格安で極上のゲーム体験を!Pixio PX248 Primeレビュー|コスパ最強144Hzゲーミングモニター
Pixioから販売されている格安のゲーミングモニター「PX248 Prime」をレビューします。
- 安くて高性能なゲーミングモニターが欲しい
- PS5/Xbox用のモニターが欲しい
- なんでこんなに安いの?
- メリット・デメリットは?
PX248 Primeは上記のような疑問を持つ人にとってベストなモニターです。
写真多めで解説しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
モニターメーカー「Pixio」の特徴|なぜ安いの?
Pixioのモニターって、安すぎて「買っても大丈夫??」って思いませんか?
実際に使ってみた感じですが、まったく問題ありません。
Pixioには「手頃な価格で高品質モニターをすべてのゲーマーに」という素晴らしいスローガンがあります。
基本性能が高いわりに価格が安い理由は2つあります。
- あまり使われない機能をバッサリ切り捨て
- 通信販売に限定して余計なマージンをカット
Pixioはe-Sportsチームを所有するなど、ゲーミング業界ではかなり力のあるメーカーです。
ただ安くするだけでなく、プロゲーマーが好む機能はしっかり実装しています。
3年保証と30日間の返品保証のほか、何か困ったことがあればオンラインからいつでも問い合わせが可能。
Pixioは「安かろう悪かろう」という常識を壊したメーカーと言えるでしょう。
デメリットとしては、購入前に実機を確認できないことだけです。
ゲーミングモニターを買うなら「必ずチェックすべきメーカー」です!
Pixio PX248 Primeの特徴とスペック
PX248 PrimeはフルHD解像度でリフレッシュレート144Hz、応答速度1msといったゲーミングモニターの基本をしっかり押さえたベーシックモデルです。
特徴をざっくりまとめると、次のようになります。
- 安くても超高画質!
- スリムでかっこいいデザイン!
- ゲーミングアシスト機能が豊富!
- スタンドの機能が〇〇!
- スピーカーの音質が〇〇!
- スピーカーの音量調節が〇〇!
実際に使ってみた感じだと、3万円以上の多機能モデルと変わらない画質とスピードです。
ただし、余計な機能をバッサリ切り捨てたため、デメリットもあります。
これから詳しく解説しますので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
また、上位モデルに「PX248 Prime Advanced」という製品もあります。
それぞれの特徴をスペック表からチェックしてみましょう。
PX248 Prime | PX248 Prime Advanced | |
---|---|---|
画面サイズ | 23.8インチ | 23.8インチ |
パネル | IPS | Fast IPS |
リフレッシュレート | 144Hz | 144Hz |
応答速度 | 1ms | 1ms |
最大輝度 | 400nits | 350nits |
sRGBカバー率 | 103% | 101.2% |
入力端子 | DisplayPort x 1(144Hz) HDMI 2.0 x 1(144Hz) HDMI 1.4 x 1(120Hz) | DisplayPort x 2(144Hz) HDMI 2.0 x 2(144Hz) |
スピーカー | 2W | 2W |
価格 | 22,980円 | 25,980円 |
両機種の違いをまとめると次のようになります。
- Primeの方が明るい液晶
- Prime Advancedは液晶の反応が速い
- Prime AdvancedはDisplayPortが2つ
両機種ともにメリットがあるので、利用シーンに合わせて選んでください。
迷ったら標準モデルの「PX248 Prime」がおすすめ!
▼こちらは上位モデルのPX248 Prime Advanced
PX248 Primeの開封チェック
真っ赤な箱が特徴的で、本体サイズより一回り大きいですが、すごくコンパクト。
箱を保管するタイプの人には嬉しい大きさです。
本体は極限までダイエットしたウルトラスリムデザイン。
コストダウンしている箇所はあるものの、安っぽさがなくて所有感は高いです。
片手で持ち運べる軽さなので、使う時だけ設置する運用も可能。
設置スペースも少なく、2台並べたマルチモニターにも最適なサイズ感です。
付属品もすごくシンプル。
- パネル本体
- DisplayPortケーブル x 1
- 電源アダプター
- スタンド台座
- プラスドライバー
- 組み立て手順書(英語)
- 日本語の取扱説明書はメーカー商品紹介ページからダウンロードできます
前後の角度調整は-5°〜15°で可能。
奥行きは約14.3cmです。
スタンドの支柱を取り外せば、汎用的なVESA 100 x 100規格のモニターアームにも対応。
入力端子は左から次のようになっています。
- 電源アダプター
- USB
- HDMI 1.4(120Hz)
- HDMI 2.0(144Hz)
- DisplayPort(144Hz)
- ヘッドホン出力
USBコネクターはメンテナンス用なのでユーザーが使用することはありません。
背面に設定用のスティックがあり、電源ボタンはありません。
スティック操作は良く考えられています。入力の切り替えも少ないアクションで可能。
ベゼル幅は非表示部分も含めても約6mmで、かなりのスリム設計。
安いモニターのわりに、かなり細かい設定ができます。
機能については写真から想像してください。
PX248 Primeの使用感をチェック
使い勝手と画質について、次の5つを詳しく解説します。
- 強烈に美しい画質
- ヌルヌルサクサク動く144Hz/1ms!
- スピーカーはやっぱり便利!
- ゲームプレイに便利な機能を搭載
- PS5/Xbox Series Xを繋いだ使用感
強烈に美しい画質
2万円ちょっとの価格なのに強烈に美しい画質です。
「103%のsRGBカバー率」と聞いて、ピンとくる人はほとんどいないと思いますが、簡単に言ってしまうと「凄まじく発色が良いモニター」です。
ななめから除いても色合いの変化がなく、お世辞抜きに美しい画質で「3〜4万円クラスのハイスペックモニターと同じレベル」と感じました。
ヌルヌルサクサク動く144Hz/1ms!
PX248 Primeは「リフレッシュレート144Hz」「応答速度1ms」と、ゲーミングモニターとして必須の基本性能をしっかり押さえています。
特にFPSゲームではヌルヌル動いてエイム(照準)を合わせやすく、60Hzな普通のモニターから乗り換えるとあまりの快適さに思わずニヤけてしまうでしょう。
画質も良いので、あらゆるジャンルのゲームを快適にプレイできます。
スピーカーはやっぱり便利!
背面に2Wのステレオスピーカーが内蔵されています。
音質は軽めで低音の響きはありません。
厳しい言い方をすると「おまけレベル」ですが、本体価格を考慮すると逆にうれしい機能です。
単純に「音が聞ければ良い」といったことは意外に多く、内蔵スピーカーは無いよりあった方が何かと便利。
高音質を求めたり、銃声や足音の方向などのサラウンド機能を求めるなら、外付けスピーカーやヘッドホンを使うと良いでしょう。
ゲームプレイに便利な機能をたっぷり搭載
安いモニターのわりにゲーミングサポート機能が充実しています。
ここでは特に便利な3つの機能を紹介します。
- 正確な射撃ができる「クロスヘアー」
- 暗闇に溶け込んだ敵を逃さない「Black Equalizer」
- 残像感を抑える「残像低減機能」
正確な射撃ができる「クロスヘアー オーバーレイ」
画面の中央に「照準」を表示する機能です。
マークは6種類から選べて、狙い撃ちが圧倒的にやりやすくなります。
これからFPSゲームを始めたいと思っている人におすすめです。
暗闇に溶け込んだ敵を逃さない「Black Equalizer」
暗い部分を明るくして、暗闇に溶け込んだ敵を見つけやすする機能です。
右側の写真は奥の扉まで見えています。
ハイスペックモニターによく採用される機能で、わずか2万円のモニターに搭載するとは「あっぱれ」と言えるでしょう。
ブレを極限まで抑える「残像低減機能」
もともと残像感の少ない映像ですが、「MPRT機能」をONにすると極限までブレを抑えて遊べます。
ただし、黒挿入(フレーム間に黒フレームを挿入)されるので画面の明るさが少し落ちて、チラつきも少し感じます。
この暗くなる現象は他のゲーミングモニターと同じですが、この残像低減機能も2万円クラスのモニターに採用されるのは珍しいです。
対戦ゲームで「どうしても勝ちたい時」に使える必殺技です。
PS5/Xbox Series Xを繋いだ使用感
当然ながら、最新ゲーム機のPS5/Xbox Series Xをつなぐと120Hzモードで快適に遊べます。
ヌルヌル感が増すので、最新ゲーム機ユーザーなら絶対にゲーミングモニターを使った方が良いでしょう。
PX248 Primeはコンパクトなので、自室に置く自分専用のゲーミングモニターを探している人におすすめです。
PX248 Primeの残念なところ|デメリットの解説
じっくり使ってみましたが、ちょっと残念だな … と思った点もあります。
- スタンドの機能が少ない
- スピーカーの音質がおまけレベル
- スピーカーの音量調節が面倒臭い
①と②については既に解説済みなので、③の音量調節が面倒なことだけ説明します。
PX248 Primeにはボリューム調整のショートカット機能がありません。
背面のスイッチを押してメニューを出し、深い階層まで潜ってボリューム調整する必要があります。
PCならキーボードのメディアコントロールキーなどを使えば問題ありませんが、ゲーム機の場合かなり面倒です。
とはいえ、3つのデメリットは対処の方法がいくらでもあるので、致命的ではないでしょう。
まとめ|強烈なコスパ!PX248 Primeはこんな人におすすめ!
がっつり使ってみましたが、総合してコスパに優れたすごいモニターです。
PX248 Primeは次のような人におすすめします。
- 安くても性能に妥協したくない人
- FPSゲームを始めたい人
- 小型のゲーミンングモニターが欲しい人
- PS5やXbox用の自分専用モニターが欲しい人
実際に所有してみて、「安かろう悪かろう」の常識を壊した素晴らしいモニターと思いました。
「はじめてのゲーミングモニター」として、たくさんの人におすすめできる製品です。
「できるだけ安くて高性能なモニターが欲しい!」という人に最高の相棒となるでしょう。
また、本気でFPSゲームをやり込みたい人には、さらに素早い反応速度で遊べる上位モデル「PX248 Prime Advanced」もおすすめです。
気になる人は、ぜひチェックしてください。
▼こちらは通常モデルのPX248 Prime
▼こちらは上位モデルのPX248 Prime Advanced