NEXTGEAR JG-A5G60 Ryzen 5 7500F+RTX 4060モデルの実機レビュー パワフルで高コスパなゲーミングPC

このページには広告が含まれています

マウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A5G60 Ryzen 5 7500F+RTX 4060モデル」をレビューします。

気になっている人は次のように思っていませんか?

  • ゲームはサクサク動く?
  • 品質やパーツ構成はどうなの?
  • Ryzen 5とCore i5はどっちが良い?
  • メリット・デメリットは?

実機をお借りしたので、定番CPUなCore i5-14400Fを搭載したPCと比較をしました。

CPUの違いによるパフォーマンスの差も分かります。

15万円くらいのPCを探している人は、ぜひご覧ください!

GPUに「RTX 4060Ti」を採用した上位モデルも同じパーツ構成です

機材貸出元:株式会社マウスコンピューター

目次

マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60特徴とスペック

【黒】標準モデル
【白】オプションで選択可能
CPURyzen 5 7500F
GPUGeForce RTX 4060
メモリ16GB
DDR 5 5200MHz
ストレージ1TB
ネットワーク1Gbps有線
(Wi-Fiはオプション)
高さ x 幅 x 奥行410 x 220 x 424
突起含む
参考価格164,800円
価格と構成は予告なく変わることがあります

高性能なミドルクラスCPUとフルHD解像度のゲームに強いRTX 4060を組み合わせたゲーミングPCの入門モデルです。

実際に使って感じた「良い点」と「残念な点」がこちらになります。

ここが良い!
  • 初期スペックが良い
  • パワフルなCPU
  • カッコよくて所有感が高い
  • 標準で3年保証
  • 24時間365日のサポート体制
  • などなど(記事内で解説)
ここが残念!
  • ストレージの拡張性が低い
  • などなど(記事内で解説)

カスタム不要で使い始められる充実したスペックで、ライバルのCore i5を搭載したPCよりもパワフルで価格も安いのが特徴。

ゲーム機からステップアップしたい人、カジュアルにゲームを楽しみたい人におすすめです。

NVMe SSDの増設ができないことだけ気になりましたが、対応策はあるので大きなデメリットはないと思います。

「気になった点」「良い点」を詳しく解説するので、購入を検討している人は参考にしてください。

\3年保証・超強力サポート/

他のモデルはこちら

JG-A5G60の外観

GPUに「RTX 4060Ti」を採用した上位モデルも同じです

↑角ばったデザインで、左側面はPC内部を見て楽しめる強化ガラスパネルになっています。

安っぽさは微塵みじんも感じなく、非常に所有感の高いケースです。

好みによって評価は分かれそうですが、ビジネス向けのPCとは違って「かっこいい」と思います。

↑大きさはミニタワーサイズ。

ゲーム機よりは少し幅があるものの、コンパクトなので大きすぎるPCが苦手な人におすすめです。

↑天面に大きな通気口があって、ホコリの侵入を防ぐマグネットフィルターを装備。

↑天面に電源ボタン、USB Type-A 5Gbps x 2、音声入出力。

オプションのLEDファンの発光パターンを制御する専用ボタンがあります。

↑USB Type-Cポートが無いのは残念なポイントですが、Type-A→Type-C変換アダプターを使えば問題ないと思います。

↑正面の上下に大型吸気口。

↑ホコリの侵入を防ぐためメッシュ状になっていますが、フィルターは内蔵していません。

背面インターフェイス
  • USB Type-C(5Gbps) x 1
  • USB Type-A(5Gbps) x 2
  • USB 2.0 Type-A x 2
  • 有線LANポート(1Gbps)
  • 音声入出力
映像出力ポート
  • HDMI x 1
  • DisplayPort x 3

Type-Cが1つ、Type-Aが4つとUSBポートの数は少なめですけど、ほとんどの人にとって十分な数だと思います。

無線LANは内蔵していませんが、注文時にカスタムして追加可能です。

↑底面にも脱着可能な「ほこりフィルター」があります。

JG-A5G60の内部

GPUに「RTX 4060Ti」を採用した上位モデルも同じパーツ構成です

↑キレイに配線されていて、スッキリした見た目。

ケース内部はかなり余裕があるので熱気がたまりにくく、メンテナンスもしやすい設計です。

↑CPUファンはトップフロー式。

Ryzen 5 7500Fは省電力&発熱が少ないCPUなので、十分な冷却能力です。

背面にも12cmのファンを搭載し、CPUとケース内の熱を効率的に排出。

↑前方に12cmの吸気ファンが1つ。

追加でファンを設置できるスペースもあります。

注文時のカスタムでファンを追加できますが、本機の構成なら標準の1台で問題ありません。

↑上面にもファンや水冷ラジエーターを設置できるスペースがあります。

こちらも注文時のカスタムで2台のファンを追加できますが、本機の構成なら追加しなくてOKです。

↑試用機のグラフィックボードは「MSI RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G」でした。

低負荷時はファンの回転が止まる静音&高性能モデルです。

↑マザーボードは「ASRock A620M」です。

↑メモリスロットは2本で、DDR5-5200MHzが2枚。(計16GB)

ゲームと普段使い、かんたんな映像編集くらいなら十分な容量です。

メモリの増設スロットが無いので拡張性が低く見えますけど、DDR5メモリは4枚で使うと速度が落ちるデメリットがあります。

トラブルを避けるためにも、2枚で目的の容量にするのがおすすめです。

ストレージはGen 4×4な超高速タイプのNVMe SSDが1TB。

NVMe SSDを増設するための空きM.2スロットは無いので注意。

たくさんのゲームをインストールしたい人は、注文時に2TB以上の大容量タイプに交換しておくと安心です。

予算が厳しい人は、容量が少なくなったら大容量NVMe SSDへ引っ越しすれば問題ありません。

拡張スロットの内訳

  1. グラフィックボード用(RTX 4060)
  2. 使用不可
  3. 空き(PCIe Gen 3 x 1)

②のスロットはグラフィックボードで隠れてしまうため使用できません。

③のスロットはGen 3×1な低速タイプなので、ほとんど使い道がないと思います。

配信などで使うキャプチャーユニットは外付けUSBタイプを使えば問題なし。現在のPCは使える拡張スロットが無くても全く問題ありません。

↑マザーボード裏側に配線が集中。

↑側面に2.5インチのドライブベイが2つ。低速タイプのSSDを2台取り付け可能。

2.5インチのSSDはゲームのインストール先にはおすすめしませんが、動画ファイルなどの大容量データの保管先としては十分な速度です。

電源ユニットは750W 80PLUS BRONZE。

RTX 4080 SUPERクラスのハイスペックGPU+ストレージを2〜3台くらい追加できる十分な容量です。

↑オプションのLEDファンの発光パターンを一括制御するハブ(ARGBハブ)を標準搭載。

本体の価格からすると、かなり豪華な装備です。

パーツ構成とカスタム性の評価

特にケースの使い勝手が良いです。

メンテナンス性が高く、末永く「良き相棒」として活躍してくれるでしょう。

マザーボードにコスパの良いA620チップセットを採用し、高性能すぎるパーツをぎ落として価格を下げているのが好印象。

M.2 NVMe SSDの増設スロットまで無くなっているので、ストレージの拡張性が今どきのPCとしては低いのですが、PCの価格からすると妥当だと思います。

ぶっちゃけメインのNVMe SSD 1つだけでなんとかなります。

容量が少なくなったら大容量NVMe SSDへ引っ越せばOK。

引っ越しの手順は関連記事を参考にしてください↓

CPU性能|Ryzen 5 7500F

本レビューでは競合するCPU「Core i5-14400F」と比較します。

↑CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUはすべて実機を使い、電力設定を「定格」にして計測しました。(※BTOパソコンと同じ設定)

Ryzen 5 7500FはライバルのCore i5より飛び抜けて良い性能です。

PCの価格もCore i5モデルより1万円以上も安いことが多いのでコスパに優れています。

赤:優れている/青:劣っている

Ryzen 5 7500FCore i5-14400F
Pコア数66
Eコア数なし4
定格クロック3.7GHz2.5GHz
ブーストクロック5GHz4.7GHz
L3キャッシュ32MB20MB
熱設計電力65W65W
最大電力88W148W
CPU末尾の「F」とは?

グラフとスペック表だけで判断すると、弱点はEコア(高効率コア)が無いことだけのように見えます。

Eコアは省電力に貢献しますが、ゲームだと役立たずなコアであり、CPUパワーを多く使うクリエイティブ系の処理でも特に有利と感じません。

また、Zen 4世代のRyzenは電力効率に優れていて、消費電力もCore i5とほとんど変わらないです。

実際に両方を使っている私の感想としては、Eコアって「便利だなぁ」「すごい!」と思ったことは一度もありません。

結論を言うと、Eコア無しでもまったく問題なく、総合的にRyzenの方が優れています。

グラフィック性能|RTX 4060

定番ベンチマークの3DMark Time Spyのグラフです。

グラフだけで判断すると、最新GPUなのに旧世代のRTX 3060Tiに負けてるの?って思う人が多いと思います。

3DMarkのスコアというのは、ラスタライズ性能(描画性能)を評価していて、後述するDLSS(Tensorコア)、レイトレーシング(RTコア)の性能を含めていません。

最近のゲームは「DLSS」と「レイトレーシング」も使って、ゲームの「パフォーマンス」と「表現力」を上げることが当たり前になってきています。

すべてのコアを合わせた総合性能を見ないと、新世代のゲームパフォーマンスを正しく評価できない点に注目してください。

グラフではRTX 3060Tiより低性能に見えますが、強化されたコア性能によりゲームによってはフルHDで「RTX 3080」を超えるパフォーマンスで遊べます。

レイトレーシングについて

光と影の表現力を上げてリアルな描写を可能にする機能です。

対応したゲームなら表現力が格段に上がって美しい映像になりますが、フレームレートが落ちるのがデメリット。

RTX 4000シリーズならパワーアップしたレイトレーシング性能により、フレームレートの落ちは少なめ。

RTX 3000シリーズだと、レイトレーシングをONにしたらフレームレートが半分くらいになってしまいます。

競技性の高いFPSゲームよりもアクションアドベンチャーのような美麗な映像をまったり楽しむゲームに向いた機能です。

DLSSについて

DLSSはAI技術を使ってフレームレートをブーストする機能です。

低解像度の映像を高解像度にアップスケールする仕組みで、理論上は画質を少し犠牲にしますが、ほとんどの人は気にならないと思います。

さらに、レイトレーシングと組み合わせれば、弱点であるフレームレートの低下を抑えられるのもポイント。

DLSSに対応したゲームなら、基本的に有効にすることをおすすめします。

DLSS3 フレーム生成について

RTX 4000シリーズから使えるDLSS 3のフレーム生成機能は、AIが推測して中間フレームを自動生成します。

対応したゲームだと、旧世代のハイスペックモデルRTX 3080を上回るスコア

DLSS 3対応ゲームは増加中で、旧世代のRTX 3000シリーズと比較するのが可哀想かわいそうになるくらい強烈なパフォーマンスで遊べます。

ストレージ性能

標準搭載のSSDはGen 4×4の超高速タイプで、発熱を抑えるヒートシンクの下に装着されています。

容量は1TBなので、たっぷり最新ゲームをインストール可能です。

読み込み性能は約4,700MB/sでGen 4ストレージとしては標準的ですが、ゲームやWindowsの立ち上がりは速くてストレスはありません。

注文時のカスタムで2TBと4TBの大容量タイプに交換可能です。

JG-A5G60のテスト環境

JG-A5G60のパフォーマンスを以下の構成でチェックします。

  • Ryzen 5 7500F+RTX 4060(JG-A5G60)
  • Core i5-14400F+RTX 4060

CPUの違いによるフレームレートの差に注目してください。

ゲーム性能

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】FF14 黄金のレガシー
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】崩壊スターレイル
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】龍が如く8
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX11パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む/チャプター5)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

フォートナイトはRyzenと相性の良いゲームです。総合的にCore i5よりも優れたパフォーマンス。

グラフィックの軽い「パフォーマンス設定」だと、Core i5は280fpsくらいで頭打ちになります。(ボトルネックが発生)

Core i5だとRTX 4060の性能を限界まで引き出せていなく「もったいない」感じがします。

グラフィックの重い「DX12設定」だと誤差レベルです。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質1】ウルトラ
  • 【画質2】NORMAL
  • 【高品質アップスケーリング】デフォルト
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時/シーズン10)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで快適です。

画質を「NORMAL」に落とすと400fpsとか出ます。

Core i5は処理の限界値が低く、総合的にRyzenの方が良いです。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【プリセット】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測

ベンチマークの評価はフルHD/WQHDが「非常に快適」、4Kが「とても快適」です。

微妙にCore i5が良いスコアですけど、体感できるほどの差はありません。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測

フルHD/WQHDで上限の60fpsに張り付きプレイができます。

余裕の性能です。

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート(v.4.6)

すっごくきれいなグラフィックスですけど、4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイが可能です。

【中量級】崩壊スターレイル

設定
  • 【画質】最高

移動・戦闘など全てのシーンのフレームレート(v.2.2)

こちらも上限が60fpsのゲームです。

4Kまで文句なしの性能!

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート(v.0.2.3.0)

このゲームの高負荷なシーンは「戦闘中」や「フィールド内を探索中」ではなく、ある程度成長した「拠点内」だと思われます。

拠点で活動中に80fpsくらい出ていれば「戦闘」「移動」も快適に動作しますが、ぶっちゃけ4Kでも普通に遊べます。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

アナコンダショッピングセンター内をOKAサーファーで走行中の平均フレームレート(v.1.20)

コマンド選択型RPGなので、60fps以上出ていれば快適に遊べるゲームです。

ウルトラワイド(UWQHD)に対応しているので、PS5みたいなゲーム機とは別次元のゲーム体験ができます。

【中量級】アーマードコア 6

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: armored-core6-photo7_1024_20230831_054230.jpg
設定
  • 【画質1】最高
  • 【画質2】高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート(v.60)

フレームレートの上限が120fpsのゲームです。

微妙にRyzenが良いスコアですけど、体感できる差はありません。

フルHD~ウルトラワイド(UWQHD)まで快適に遊べる性能です。

特にウルトラワイドがすごい迫力なのでおすすめ。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質1】最高
  • 【画質2】最高/FSR ON
  • 【レイトレーシング】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測(v.1.7.0)

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

FSRをONにするとGPU負荷が減ってCPUに仕事が回り、フレームレートが上昇します。

総合的にRyzenの方が高性能!

設定次第で重量級ゲームも4Kまで余裕です。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質1】最高/解像度スケール100%
  • 【画質2】最高/解像度スケール50%
  • 【適応品質】60FPS
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測(v.1.0.8)

超激重ゲームですけど、画質の調節しだいで4KまでOK。

「適応品質を60FPS」に設定すると、画質が動的に調節されて60fpsを下回らなくなります。

【解像度スケール100%】

GPU負荷の少ないフルHDでCPUパワーの差が出ます。

【解像度スケール50%】

画質を落とすとGPUの負荷が減ってCPUが良く働き、フレームレートが伸びます。

Core i5は110fpsくらいで処理の限界に達し、フレームレートが伸びません。(ボトルネックが発生)

Ryzen 5は120fpsくらいがボトルネック発生のしきい値になります。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【プリセット】最高画質
  • 【画質1】レイトレーシングOFF
  • 【画質2】レイトレーシング最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート(v.1.10.1)

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、レイトレーシングOFFならWQHDまで60fpsに張り付けますし、4Kでもストーリーを楽しむ分には普通に遊べます。

レイトレーシングを使うならWQHD以上で画質を少し落とせば問題ありません。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測(v.2.12)

RTX 4060なら、どのCPUと組み合わせてもフルHD/WQHDで快適に遊べます。

CPUの違いによるパフォーマンスの差は誤差レベルです。

ゲーム性能の評価

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

総合的にゲーム時のパフォーマンスは「Ryzenの方が良い」と感じました。

特にフォートナイト(パフォーマンスモード)のように、グラフィックスの軽いゲームだとRyzenが強いです。

ミドルクラスCPUの中ではトップクラスの性能だと思います。

クリエイティブ性能

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4K→4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Ryzen 5 7500F+RTX 4060
6分49秒
Core i5-14400F+RTX 4060
6分57秒
フルHD→フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Ryzen 5 7500F+RTX 4060
1分20秒
Core i5-14400F+RTX 4060
1分25秒

Core i5よりもかなり速いです。

RAW現像(Lightroom Classic)

Lightroom Classicを使って有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
Ryzen 5 7500F+RTX 4060
34.78秒
Core i5-14400F+RTX 4060
41.13秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

写真現像もRyzen 5 7500Fの方が速いです。

もっと複雑な処理をさせたら、さらに大きな差が出るでしょう。

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
Ryzen 5 7500F+RTX 4060
22.4秒
Core i5-14400F+RTX 4060
22.5秒
Core i7-13700+RTX 3060 12GB
28.1秒

微妙にCPUパワーの差が出てますが、ほぼ同じと思って良いでしょう。

AI画像生成はほとんどGPUパワーだけで動くようです。

クラウドサービスを使った画像生成よりも圧倒的に速く自分好みの絵を描けます。

RTX 4060のビデオメモリは8GB版なので、AI画像生成の「入門向け」といった位置付けです。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

ちょっとやってみたい!って人なら、ビデオメモリは8GBもあれば十分です。

※AI画像生成は発展途上中です。今後も高速化する技術がたくさん生まれてくると思われます。

クリエイティブ性能のまとめ

総合的にRyzen 5 7500Fがベストスコアです。

他にもクリエイティブ系のアプリはたくさんあるので、アプリによってはCore i5の方が強いことがあるかもしれません。

とはいえ、Core i5-14400Fに大きく負けることは無いと思われます。

消費電力と動作音

↑消費電力と動作音を計測した動画です。

75秒ほどの映像なので、サクッと確認できます。

動作音

状態騒音値
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD
42db
扇風機の「弱」
エンコード
フルHD
40db
日常生活の音
動画視聴
YouTube
39db
日常生活の音
アイドリング37db
日常生活の音
騒音値の目安(タップして見る)
21〜35dbささやき声
36〜40db日常生活の音
41〜45db扇風機の「弱」
46〜50db扇風機の「中」
51〜55db扇風機の「強」
うるさく感じる
56db以上かなりうるさい
不快な音

アイドリングや動画視聴のような軽い処理だとかなり静か。

静かな部屋で電源を入れっぱなしにしても、動作音が気になることは無いです。

ゲームだと騒音値が少し上がりますけど、スピーカー音、コントローラー、マウスなどの操作音よりも低いので気になる人はいないと思います。

消費電力

状態JG-A5G60
Ryzen 5 7500F
Core i5-14400F
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD
230~240W220~235W
エンコード
フルHD
170~175W175~180W
動画視聴
YouTube
約80W60~65W
消費電力の計測環境(タップして見る)

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

【ゲーム】サイバーパンク2077/フルHD/RTウルトラ画質の最小値と最大値

【エンコード】Premiere Pro 2024でフルHD/10分/60fpsのソースをYoutubeプロファイルで書き出し

動画視聴】YouTube

微妙にCore i5の方が良いのですが、ほぼ同じと思って良いでしょう。

ゲームなど負荷の大きい処理でも250Wを下回る消費電力なのが魅力です。

動画視聴の消費電力が高めに見えますが、Windowsは常にいろいろなタスクが動いているので低負荷時の消費電力は安定しません。誤差レベルと思ってください。

超強力なサポートサービス

マウスコンピューターのPCは標準で3年間の保証が付くほか、24時間365日の電話・LINEサポートなどが充実しています。

他のメーカーだと1年保証、有料で延長保証が普通です。

保証の点だけでもマウスコンピューターを選ぶメリットがあります。

さらに、オプションで必要なサポートサービスを追加できるのもポイント。

パソコンのスキルは人によって差があります。

少しでも不安がある人は、本体の価格だけで判断せず、サポート力も考慮するのがおすすめです。

マウスコンピューターの充実したサポート内容は公式ページをチェックしてください。

メリットとデメリット

ここまでのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

ここが残念!
  • 手の届く位置にUSB Type-Cが無い
  • NVMe SSDを増設できない
ここが良い!
  • 初期スペックが良い
  • パワフルなCPU
  • カッコよくて所有感が高い
  • 標準で3年保証
  • 24時間365日のサポート体制

3年保証と強力なサポートを考慮すると、圧倒的に安いと思います。

マザーボード、ケースなどが上位モデルと同じなので、価格のわりにパーツ構成が良いです。

CPU性能が高いため、RTX 4060の性能を限界まで引き出せるのもポイント。

特にカジュアルにゲームを楽しむ人におすすめ。画質を少し落とせばヘビーFPSゲーマーまで満足できる性能です。

NVMe SSDの増設ができないことや、手の届く位置にType-Cポートが無いことは気になりましたが、いずれも対応策はあるので致命的な弱点はありません。

デメリットよりもメリットの方が強く、多くの人が満足できるPCだと感じました。

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要で「そのまま使えるスペック」です。

標準状態でしばらく使ってから必要に応じて拡張するのが良いでしょう。

予算に余裕がある人や自分でカスタムするのが不安な人は、以下のオプションがおすすめです。

  • 2TBストレージに変更
  • 32GBメモリに変更

最新ゲームをたくさんインストールしたい人は、ストレージが2TBあるとかなり長く使えます。

本機は増設用のM.2スロットが無いので、なるべくメインストレージを大容量タイプに交換しておくと使いやすいでしょう。

メモリはゲームの実況配信やクリエイティブな作業をがっつりやりたい人は32GBに交換しておくと安心。

その他、Wi-Fiの追加など、使用する環境に合わせて柔軟にカスタム可能です。

逆に、必要ないオプションは以下です。(好みの問題なので、迷ったときの判断材料にしてください)

  • Windows 11 Proに変更
  • CPUグリスの変更
  • 電源容量の変更

個人で使う分には標準のWindows 11 Homeで十分です。

CPUグリスと電源容量については標準のままで問題ありません。

LEDファンの追加について

価格と色は2024年5月18日時点
レビュー機はLED無しの「標準」モデル

↑本機は注文時のカスタムでLEDファンを追加できます。

マゼンタ色の例
モデルはJG-A7G6Tレビュー

↑ゲーミングPCらしい派手な見た目が好きな人は追加するのがおすすめ。

ただし、「マゼンタ」「青色」「赤色」は安いけど、購入時に選択した色でしか光りません。

選ぶなら「RGBケースファン」がおすすめ。発光パターンをケース天面のボタンで変更できます。

ホワイト+RGBファンの例
モデルはJG-A7G7S(レビュー

特に「白ボディー」はかなり安いと思います!

【まとめ】価格と性能のバランスに優れた一台

総合評価
(基準:15万円クラスのPC)
CPU性能
GPU性能
デザイン
拡張性
静音性
コスパ

NEXTGEAR JG-A5G60は「高い処理能力」「所有感の高いデザイン」「強力なサポート体制」が魅力のゲーミングPCです。

本製品は以下のような人におすすめです。

  • はじめてゲーミングPCを買う人
  • 最新ゲームを快適に遊びたい人
  • 大きすぎないPCが欲しい人
  • 保証とアフターサポートが重要な人

ぜひ、JG-A5G60をゲットして極上のゲーム体験を楽しんでください。

\3年保証・超強力サポート/

他のモデルはこちら

安心・安全メーカー!

PCパーツの基礎知識

パーツ別の基礎知識
工具メモリ
グラフィックボードストレージ
CPUケース
CPUクーラーケースファン
マザーボード電源

おすすめゲーミングPC検索

更新:2024年10月9日

のお宝PCがあります
価格GPUCPUメモリストレージメーカーおすすめフルHDWQHD4K光る光らない標準中型小型Wi-FiM.2納期レビュー
109980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ11111
133980円RTX 4060Core i5 14400F16GB500GBドスパラ11111
134800円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBマウス11111
139800円Ryzen Z1
Extreme
Ryzen Z1
Extreme
24GB1TBASUS111111
154800円RTX 4060Core i7 14700F16GB1TB日本HP11111
164800円RTX 4060Ryzen 5 7500F16GB1TBマウス11111
164800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
169800円RTX 4060TiCore i7 14700F16GB1TB日本HP111111
169800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
177800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア11111
179800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
179980円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ11111111
189800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBストーム111111
209800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
224800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
234800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
243880円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBドスパラ11111111
245980円RTX 4070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
248683円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
249800円RTX 4070SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
249980円RTX 4070SPRyzen 7 770016GB1TBドスパラ11111
254800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
258800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
268800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
269800円RTX 4070SPRyzen 7 770032GB1TBマウス111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111
269980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBドスパラ11111
269980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111
274800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
274800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
275800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
275980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス111111
279980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
294980円RTX 4070SPRyzen 7 9700X32GB1TBドスパラ111111
299800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
302800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TBフロンティア11111
304800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
312800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
324800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBPC工房11111
329980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
359980円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
412950円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBサイコム1111
427800円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111

条件を変えてください

価格から選ぶグラボから選ぶ
10〜15万円RTX 4060
15〜20万円RTX 4060Ti
20〜25万円RTX 4070 SUPER
25万円〜RTX 4070Ti SUPER
RTX 4080 SUPER
よかったらシェアしてね!
目次