Pixio PXC277 WQHD/165Hzの使用感などを解説
Pixioから販売されている27インチWQHDゲーミングモニター「PXC277」の使用感をチェックします。
- PXC277の使い勝手が知りたい
- 安すぎるけど大丈夫?
- デメリットは?
上記の疑問を完全解決します!
モニターメーカー「Pixio」の特徴|なぜ安いの?
Pixioのモニターって、安すぎて「買っても大丈夫??」って思いませんか?
実際に使ってみた感じですが、まったく問題ありません。
Pixioには「手頃な価格で高品質モニターをすべてのゲーマーに」という素晴らしいスローガンがあります。
基本性能が高いわりに価格が安い理由は2つあります。
- あまり使われない機能をバッサリ切り捨て
- 通信販売に限定して余計なマージンをカット
Pixioはe-Sportsチームを所有するなど、ゲーミング業界ではかなり力のあるメーカーです。
ただ安くするだけでなく、プロゲーマーが好む機能はしっかり実装しています。
3年保証と30日間の返品保証のほか、何か困ったことがあればオンラインからいつでも問い合わせが可能。
Pixioは「安かろう悪かろう」という常識を壊したメーカーと言えるでしょう。
デメリットとしては、購入前に実機を確認できないことだけです。
ゲーミングモニターを買うなら「必ずチェックすべきメーカー」です!
Pixio PXC277の特徴とスペック
PXC277は約4万円でWQHD解像度(2560 x 1440)、リフレッシュレート165Hz、応答速度1msといったゲーミングモニターとして最高峰のスペックを搭載したモデルです。
特徴をざっくりまとめると、次のようになります。
- 安くても高い基本性能
- 色鮮やかな美しい映像
- シンプルで必要十分な機能
- スリムでかっこいいデザイン
- スタンドの機能が少ない
- HDMIが1つだけ
実際に使ってみた感じだと、5万円クラスの多機能モデルと変わらない画質とスピードです。
ただし、余計な機能をバッサリ切り捨てたため、デメリットもあります。
これから詳しく解説しますので、気になる人はぜひチェックしてください。
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | WQHD (2560 x 1440) |
パネル | VA湾曲 |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms |
最大輝度 | 350cd/m2 |
コントラスト比 | 4000:1 |
入力端子 | DisplayPort x 2 HDMI x 1 |
スピーカー | なし |
参考価格 | 40,980円 |
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PXC277の開封チェック
↑箱は本体サイズとほぼ同じ大きさで、すごくコンパクト。
箱を保管するタイプの人には嬉しい大きさです。
付属品もすごくシンプルです。
- パネル本体
- DisplayPortケーブル
- 電源アダプター
- 電源ゲーブル
- スタンド台座
- スタンド用ネジ x 2
- VESAマウントブラケット
- 組み立て手順書(英語)
- 日本語の取扱説明書はメーカー商品紹介ページからダウンロードできます
↑本体は極限までダイエットしたウルトラスリムデザイン。
コストダウンしている箇所はあるものの、安っぽさがなくて所有感は高いです。
前後の角度調整は-5°〜15°で可能。
高さ調節と左右の首振りはできません。
奥行きは25cmです。
↑曲率1500Rの湾曲パネルを採用。
ほど良いゆがみ具合で違和感はありません。
入力端子は左から次のようになっています。
- 電源アダプター
- USB
- HDMI 2.0(144Hz)
- DisplayPort x 2 (165Hz)
- ヘッドホン出力
USBコネクターはメンテナンス用なのでユーザーが使用することはありません。
↑ VESA 100 x 100規格のモニターアームにも対応。
背面も湾曲しているので付属のブラケット(下駄)を使用します。
設定はスティック1つだけで全ての操作ができます。
スティック操作は良く考えられていて、入力の切り替えも少ないアクションで可能です。
PXC277の使用感をチェック
使い勝手と画質について、次の5つを詳しく解説します。
- 色鮮やかな美しい画質
- 使いやすい27インチWQHD
- ヌルヌルサクサク動く165Hz/1ms!
- ゲームプレイに便利な機能を搭載
- PS5を繋いだ使用感
色鮮やかな美しい画質
PXC277は明るい部分と暗い部分のコントラストに優れたVAパネルを搭載しています。
IPSパネルには真似のできない深みのある豊かな色彩で思わず息をのむ美しさ。
特に黒い部分は「真っ黒」に表示されて、明暗のはっきりしたメリハリのある映像を楽しめます。
湾曲効果もあって映像への投入感はすさまじいです。
使いやすい27インチWQHD
WQHD解像度(2560 x 1440)は、フルHDより1.8倍も広いデスクトップとなります。
よりたくさんのウィンドウを表示させた作業に最適!
また、スリムデザインなので設置スペースが少ないのもポイント。
ゲームのほかにネットショッピングや文書入力など、普段使いもする人にはベストな画面サイズと言えるでしょう。
また、湾曲モニターは「直線がゆがむ」デメリットがありますが、曲率1500Rのゆるやかなカーブなので違和感はありません。
発色が非常に良いので、写真編集や動画編集などの作業にも最適です。
ヌルヌルサクサク動く165Hz/1ms!
PXC277は「リフレッシュレート165Hz」「応答速度1ms」と、ゲーミングモニターとして必須の基本性能をしっかり押さえています。
144Hzモニターより余裕のある性能で、特にFPSゲームではヌルヌル動いてエイム(照準)を合わせやすく、60Hzな普通のモニターから乗り換えるとあまりの快適さに思わずニヤけてしまうでしょう。
もちろん、必須機能であるの「チラつき・カクつき」を抑えてなめらかな映像にする「Adaptive-Sync(G-Sync Compatible/FreeSync)」も搭載。
応答速度も1msと高速なため、競技性の高いFPSゲームから雰囲気を楽しむRPGなど、あらゆるジャンルのゲームに最適です。
ゲームプレイに便利な機能をたっぷり搭載
安いモニターのわりにゲーミングサポート機能が充実しています。
ここでは特に便利な2つの機能を紹介します。
- 正確な射撃ができる「クロスヘアー」
- 残像感を抑える「残像低減機能」
正確な射撃ができる「クロスヘアー オーバーレイ」
画面の中央に「照準」を表示する機能です。
マークは6種類から選べて、狙い撃ちが圧倒的にやりやすくなります。
これからFPSゲームを始めたいと思っている人におすすめです。
ブレを極限まで抑える「残像低減機能」
もともと残像感の少ない映像ですが、「MPRT機能」をONにすると極限までブレを抑えて遊べます。
ただし、黒挿入(フレーム間に黒フレームを挿入)されるので画面の明るさが少し落ちて、チラつきも少し感じます。
この暗くなる現象は他のゲーミングモニターと同じですが、この残像低減機能も3万円台のモニターに採用されるのは珍しいです。
対戦ゲームで「どうしても勝ちたい時」に使える必殺技です。
PS5 とXboxに繋いだ使用感
最新ゲーム機のPS5はアップデートでWQHD(1440p)に対応予定です。
アップデート前の状態でも、フルHDをWQHDにアップスケール(拡大)して表示するので問題なく遊べます。
Xbox Series XはWQHDをフルサポートしているので最高に相性が良いです。
もちろん120Hzモードで動作するので、ヌルヌルサクサク遊べますよ。
PXC277の残念なところ|デメリットの解説
じっくり使ってみましたが、ちょっと残念だな … と思った点もあります。
- ななめから見ると白い
- HDMIポートが1つ
- スタンドの機能が少ない
VAパネル特有のデメリットですが、かなりななめから見るとうっすら白みがかって見えます。
写真のような角度でゲームをする人は少ないと思うので、大きなデメリットではないでしょう。
また、PXC277はDisplayPortが2つ、HDMIが1つという珍しい構成です。
PCを2台繋げたい人には便利ですが、PS5とニンテンドースイッチのようにHDMI機器を2台つなげたい人は注意!
最後に、付属のスタンドは前後の角度調整のみで、左右の首振りや高さ調節ができない簡易タイプです。
自由なレイアウトで設置したい方は、汎用のモニターアームを使ってください。
【まとめ】圧倒的コスパ!PXC277はこんな人におすすめ
がっつり使ってみましたが、総合してコスパに優れた良いモニターです。
PXC277は次のような人におすすめします。
- WQHDで安くても性能に妥協したくない人
- FPSゲームを始めたい人
- PS5やXbox用の自分専用モニターが欲しい人
実際に所有してみて、「安かろう悪かろう」の常識を壊した素晴らしいモニターと思いました。
WQHD解像度のゲーミングモニターとして、たくさんの人におすすめできる製品です。
コスパ優先でWQHDモニターを探している人にとって、最高の相棒となるでしょう。
気になる人は、ぜひチェックしてください。
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