HP OMEN 35L実機レビュー 【RTX 4070 SUPER/Ti SUPERで比較】

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世界レベルでトップクラスのシェアを誇るHPのゲーミングPC「OMEN 35L AMDモデル」をレビューします。

気になっている人は次のように思っていませんか?

  • ゲームはサクサク動く?
  • 品質やパーツ構成はどうなの?
  • メリット・デメリットは?

RTX 4070Ti SUPERモデルの実機をお借りしたので詳しくチェックします。

下位グレードのRTX 4070 SUPERを採用したPCも使って性能比較をしました。

GPUの違いによるパフォーマンスの差も分かります。

気になる人は、ぜひご覧くだささい!

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目次

OMEN 35Lの特徴とスペック

2024年8月末の時点でOMEN 35L AMDには3つのモデルが存在します。

CPUGPU
Ryzen 7 8700GRTX 4070Ti
SUPER

レビュー機
RTX 4070
SUPER
Ryzen 5 8500GRTX 4060Ti

本記事はCPUにRyzen 7 8700Gと、GPUに「RTX 4070Ti SUPER」「4070 SUPER」を採用した上位モデルのレビューとなります。

以下は共通スペックです。(RTX 4060Tiモデルを除く)

CPUクーラー空冷
サイドフロー式 RGB
マザーボードB650チップセット
HPオリジナル
メモリ32GB
DDR5-6000 RGB
ストレージ1TB
Gen 4 x 4
M.2スロット数
解説
2個(空き1)
Gen 4×4 – 2(1)
ドライブベイ1個(空き1)
2.5/3.5インチ兼用
ネットワーク有線 1Gbps
・無線 Wi-Fi 7
BluetoothVer. 5.4
電源850W
80PLUS GOLD
高さ x 幅 x 奥行410 x 210 x 408
ミニタワー型
標準価格352,000円(RTX 4070 SUPER)
418,000円(RTX 4070Ti SUPER)
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コスパ最強伝説!

実際に使って感じた「良い点」と「残念な点」がこちらになります。

ここが良い!
  • 美しい
  • 高品質
  • 所有感が高い
  • 動作音が静か
  • メンテナンス性が高い
  • 安心のHPブランド
  • などなど(記事内で解説)
ここが残念!
  • 標準価格が高め
  • CPU性能が少し低い
  • 注文時にカスタムできない
  • などなど(記事内で解説)

完全新設計されたケースの「見た目」と「使い勝手」が素晴らしく、極めて所有感の高いPCです。

とにかく動作音が静か。よくぞここまで仕上げたな … という感じ。

標準価格は高めですけど、セール時は国内BTOメーカー品と同じくらいになるので、最高級ゲーミングPCブランドの製品を格安でゲット可能。

他に気になった点としては、CPU性能が2024モデルとしては少し低いことと、注文時に自分好みにカスタムできないこと。

想定できるカスタムの範囲としてはストレージの増設くらいですが、メンテナンス性が高いのと、整備マニュアルPDF(リファレンスガイド)がしっかりしているので難易度は低いです。

困った時のサポートデスクも国産BTOメーカーより優れているので、PCに詳しくない人でもほとんどの人は対応できると思います。

これから詳しく解説するので、購入を検討している人は参考にしてください。

OMEN 35Lの外観

↑角ばったデザインで、左側面はPC内部を見て楽しめる強化ガラスパネルになっています。

安っぽさは微塵みじんも感じなく、非常に所有感の高いケースです。

↑大きさはミニタワーサイズ。

ゲーム機よりは少し幅があるものの、コンパクトなので大きすぎるPCが苦手な人におすすめです。

↑天面の全体が通気口になっています。

ホコリの侵入を防ぐフィルターは内蔵していないので、定期的に内部を掃除したほうが良いでしょう。

↑前後のファン、CPUクーラー、メモリがいい感じに光ります。

最近は白いケースのPCが流行ですけど、黒ボディーも良いです。

暗い部分と明るいLEDのコントラストが美しく、ず〜っと見てても飽きません。

↑LEDの発光パターンはプリインストールアプリの「OMEN Gaming Hub」から調整可能。

ものすごい数のパターンがあるので、いじってるだけで楽しいです。

光るPCが苦手な人はOFFにすることも可能です。

↑天面に音声入出力、USB Type-C(10Gbps)、USB Type-A x 2(5Gbps)、電源ボタン。

USBの通信速度がプリントされているので分かりやすいです。

国産BTOパソコンだと、いまだにType-Cポートが手の届く位置にない製品が多いです。

背面インターフェイス
  • CMOSクリアボタン
  • USB Type-A(5Gbps) x 2
  • USB Type-C(5Gbps) x 1
  • USB 2.0 Type-A x 4
  • 有線LANポート(1Gbps)
  • 音声入出力
映像出力ポート
  • HDMI x 1
  • DisplayPort x 3

5GbpsのUSB Type-Aポートが少なめですけど、ほとんどの人にとって十分な数だと思います。

ネットワークは有線LANのほかにWi-Fiも標準搭載。設置場所の自由度が高くて素晴らしいです。

↑フロントパネルは下から手を入れて引っ張ると簡単に外せます。

↑フロントファンに脱着式の「ほこりフィルター」があります。

↑底面の脱着式「ほこりフィルター」。

撮影の都合で本体を横置きしてますが、正しい手順は本体を上下逆さまにして取り外します。

ちょっとコツがあるので、詳しくは整備マニュアルを参考にしてください。

付属品は「保証書」「電源ケーブル」「簡易マニュアル類」のみ。

キーボード、マウスは付属しません。

日本HP公式サイトではたまにゲーミングキーボードとマウスを付けてセット売りすることがあります。

お得に周辺機器をゲットできるので、気になる人はマメにオンラインショップをチェックしてください。

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OMEN 35Lの内部

日本HPが公開している整備マニュアル(PDF)も参考にしてください。

↑配線が目立たなくて非常に美しいです。

パーツ密度がほどよく、ケース内に熱気がたまりにくいデザイン。

↑CPUクーラーは120mmのサイドフロー空冷。

背面にも120mmのファンを搭載し、CPUとケース内の熱を効率的に排出。

↑メモリスロットは4本で、Kingston FURY DDR5-6000 16GB x 2枚、計32GBを標準搭載。

十分な容量です。

↑デフォルト状態だとメモリのクロックは5200MT/sになっていますが、本機はメーカー保証されたオーバクロックメモリを搭載しています。

せっかくなので付属アプリの「OMEN Gaming Hub」から6000MT/sへ変更しておきましょう。

↑前方に140mmの大型吸気ファンが2つ。

↑天面に取り外し可能なファンレールがあります。

整備マニュアルを見ると、120mm x 2、または140mm x 2のファンを取り付け可能。

海外のOMEN 35Lのページを見ると240mmラジエーターのオプションがあるので、自分で水冷にカスタムしたいマニアな人も満足できるはず。

↑グラフィックボードは車のバンパーのような強靭なサポートステーでがっしり固定されています。

RTX 4070Ti SUPER

↑グラボは3連ファンな冷却効率の高いタイプで、HP社製の独自モデル。

高負荷時のファン音もすごく静かです。

音については「動作音と消費電力」の項目を参考にしてください。

↑マザーボードはmicroATXタイプで、こちらもHP社製の独自モデル。

チップセットはミドルグレードなB650です。

↑拡張スロットの①はグラフィックボード用、②の空きスロットはGen 4タイプなのでかなり汎用性が高いです。

NVMe SSD増設用のM.2スロットを使うときはグラフィックボードを取り外す必要あり。

SATAポートの1つはLEDハブで使用済み。空きは1つですけど問題ないと思います。

↑前方の下段に3.5インチ/2.5インチ兼用のドライブベイが1つ。

↑電源ユニットはATX 3.0な850W GOLDのフルプラグイン式。すごく良いモノです。

850Wもあると最上位のRTX 4090まで動かせます。

↑反対側は配線のみ。基本的にさわることは無いと思います。

↑LEDファンを一括制御するハブ。SATAポートから電源を拾って動作しています。

ARGB端子の空きは2つ(下段)。

パーツ構成とカスタム性の評価

文句なしの構成です。

見た目良し、メンテナンス性良し、末永く「良き相棒」として活躍してくれるでしょう。

ハードディスクや2.5インチSSDをたくさん繋げたい人には不向きですが、現在はNVMe SSDが主流なので影響を受ける人は少ないと思います。

また、整備マニュアル(PDF)が素晴らしく、CPU交換など高難度な手順まで解説しているので一見の価値あり。

さすが最大手PCメーカー。汎用パーツを組み上げるだけの国産BTOメーカーとはレベルが違うなあ … とすごく関心しました。

CPU性能|Ryzen 7 8700G

定番CPUの 「Core i7-14700F」と基本スペックを比較します。

Ryzen 7 8700GCore i7-14700F
Pコア数88
Eコア数なし12
内蔵GPURadeon 780Mなし
定格クロック4.2GHz2.1GHz
ブーストクロック5.1GHz5.4GHz
L3キャッシュ16MB33MB

RyzenはEコア(高効率コア)が無いのが弱点に見えますけど、そもそもAMDとインテルはCPUの設計思想が違うので、Eコア無しでも特に性能が低いと感じることはありません。

Ryzen 7 8700Gの最大の特徴は、高性能なグラフィックチップ「Radeon 780M」を内蔵していることです。

そのため、GeForceのようなグラフィックボードを使わなくても、フルHDならそこそこ快適にゲームが動くのがポイント。

ただし、OMEN 35Lの場合、GeForce RTX 4070Ti SUPERか4070 SUPERを搭載しているので、メリットは何も無いです。

↑CPUの総合性能を評価するPassmarkのグラフです。

グラフに記載してあるCPUはすべて当サイトで所有しているものを使い、電力設定をBTOパソコンと同じ「定格」にして計測しました。

「Ryzen 7」と聞くと高性能CPUのように思えますが、Ryzen 7 8700Gはキャッシュメモリの容量が少ないなどが理由で、競合するCore i7-14700Fよりも性能は低めです。

個人的にはRyzen 7 7700以上のCPUにして欲しかったところですけど、メーカー側の都合があったのでしょう。国産BTOパソコンでは見かけない構成なのが本機の特徴であり、デメリットでもあります。

ただ、当サイトで色々なCPUとGPUの組み合わせで検証した感想ですが、現在のPCはマニアな人でない限りRyzen 7 5700X/Core i7-12700F以上のパワーがあれば十分な性能です。

グラフィック性能

上位にはRTX 4080/4090といったハイエンドモデルがありますけど、価格が高すぎるので注意!ほとんどの人はRTX 4070Ti SUPERまでで十分だと思います。

RTX 4070Ti SUPERは4Kだと80fpsを超える性能のほか、16GBもの大容量ビデオメモリを搭載しているので、プロレベルのクリエイティブ処理に強いGPUです。

せっかく新しいPCを買うなら長く現役で使いたい!って人におすすめします。

RTX 4070 SUPERは「WQHD」「UWQHD(ウルトラワイド)」に強いGPUですが、4Kでも70fpsを大きく超えるので苦手な解像度のない万能タイプ

「価格」「性能」「消費電力」のバランスに優れていて、もっともおすすめのGPUです。

ストレージ性能

標準搭載のSSDはGen 4×4の超高速タイプで、発熱を抑えるヒートシンクの下に装着されています。

容量は1TBなので、たっぷり最新ゲームをインストール可能です。

読み込み性能は約5,000MB/sでGen 4ストレージとしては標準的ですが、ゲームやWindowsの立ち上がりは爆速でストレスはありません。

本機はNVMe SSD増設用のM.2スロットを1つ持っているので、将来的に容量不足になることは無いでしょう。

OMEN 35Lのテスト環境

OMEN 35Lのパフォーマンスを以下の構成でチェックします。

  • Ryzen 7 8700G+RTX 4070Ti SUPER(レビュー機)
  • Ryzen 7 8700G+RTX 4070 SUPER

GPUの違いによるフレームレートの差に注目してください。

ゲーム性能

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】FF14 黄金のレガシー
  • 【中量級】ゼンレスゾーンゼロ
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】龍が如く8
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

グラフィックの軽い「パフォーマンス設定」だと、CPU処理の限界が先に来くるのでRTX 4070Ti SUPERと4070 SUPERの性能差が出ません。(ボトルネックが発生)

グラフィックの重い「DX12設定」だとスペック通りの差になりますが、こういったゲームは画質を落とす人が多いので、下位モデルのRTX 4070 SUPERの方がコスパ良いです。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】FSR1.0
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで十分な速度です。

こちらもGPU負荷の低いフルHDはCPU処理の限界が先に来るのでグラフィックボードの差が出ません。

WQHD以上になるとスペック通りの差になります。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【プリセット】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測

ベンチマークの評価は4Kまで「非常に快適」です。

WQHD以上でスペック通りの差になります。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

設定
  • 【画質】高

適合トレーニングで戦闘時の平均フレームレート

同じ戦闘パターンを再現するため、アンビーの打撃技のみで20秒間の平均フレームレートを計測しました。

208fpsくらいでCPU処理の限界に達します。

4Kでも現存するゲーミングモニターの性能を使い切れるので、RTX 4070 SUPERの方がお得です。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

このゲームはある程度成長した「拠点内」で60fps以上出ていれば「戦闘」「移動」も快適に遊べます。

95fpsくらいでCPU処理の限界に達するため、グラフィックボードの差は出ません。

RTX 4070 SUPERの方がお得です。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

アナコンダショッピングセンター内をOKAサーファーで走行中の平均フレームレート

ゲームによってはCPUパワーに依存しないものもあり、このゲームはしっかりスペック通りの差が出ています。

ウルトラワイド(UWQHD)に対応しているので、PS5みたいなゲーム機とは別次元のゲーム体験が可能です。

【中量級】アーマードコア 6

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: armored-core6-photo7_1024_20230831_054230.jpg
設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

フレームレートの上限が120fpsのゲームで、4Kでもストーリを楽しむ分には十分な速度です。

特にウルトラワイド(UWQHD)がすごい迫力なのでおすすめ。

4Kモニターを使わない人なら下位モデルのRTX 4070 SUPERの方がコスパ良いです。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測

少し古い重量級ゲームですが、CPUパワーに依存するタイプなので紹介します。

フルHD~UWQHDまでCPU処理の限界が先に来て、RTX 4070Ti SUPERと4070 SUPERの性能差は出ません。

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

FSRをONにするとGPUの負荷が下がってCPUパワーが良く乗り、フレームレートが瀑上がり。4Kまで快適に遊べます。

総合的にRTX 4070 SUPERモデルの方がコスパ良いです。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【解像度スケール】100%
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測

CPUパワーに依存しないゲームです。

競技性の低いゲームなので、どっちのマシンでも4Kまで快適に遊べます。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【プリセット】最高画質
  • 【画質1】レイトレーシングOFF
  • 【画質2】レイトレーシング最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

フレームレートの上限が60fpsで、CPUパワーに依存しないゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、レイトレーシングOFFなら4Kまで60fpsに張り付けます。

4Kでレイトレーシングを使うなら、少し画質を調節すれば60fpsで遊べます。

4Kモニターで遊ばない人は、下位モデルのRTX 4070 SUPERの方がコスパ良いです。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

CPUパワーに依存しないゲームで、下位モデルのRTX 4070 SUPERでも4Kまで快適に遊べます。

ゲーム性能の評価

ゲームによってはCPUパワーが先に限界に来てしまい、グラフィックボードの差が出ません。(ボトルネックが発生する)

RTX 4070Ti SUPERだと、ちょっと「もったいない」感じがします。

どのゲームがCPUパワーに依存するかは、やってみないと分からないのが悩ましいところです。

  • どんな高性能CPUでも必ずボトルネックは発生する

RTX 4070 SUPERでも4Kまで普通に遊べる性能なので、基本的にRTX 4070 SUPERモデルがおすすめです。

ただ、日本HPはしょっちゅうセールをしていて、上位モデルと下位モデルの価格差が非常に少ない時があります。

価格次第ではRTX 4070Ti SUPERモデルがお得なので、予算に合わせて選んでください。

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クリエイティブ性能

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した10分/60fpsの動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Ryzen 7 8700G+RTX 4070Ti SUPER(レビュー機)
4分15秒
Ryzen 7 8700G+RTX 4070 SUPER
4分26秒

↑4Kは処理が重たいので体感できるほどの差が出ます。

フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Ryzen 7 8700G+RTX 4070Ti SUPER(レビュー機)
1分18秒
Ryzen 7 8700G+RTX 4070 SUPER
1分17秒

↑今でも需要の多いフルHDだと処理が軽いので、誤差レベルになります。

RAW現像(Lightroom Classic)

Lightroom Classicを使って有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
Ryzen 7 8700G+RTX 4070Ti SUPER(レビュー機)
18.11秒
Ryzen 7 8700G+RTX 4070 SUPER
21.16秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

写真現像もRTX 4070Ti SUPERが速いです。

もっと複雑な処理をさせたら、さらに大きな差が出るでしょう。

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
Ryzen 7 8700G+RTX 4070Ti SUPER(レビュー機)
10.5秒
Ryzen 7 8700G+RTX 4070 SUPER
12.2秒
Core i7 13700F+RTX 3060 12GB
28.1秒

6枚だとあっという間です。

次は49枚のテストです。(設定のBatch countを49に変更)

Stable Diffusion
(512 x 768)x 49枚
Ryzen 7 8700G+RTX 4070Ti SUPER(レビュー機)
1分23秒
Ryzen 7 8700G+RTX 4070 SUPER
1分37秒

さすがにRTX 4070Ti SUPERは速いです。

ガッツリ生成AIしたい人は迷わずRTX 4070Ti SUPERモデルにしましょう。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

RTX 4070Ti SUPERのビデオメモリは16GB、RTX 4070 SUPERは12GBです。

生成解像度を2048 x 2048に上げれば15GBほど使用しますが、1枚生成するのに55秒もかかるので時間効率が悪いです。(設定によるかも)

中解像度で大量に生成ガチャして、お気に入りの1枚をアップスケールした方が良いでしょう。

かなりのヘビークリエターでない限り、ビデオメモリは12GBもあれば十分です。

※AI画像生成は発展途上中です。今後も高速化する技術がたくさん生まれてくると思われます。

クリエイティブ性能の評価

ゴリゴリにクリエイティブな活動をする人はRTX 4070Ti SUPERが良いです。

フルHDでの映像編集や、趣味レベルの作業ならRTX 4070 SUPERでも十分だと思います。

ゲーム実況配信

オーバーウォッチ2をOBS StudioとVTube Studio使ってTwitchにライブ配信・録画・アバター合成テストをしました。

OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

↑同一リプレイファイルの同じシーンで計測した平均フレームレートです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。
状態ドロップフレーム率
配信のみ0%
配信+録画0%
アバター+配信0%
アバター+配信+録画0%

定番のOBS StudioとVTube Studioを使った配信だと、グラフィックボードの機能を使って処理をするので、CPUパワーはほとんど使いません。

フルHDだとRTX 4060でもドロップフレーム率0%で処理できるので、RTX 4070 SUPER以上なら楽勝です。

処理の軽い「配信のみ」ならどんなゲームも問題ありません。

ちょっとやってみたい!って人ならOMEN 35Lの性能で十分ですけど、アバター合成など負荷の掛かる配信はフレームレートが大きく落ちます。

また、1台のPCでたくさんの事を同時にしようとすると、使い勝手の面で制限が多いです。

本格的なストリーマーを目指すなら、ゲーム専用と配信専用でPCを分けた「2PC配信」にしたほうが良いでしょう。

動作音と消費電力

↑動作音と消費電力を計測した動画です。

70秒ほどの映像なので、サクッと確認できます。

動作音

テスト項目騒音値
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
37~38db
日常生活の音
エンコード37~38db
日常生活の音
動画視聴34~35db
ささやき声
アイドリング34~35db
ささやき声
騒音値の目安(タップして見る)
21〜35dbささやき声
36〜40db日常生活の音
41〜45db扇風機の「弱」
46〜50db扇風機の「中」
51〜55db扇風機の「強」
うるさく感じる
56db以上かなりうるさい
不快な音

強烈に静かなPCです。

負荷の大きいゲームプレイ時もまったく気になりません。

静音性は100点満点といった感じです。

  • RTX 4070 SUPERモデルも同じくらいの騒音値と思われます

消費電力

テスト項目RTX 4070Ti
SUPERモデル
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
340~360W
エンコード
4K
270~285W
動画視聴
YouTube
60~65W
アイドリング55~60W
消費電力の計測環境(タップして見る)

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

リアルタイム計測データの最小値と最大値を採用。

【ゲーム】サイバーパンク2077/WQHD/RTウルトラ画質

【エンコード】Premiere Pro 2024で4K/10分/60fpsのソースをYoutubeプロファイルで書き出し

ゲームによって消費電力は変わります。

RTX 4070Ti SUPERモデルでの計測値です。

参考までに、Core i7-14700F+RTX 4070Ti SUPERの構成だと、ゲームプレイが375~390Wくらい。(WQHD)

OMEN 35Lは省電力なCPUを採用しているので、高負荷時でも350Wあたりで動作するのが魅力。

RTX 4070 SUPERモデルなら、ゲームプレイで60Wほど低くなるはずです。

  • 比較対象のRTX 4070 SUPERを搭載したPCは「オープンフレームケース・ファン無し」といった最小限の構成なので正確な比較ができません

安心&究極サポート|カフェ・ド・オーメン

HPのパソコンには以下のようなサポートメニューがあります。

  • 1年間の修理サービス(修理代・送料無料)
  • LINE/Twitterを使ったソーシャルサポート
  • 使い方サポート
  • セキュリティ診断サービス
  • 延長保証(Care Pack/有料)
  • 訪問設定/設置サービス(有料)
  • などなど

国内BTOメーカーと同等か、少し上のサービス内容です。

実は、これだけではありません。

ゲーミングPCのOMEN/Victusシリーズなら、なんと!

日本HP社内のゲーマー集団が全力であなたをバックアップ

カフェ・ド・オーメン」というゲームに特化したサポートを1年間無料で利用できます!

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PCが起動しないから助けて!といった基本的なサポートだけではありません。

  • カスタマイズの相談と手順
  • 難しい用語の説明
  • おすすめのゲーム
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  • 他社のゲーミングアクセサリーの質問
  • などなど

ここまでサポートしてくれるメーカーは、私の知る限りありません。

1年間、ゲーム仲間として「おもてなし」してくれる素晴らしいサービスです。

「カフェ・ド・オーメン」について詳しく知りたいと思った人は、ぜひ公式ページをチェックしてください。

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究極サポート!

メリットとデメリット

ここまでのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

ここが残念!
  • 標準価格が高め
  • CPU性能が少し低い
  • 注文時にカスタムできない
  • RTX 4070Ti SUPER/4070 SUPERの性能差が少ない
ここが良い!
  • 美しい
  • 高品質
  • 所有感が高い
  • 動作音が究極に静か
  • メンテナンス性が高い
  • サポート体制が素晴らしい
  • 最新ゲームを4Kまでサクサク遊べる

とにかく見た目がカッコよくて、メンテナンス性と静音性が極めて高いPCです。

国産BTOメーカーのPCよりも優れた品質で、しっかりしたサポート体制も高ポイント。

RTX 4070Ti SUPER/4070 SUPERのどちらのモデルでも、あらゆるゲームを快適に遊べます。

ただ、ゲームによってはグラフィックボードの性能差が出ないことがあるので注意。

4Kモニターで遊ばない人は4070 SUPERモデルをおすすめします。

その他、3.5/2.5インチな旧式ドライブが1台しか固定できないことが気になりましたけど、影響を受ける人は少ないでしょう。

【まとめ】高品質でカッコいい!

HP OMEN 35Lは「スタイリッシュなデザイン」「高い静音性」「究極のサポート」が魅力のゲーミングPCです。

本製品は以下のような人におすすめです。

  • おしゃれなPCが欲しい人
  • 動作音が静かなPCが欲しい人
  • 安心・安全なメーカーのPCが欲しい人

ぜひ、OMEN 35Lをゲットして極上のゲーム体験を楽しんでください。

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おすすめゲーミングPC検索

更新:2024年10月9日

のお宝PCがあります
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