トラックボールERGO M575とMX ERGOの比較!どっちがおすすめ?

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ロジクールのトラックボールには「ERGO M575」と「MX ERGO MXTB1s」の2機種があります。

私は価格と発売日を考慮して安い新型のERGO M575を買いましたが、機能が足りなくて泣く泣くMX ERGOも買ってしまいました。

マジで最初からMX ERGOにしておけば … と後悔しています。

同じような失敗をする人が出ないように、ここにメモを残しておきます。

どちらが良いのか悩んでいる人は参考にしてください。

目次

最初に知って欲しいERGO M575のここがダメ!

ERGO M575を使ってみて、ダメだこりゃ … と思った点を2つ解説します。

  • 横スクロールに制限あり
  • 縦スクロール方向の調整ができない

上記以外については、カスタマイズ次第でなんとかなると思います。

横スクロールに制限あり

スプレッドシートやブラウザーで横スクロールを多用する人は注意!

M575は設定次第で横スクロールが可能です。

スクロールホイールを押し込みながらボールを左右に転がせばOK。

ホイールにチルト機能のあるMX ERGOよりは面倒ですが、慣れれば問題ないと思います。

ただし、2022年にリリースされた新ドライバー「Logi Options+」では左右スクロール機能が無くなっているので注意!

旧)Logicool Options
新)Logi Option+

横スクロールを使いたければ、わざわざ古いドライバーをインストールする必要があります。

ドライバーのアップデートで復活するかもしれませんが、いつになるか分かりません。

古いドライバーもいつまでダウンロード可能か分からないです。

縦スクロール方向の調整ができない

安いERGO M575の一番ダメな点です。

ERGO M575

ドライバーのLogi Optionsを使っても縦スクロール方向の調整はできません。

ドライバー次第でなんとかなりそうですけど、新ドライバーの「Logi Options+」でも無理です。

Macの「システム環境設定」→「マウス」からスクロール方向を逆に変更できますが、タッチパッドのスクロール方向も逆に変わってしまいます。

MacBookなどでタッチパッドも併用している人は、スクロールの感覚が上下逆になってしまうので注意!

上位モデルのMX ERGOなら問題なくスクロール方向の変更ができます。

ERGO M575デメリットのまとめ

2つのデメリットはドライバー次第でなんとかなりそうな気もします。

しかし2020年11月に発売され、2022年の新ドライバーで改悪された点を考慮すると期待できません。

2ボタン+スクロールホイールのみのシンプルなマウスの代替えとしては十分な製品だと思います。

ただし、あれこれカスタムしたいと思っている人は「買わない方が良い」です。

その他の比較

せっかくなので、その他の部分も比較します。

横と縦のスクロール以外は、ERGO M575は良くできていると思います。

ERGO M575MX ERGO
発売日2020年11月2017年9月
定価
2022年9月調査
7,370円16,940円
接続方式・Bluetooth
・USBレシーバー
・Bluetooth
・USBレシーバー
ボタン数58
カスタム可能ボタン数36
バッテリー単3電池
最長20ヶ月
充電式
4ヶ月
Logicool FlowX
重量145g259g

次の項目を比較します。

  1. 大きさ
  2. 質感
  3. 手の置きやすさ
  4. 物理ボタンとカスタム
  5. PC切り替え
  6. バッテリー
  7. レシーバーの収納性
  8. 価格

① 大きさ

公式サイトよりサイズ・重量を抜粋

サイズはほぼ同じです。

重さはMX ERGOの方が角度調節する金属プレートが張り付いているのでズッシリとしています。

Appleのマジックマウスと比べると、かなりデカいです。

② 質感

ERGO M575は全面プラスチックですが、安っぽさは感じません。

MX ERGOはラバー加工されていて、しっとりした肌触り。

さすがに上位モデルだけあって高級感があります。

ただし、使い込んだ人のサイトを見ると、マット加工が経年劣化でハゲるようです。

③ 手の置きやすさ

手の置きやすさは両機種とも良いです。

EX ERGOは0度の「フラット」か20度の「ななめ」に調節できます。

フラットな状態にすると小指側の底面が浮いているので、たまに小指が下に落ちて使いにくいです。

多分、ほとんどの人が20度にして使っていると思われます。

④ 物理ボタンとカスタム

◯がカスタムできるボタンです。

  • ERGO M575=3つ
  • MX ERGO=6つ

ホイール部分の左右チルトと、親指にあたる側面ボタンが違いとなります。

両機種ともカスタム機能を使うときはホイールを押し込みながらボールを回す操作が必要で、人によっては面倒臭い、ややこしいと感じるでしょう。

たっぷりカスタムしたい人は、ボタン数の多いMX ERGOの方が圧倒的に操作しやすいです。

ただし、ボタンは多ければ良いと言うわけでもなく、シンプルに使いたい人もいるでしょう。

MX ERGOの側面にあるボタンは、一時的にポインターの動きを遅くする「プレシジョンモード」の切り替え用です。

もちろん別の機能にカスタムすることも可能。

2機種ともアプリ毎に設定を持てるなど機能は豊富。

ただし、ERGO M575はかなり工夫してもボタン数が足りなくて、思った通りのカスタムができないことが多いです。

⑤ PC切り替え

ERGO M575、MX ERGOともに2台のPCと接続できます。

ERGO M575はひっくり返してボタンを押す必要あり。

MX ERGOは上面に切り替えボタンがあるので楽ちんです。

また、MX ERGOは画面の隅にポインターを持っていくと自動で2台目のPCに切り替わる「Logicool Flow」にも対応。

2台のPCで使いたいならMX ERGOにした方が便利です。

⑥ バッテリー

ERGO M575 単3電池
MX ERGO マイクロUSB
  • ERGO M575=単3電池/最長20ヶ月
  • MX ERGO=充電式/4ヶ月

好みが分かれそうな比較ですが、どちらも良いと思います。

MX ERGOはマイクロUSBの充電式で、Type-Cじゃないのが残念。バッテリーの持ちは普通で、月1回充電しています。

⑦ レシーバーの収納性

ERGO M575は背面にUnifyingレシーバーを収納できます。

MX ERGOはレシーバーを収納できませんが、挿しっぱなしで使う人にとって不要な機能です。

⑧ 価格の比較

ERGO M575MX ERGO
発売日2020年11月2017年9月
定価
2022年9月調査
7,370円16,940円

発売日をみると、すでに両機種とも最新モデルとは言えません(2022年9月時点)。

ERGO M575は安いと言っても7,000円以上と結構なお値段。

そこそこの値段だから問題ないだろう … と思っていると、人によっては機能が足りず痛い目を見ます。

とはいえMX ERGOの価格は高すぎると思います。

非常に悩ましい選択ですね。

他メーカーのトラックボールをチェックしても、MX ERGOより高機能な製品は無いと思います。

【まとめ】MX ERGOがおすすめ

ERGO M575は入門者向けのトラックボールで、かゆいところに手が届きません。

2ボタンマウス+スクロールホイールで満足できる人なら良い製品。

横スクロールを使ったり、MacBookなどのタッチパッドも併用する人は、迷わずMX ERGOにした方が幸せになれます。

高いからあたりまえでしょ … って感じですが、泣く泣く両方買ってしまった者の正直な感想です。

ぜひ、MX ERGOで極上のトラックボール人生を楽しんでください。

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