BenQ EW3280Uレビュー|仕事からゲームまで何でもOKな無敵の32インチ
BenQから販売されている4Kモニター「EW3280U」をレビューします。
- EW3280Uの実機レビューが見たい
- EW3280Uの使い勝手を知りたい
- 32インチってデカすぎない?
- PC/Mac/ゲーム機を繋げる4Kモニターが欲しい
- メリット・デメリットは?
EW3280Uは上記のような疑問を持つ人にとってベストなモニターです。
写真多めで解説しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
BenQ EW3280Uの特徴とスペック
EW3280Uは32インチ/IPS液晶/4K解像度(3,840 x 2,160)のモニターです。
このクラスのモニターは豊富で、どれも似たり寄ったりなのですがEW3280Uは個性の強いモニターとなっています。
- USB Type-C入力
- 多機能リモコン付属
- 2.1chスピーカー内蔵
- ゲーム機との相性が最高!
- MacとWindows PCで使える!
- HDR機能が〇〇!
- スタンドの機能が〇〇!
- USB PDの出力が〇〇!
あらゆる用途に対応した万能型のモニターですがデメリットもあります。
これから詳しく解説しますので、購入を検討している人は参考にしてください。
EW3280Uのスペック
赤:メリット
青:デメリット
画面サイズ | 32インチ |
解像度 | 4K (3840 x 2160) |
パネル | IPS |
表示色 | 10.7億色 |
入力端子 | DisplayPort x 1 HDMI x 2 USB Type-C(PD 60W) |
リフレッシュレート | 60Hz |
応答速度 | 5ms |
HDR | DisplayHDR 400 HDRi |
最大輝度 | 通常時:350 cd/㎡ HDR時:400 cd/㎡ |
前後角度調整 | 前:-5°、後:15° |
左右角度調整 | 不可 |
高さ調整 | 不可 |
モニターアーム | VESA 100 x 100 |
リモコン | あり |
USBハブ | なし |
スピーカー | 2.1ch (2W + 5Wウーファー) |
参考価格 | 81,000円前後 |
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4Kモニター選びのポイント解説|迷ったら32インチがおすすめ!
4Kモニターを選ぶとき、32インチと27/28インチで迷いませんか?
自室での利用を想定した私の実体験をここに残しておきます。
27〜28インチクラスのメリットは、大きさがコンパクトで置き場所に困らない点ですが、普段使いで文書入力やネットを見る機会が多い人は注意が必要です。
27〜28インチ4K解像度の推奨文字スケールは150%なので、実質的にはWQHD解像度と画面に表示できる情報量は変わりません。(文字はWQHDよりも美しく表示されます)
27〜28インチ4Kで文字スケールを等倍表示すると、文字が小さすぎて目が痛くなります!
デスクワークが多い人なら32インチをおすすめします!
EW3280Uの開封チェック
製品箱は非常にスリムで、意外に場所を取りません。
箱を保管するタイプの人にとっては非常にうれしいサイズです。
- パネル本体
- HDMIケーブル x 1
- USB Type-Cケーブル x 1
- 電源ケーブル
- リモコン
- リコモン置き
- スタンド台座
- スタンド支柱
- 説明書類
- DisplayPortケーブルは付属しません
本体はブラウン色で事務機器のような地味な感じはありません。
部屋のインテリア感にこだわる人には、すごく良いデザインだと思います。
32インチは大きすぎる!って思う人は多いと思いますが、実際に使ってみるとまったく圧迫感はなくて「ちょうど良い大きさ」です。
前後のチルト角は-5°〜15°で可能。
奥行きの実測値は約25cm。
スタンドの機能はすごく簡易的で、前後の角度調整しかできません。
首振り、上下の高さ調整、縦画面(ピボット)には非対応。
背面のインターフェイスは写真を参考にしてください。
底面はフラットではなく、リモコン受光や明るさの自動調整などを制御するセンサーが少し飛び出たデザインになっています。
背面の上部に5Wのサブウーファーを内蔵。
背面のカバーを取り外せば汎用的なモニターアームの取り付けもできます。
モニタースタンドはすごくシンプルな構成です。
ケーブルを通す穴がありますけど、穴が狭いので2本程度が限界でしょう。
EW3280Uの画質と使用感をチェック!
EW3280Uの画質・使用感について次の5つを詳しく解説します。
- キレイな画質と広いデスクトップ
- リモコンが最高に便利!
- 内蔵スピーカー最高!音がいい!
- USB TYPE-C搭載でMacBookに最適!
- ゲーム機をつないだ時の使用感
① キレイな画質と広いデスクトップ
視野角が広くて自然な発色が特徴のIPSパネルを採用。
ななめ方向からのぞき込んでも色合いの崩れがなくて、非常に良い画質です。
32インチの4K解像度は、ブラウザーを2つ並べてもデスクトップにアクセスできる余裕のある広さ。
フルHDやWQHD(2560 x 1440)より縦も広いので、ネット閲覧や文章入力、動画編集などの普段使いに最適な大きさです。
一度32インチクラスのモニターを使ってしまうと、27インチクラスには絶対に戻れなくなる快適感があります。
設定メニュー。機能はご想像ください。すべてリモコン操作が可能です。
作業シーンごとに画質を変えるなど、かなりこだわった設定も可能。
実際に使った感想ですけど、箱から出したデフォルト状態で十分にキレイです。
また、眼精疲労を抑える「アイケア機能」が充実していますが、勝手に働いてくれているようで、ユーザーが意識することはありません。単純に良い機能だと思います。
② リモコンが最高に便利!
背面には各種設定用のボタンやスティックがありますが、使うことはありません。
付属のリモコンですべての操作が可能で、すごく便利!
背面のスイッチ類は、リモコンが壊れた時や紛失した時に役に立つでしょう^^;
ちなみに、リモコン置きはゴム製で「ほこり」がくっつきやすいです。
入力切替やボリューム操作で、わざわざモニターの背面に手を伸ばすことはありません!
接続機器が2台までなら1アクションで切り替え可能!
3台以上なら入力ソースに合わせたらOKボタンを押すか、そのまま2〜3秒放置すると切り替わります。
他のモニターだと背面のスイッチを連打する必要がありますが、EW3280Uなら一発操作でOK!
③ 内蔵スピーカー最高!音がいい!
フロントスピーカーはモニターの前面に内蔵されていて音の抜けが良く、聞きやすいです。
サブウーファーは低音が壁に反響して非常に良い感じ。
パネルの左下にアナログ式のボリュームダイヤルがあるのもポイント!
リモコンを使わずダイレクトに狙った音量へ合わせられるのが便利です。
ほとんどのモニター内蔵スピーカーは「おまけレベル」の品質ですが、EW3280Uは群を抜いて優れています。
もちろん、高性能な外部スピーカーやヘッドホンには負けますが、内蔵スピーカーとしてはかなり良いレベルです。
④ USB Type-C搭載でMacBookに最適!
EW3280UにはDisplayPort x 1、HDMIポート x 2のほかに、MacBookなどで利用できるUSB Type-C入力があります。
MacBookなら付属のUSB Type-Cケーブル1本だけで外部モニターとして使用可能。
USB Power Delivery出力が60Wなので、バッテリーは常時フル状態!(MacBook Airで検証)
もちろん、Type-C出力を持つWindows PCとも相性の良いモニターです。
⑤ ゲーム機をつないだ時の使用感
HDMI入力にPS5/Xbox Series X/ニンテンドースイッチを繋いだ時の使用感を解説します。
PS5/Xbox Series Xの場合
最新ゲーム機との相性はバツグンです。
「大画面+超高精細+高音質サウンド」で最高のゲーム体験ができます。
4Kという超高解像度でも動きがカクつくことはなく、なめらかな映像でプレイできて最高です。
EW3280UはPS5/Xboxユーザーにもおすすめのモニターです。
ニンテンドースイッチの場合
EW3280UはニンテンドースイッチやPS4のようなフルHD(1,920 x 1,080)向けのゲーム機をつないでも問題ないです。
かなり近くに寄ってみるとさすがにギザギザが目立ちますが、普通に遊ぶ分には十分でした。
大画面4Kテレビに繋ぐのと同じ使用感です。
EW3280Uの気になったところ3選
実際に使ってみて感じたEW3280Uのデメリットは3つあります。
- 付属のスタンドがしょぼい
- HDR機能は「おまけ」レベル
- USB TYPE-C PDの出力はもう少し欲しい
ただし、いずれも致命的な欠点ではありません。
1つずつ解説します。
① 付属のモニタースタンドがしょぼい
付属のスタンドはデザインが良くて軽量という特徴がありますが、欠点もあります。
- 上下の高さ調整ができない
- 左右の首振りができない
前後の角度調整(前:-5°、後:15°)のみに対応しています。
しかし、32インチクラスの大型モニターは、一度決まったポジションに設置してしまうとスタンドの機能は意外と使わないものです。
前後の角度調整だけできれば、なんとかなります。
どうしても自由な角度で設置したい場合は、汎用のモニタースタンドを使うのもあり。
▼もしモニターアームを使うなら、こちらがおすすめです。
② HDR機能は「おまけ」レベル
HDRは明るい部分をより明るく、暗い部分をより暗く表示してメリハリのある映像を楽しめる機能です。
EW3280UのHDR機能は「DisplayHDR 400」とBenQ独自のHDR技術「HDRi」に対応しています。
3つのHDRモードがありますが、比較しても「なんかちょっとだけ違うかも…」といった感じで微妙でした。
これはEW3280Uに限ったことではなく、そもそもDisplayHDR 400自体がHDR機能として「おまけ」レベルの性能です。
EW3280UはHDR時の最大輝度が400cd/㎡なので、通常時の最大輝度350cd/㎡とあまり変わりません。
つなぐ機器側にとってはしっかりHDRモニターと認識されますが、おまけ機能と思っていた方が良いです。
▼こちらはDisplayHDR 600(最大輝度600cd/㎡)に対応したモニターと比較した画像です。
実際に使ってみると上位のDisplayHDR 600でも輝度が足りなくて微妙です。
HDRを重視される人は、DisplayHDR 1000以上のモニターをおすすめします。
HDRを使わなくても普通にキレイな映像ですよ!
③ USB Type-CのPDが100Wクラスなら完璧
EW3280UのType-Cコネクタは、60WのPD(Power Delivery)という電源供給にも対応しています。
ほとんどのPCは60Wで十分ですが、M1 Proチップ以上を搭載したMacBook Proシリーズなら100Wは欲しいところ。
ハイスペックノートPCだと、高負荷時に充電が追いつかずバッテリーが少しずつ減っていくと思われます。
コレだけは残念ですが、致命的な欠点ではないでしょう。
BenQ ScreenBarでさらに快適に!
BenQが販売しているモニターライト「ScreenBar Plus」と組み合わせると、さらに快適性がアップします。
モニター用ライトとしては定番の人気商品で、特徴は次の4つです。
- 自動調光
- 省スペース
- 画面に光がうつり込まない
- モニターの上に引っ掛けるだけ
アンビエント照明センサーによって、最適な明るさを自動で判断して手元をしっかり明るくします。
光が液晶パネルに反射しないので、眼精疲労を抑えて作業効率を上げる効果あり!
- デスクライトを置く場所がない人
- 集中力・生産性を上げたい人
- 長時間モニターを凝視しする人
- 目の疲れや痛みを感じる人
EW3210Uのアイケア機能と相性が極めて良いので、究極の作業環境を構築したい人におすすめです!
【まとめ】BenQ EW3280Uはこんな人におすすめ!
ここまでをまとめると、EW3280Uは次のような人におすすめです。
- 高音質・高画質な4Kモニターが欲しい人
- 広い作業スペースが欲しい人
- USB Type-C入力が欲しい人
- PS5/Xbox Series X用のモニターが欲しい人
総合的に極めて使い勝手の良いモニターです。
32インチのモニターはネット閲覧、文書入力、ゲームなどあらゆる用途に最適なサイズ。
他のモニターと比べても劣る点が極めて少なく、価格と性能のバランスを考えると非常に良い製品です。
気になる人はぜひチェックしてください。
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