【レビュー】24.5インチIPS 240Hzゲーミングモニター Acer XV253QXbmiiprzx NITRO XV3を買ってみた
24.5インチIPSパネルを採用したゲーミングモニター「Acer XV253QXbmiiprzx NITRO XV3」を買って100時間ほど使ってみたのでレビューします。
結論を言うと「最高」のゲーミングモニターです。
最高の環境でゲームを楽しみたい。
そんな人には末長く使えるゲーミングモニターと言えるでしょう。
写真多めで解説します!
Acer XV253QXbmiiprzx NITRO XV3の特徴
このモニターの特徴は次の3つです。
- IPSパネルを採用
- 応答速度0.5〜1ms
- 最大リフレッシュレート240Hz
この3つはゲーミングモニターを選ぶ上で非常に重要な項目。
ライバル製品のIO DATA EX-LDGC251UTB(TNパネル/240Hz/0.6ms)と比較しても、かなり使い勝手が良い製品でした。
順番に紹介しましょう!
Acer XV253QXbmiiprzxの開封チェック
角度、高さ調整可能なスタンド、ケーブル4種(Displayport、HDMI、USB、電源)、ユーザーガイドが付属しています。
▼私はモニターアームを使用しているので、付属のスタンドは使っていません。
映像入力はDisplayport v1.2 x 1、 HDMI 2.0 x 2です。
すべての入力ポートがリフレッシュレート240Hzに対応しています。
Displayportしか240Hzに対応していない製品も多くあるので、コレは非常にありがたいです。
その他、底面にはヘッドホン出力とUSBが2ポートあります。
底面にはスピーカーが内蔵されています。
音割れはしませんが、音質は良くもなく、悪くもないって感じでした。
音質にこだわるなら外付けスピーカーになりますが、個人的には内蔵スピーカーは無いよりあった方が全然良いです。何かと重宝しますよ。
側面にUSBが2ポートあり。
1つは給電アイコン がプリントされていますが、急速充電には対応していませんでした。
このポートだけモニタがスタンバイ状態でも接続されたデバイスを充電するのかと思いきや、充電しなかったので … 結局のところ謎です。
恐らく他の3つのポートと同じ仕様でしょう。
背面左側のスイッチで設定を変えられますが、デフォルトのままで十分でした。
最近のモニターはいろいろな設定ができるようになっていますが、はたしてゲームごとに設定を変える人がどれほど存在するのか疑問です。
つまり、XV253QXbmiiprzxは箱から出して、ケーブルを繋いだだけのデフォルト設定ですぐに使える優等性です。
また、入力ソースの切り替えは最低5アクション必要です。
(ボタン押→ボタン押→スティック押→スティック選択→スティック押)
複数デバイスを接続している人は、切り替えが面倒かもしれません。
いじるところといえば、ゲームモードの設定くらいでしょうか…。
Adaptive SyncをONにすると「反応速度表示」と「超低レイテンシ」の設定は変えられなくなります。
使用しているPCのグラボはRADEON RX5700XTなのでAdaptive SyncをONにしています。
ただし、ここの設定はON、OFF共に使ってみましたが、違いを体感できませんでした^^;
▼サイドのベゼル(外枠)は極細なのですが、液晶に非表示エリアがあるので実質8mmといったところです。
TN液晶との比較(IO DATA EX-LDGC251UTB)
▼ゲーミング液晶として評価の高いI-O DATAのTNパネル製品と比較してみました。
※優れている点を赤文字にしています。
XV253QXbmiiprzx | EX-LDGC251UTB | |
---|---|---|
メーカー | Acer | I-O DATA |
パネル | IPS | TN |
画面サイズ | 24.5 | 24.5 |
リフレッシュレート | 240Hz | 240Hz |
応答速度 | 0.5〜1.0 | 0.6〜5.0 |
ディスプレイ同期技術 | AMD Freesync NVIDIA G-SYNC Compatible | AMD Freesync |
入力端子 | HDMI x 2、Displayport x 1 | HDMI x 2、Displayport x 1 |
スピーカー | 内蔵(2Wステレオ) | 内蔵(2Wステレオ) |
USB | 4ポート | メンテナンス用 x 1 |
VESAマウント | 100 x 100 | 100 x 100 |
サイズ(スタンドなし) | 幅:558 x 高さ:330 | 幅:568.2 x 高さ:338.4 |
ベゼル幅(横) | 8mm | 11mm |
リモコン | なし | あり |
保証 | 3年 (パネル・バックライトは1年) | 3年 (パネル・バックライト含む) |
実勢価格(2020年4月調査) | 42,000円前後 | 41,000円前後 |
IPSとTNの画質比較
画面を真正面に置いてゲームするだけなら、両者に性能の差は感じません。
しかし、イスにふんぞり返る等、少しだらしない姿勢になるとTNパネルは色ムラを感じます。
▼特にTNパネルは文字がボヤけます。
▼IPSはどんな角度からでもくっきりハッキリな映像です。
ゲームだけなら気になりませんが、ブラウジング等の文字中心の使い方になると、パネルの差をハッキリと体感できます。
その他、反応速度等はスペックにほぼ差がないので、違いを体感できませんでした。
ようは映像の鮮明さの違いだけです。
IPSの方が圧倒的に美しい。
もはやゲーミングモニターもIPSの時代
▼後日購入した最強のゲーミングモニターと言われるBenQ ZOWIE XL2546KもTNパネルなので、視野角はかなり狭いです。
これまでゲーミング液晶といえば、高いリフレッシュレートと応答速度の速いTNパネルが最有力でした。
しかし2020年になってIPSパネルを搭載した高性能ゲーミングモニターが、各社から販売されています。
特に240Hzクラスのハイスペックモニターは価格もほぼ同じ。
さらに360Hz以上のハイエンドクラスはIPSパネルの製品しかなく、もはやTNパネルを選ぶ理由が見つかりません。
XV253QXbmiiprzx NITRO XV3のデメリットは?
思い当たるデメリットとしては、映像入力の切り替えが少々面倒 … なくらいです。
価格についてはリフレッシュレート240Hzなモニターなら妥当でしょう。
【まとめ】XV253XQbmiiprzx NITRO XV3は買いか?
ゲーミングモニターの基本である144Hzとハイスペックの240Hzの差を体感できるか?
個人差はあると思いますが、144Hzと240Hzを並べると違いはハッキリわかります。
ただし、240Hzモニターを買えばすぐにゲームが上手くなるかというと … しっかり練習しないとダメです。
また、グラボにGeForce GTX 1660などのミドルスペック以上のグラボを使っていると、VALORANTなどの軽めのFPSゲームなどでは、200fps以上を軽く出せてしまいます。
144Hzのモニターで144fpsに張り付いてしまう状態って、もったいないと思いませんか?
フレームレートは高いほどゲームは有利なので、予算があれば絶対に240Hzモニターの方が幸せになれますよ。
▼目立った欠点もなく非常に良い製品です!価格は45,000円前後。
▼モニタースタンドを簡素化、USB HUB機能を省いた廉価モデルはコチラ
以上、参考になれば幸いです!