコンならしっかり対策されているので気にしなくてOK)

また、CPUパワーを100%使うCPUベンチマークが趣味な人は水冷にした良いでしょう。

※この結果はシステム構成によって変わります。

消費電力チェック

各CPU+RTX 4070を使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
RTX 4070ゲーム動画視聴アイドリング
7800X3D280〜295W70〜75W68〜70W
i7-14700K355〜430W70〜75W60〜65W
i7-14700315~335W70〜75W60〜65W
i5-14400300~325W65〜70W60〜65W

7800X3Dの消費電力はかなり優れていて、Core i5よりも少ないです。

Core i7-14700Kは泣けてくるほど高い消費電力で、電力制限を解放してフルパワー状態にしたら280mm以上の水冷クーラーが必須&気絶するほど高い消費電力になります。

っていうか、今までCore i7を使ってて「これが当たり前」と思ってましたけど、Ryzenを使ってからCore i7-14700Kの消費電力はヤバイと思うようになりました。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

リアルタイム計測データをcsv出力し、最小値と最大値を採用。

ゲーム】サイバーパンク2077/フルHD〜4Kまでの最小値と最大値

【動画視聴】Hulu

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

【まとめ】ゲーマーにとってアガリのCPU

まとめると、こんな感じです。

RTX 4070まとめ

  • フルHD/WQHDゲームを高画質/高フレームレートで楽しめる
  • 4K+レイトレONでも最高画質で60fps以上
  • DLSS 3対応ゲームなら無敵

7800X3Dまとめ

  • もっとも面白いCPU
  • ツボにハマるとクレイジーパフォーマンス
  • GPUの性能を100%出し切れる
  • 圧倒的に低い消費電力
  • クリエイティブ性能も悪くない
  • 4Kのフレームレートは上がらない
  • 導入コストが高い

7800X3Dの一番の魅力はRTX 4070のパワーを100%使いきれて、300Wを下回る消費電力です。

クリエイティブ系の処理はCore i7-14700Kに負けるけど、ゲームなら無敵と言えます。

もっとも痛いのは導入コストですね。

新規でソケットAM5環境を構築する人にとって、DDR5メモリとマザーボードの入れ替えは痛い出費です。

とはいえ、7800X3Dを使うと爆熱&狂った消費電力のCore i7-14700Kにまったく魅力を感じなくなります。

初期投資さえ乗り越えれば期待以上のパフォーマンスをゲットできるので、思い切ってAM5環境を構築するのがおすすめ。

その点、新規でBTOパソコンを買う人だったら、丸っと環境が手に入るので関係ないかな … と思います。

まとめると、7800X3Dはこんな人におすすめです。

  • ゲームの比率が多い人
  • 最強のCPUが欲しい人
  • 7800X3Dを使ってみたい人

冒頭にも書きましたが、ゲームがしたいならゲームに強いCPUが一番良いのでは?

ゲーマーにとって、これ以上ないアガリのCPUです。

使用したグラフィックボードはこちら↓

\最大12%ポイントアップ!/
Amazon
\ポイント最大46.5倍!/
楽天市場

Ryzen 7 7800X3D+RTX 4070のBTOゲーミングPC

RTX 4070のBTOパソコンは価格も高すぎず狙い目です。

ドスパラ Lightning-G AF7X

CPURyzen 7 7800X3D
8コア16スレッド
GPURTX 4070
CPUクーラー
解説
水冷
240mm RGB
メモリ
解説
16GB
DDR5-4800
ストレージ
解説
500GB
Gen 4 NVMe
M.2スロット数
解説
2個(空き1)
Gen 4×4 – 2(1)
マザーボード
解説
A620チップセット
microATX
ASRock A620M TW
高さ x 幅 x 奥行
解説
422 x 210 x 401
ミニタワー
電源
解説
750W
80PLUS GOLD
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
サポート
価格254,980円
クーポン適用後
ポイント
  • パーツ構成が良い
  • 安心ブランド
  • 納期が早い
  • コンパクトなサイズ
  • 白と黒から選べる

ドスパラ一般向けPCブランド「Lightning-G」の最新モデルです。

一般向けモデルとはいえ、中身はバリバリの超高性能ゲーミングPCなのが特徴。

Ryzen 7 7800X3DはフルHD/WQHD解像度で強烈なパフォーマンスを出すので、RTX 4070との組み合わせは最強に相性が良いです。

コンパクトなミニタワー型、長時間のゲームプレイに強い水冷CPUクーラー、2つのNVMe SSDスロットなど、パーツ構成も良好。

コスパよく究極のゲームマシンが欲しい人におすすめです。

基本パーツ構成が同じRTX 4070 SUPERモデルをレビューしたので、使い勝手が気になる人は関連記事をチェック↓

2,000円引きクーポン配布中/

クーポンコード

twgad2024

クーポンの使い方はこちら

期間・注意点はこちら
  • 1月31日(金) 23:59まで有効
  • 税込99,980円以上の新品PCが対象
  • お一人様1回まで
  • ご利用にはドスパラ会員登録・ログインが必要です

\シンプルな黒ボディー

\おしゃれな白ボディー

安心・安全ブランド!

PCパーツ・自作PCの基礎知識

パーツ別の基礎知識
工具メモリ
グラフィックボードストレージ
CPUケース
CPUクーラーケースファン
マザーボード電源

おすすめゲーミングPC検索

更新:2024年12月4日

のお宝PCがあります

スマホはスクロールできます→

価格GPUCPUメモリストレージメーカーおすすめフルHDWQHD4K光る光らない標準中型小型空冷水冷Wi-FiM.23年保証サポート納期レビュー
97980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ11111111
117980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ1111111
118370円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB500GBMDL.make111111
127980円RTX 4060Core i5 1240016GB500GBドスパラ1111111
129800円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBマウス111111111
130980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBドスパラ111111111
132810円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB500GBMDL.make1111111
139800円Ryzen Z1 ExRyzen Z1 Ex24GB1TBASUS11111111
140980円RTX 4060Core i5 1240016GB500GBドスパラ11111111
149980円RTX 4060Ryzen 7 5700X32GB1TBツクモ111111
159800円RTX 4060Core i7 14700F16GB1TB日本HP111111
162800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア1111111
162980円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
164800円RTX 4060Ryzen 5 7500F16GB1TBマウス111111111
170800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア1111111
179800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア1111111
179800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBマウス111111111111
187979円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBドスパラ11111111111
187979円RTX 4060TiCore i7 14700F16GB500GBドスパラ11111111
189800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBストーム1111111
189800円RTX 4060TiCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
199800円RTX 4060TiRyzen 5 7500F32GB2TBツクモ11111111
207980円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
229900円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス111111111111
230980円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
234800円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房1111111
242720円RTX 4070 SPCore i5 14400F32GB2TBサイコム1111111111
242800円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111111
242800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
247980円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111111
254980円RTX 4070Ryzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ1111111111
258000円RTX 4070 SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111111
267980円RTX 4070 SPRyzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111111
269800円RTX 4070 SPCore i7 14700F16GB1TBPC工房111111111
269800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBPC工房111111
269800円RTX 4070 SPRyzen 7 770032GB1TBマウス1111111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111111
269980円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBツクモ111111111
271510円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBMDL.make111111
279800円RTX 4070 SPRyzen 7 9700X16GB1TBマウス1111111111
284800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TBフロンティア11111111
289800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
289800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス1111111111
294800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111111
298000円RTX 4070Ti SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP111111111
299800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBツクモ111111111
300980円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ11111111111
324800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア1111111
329800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111111
360980円RTX 4070 SPRyzen 7 9800X3D16GB1TBドスパラ111111111
374800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 9800X3D32GB1TBPC工房1111111
385979円RTX 4070Ti SPRyzen 7 9800X3D16GB1TBドスパラ111111111

条件を変えてください

価格から選ぶグラボから選ぶ
10〜15万円RTX 4060
15〜20万円RTX 4060Ti
20〜25万円RTX 4070 SUPER
25万円〜RTX 4070Ti SUPER
RTX 4080 SUPER
よかったらシェアしてね!
目次