ポータブルゲーミングPCの極み!ROG Ally X 実機レビュー

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ASUSの新型ポータブルゲーミングPC「ROG Ally X」をレビューします。

気になっている人は次のように思っていませんか?

  • ゲームはサクサク動く?
  • 旧モデルと新モデルの違いは?
  • 普段使いは快適?
  • PS5とAlly Xはどっちが高性能?
  • メリット・デメリットは?

ASUS JAPAN様よりお借りした評価機を使用して、がっつりチェックします!

目次

【3分で分かる】動画でAlly Xのゲーム性能をチェック

この動画を見れば、どのくらいのパフォーマンスで遊べるのか分かります。

3分の映像の中に以下のゲームをサクッとまとめました。

  • フォートナイト
  • エルデンリング
  • サミー777タウン
  • DOAXVV
  • アーマードコア6
  • 龍が如く8
  • サイバーパンク2077

重たいゲームも設定次第でサクサク動きます。

検証環境
  • 音量50%
  • バッテリー駆動
  • Turboモード(25W出力)
  • XboxコントローラーをBluetooth接続

※画面を固定させるため、Xboxコントローラーで操作しています

ASUS ROG Ally Xの特徴

呼び方は「アールオージー エイライ エックス」です

本機の特徴をざっくり解説すると、以下のようになります。

  • 安心のASUSブランド
  • 使いやすいコントローラー
  • Windowsがサクサク動く
  • 大容量ストレージ
  • リフレッシュレート120Hz
  • FSR、AFMFが使える
  • などなど(記事内で解説)
  • PC初心者
  • 最高画質でのゲームは厳しい
  • などなど(記事内で解説)

良い点はもっとたくさんありますが、なんといっても最大のポイントは大手メーカーのASUSが作ったPCであることでしょう。

似たようなPCはたくさんあるものの、聞いたことがないメーカーの製品に10万〜20万円も払うのを躊躇ためらった人は多いはず。

その点、本機はものすごく安心感があります

フレームレートをブーストするFSRAFMFといった最新技術に対応しているのも大きな特徴です。

ただ、実際に使ってみて重たいゲームは画質を落とす必要があったり、簡単に操作できるような工夫がたくさんあるけど、PC初心者にはちょっと難しいかな … など気になった点はいくつかあります。

これから詳しく解説するので、気になる人は参考にしてください。

旧モデルとの比較

赤:優れている

ROG Ally XROG Ally
OSWindows 11 Home
CPURyzen Z1 Extreme
Zen 4
8コア16スレッド
GPURDNA 3
12コア
メモリ24GB
LPDDR5X-7500
16GB
LPDDR5-6400
ストレージ1TB
M.2 2280
Gen 4 x 4
512GB
M.2 2230
Gen 4 x 4
ディスプレイ7インチ
TFT液晶
応答速度7ms
sRGB 100%
500nits
解像度1920 x 1080
リフレッシュレート120Hz
スピーカー1W x 2
無線LANWi-Fi 6E
Bluetooth5.45.1
WEBカメラなし
マイクあり
指紋認証あり
センサー・加速度
・ジャイロ
インターフェイスUSB Type-C x 2
・イヤホンジャック
・USB Type-C x 1
・イヤホンジャック
・外付けGPU BOX端子
microSDあり
バッテリー80Wh40Wh
サイズ280.6 x 111.3 x 24.7~36.9280 x 111.38 x 21.22~32.43
重量678g608g
価格139,800円109,800円
その他の旧モデルからの進化点はこちら

↑ボタンの配置角度が変更されています。

↑ジョイスティックの耐久性がパワーアップ。

十字キーも8方向入力がしやすいように変更。

↑トリガー角度も改善されています。

旧モデルからメモリ性能、ストレージ容量、バッテリー容量などがパワーアップ。

使い所の難しい専用外付けGPU BOX端子が無くなって、USB端子が増えたのが特徴。カスタム不要で使える充実したスペックです。

その他、コントローラーの改善など、スペック表に載っていない強化ポイントも多くて「熟成」という感じ。

重量が少し重くなったのと、価格が3万円も上がってしまったのは残念ですが、アップデートされた内容を考慮すると妥当だと思います。

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開封&外観チェック

500mlのペットボトルと比較

こんな小っさい箱の中に夢がたくさん詰まってます

※付属品は販売モデルと異なる場合があります

内容物もシンプルです。安心の日本語ガイド付き。

スイッチと比較するとけっこう大きいです。

最初、「デカッ!」って思いましたけど、画面サイズやコントローラーなどの造りからすると、妥当だとうなサイズだと思います。

重量はカタログ値で678g。実測は679gでした。

両手で持つPCなので重いと感じる人は少ないと思います。

アダプターの実測重量は212g。

旧モデルとのサイズ比較。

ざっくり言うと、厚みが4mmほど増えて重量も70g増えたけど、バッテリー容量が2倍になってます。

アダプターのサイズ感は、大きすぎないけど小さくもない感じ。

出力は65Wもあって、ミドルクラスなノートPC並みです。

プラグは折り畳みできません。

ボディー素材はハードプラスチックで、耐久性が高い印象。安っぽさは微塵みじんも感じません。

Xbox系のボタン配置なコントローラーを内蔵し、スティック部分にはLEDが埋め込まれています。

液晶はグレアタイプなので、少し反射しますが気になるほどではありません。

背面にカスタム可能なマクロボタンが2つと吸気穴。

マクロボタンは旧モデルから小型化され、誤入力を防ぐ対策がされました。

グリップ部分はすべり止め加工がされています。

マクロボタンを押しながら十字キー操作すると便利!

  • 上↑ キーボード表示
  • 左← デスクトップ表示
  • 下↓ タスクマネージャー
  • 右→ タスク切り替え

旧モデルから排気ポートが1つ追加になり、より放熱性能が高まりました。

↑インターフェイスの解説は公式の資料が一番わかりやすいです。

特筆すべきポイントとして、電源ボタンは指紋認証に対応。ヘッドホン出力はHi-Resに対応しています。

旧モデルにあった謎の拡張ドック端子が無くなって、USB Type-Cが2ポートに増えました。

右側のType-CはUSB4(40Gbps)に対応。

めっちゃ便利になったと思います。

簡易的なスタンドが2つ付属。

欲を言えば、ニンテンドースイッチのような本体に収納可能な自立スタンドが欲しかったです。

コントローラーの完成度は文句なし!操作しやすいです。

グリップを握ってもスピーカーは隠れません。

音質については動画を参考にして欲しいのですが、このサイズのスピーカーとしては十分だと思います。

高価なスピーカーやヘッドホンと比較すれば劣りますけど、音質は軽くなくクリアで聞きやすいです。

Windows 11 Homeを搭載。余計なプリインストールアプリはありません。

もっさりした挙動はなく、タッチ操作に対応していて操作感は良好。

もちろん、コントローラーを使ったマウス操作にも対応しています。

初回だけWindowsの設定が必要。

その後は「Armoury Crate」というランチャーアプリだけで使えます。

ゲームで遊ぶだけならWindowsを操作することはありません。

コマンドセンターボタンを押すと、設定パネルが表示されます。

ゲーム中でも簡単な設定変更ができるので、非常に便利。

スティックのLEDはお好みのエフェクトにカスタム可能。

コントローラーの設定はこまかくできるようになっています。

画像のみの紹介ですが、どのように使えるかイメージしてください。

パワーモード(オペレーティングモード)について

モード特徴

Turbo 30W
最大パワー
アダプター接続時に利用可能

Turbo 25W
バッテリー駆動時の最大パワー
バッテリーの消費が大きい

パフォーマンス 17W
軽い作業に便利

サイレント 13W
軽い作業に便利
バッテリー持続時間が長い

ROG Ally Xのオペレーティングモードは4つあり、コマンドセンターからワンタッチで変更可能です。

基本的にゲームはバッテリー駆動の「Turbo 25W」で使用することが多いでしょう。

「サイレント 13W」でもネットショッピングやYouTube視聴など、普段使いで十分サクサク動きます。

この記事では基本的に「Turbo 25W」で検証しています。

CPU/GPU性能チェック

CPUは「Ryzen Z1 Extreme」で旧モデルと同じ。Zen 4世代で8コア16スレッド、3.3GHz〜5.1GHzで動作します。

GPUはCPUに統合されたタイプで、RDNA 3アーキテクチャを採用。12コア(12 CU)の並列処理が可能です。

CPU性能

Passmark CPU Benchmark
Core i7-14700F
36845
Ryzen 7 7800X3D
35410
Core i7-13700F
33870
Ryzen 9 8945HS(ノート用CPU)
レビュー
30369
Core i7-13700H(ノート用CPU)
レビュー
29516
Ally X(アダプター接続 30W)
29178
Core i7-12700F
28542
Ryzen 7 5700X
28130
Ally X(Turbo 25W)
25816
Core i5-14400F
25045
Core i5-13400F
24748
Ally X(パフォーマンス 17W)
23919
Ally X(サイレント 13W)
21989

※すべて当サイトによる実機を使った計測値

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

主にデスクトップ型のゲーミングPCに採用されるCPUと比較しました。

アダプター接続時はCore i7-13700FとCore i7-12700Fの中間くらいの処理能力。

常用すると思われるバッテリー駆動(Turbo 25W)でもCore i5-14400Fより少し良く、ノートPC用のCPUだとCore i7-13700Hに近い性能です。

もっとも出力の低い「サイレント 13W」でも十分なパワーで、普段使いやExcelなどのオフィスアプリはサクサク動作し、ストレスを感じることはありません。

かなりパワフルなCPUだと思います。

GPU性能

3DMark Time Spy
RTX 4060+Core i7-14700F
10591
RTX 3060 12GB+Core i7-13700F
8816
RTX 3050【参考値】
6255
GTX 1650【参考値】
5414
Core Ultra 7 155H【参考値】
3600
Ally X(アダプター接続 30W)
3060
Ally X(バッテリー駆動 25W)
2952
GTX 1650 Max-Q【参考値】
2950
Vega 8【参考値】
1383
Iris Xe G7 96EU【参考値】
1234

当サイトによる実機を使った計測値
【参考値】はUL Solutionsより引用

内蔵GPUの中では高性能であるものの、デスクトップ版のRTX 4060と比較するとかなり低い性能です。

多くのゲームで画質を落とす必要があります。

アダプター駆動の30Wとバッテリー駆動の25Wで、ほとんど差がなかったのは驚きです。

GPUメモリの割り当てについて

GPUのメモリ割り当て容量はArmoury Crateのパフォーマンス設定から変更可能です。

最大8GBまで1GB単位に調整できます。

デフォルトでは「メインメモリ16GB+GPUメモリ8GB」の割り当てになっていました。

PS5との比較

ざっくり比較すると、このようになります。

赤:優れている

Ally XPS5
CPUZen 4Zen 3
GPURDNA 3RDNA 2
演算性能
(FP32 TFlops)
8.610.28
GPUコア数
(CU数)
1236

ROG Ally Xの方が世代が新しくて「演算性能はPS5の85%ほど」ですが、実際にゲームをしてみるとPS5よりだいぶ性能は下に感じます。

「PS5が持ち運べるようになった」ってほどではないので期待しすぎは注意。

ストレージ性能チェック

NVMe SSDはGen 4 x 4 1TB。たっぷりゲームをインストール可能。

読み込み速度は約5,000MBで、Windowsやゲームの立ち上がりはすごく早くて快適です。

NVMe SSDはデスクトップPCに採用される「M.2 2280サイズ」なのもポイント。

自分で作業する必要はありますが、2TB以上の大容量タイプに換装可能です。

本機はUHS-ⅡのmicroSDカードも使えますが、理論値は300MB/sほどです。

内蔵SSDとは雲泥の差があるので、ゲームのインストール先としてはおすすめできません。

一般的な作業、日常使いの快適性チェック

PCMark 10を使ったウェブブラウジングや映像鑑賞などの普段使い、ビデオ会議やExcelなどの一般的なオフィスワーク性能をチェックしました。

一般的な利用
Essentials
Turbo 25W
8434
サイレント 13W
7823
快適指標
4100
オフィスワーク
Productivity
Turbo 25W
8002
サイレント 13W
7328
快適指標
4500
コンテンツ作成
Digital Content Creation
Turbo 25W
8253
サイレント 13W
6879
快適指標
3450

バッテリー駆動で「Turbo 25W」と「サイレント 13W」で計測しました。

いずれのスコアも快適指標を大きく超える性能です。

もっとも出力の低い「サイレント 13W」でもWindows操作で引っかかるような動きはなく、サクサク反応します。

画面が小さいので、がっつりコンテンツ作成する人には向いてませんがサブPCとして使いたい人には十分すぎる性能です。

ゲーム性能チェック

ゲームの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

Ally XのパワーモードはTurbo 25Wです。

  • 【軽量級】フォートナイト(DX11)
  • 【軽量級】サミー777タウン
  • 【軽量級】バニーガーデン
  • 【軽量級】DOA Xtreme Venus Vacation
  • 【軽量級】オクトパストラベラー2
  • 【中量級】ニーア オートマタ
  • 【中量級】龍が如く8
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【中量級】パルワールド
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

動画と合わせて参考にしてください

フレームレートを上げるFSRとAFMFについて

FSRとAFMFの要点をざっくりまとめたので参考にしてください。

FSRとAFMFの特徴

基本的な事は、こちらの動画が分かりやすいです。

FSR
  • 画質良好・カクつきも少ない
  • FSR3でフレーム生成可能
  • ゲーム側の対応が必要
AFMF
  • ゲーム側の対応が不要
  • フレーム生成技術
  • ゲームによっては使えない
  • 競技性の高いゲームに向いてない
  • 60fpsを大きく下回る状況ではメリットが少ない
  • 違いを体感できるかは人による

理論上はFSRとAFMFを同時に使うことも出来ますが、カクつきがひどくなることがあります。

FSRかAFMFのどちらかを使うのがおすすめ。

基本はFSRの方が安定しています。ただし、ゲーム側がFSRに対応している必要あり。

AFMFはある程度フレームレートが出ている状況で、さらにパフォーマンスを底上げするのに適した機能です。

Ally Xの場合、重たいゲームは60fps前後が出るまでかなり画質を落としてからAFMFを使うのが良いでしょう。

またAFMFの仕様上、シーンによってカクつきが多く発生するので、競技性の高いe-Sportsタイトルには向いていません。

素晴らしい機能ではあるものの、ゲームによってはちゃんと設定をしているはずでもAFMFが有効にならないこともあり。

さらにAlly Xだと、そもそも素のフレームレートが高くないので、違いを体感できるかは人によると思います。クセが強くて万能ではないことだけ注意!

FSRの使い方

龍が如く8

各ゲームの設定からFSRを有効にするだけです。

FSR3に対応したゲームならフレーム生成が使えます。

AFMFの使い方

Armoury Crateのコマンドセンターに「AFMF」の設定ボタンを追加する。

コマンドセンターを開いて「AFMF」をタップしてONにする。

ニーア オートマタ

ゲームの設定で「フルスクリーン」「垂直同期をOFF」にする。

※ゲームによっては垂直同期の項目が無かったり、項目名が「VSync」の場合もあり

【軽量級】フォートナイト (DX11)

設定
  • 【画質】DX11パフォーマンス
  • 【解像度1】フルHD
  • 【解像度2】HD(1280×720)
移動+建築+戦闘時の平均fps
フルHD
128
HD
138

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

競技向けの「DX11 パフォーマンスモード」なら120fps以上で動作。フルHDでも十分な速度です。

コントローラーでFPSゲームをする人にとって、ROG Ally Xは神アイテムとなるでしょう。

【軽量級】サミー777タウン(サミタ)

2024年7月時点での公式推奨スペックは第8世代Core i9以上、RTX 3060以上となってますが、デタラメです。

Ally Xで2台同時に起動してもサクサク動きます。

パチンコ玉はなめらかに跳ね回り、カクついた動きはありません。

インテリジェンスオートで放置プレイにもってこいの環境です。

フレームレートの計測ができないゲームなので、実際の動きは動画を参考にしてください。

【軽量級】バニーガーデン

心が清らかなお紳士様向けのゲームです。

フルHD/60fpsで動作。パワーモードを「サイレント 13W」にしても余裕。

こういったノベル系ADVゲームはAlly Xに最適です。

【軽量級】DEAD OR ALIVE XTREME Venus Vacation(DOAXVV)

わりとグラフィックスが重そうなゲームですが、フルHD/最高設定で上限の60fpsで動作。

タッチ操作ができるので、お紳士様系のゲームが好きな人にとって最高のプレイ環境と言えるでしょう。

たぶん、もっともAlly Xと相性の良いゲームジャンルだと思います。

【経量級】オクトパストラベラー2

設定
  • 【解像度】フルHD
  • 【画質】最高
  • 【AFMF】OFFとON
町中をダッシュ移動中の平均fps
AFMF OFF
46
AFMF ON
69

戦闘中よりも移動中の方が重いゲームのようです。

最高設定でもサクサク遊べます。

アクション性が低いゲームなのでAFMFを使わなくても問題ありません。

【中量級】NieR Automata(ニーア オートマタ)

設定
  • 【解像度】フルHD
  • 【画質】MEDIUM
  • 【AFMF】OFFとON
ザコ敵と戦闘中の平均fps
AFMF OFF
41
AFMF ON
63

フレームレートの上限が60fpsのゲームで、AFMFを有効にすると見かけ上は60fpsを超えてサクサク遊べます。

ちょっと古い名作ゲームを遊ぶには最高のゲームマシンです。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【解像度】フルHD
  • 【画質1】最高
  • 【画質2】中
  • 【FSR 3】バランス
  • 【フレーム生成】ON
OKAサーファーで走行中の平均fps
最高画質
55
中画質
71

FSR 3/フレーム生成に対応しているので、非常に動作が軽いです。

最高画質だとダッシュ移動などで少しカクつきますがプレイに支障はありません。

AFMFを使わなくても十分なパフォーマンス。多くのコマンド選択型RPGは問題なく遊べるはずです。

【中量級】アーマードコア6

設定
  • 【解像度】フルHD
  • 【画質】低
  • 【自動描画調整】ON
  • 【AFMF】OFFとON
ARENA 28/Fで戦闘中の平均fps
AFMF OFF
43
AFMF ON
62

AFMFを使うとフレームレートが安定しないことがあるけど、ストーリーを楽しむ分には十分なスピードで遊べます。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【解像度】フルHD
  • 【画質】低
  • 【AFMF】OFFとON
レベル50拠点内を走った平均fps
AFMF OFF
42
AFMF ON
75

目安として拠点で活動中に60~80fpsくらい出ていれば「戦闘」「移動」も快適に動作するゲームです。

画質を「低」にすれば普通に遊べます。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【解像度】HD(1280×720)
  • 【画質】高+レイトレーシングOFF
  • 【自動描画調整】ON
  • 【AFMF】OFFとON
霊馬に乗って固定ルートを走った平均fps
AFMF OFF
44
AFMF ON
63

フレームレートの上限が60fpsのゲームです。

AFMFを有効にすると見かけ上は60fpsを超えます。

この世でもっとも重いゲームと思われますが、画質の調整次第で十分に遊べます。

【重量級】サイバーパンク2077

設定
  • 【解像度1】フルHD
  • 【解像度2】HD(1280×720)
  • 【画質】低
  • 【FSR 2.1】自動
  • 【AFMF】ONとOFF
ベンチマークモードの平均fps
フルHD+AFMF OFF
38
フルHD+AFMF ON
59
HD+AFMF OFF
56
HD+AFMF ON
87

画質「低」でも十分キレイです。

FSRとAFMFを合わせれば、フルHD/戦闘中でも60fps前後で動作。

より高いフレームレートで遊びたければ解像度をHDに落とせば80fps前後で遊べます。

ゲーム性能まとめ

CPU内蔵グラフィックス機能を使うので、ゲームパフォーマンスはすごく心配でした。

実際に遊んでみたところ、画質の設定でどうにでもなる感じです。

そもそも画面サイズが小さいので、画質を「」にしたり、解像度をHD(1280 x 720)に落としても、画質の劣化を感じることは少ないと思います。

AAA級の大型タイトルでは動きの激しいシーンで50fpsを下回ることがあるけど、FSRやAFMFなどを駆使すれば平均60fpsを超える性能。

グラフィックスの軽いゲームだと100fps以上を叩き出せます。

特にSteamで星の数ほど配布されているインディーズタイトルや、少し古い名作タイトルを遊び尽くしたい人に最適です。

ただし、PC初心者には設定の勘どころが難しいかな … と感じました。

発熱と動作音のチェック

本機は冷却用のファンが2つと「ほこりフィルター」も内蔵されていてます。

旧モデルからエアフロー効率も大幅に改善されていて、かなり贅沢な仕様です。

サーモカメラでエルデンリングをプレイ中の温度をチェックしました。

正面/液晶/46.5℃
正面/コントローラー/39℃

液晶がもっとも熱を持つパーツで、47℃くらいでした。

コントローラーの周辺は39℃以下ですが、実際にさわってみるとほんのり温かい程度です。

背面/排気口付近/46.5℃
背面/グリップ/35℃

背面のもっとも熱いところが46.5℃で、グリップ部分は35℃でした。

手の触れる部分が熱いと感じることはありません。

ゲームやパワーモードによって発熱の具合は変わります

状態騒音値
ゲーム約38db
日常生活の音
動画視聴約33db
ささやき声
※騒音計をかなり本体に近づけた時の計測値

ゲーム中はファンが回転し、シューッという排気音がしますけど日常生活音レベルです。

ゲーミングノートのような爆音をかなでることはなく、非常に静か。

たぶん、ほとんどの人は気にならないと思います。

騒音値の目安
21〜35dbささやき声
36〜40db日常生活の音
41〜45db扇風機の「弱」
46〜50db扇風機の「中」
51〜55db扇風機の「強」
うるさく感じる
56db以上かなりうるさい
不快な音

バッテリーのチェック

ASUS公式の情報だと、バッテリーの持続時間は以下のようになります。

  • ヘビーゲーム 約3時間
  • 動画視聴 約11.7時間
  • 充電時間 1.9時間
    ∟0%~100%までの充電時間 
    ∟付属65Wアダプターを使用

「Turbo 25W」でエルデンリングみたいな「スーパーヘビーゲーム」をプレイしたところ、液晶輝度100%だと1分で1%ずつ減っていく感じ

液晶輝度を70%に落とせばフル充電で2時間くらい遊べます。

軽いゲームなら「サイレント 13W」でも十分遊べるので、ゲームに合わせてパワーモードを変えればかなり良い感じです。

人によって評価が分かれるポイントですが、個人的には十分なバッテリー容量だと思います。

メリットとデメリット

ここまでのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

ここが残念!
  • 基本的に画質を落とす必要あり
  • 重たいゲームは解像度を落とす必要あり
  • 収納可能な自立スタンドが欲しかった
  • PC初心者
ここが良い!
  • 期待以上のCPUパワー
  • 必要十分なバッテリー容量
  • Windowsがサクサク動く
  • 120Hzのリフレッシュレート
  • 極上のコントローラー
  • 冷却音が小さい
  • 画質の設定次第で無敵

気になった点を並べてみたものの、すべてを望むのは欲張りすぎかな…って感じ。

設定次第で十分なパフォーマンスが出るので、ハマる人にはハマる極上のマシンです。

ただ、FSR、AFMFなどの専門知識と設定の勘どころは必要。

ニンテンドースイッチのように、純粋にゲームだけを楽しみたい人には難しい点が多いです。

設定をいじるのが好きな人、ガジェットが好きな人におすすめです。

【購入特典】誰でももらえる!

購入の特典は2つあります。

1つ目は3ヶ月分の「Xbox Game Pass Ultimate」

クラウドゲームが使えるので、ストレージ容量を気にせずゲームを遊びまくり!

2つ目は「ハードケース」

ROG Ally Xを購入してレビューサイトに投稿すると、全員にプレゼントしてくれます!

かなり太っ腹なサービス。これはゲットするしかないでしょう!

【まとめ】熟成された極上のミニゲーム機

旧モデルから正統進化。熟成された感じです。

まとめるとROG Ally Xは次のような人におすすめします。

  • ガジェットが大好きな人
  • 小型ゲーミングPCが欲しい人
  • どこでもゲームしたい人
  • 手頃なサブPCが欲しい人
  • 安心安全なPCメーカーの製品が良い人
  • PC初心者
  • 最高画質でゲームをしたい人

欲張ってしまうと気になる点はあるものの、ポータブルゲーミングPCの中では文句なしのトップクラス。

設定をいろいろいじるのが好きな人、サブのゲーミングPCが欲しい人に最適です。

ドンピシャでハマる人は多いと思うので、気になる人はぜひゲットしてください!

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更新:2024年12月4日

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187979円RTX 4060TiCore i7 14700F16GB500GBドスパラ11111111
189800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBストーム1111111
189800円RTX 4060TiCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
199800円RTX 4060TiRyzen 5 7500F32GB2TBツクモ11111111
207980円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
229900円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス111111111111
230980円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
234800円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房1111111
242720円RTX 4070 SPCore i5 14400F32GB2TBサイコム1111111111
242800円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111111
242800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
247980円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111111
254980円RTX 4070Ryzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ1111111111
258000円RTX 4070 SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111111
267980円RTX 4070 SPRyzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111111
269800円RTX 4070 SPCore i7 14700F16GB1TBPC工房111111111
269800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBPC工房111111
269800円RTX 4070 SPRyzen 7 770032GB1TBマウス1111111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111111
269980円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBツクモ111111111
271510円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBMDL.make111111
279800円RTX 4070 SPRyzen 7 9700X16GB1TBマウス1111111111
284800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TBフロンティア11111111
289800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
289800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス1111111111
294800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111111
298000円RTX 4070Ti SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP111111111
299800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBツクモ111111111
300980円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ11111111111
324800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア1111111
329800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111111
360980円RTX 4070 SPRyzen 7 9800X3D16GB1TBドスパラ111111111
374800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 9800X3D32GB1TBPC工房1111111
385979円RTX 4070Ti SPRyzen 7 9800X3D16GB1TBドスパラ111111111

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