HP OMEN 25Lの実機レビュー スタイリッシュで美しいゲーミングPC【RTX 4070/SUPER/Ti SUPERで比較】

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世界レベルでトップクラスのシェアを誇るHPのゲーミングPC「OMEN 25L」をレビューします。

気になっている人は次のように思っていませんか?

  • ゲームはサクサク動く?
  • 品質やパーツ構成はどうなの?
  • メリット・デメリットは?

RTX 4070モデルの実機をお借りしたので詳しくチェックします。

「RTX 4070 SUPER」「RTX 4070Ti SUPER」を搭載した上位モデル相当のPCを使って比較もしました。

GPUの違いによるパフォーマンスの差も分かります。

気になる人は、ぜひご覧くだささい!

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目次

HP OMEN 25Lのスペックと特徴

発売時期によりCPUとGPUの組み合わせが違います。

スクロールできます
GPUCPU発売日
RTX 4070
レビュー機
Core i7-13700F販売終了
RTX 4070TiCore i7-13700F販売終了
RTX 4070
SUPER
Core i7-14700F2024年3月
RTX 4070Ti
SUPER
Core i7-14700F2024年3月

CPUのCore i7-13700Fと14700Fに大きな性能差はありません。

以下は共通スペックです。

CPUクーラー空冷
サイドフロー式 RGB
マザーボードH770チップセット
HPオリジナル
メモリ16GB or 32GB
DDR5-5200 RGB
ストレージ1TB
Gen 4 x 4
M.2スロット数
解説
2個(空き1)
Gen 4×4 – 2(1)
ドライブベイ1個(空き1)
2.5/3.5インチ兼用
ネットワーク有線 1Gbps
・無線 Wi-Fi 6
Bluetooth5.2
電源800W
80PLUS GOLD
高さ x 幅 x 奥行448 x 165 x 396
標準価格396,000円(RTX 4070 SUPER)
462,000円(RTX 4070Ti SUPER)
2024年5月17日より32GBモデルが追加

現在販売されているOMEN 25Lには3モデル存在します。

  • RTX 4070(WQHD解像度のゲームに強い)
  • RTX 4070 SUPER(4KゲームまでOK)
  • RTX 4070Ti SUPER(4KゲームまでOK)

どのモデルもCPUは処理能力の高いCore i7なのでクリエイティブ性能が高く、動画・写真編集、AI画像生成、ライブ配信などマルチに使える万能タイプ

入門者〜ヘビーゲーマーまでカバーできる性能です。

実際に使って感じた「良い点」と「残念な点」がこちらになります。

ここが良い!
  • かっこいい
  • 十分なスペック
  • 上品なパーツ構成
  • メンテナンス性が高い
  • 安心のHPブランド
ここが残念!
  • 標準価格が高め
  • 注文時にカスタムできない
  • などなど(記事内で解説)

標準価格は高めですが、セール時は国内BTOメーカー品よりも安いので、最高級ゲーミングPCブランドの製品を格安でゲット可能です。

ほかに気になった点としては、注文時にメモリとストレージ容量のカスタムができないこと。

特にメモリはクリエイティブな作業をガッツリしたい人は32GBあると安心ですが、自分でパーツを買ってきて増設する必要があります。

2024年5月17日に32GBモデルが発売!無敵のスペックです!

とはいえ、メンテナンス性が高いのと日本HPのサポート力は究極に素晴らしいので、PCに詳しくない人でもほとんどの人は対応できるはずです。

これから詳しく解説するので、購入を検討している人は参考にしてください。

OMEN 25Lの外観

すべてのモデルで共通パーツを使用しています

↑スリムでスタイリッシュな見た目。

丸みのない角ばったデザインで、左側面は強化ガラスです。

大きくてゴツいゲーミングPCが多い中、異彩を放った美しいデザイン。

黒いボディーの中から控えめな光があふれ出る感じで、派手さは少なめ。どんなインテリアにも合うでしょう。

HP OMENシリーズは年齢や性別を問わず、幅広いユーザーに人気があるのも納得できます。

↑大きさはゲーム機より一回り大きいくらい。

細身なので机の上に設置しても邪魔にならないサイズ感です。

↑右側面はスチールパネル。

天面は全体が通気孔になっています。

↑天面のインターフェイスは少なめ。

音声入出力、USB-Type A(5Gbps)x 2、電源ボタン

↑USB Type-Cポートが無いのは残念なポイントですが、Type-A→Type-C変換アダプターを使えば困ることはありません。

背面インターフェイス
  • 音声入出力
  • USB 2.0 Type-A x 4
  • USB Type-C(5Gbps)x 1
  • USB Type-C(10Gbps)x 1
  • 有線LANポート(1Gbps)
映像出力ポート
  • HDMI 2.1 x 1
  • DisplayPort 1.4a x 3

インターフェイスについてまとめると、一般的な用途なら十分な数です。

↑底面は全体が通気孔になっています。

↑底面の内側に「ほこりフィルター」が装着されています。

付属品は「保証書」「電源ケーブル」「簡易マニュアル類」のみ。

電源ケーブルは3ピンプラグです。

キーボード、マウスは付属しないので注意してください。

OMEN 25Lの内部

グラフィックボード以外、すべてのモデルで共通パーツを使用しています

↑背面のボタンを押すだけで側面のガラスパネルが外れます。

↑ロック機構があるので安心。

ガラスを倒して傷がついた(泣)なんてことにならない親切設計。

↑内部はわりとスッキリしていて、ガラスパネル越しにLEDを楽しめるほどよいパーツ密度。

空間はしっかり確保されているので、ストレージの増設といったメンテナンス作業もやりやすいです。

↑CPUクーラーはサイドフロー式の空冷。

後方の排気ファンとCPUクーラーのファンは、細身のボディーなので90mmな小ぶりの物が採用されています。

国産BTOパソコンだと120mmが標準的ですけど、90mmでも冷却性能は問題ありません。

メモリはKingston FURYのDDR5-5200MHz 8GB x 2枚(計16GB)を標準搭載。最大4枚まで装着できます。

2024年5月17日より32GBモデルが販売開始!

↑3.5インチ/2.5インチ兼用のドライブベイが1つ。

大きくて重たいグラフィックボードは、頑丈がんじょうなサポートステーでガッシリ鷲掴わしづかみされています。

↑2台目のM.2 NVMe SSDを取り付けるときは、グラフィックボードを取り外す必要あり。

最初にサポートステーを外してください。

RTX 4070

↑グラボは3連ファンな冷却効率の高いタイプで、HP社製の独自モデル。

ファンが3つもあると冷却音がうるさそう … と思う人もいるかもですが、私の経験上、ファンの数は多いほど動作音が小さくなります。

(大型のグラボはヒートシンクの面積が大きくなる→たくさんのファンを低回転で使える→動作音が小さくなる)

↑マザーボードはミドルハイグレードなH770チップセットで、こちらもHP社製の独自モデル。

拡張スロットはグラフィックボード用の1個のみです。

キャプチャーボードなどの周辺機器は、外付けのUSBタイプを使えばOK。

現在は拡張スロットを使うことはほとんど無いので、使えるスロットが0個でも問題ありません。

↑増設用M.2スロットもGen 4×4な超高速NVMe SSDに対応。

↑電源は信頼性の高いCOOLER MASTER社製の800W 80PLUS GOLD。

800WはウルトラスペックなRTX 4080 SUPERも動かせる十分な容量です。

パーツ構成とカスタム性の評価

一般的なユーザーには高性能すぎるパーツを使用していないのが好印象です。

Gen 4×4な爆速M.2 NVMe SSDを増設できるのも高ポイント。

ハードディスクや2.5インチSSDをたくさん繋げたい人には不向きですが、現在はNVMe SSDが主流なので影響を受ける人は少ないと思います。

すごく「上品なパーツ構成」で「拡張性は普通」なPCです。

設定機能|OMEN Gaming Hub

付属アプリの「OMEN Gaming Hub」を使うと本体の設定をかんたんに変えられます。

よく使うと思われる3つの機能をざっくり解説します。

  • パフォーマンスコントロール
  • オーバークロック(メモリ)
  • LEDコントロール

国産BTOパソコンだと、ここまで細かく設定できるアプリを持った製品はありません。

PCに詳しくなくても簡単に設定を変えられるのが素晴らしいです。

パフォーマンスコントロール

↑電源モード(CPUパワーモード)と、温度コントロール(ファン回転速度)を変更する機能です。

電源モード

  • 最適
  • パフォーマンス

温度コントロール

  • 標準
  • パフォーマンス

基本は電源モードを「最適」、温度コントロールを「標準で使うことをおすすめします。

「パフォーマンス」にすると冷却音が大きくなるわりに、体感できるほどの違いはありませんでした。

詳しくは「パワーモードの違い」の項目を見てください。

オーバークロック(メモリ)

デフォルト状態だとメモリのクロックは4400 MT/sになっていますが、本機はメーカー保証された高クロック版のメモリを搭載しています。

せっかくなので、この画面から5200 MT/sへ変更しておきましょう。

ただし、メモリのオーバークロックをしても効果はほどんどありません。詳しくは関連記事を参考にしてください。

LEDコントロール

LEDの発光色・パターンを変更する機能です。

以下の3つの場所を変更できます。

  • メモリ
  • CPUファン
  • 正面のロゴ
デフォルト
サイクル発光の例

固定色の常時発光、サイクル発光など多彩なパターンを指定可能。

ギラギラと派手に光るタイプではなく、すごく上品に光ります。

CPUファンはレトロな感じに光るので、暗い部屋で使うと癒やされて非常に良いです。

もちろん、消灯することも可能です。

CPU性能

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUは、すべて電力設定を「定格」にして計測しました。(※BTOパソコンと同じ設定)

※電力設定などでスコアは変動します。CPU性能の順番として参考にしてください。

Core i7-13700Fは16コア24スレッド/最大5.2GHz。

Core i7-14700Fは20コア28スレッド/最大5.4GHzで動作します。

両CPUともに熱設計電力が65Wなので発熱と消費電力が少なく空冷で使えるのがポイントです。

CPUベンチマークではしっかり差は出るものの、ゲームやクリエイティブ処理といった実用的なパフォーマンスは両CPUにほとんど差はありません。

「処理能力」「消費電力」のバランスが良く、Core i7-13700Fでもまだまだ現役で使える高性能CPUです。

Core i7-14700FとCore i7-13700Fの比較は関連記事も参考にしてください↓

グラフィック性能

主要GPUの性能グラフです。

上位にはRTX 4080/4090といったハイエンドモデルがありますけど、価格が高すぎるので注意!ほとんどの人はRTX 4070Ti SUPERまでで十分だと思います。

RTX 4070は「フルHD」「WQHD」で高画質&高フレームレートで快適に遊べるように設計されたGPUです。

4Kでも快適指標の60fpsを超えるゲームが多く、ほとんどの人にとって十分な性能

グラフを見るとRTX 3080と同等に見えますが、強化された「レイトレーシング」と「DLSS」により、RTX 3000世代と比較するのが可哀想かわいそうになるほど高いパフォーマンスで遊べます。

RTX 4070 SUPERは「WQHD」「UWQHD(ウルトラワイド)」に強いGPUですが、4Kでも70fpsを大きく超えるので苦手な解像度のない万能タイプ

「価格」「性能」「消費電力」のバランスに優れていて、もっともおすすめのGPUです。

RTX 4070Ti SUPERは4Kだと80fpsを超える性能のほか、16GBもの大容量ビデオメモリを搭載しているので、プロレベルのクリエイティブ処理に強いGPUです。

せっかく新しいPCを買うなら長く現役で使いたい!って人におすすめします。

レイトレーシング、DLSSについての詳しい解説は関連記事を参考にしてください。

GPUメモリ消費電力
RTX 4080 / SP16GB320W
RTX 4070Ti SP16GB285W
RTX 4070Ti12GB285W
RTX 3090Ti24GB450W
RTX 309024GB350W
RTX 4070 SP12GB220W
RTX 308010GB320W
RTX 407012GB200W
RTX 30708GB220W
RTX 4060Ti8GB160W

RTX 4000シリーズは、RTX 3000世代より性能が上がっただけでなく消費電力が大幅に下がっているのも特徴となっています。

また、ビデオメモリ16GB以上はプロフェッショナル向けです。ほとんどの人はRTX 4070、4070 SUPERの12GBで問題ありません。

ストレージ性能

標準搭載のSSDはGen 4×4の超高速タイプで、発熱を抑えるヒートシンクの下に装着されています。

容量は1TBなので、たっぷり最新ゲームをインストール可能です。

読み込み性能は約6,900MB/sとPCIe Gen 4×4の性能をほぼ使い切った素晴らしいスコア。

Windowsやゲームの立ち上がりは非常に速く、文句の付けどころがありません。

さらに、本機は増設用のGen 4×4スロットを1つ持っているので、将来的に容量不足で困ることは無いでしょう。

各ストレージ規格の論理性能はこちら↓

ストレージ速度の目安
単位:MB/s
NVMe Gen 5×4 SSD(M.2)
〜14,000
NVMe Gen 4×4 SSD(M.2)
〜7,000
NVMe Gen 3×4/4×2 SSD(M.2)
〜3,500
NVMe Gen 3×2 SSD(M.2)
〜1,700
SATA SSD(M.2/2.5インチ)
〜550
HDD(3.5/2.5インチ)
〜200

※最速のGen 5×4はPCマニアとクリエイター向けです。

Gen 3×2以上であればゲームのインストール先として十分な性能です。

OMEN 25Lのテスト環境

OMEN 25Lのパフォーマンスを以下の構成と設定でチェックします。

Core i7-13700F+RTX 4070OMEN 25L(レビュー機)
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPEROMEN 25L RTX 4070 SUPER相当
Core i7-14700F+RTX 4070Ti SUPEROMEN 25L RTX 4070Ti SUPER相当

OMEN 25Lの設定は「電源モード:最適」「温度コントロール:標準」です。

ゲーム性能チェック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽/重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】崩壊スターレイル
  • 【中量級】FF14 黄金のレガシー
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】龍が如く7 外伝
  • 中量級】龍が如く8
  • 【中量級】Diablo 4
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】スターフィールド
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX11パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】ON(バランス)

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む/チャプター5)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

競技向けの「パフォーマンス」だとガチなFPSゲーマーも納得のスコア。

「パフォーマンス」はグラフィックが軽いので、CPU処理の限界が先に来てしまい、どのモデルも大きな差は出ません。

グラフィックスに凝った「DX12モード」だと、カジュアルに楽しむ分にはどのモデルでもWQHDまで問題ない性能です。

競技性の高いゲームでは画質を落としてプレイする人が多いので、使用するモニターの性能のことも考えるとRTX 4070で十分な人は多いでしょう。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】デフォルト
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時/シーズン8)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで十分な速度です。

ガチなプレイヤーなら画質を下げると400fpsとか出ます。

各GPUのパフォーマンス差は結構ありますけど、どのモデルでも問題ない性能です。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート(v.4.6)

フレームレート60fpsが上限のゲームです。

かなりキレイなグラフィックですけど、RTX 4070以上はオーバースペック。

RTX 4060でも4Kまで60fpsに張り付きます。

【中量級】崩壊スターレイル

設定
  • 【画質】最高

移動・戦闘など全てのシーンのフレームレート(v.2.2)

こちらも上限が60fpsのゲームで、RTX 4070以上はオーバースペック。

RTX 4060でも4K/60fpsに張り付きます。

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【プリセット】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測

ベンチマークの評価はフルHD~4Kまで「非常に快適」です。

フルHDだとCPU処理の限界に達してしまい、フレームレートが200fpsくらいで頭打ちになります。

WQHD以上でスペック通りの差になりますが、どのモデルでも4Kまで十分なフレームレートです。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート(v.0.2.4.0)

このゲームのもっとも負荷のかかるシーンは「戦闘中」や「フィールド内を探索中」ではなく、ある程度成長した「拠点内」だと思われます。

拠点で活動中に60~80fpsくらい出ていれば「戦闘」「移動」も快適に動作します。

フルHD/WQHDでCPUパワーが限界に達し、120fpsくらいでフレームレートが頭打ちになります。どのGPUでも差は出ません。

4KだとGPU負荷が高くなって4070Ti SUPERが有利になりますが、どのGPUでも快適に遊べるフレームレートです。

【中量級】アーマードコア 6

設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート(v.50)

このゲームはDLSSに非対応で、フレームレートの上限が120fpsとなっています。

どのGPUでもフルHD〜ウルトラワイド(UWQHD)まで100fps以上で遊べます。

特にウルトラワイドがすごい迫力なのでおすすめ。

ゲーム機のPS5は画質を落として60fpsが上限なので、圧倒的にパワーの差を感じます。

4Kでもソロで楽しむ分には全く問題ない性能です。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測

4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイができます。

余裕の性能です。

【中量級】龍が如く7 外伝

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

地獄チームランブルGOLD1で仲間が戦闘時の平均フレームレート(8人vs10人/v.1.21)

「龍が如く7外伝 名を消した男」はDLSS 3フレーム生成+ウルトラワイドに対応。

激しい動きでもヌルヌル動作します。

RTX 4070でも十分なフレームレートが出ているので、実際のプレイ感は上位モデルと変わりません。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

アナコンダショッピングセンター内をOKAサーファーで走行中の平均フレームレート(v.1.20)

フルHDはCPU処理の限界に達してしまい、フレームレートが頭打ちになります。

コマンド選択型RPGなので60fps以上出ていれば快適に遊べるゲームです。どのモデルでも体感差はありません。

ウルトラワイド(UWQHD)に対応しているので、PS5みたいなゲーム機とは別次元のゲーム体験ができます。

【中量級】Diablo 4

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】バランス
  • 【フレーム生成】ON

キヨヴァシャド内の固定ルートを移動中の平均フレームレート(v.1.2.3.47954)

DLSS 3フレーム生成に対応したゲームなので、フレームレートが強烈に高いです。

どのGPUでも4Kまで余裕の性能です。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【解像度スケール】100%
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測(v.1.06)

4K/最高画質で遊びたいならRTX 4070Ti SUPERがおすすめです。

RTX 4070でも解像度スケールを80%に落とせば4K/85fps以上で遊べます。

極上のステルスアクションを楽しめます。

【重量級】スターフィールド

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

視界の広い「広い場所」と、視界の狭い「狭い場所」を走った平均フレームレート(v.1.8.86)

めっちゃくちゃ重たいゲームでしたが、DLSS3 フレーム生成対応にアップデートされて4Kまで快適に遊べるゲームに生まれ変わりました。

惑星・地上などの視界の開けた「広い場所」と、船内や洞窟みたいな「狭い場所」でフレームレートが大きく変わります。

計測時のバージョン(1.8.86)では、165fpsがフレームレートの上限になるようです。

競技性の低いソロで楽しむゲームなので、RTX 4070でも4Kまでヌルヌル遊べます。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【プリセット】最高画質
  • 【画質1】レイトレーシングOFF
  • 【画質2】レイトレーシング最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート(v.1.10.1)

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為かなり重たいゲームですが、どのGPUでもレイトレーシングOFFなら4Kまで60fpsに張り付けます。

4Kでレイトレーシングを使うなら画質を少し落とせば問題ありません。

【重量級】サイバーパンク2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測(v.2.12)

こちらもRTX 4000シリーズのDLSS 3(フレーム生成)に対応しているゲームで、OMEN 25Lなら快適に遊べます。

フルHDだとRTX 4070 SUPER以上はオーバースペック気味で、RTX 4070とプレイ感に差はありません。

4Kで遊びたいならRTX 4070Ti SUPERモデルをおすすめしますが、最高画質にこだわらなければRTX 4070でも十分です。

もちろん、追加コンテンツの「仮初めの自由」も快適に動作します。

クリエイティブ性能チェック

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Core i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER
4分26秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
4分45秒
Core i7-13700F+RTX 4070(レビュー機)
4分45秒
フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Core i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER
1分24秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
1分24秒
Core i7-13700F+RTX 4070(レビュー機)
1分23秒

10分の実時間よりかなり早くエンコードできます。

負荷の高い4KだとRTX 4070Ti SUPERが飛び抜けて速いです。

RTX 4070 SUPERとRTX 4070はメモリ性能がほぼ同じなので、大きな差は出ませんでした。

フルHDだと処理が軽いのでGPUの違いによる差は出ません。

クリエイティブ系のアプリは他にもたくさんあるので、頻繁ひんぱんに作業をする人ならRTX 4070Ti SUPERモデルをおすすめします。

RAW現像(Lightroom Classic)

有効画素数2010万のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
Core i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER
17.98秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
21.62秒
Core i7-13700F+RTX 4070(レビュー機)
23.48秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

当たり前ですが、RTX 4070Ti SUPERモデルが一番速いです。

もっと複雑な処理をさせると、さらに差が出ると思われます。

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
Core i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER
9.8秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
11.8秒
Core i7-13700F+RTX 4070(レビュー機)
13.4秒
Core i7-13700+RTX 3060 12GB
28.1秒

6枚程度だと、RTX 4070以上のPCならあっという間に処理が終わります。

次は49枚のテストです。(設定のBatch countを49に変更)

Stable Diffusion
(512 x 768)x 49枚
Core i7-14700F+RTX 4070Ti SUPER
1分20秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
1分35秒
Core i7-13700F+RTX 4070(レビュー機)
1分47秒

さすがにRTX 4070Ti SUPERは速いです。がっつり生成AIをしたい人はケチらない方が良いでしょう。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

生成解像度を2048 x 2048に上げれば15GBほど使用しますが、1枚生成するのにRTX 4070Ti SUPERで55秒もかかるので時間効率が悪いです。(設定によるかも)

中解像度で大量に生成ガチャして、お気に入りの1枚をアップスケールした方が良いでしょう。

かなりのヘビークリエターでない限り、ビデオメモリは12GBもあれば十分です。

ビデオメモリ(VRAM)の使用量について

ビデオメモリはRTX 4070とRTX 4070 SUPERが12GB、RTX 4070Ti SUPERは16GBを搭載しています。

現状だとVRAM 16GBを必要とするゲームは極めて少ないですし、そもそも4Kでゲームしないなら不要です。

※私の知る限り16GBが必須なゲームは存在しない

画質を少し調整したり、DLSSといったアップスケール技術に対応したゲームだとVRAM使用率は下がります。

参考までに、サイバーパンク2077で「4K/レイトレーシングウルトラ画質」のVRAM使用量を調べてみました。

  • 【DLSS+フレーム生成ON】11.3GB
  • 【DLSS+フレーム生成OFF】13.7GB

ゲームによりますがDLSSをあえて使わないドMな人って少ないと思うので、基本的に4K/最高画質でもVRAMは12GBあれば問題ありません。

※基本的にほとんどのゲームはVRAMを使用するかどうかは別に、とりあえず「あるだけ確保する」動きをします

また、AI画像生成も使い方によっては8GBで十分だったりします。

ただ、ゲームなどPCに求められるスペックは年々高くなっているので、将来を見据えた投資として16GBあると安心でしょう。

動作音と消費電力

実際の動作音を録画してみました。60秒ほどの映像なのでサクッと見切れます。

動作モード最適パフォーマンス
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
35〜36db
日常生活の音
50〜55db
扇風機の「強」
エンコード
4K→4K
約33db
ささやき声
50~55db
扇風機の「強」
動画視聴
hulu
約33db
ささやき声
約34db
日常生活の音

当サイトのおすすめ設定「最適+標準」なら、しっかりパワーを出しつつ動作音もかなり静かでした。

動作モードを「パフォーマンス」にするとうるさいと感じる人は多いかも。

とはいえ、不快な高周波音ではなく「コォォォォー」といった風切り音です。

この音に耐えられるかは個人差があると思いますし、ヘッドホンをすれば気にならない人は多いでしょう。

ちなみに、騒音源はCPUファンでグラボのRTX 4070はすごく静かです。

私が所有しているRTX 4070 SUPER/4070Ti SUPERも動作音はまったく気になりません。

あくまで推測ですが、OMEN 25L RTX 4070 SUPER/4070 Ti SUPERモデルもCPUファンのみが騒音源で、動作音はRTX 4070モデルと同じだと思われます。

音については人によって感じ方が違うので、購入を検討している人は動画をチェックしてください。

騒音値の目安(タップして見る)
21〜35dbささやき声
36〜40db日常生活の音
41〜45db扇風機の「弱」
46〜50db扇風機の「中」
51〜55db扇風機の「強」
うるさく感じる
56db以上かなりうるさい
不快な音

次はシステム全体の消費電力です。

スクロールできます
ゲームエンコード動画視聴
OMEN 25L
RTX 4070
パワーモード:最適
300〜330W270~275W55〜60W
Core i7-14700F
RTX 4070 SUPER
300~340W265~275W70~75W
Core i7-14700F
RTX 4070Ti SUPER
320~405W280~300W75~80W

RTX 4070 SUPERは、ほとんどRTX 4070と変わらない消費電力です。

RTX 4070Ti SUPERだとゲームとエンコードで消費電力が+30~70Wほど増えますが、パワー差に見合った消費電力だと思います。

消費電力の計測方法(タップして見る)

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

リアルタイム計測データより最小値と最大値を採用。

ゲーム】サイバーパンク2077/フルHD~4Kの最小値と最大値

【エンコード】4K/60fps/10分間の映像をテロップを入れて4Kで書き出し

【動画視聴】YouTube

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

パワーモードの違い

OMEN 25Lで設定できる2つのパワーモードをざっくり比較します。

電源モード「パフォーマンス
電源モード「最適
当サイト推奨設定
CPUベンチマーク
Cinebench R23マルチコア
パフォーマンス
22201
最適
18161

↑「パフォーマンス」にすると、CPUパワーが上がります

その結果、CPUの性能を100%使う「CPUベンチマークアプリ」で差が出ます。

ただし、ゲームや一般的なアプリだとCPU性能を100%使うことはありません。

詳しい解説(タップして見る)

各モードのCPU電力設定値は以下のようになります。

  • 最適」PBP 65W MTP 251W(Core i7-14700F/13700Fの定格値)
  • パフォーマンス」PBP 125W MTP 251W

「パフォーマンス」にするとベースパワー(PBP)が2倍ほど高くなりまが、最大パワー(MTP)は変わりません。

CPUベンチマーク
Cinebench R23シングルコア
パフォーマンス
1967
最適
1964

↑ゲームで重要とされるシングルコアの性能は、ほとんど変わりません。

ゲーム中の瞬間最大消費電力
サイパーパンク2077/WQHD
パフォーマンス
380W
最適
330W

※RTX 4070モデル/ベンチマークモードでの計測値

↑CPUパワーが上がると、消費電力も上がります。

ゲーム中の最大動作音
サイパーパンク2077/WQHD
パフォーマンス
55db
最適
36db

※RTX 4070モデル/ゲームプレイ時の計測値

↑「パフォーマンス」はCPUの温度が上がるので、冷却ファンが最大回転してうるさくなります。

サイバーパンク2077
WQHD/RTウルトラ画質
パフォーマンス
111fps
最適
110fps

※RTX 4070モデル/ベンチマークモードでの計測値

↑ゲームではCPUパワーを100%使うことはなく、結果はほとんど変わりません。

詳しい解説(タップして見る)

ゲーム中のCPUとGPUの使用率はこのようになります↓

タップして拡大
4K
タップして拡大

基本的にゲームだとほとんどGPUばかり働いてCPUはひましていることが多く、CPUパワーが少し上がっても大きな差は出ません。

ただし、GPU負荷の低いゲーム(フルHDやグラフィックの軽いゲーム)だと、CPUとGPUの連携が早まってフレームレートが伸びることがあります。

そういったゲームでもOMEN 25Lの「最適」モードで十分な速度が出ているので、ほとんど意味はありません。(例:240fpsと260fpsの違いを体感できる人間は少ない)

4K→4Kエンコード
10分間の動画をエンコード
パフォーマンス
4分27秒
最適
4分28秒

※RTX 4070モデルでの計測値

↑動画編集でもほとんどGPUが仕事をするので、CPUパワーが少し上がっただけでは効果はありません。

パワーモードについてまとめると、こうなります↓

  • CPUベンチマークに効果あり
  • 実用的な処理能力は誤差レベル
  • 消費電力と動作音が大きくなる

OMEN 25Lのパワーモード設定は、ゲーム、普段使い、クリエイティブ作業といった一般的な目的でPCを使う人にとってメリットは特にありません。

デメリットに見えるかもしれませんが、一般的にCPUの設定を100%の状態にしたPCを販売することは無く、OMEN 25Lの「最適」モードの設定値は国産BTOパソコンと同じ標準的なものです。

逆に、ユーザーが簡単に設定を変えられる機能を持っていることの方が珍しく、マニアな人にとっては嬉しい機能と言えるでしょう。

上記のような理由とテスト結果から、「最適モード」での運用をおすすめします。

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メリットとデメリット

ここまでのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

ここが残念!
  • 標準価格が高め
  • 拡張性は普通
  • 注文時にカスタムできない
  • 手の届く位置にUSB Type-Cが無い
  • パフォーマンスモードの性能向上が微妙
ここが良い!
  • 安心のHPブランド
  • 余裕のスペック
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あえてデメリットとして書きましたが、パフォーマンスモードを使わなくても十分な処理能力です。

ここぞという時にピンポイントで使うのが良いでしょう。

その他、3.5/2.5インチな旧式ドライブが1台しか固定できない、手の届く位置にUSB Type-Cが無い点が気になりましたけど、影響を受ける人は少ないと思われます。

非常にパワフルで、あらゆるゲーム/クリエイティブ作業をサクサクこなせる一台です。

あくまで私が使ってみた感想ですが、致命的と感じたデメリットはなく、多くの人が満足できるPCだと思います。

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更新:2024年12月4日

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269800円RTX 4070 SPRyzen 7 770032GB1TBマウス1111111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111111
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329800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111111
360980円RTX 4070 SPRyzen 7 9800X3D16GB1TBドスパラ111111111
374800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 9800X3D32GB1TBPC工房1111111
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