GALLERIA RM5R-R46T実機レビュー 7500F+RTX 4060Tiの高コスパミドルクラス

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ドスパラで販売されている「GALLERIA RM5R-R46T Ryzen 5 7500F+RTX 4060Tiモデル」をレビューします。

気になっている人は次のように思っていませんか?

  • ゲームはサクサク動く?
  • 品質やパーツ構成はどうなの?
  • Ryzen 5とCore i5はどっちが良い?
  • メリット・デメリットは?

実機をお借りしたので詳しくチェックします。

ミドルクラスPCを探している人は、ぜひご覧ください!

機材貸出元:株式会社サードウェーブ

目次

GALLERIA RM5R-R46Tの特徴とスペック

CPURyzen 5 7500F
CPUクーラー空冷
サイドフロー式
GPUGeForce RTX 4060Ti
8GB
メモリ16GB
ストレージ500GB
ネットワーク1Gbps有線
(Wi-Fiはオプション)
電源650W
高さ x 幅 x 奥行425 x 220 x 440
参考価格179,980円
価格と構成は予告なく変わることがあります

高性能なミドルクラスCPUと、フルHD解像度のゲームにめっぽう強いRTX 4060Tiを組み合わせたゲーミングPCです。

フルHDだと競技性の高いe-Sportsタイトルを200fps前後で遊べるスペック。

WQHDでも多くのゲームは80fps以上で動作するので、ソロで楽しむアクションアドベンチャーなら快適にプレイできます。

入門者、アクションアドベンチャー好き、ヘビーFPSゲーマーまでおすすめの一台です。

実際に使って感じた「良い点」と「残念な点」がこちらになります。

ここが良い!
  • 納期が早い
  • Core i5モデルより安い
  • Core i5モデルよりパワフル
  • 大きすぎないサイズ
  • 拡張性が高い
  • サポート・延長保証が充実
  • ケースのデザインと品質がすばらしい
ここが残念!
  • ストレージ容量が少ない
  • などなど(記事内で解説)

CPUに定番のCore i5を採用したモデルよりも価格が安くて高性能なのがポイントで、ドスパラのPCの中では隠れた高コスパマシンです。

初期ストレージ容量が少ないのがデメリットに見えますが、注文時に自分好みの容量へカスタムするのが前提のPCです。

これから詳しく解説するので、購入を検討している人は参考にしてください。

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RM5R-R46Tの外観

↑シンプルかつ高級感のあるケース。

派手さはないもののきの来ない優れたデザインだと思います。

ケースって毎日「見る」「さわる」パーツです。

安い買い物ではないので、ぜひ見た目にもこだわって他メーカーのPCもチェックしてください。

ガレリアシリーズは年齢や性別を問わず、幅広いユーザーに人気があるのも納得できます。

↑大きさはミニタワーサイズ。

ゲーム機よりは少し幅があるものの、コンパクトなので大きすぎるPCが苦手な人におすすめです。

左側面の一部がアクリルパネルになっていて、内部が見れるようになっています。

↑天面は全体が通気口になっていて、ホコリの侵入を防ぐフィルターが内蔵されています。

↑正面のインターフェイスは電源ボタン、リセット、USB Type-A 5Gbps x 4、音声入出力。

ななめに角度が付いているので、手を伸ばしてアクセスしやすいです。

また、Blue-Rayドライブなどで使える5.25インチベイが1つあります。需要は少なくなったとはいえ、必要な人にとっては重宝するでしょう。

↑USB Type-Cポートが無いのは残念なポイントですが、Type-A→Type-C変換アダプターを使えば困ることはありません。

↑サイドパネル前方にある吸気口。

ホコリの侵入を防ぐため、青い部分はメッシュ加工されています。

インターフェイスの構成は予告なく変わることがあります
背面インターフェイス
  • USB Type-C(10Gbps)x 1
  • USB Type-A(5Gbps)x 3
  • USB 2.0 Type-A x 2
  • 有線LANポート(1Gbps)
  • 音声入出力
映像出力ポート
  • HDMI x 1
  • DisplayPort x 3

インターフェイスの数は、ほとんどの人にとって十分だと思われます。

ネットワーク遅延ちえんが少ないとされる2.5Gbps LANポートを持っているのもポイント。

無線LANは内蔵していませんが、必要な人は汎用のUSB-WiFiアダプタを使えば問題ありません。

↑底面にはスライド式の「ほこりフィルター」があります。

↑LEDは好みの色に変更できます。

もちろん、消灯することも可能です。

LED照明って初めて使う人は最初だけいろいろ試すけど、しばらく使ったらきる人も多いです。

個人的にはガレリアシリーズのLEDは、派手はですぎず「ちょうど良い」と思います。

RM5R-R46Tの内部

↑キレイに配線されていて、スッキリした見た目。

空間はしっかり確保されていてメンテナンスしやすいです。

↑CPUクーラーは冷却性能の高いサイドフロー式。

背面の排気ファンは14cmの大型タイプ。

ファンのサイズが大きいほど低回転で多くの風を送り出せるので、「冷却性」と「静音性」が高いメリットがあります。

他メーカーだと後方排気ファンは一般的な12cmのことが多いので、標準で大型ファンを搭載しているのは素晴らしいです。

↑前方の吸気ファンも14cmの大型タイプが1台。

ここも他メーカーのPCだと12cmファンが標準なので、ドスパラのPCはあっぱれです。

↑試用機のグラフィックボードはPalit製の「RTX 4060Ti StormX 8GB」でした。(変わることがあります)

ネット閲覧や動画視聴など、負荷の軽い処理ではファンが回転しない静音でコンパクトなグラフィックボードです。

マザーボードは予告なく変わることがあります

↑試用機のマザーボードはMSI製の「A620M GAMING」で、サードウェーブ(ドスパラ)専用のマザーボードでした。(変わることがあります)

チップセットはエントリークラスのA620ですけど、CPUやメモリの設定をいじり倒すマニアな人でなければ十分すぎる性能です。

A620チップセットの特徴については関連記事も参考にしてください↓

↑ストレージはGen 4×4な高速タイプのNVMe SSDが500GB。

NVMe SSDを増設するための空きM.2スロットも1つあるので、将来的に容量不足になることは無いでしょう。

他メーカーのミニタワー型でRyzen 7000シリーズを採用したPCだと、空きM.2スロットが無いことが多いので、この点だけでもドスパラのPCを選ぶメリットが強いです。

拡張スロットの内訳

  • グラフィックボード用(RTX 4060Ti)
  • 空き(PCIe Gen 3.0 x 1)

②のスロットはGen 3.0×1な低速タイプなので、ほとんど使い道がないと思います。

配信などで使うキャプチャーユニットは外付けUSBタイプを使えば問題なし。現在のPCは使える拡張スロットが無くても問題ありません。

その他、ハードディスクや2.5インチSSDをつなぐ「SATAポート」も4つあるので拡張性は十分です。

↑メモリスロットは2本で、DDR5-4800MHzが2枚装着済み。(計16GB)

ゲームと普段使い、かんたんな映像編集くらいなら十分な容量です。

メモリの増設スロットが無いので拡張性が低く見えますけど、DDR5メモリは4枚で使うと速度が落ちるデメリットがあります。

トラブルを避けるためにも、2枚で目的の容量にするのがおすすめです。

↑下段にハードディスク用の3.5インチドライブベイが2つ。

↑マザーボード裏側に配線が集中。

↑側面に2.5インチのドライブベイが2つ。低速タイプのSSDを2台増設できます。

2.5インチのSSDはゲームのインストール先にはおすすめしませんが、動画ファイルなどの大容量データの保管先としては十分な速度です。

電源ユニットは650W 80PLUS BRONZE。

RTX 4070 SUPERクラスの上位GPU+ストレージを2〜3台くらい追加できる十分な容量です。

パーツ構成とカスタム性の評価

一般的なユーザーには高性能すぎるパーツを使用していないのが好印象です。

かといって安すぎるパーツを使っていないのもポイント。

特にマザーボードは「マウスコンピューター」や「パソコン工房」といった競合メーカーのミニタワー型PCよりもNVMe SSDの拡張性が高いのがメリットです。

他メーカーのPCでは見かけない14cmファンを2つ標準搭載するなど、大事なところはしっかりしていて不満を感じる人はほとんどいないでしょう。

CPU性能|Ryzen 5 7500F

本レビューでは競合するCPU「Core i5-14400F」と比較します。

↑CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUはすべて実機を使い、電力設定を「定格」にして計測しました。(※BTOパソコンと同じ設定)

Ryzen 5 7500FはライバルのCore i5より飛び抜けて良い性能です。

PCの価格もCore i5モデルより1万円以上も安いことが多いのでコスパに優れています。

赤:優れている/青:劣っている

Ryzen 5 7500FCore i5-14400F
Pコア数66
Eコア数なし4
定格クロック3.7GHz2.5GHz
ブーストクロック5GHz4.7GHz
L3キャッシュ32MB20MB
熱設計電力65W65W
最大電力88W148W
CPU末尾の「F」とは?

グラフとスペック表だけで判断すると、弱点はEコア(高効率コア)が無いことだけのように見えます。

Eコアは省電力に貢献しますが、ゲームだと役立たずなコアであり、CPUパワーを多く使うクリエイティブ系の処理でも特に有利と感じません。

また、Zen 4世代のRyzenは電力効率に優れていて、消費電力もCore i5とほとんど変わらないです。

実際に両方を使っている私の感想としては、Eコアって「便利だなぁ」「すごい!」と思ったことは一度もありません。

結論を言うと、Eコア無しでもまったく問題なく、総合的にRyzenの方が優れています。

グラフィック性能|RTX 4060Ti

定番ベンチマークの3DMark Time Spyのグラフです。

グラフだけで判断すると、旧世代のRTX 3070とほぼ同じ性能。

ただ、3DMarkのスコアというのは、ラスタライズ性能(描画性能)を評価していて、後述するDLSS(Tensorコア)、レイトレーシング(RTコア)の性能を含めていません。

最近のゲームは「DLSS」と「レイトレーシング」も使って、ゲームの「パフォーマンス」と「表現力」を上げることが当たり前になってきています。

すべてのコアを合わせた総合性能を見ないと、新世代のゲームパフォーマンスを正しく評価できない点に注目してください。

グラフではRTX 3070と同等に見えますが、大幅に強化されたコア性能により、ゲームによってはフルHDで「RTX 3080」を大きく超えるパフォーマンスで遊べます。

レイトレーシングについて

光と影の表現力を上げてリアルな描写を可能にする機能です。

対応したゲームなら表現力が格段に上がって美しい映像になりますが、フレームレートが落ちるのがデメリット。

RTX 4000シリーズならパワーアップしたレイトレーシング性能により、フレームレートの落ちは少なめ。

RTX 3000シリーズだと、レイトレーシングをONにしたらフレームレートが半分くらいになってしまいます。

競技性の高いFPSゲームよりもアクションアドベンチャーのような美麗な映像をまったり楽しむゲームに向いた機能です。

DLSSについて

DLSSはAI技術を使ってフレームレートをブーストする機能です。

低解像度の映像を高解像度にアップスケールする仕組みで、理論上は画質を少し犠牲にしますが、ほとんどの人は気にならないと思います。

さらに、レイトレーシングと組み合わせれば、弱点であるフレームレートの低下を抑えられるのもポイント。

DLSSに対応したゲームなら、基本的に有効にすることをおすすめします。

DLSS 3 フレーム生成について

RTX 4000シリーズから使えるDLSS 3のフレーム生成機能は、AIが推測して中間フレームを自動生成します。

対応したゲームだと、旧世代のハイスペックモデルRTX 3080を余裕でぶっちぎるスコア。

DLSS 3対応ゲームは増加中で、旧世代のRTX 3000シリーズと比較するのが可哀想かわいそうになるくらい強烈なパフォーマンスで遊べます。

ストレージ性能と容量について

↑標準搭載のSSDはGen 4×4の高速タイプで、発熱を抑えるヒートシンクの下に装着されています。

読み込み性能は約3,500MB/sでGen 4ストレージとして飛び抜けて良くはありませんが、ゲームやWindowsの立ち上がりは速くてストレスはありません。

容量は500GBと少なめで、初期状態の空き容量は443GBでした。

6本のゲームと調査用の小粒なアプリをインストールしたところ、空き容量はわずか9.72GB。

インストールしたゲーム

  • サイバーパンク2077:108GB
  • パルワールド:23GB
  • 龍が如く8:78GB
  • エルデンリング:66GB
  • オーバーウォッチ:53GB
  • アーマードコア6:60GB

個人的には500GBでも特定のゲームだけをやり込むタイプの人なら問題ないと思いました。

動画編集など多目的に使う人は1TB以上にカスタムすることをおすすめします。

注文時に1TB、2TB、4TBの大容量タイプに交換可能です。

RM5R-R46Tのテスト環境

RM5R-R46Tのパフォーマンスを以下の構成でチェックします。

  • Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti(RM5R-R46T)
  • Core i5-14400F+RTX 4060Ti

CPUの違いによるフレームレートの差に注目してください。

ゲーム性能

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】FF14黄金のレガシー
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】崩壊スターレイル
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【中量級】龍が如く8
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX11パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

フォートナイトはRyzenと相性の良いゲームです。総合的にCore i5よりも優れたパフォーマンス。

グラフィックの軽い「パフォーマンス設定」だと、Core i5は270fpsくらいで頭打ちになります。(ボトルネックが発生)

Core i5だとRTX 4060Tiの性能を限界まで引き出せていなく「もったいない」感じがします。

グラフィックの重い「DX12モード」だと誤差レベルです。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】デフォルト
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで快適です。

ガチなプレイヤーなら画質を下げると300fpsとか出ます。

微妙にCore i5の方が良いスコアですけど、誤差レベルだと思います。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【プリセット】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測

ベンチマークの評価はフルHD/WQHDが「非常に快適」、4Kが「とても快適」です。

フルHDで微妙にRyzen 5が良いスコアですけど、体感できるほどの差はありません。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測

フルHD/WQHDで上限の60fpsに張り付きプレイができます。

余裕の性能です。

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート

すっごくきれいなグラフィックスですけど、4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイが可能です。

【中量級】崩壊スターレイル

設定
  • 【画質】最高

移動・戦闘など全てのシーンのフレームレート

こちらも上限が60fpsのゲームです。

4Kまで文句なしの性能!

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

このゲームの高負荷なシーンは「戦闘中」や「フィールド内を探索中」ではなく、ある程度成長した「拠点内」だと思われます。

拠点で活動中に80fpsくらい出ていれば「戦闘」「移動」も快適に動作しますが、ぶっちゃけ4Kでも普通に遊べます。

Ryzen 5の方が良いパフォーマンスですけど、実際のプレイ感に差はありません。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

アナコンダショッピングセンター内をOKAサーファーで走行中の平均フレームレート

コマンド選択型RPGなので、60fps以上出ていれば快適に遊べるゲームです。

ウルトラワイド(UWQHD)に対応しているので、PS5みたいなゲーム機とは別次元のゲーム体験ができます。

【中量級】アーマードコア 6

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: armored-core6-photo7_1024_20230831_054230.jpg
設定
  • 【画質1】最高
  • 【画質2】高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

フレームレートの上限が120fpsのゲームで、フルHD~ウルトラワイド(UWQHD)まで快適に遊べる性能です。

特にウルトラワイドがすごい迫力なのでおすすめ。

4Kでもストーリーを楽しむ分には普通に遊べます。

フルHDのパフォーマンスはRyzen 5の方が微妙に優れていました。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測

フルHD~ウルトラワイドまで快適。4Kはビデオメモリ不足でフレームレートが伸びません。

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

FSRをONにするとGPUの負荷が下がってCPUパワーが良く乗り、フレームレートが瀑上がりします。

設定次第で重量級ゲームも4Kまで余裕です。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質1】最高/解像度スケール100%
  • 【画質2】最高/解像度スケール50%
  • 【適応品質】60FPS
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測

超激重ゲームですけど、画質の調節しだいで4KまでOK。

「適応品質を60FPS」に設定すると、画質が動的に調節されて60fpsを下回らなくなります。

【解像度スケール100%】

微妙にRyzenが良いスコアですが、誤差レベル。

【解像度スケール50%】

画質を落とすとGPUの負荷が減ってCPUが良く働き、フレームレートが伸びます。

Core i5は110fpsくらいで処理の限界に達し、フレームレートが伸びません。(ボトルネックが発生)

Ryzen 5は120fpsくらいがボトルネック発生のしきい値になります。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【プリセット】最高画質
  • 【画質1】レイトレーシングOFF
  • 【画質2】レイトレーシング最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、レイトレーシングOFFならWQHDまで60fpsに張り付けますし、4Kでもストーリーを楽しむ分には普通に遊べます。

レイトレーシングを使うならWQHD以上で画質を少し落とせば問題ありません。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

RTX 4060TiならフルHD/WQHDで快適に遊べます。

微妙にCore i5が良いスコアですけど、体感できるほどの差はありません。

ゲーム性能の評価

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

総合的にゲーム時のパフォーマンスは「Ryzenの方が良い」と感じました。

特にフォートナイト(パフォーマンスモード)のように、グラフィックスの軽いゲームだとRyzenが強いです。

ミドルクラスCPUの中ではトップクラスの性能だと思います。

クリエイティブ性能チェック

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti(RM5R-R46T)
6分44秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
6分45秒
フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti(RM5R-R46T)
1分23秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
1分25秒

微妙にRyzen 7 5700Fが早いのですが、ほぼ同じでした。

RAW現像(Lightroom Classic)

有効画素数2010万のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti(RM5R-R46T)
38.12秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
41.40秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

写真現像はRyzen 5 7500Fの方が少し良い結果でした。

もっと複雑な処理をさせたら、さらに差が出るでしょう。

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
Ryzen 5 7500F+RTX 4060Ti(RM5R-R46T)
17.6秒
Core i5-14400F+RTX 4060Ti
17.8秒
Core i7-13700+RTX 3060 12GB
28.1秒

微妙にCPUパワーの差は出てますが、ほぼ同じと思って良いでしょう。

AI画像生成は、ほとんどGPUパワーだけで動作するようです。

RM5R-R46TのRTX 4060Tiのビデオメモリは8GBなので、AI画像生成の「入門向け」といった位置付けとなります。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

ちょっとやってみたい!って人なら、ビデオメモリは8GBもあれば十分です。

※AI画像生成は発展途上中です。今後も高速化する技術がたくさん生まれてくると思われます。

クリエイティブ性能の評価

総合的にRyzen 5 7500Fが微妙に良いです。

他にもクリエイティブ系のアプリはたくさんあるので、アプリによってはCore i5の方が強いことがあるかもしれません。

とはいえ、Core i5-14400Fに大きく負けることは無いと思われます。

ゲーム実況配信

オーバーウォッチ2をOBS Studioを使ってTwitchに録画しながらライブ配信テストをしました。

OBSの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

↑同一リプレイファイルの同じシーンで計測した平均フレームレートです。

状態ドロップフレーム率
配信のみ0%
配信と録画0%
全てのCPU組み合わせで同じ結果

定番のOBS Studioを使った配信だと、グラフィックボードの機能(NVENC)を使って処理をするので、CPUパワーはほとんど使いません。

フルHDだと下位モデルのRTX 4060でもドロップフレーム率0%で処理できるので、Ryzen 5 7500F+RTX 4060TiのPCなら余裕です。

どんなゲームでも配信や録画をするとフレームレートは3~7%ほど落ちますが、プレイに影響はありません。

ちょっとやってみたい!って人ならRM5R-R46Tの性能で十分です。

アバター合成など負荷の掛かる配信はフレームレートが大きく落ちるので、本格的なストリーマーを目指すなら配信専用PCを使った「2PC配信」をおすすめします。

動作音と消費電力

↑動作音と消費電力を計測した動画です。

70秒ほどの映像なので、サクッと確認できます。

動作音

状態騒音値
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD
43db
扇風機の「弱」
エンコード
フルHD
42db
扇風機の「弱」
動画視聴
YouTube
36db
日常生活の音
アイドリング36db
日常生活の音
騒音値の目安(タップして見る)
21〜35dbささやき声
36〜40db日常生活の音
41〜45db扇風機の「弱」
46〜50db扇風機の「中」
51〜55db扇風機の「強」
うるさく感じる
56db以上かなりうるさい
不快な音

アイドリングや動画視聴のような軽い処理だとかなり静か。

静かな部屋で電源を入れっぱなしにしても、動作音が気になることは無いです。

ゲームだと騒音値が少し上がりますけど、スピーカー音、コントローラー、マウスなどの操作音よりも低いので気になる人はいないと思います。

音については人によって感じ方が違うので、購入を検討している人は動画をチェックしてください。

消費電力

状態RM5R-R46T
Ryzen 5 7500F
Core i5-14400F
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD
240~270W240~260W
エンコード
フルHD
190~200W185~195W
動画視聴
YouTube
約70W60~65W
アイドリング約65W60~65W
消費電力の計測環境(タップして見る)

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

【ゲーム】サイバーパンク2077/フルHD/RTウルトラ画質/ベンチマークモードの最小値と最大値

【エンコード】Premiere Pro 2024でフルHD/10分/60fpsのソースをYoutubeプロファイルで書き出し

動画視聴】YouTube

ゲームの高負荷なシーンなどで少し変わります。

比較対象のCore i5-14400Fを搭載したPCは「オープンフレームケース・ファン無し」といった最小限の構成なので、参考値として見てください。

微妙にCore i5の方が低い消費電力ですが、ほぼ同じと思って良いでしょう。

ゲームなど負荷の大きい処理でも300Wを大きく下回る消費電力なのが魅力です。

おすすめカスタマイズ

予算に余裕がある人や自分でカスタムするのが不安な人は、以下のオプションがおすすめです。

  • 1TBか2TBストレージに変更
  • 32GBメモリに変更

最新ゲームをたくさんインストールしたい人は、1TB以上の容量にするのがおすすめです。

メモリは配信やクリエイティブ作業など多目的に使う人は32GBに交換しておくと安心。

その他、使用する環境に合わせて柔軟にカスタム可能です。

逆に、必要ないオプションは以下です。(好みの問題なので、迷ったときの判断材料にしてください)

  • Windows 11 Proに変更
  • セキュリティソフトの追加
  • CPUグリスの変更
  • 電源容量の変更

個人で使う分には標準のWindows 11 Homeで十分です。

セキュリティ機能はWindows 11に標準装備されています。「ウィルスバスター」「ノートン360」といった有名どころのソフトよりも機能は少ないのですが、個人で使う分には追加しなくても問題ありません。

CPUグリスや電源容量については標準のままで十分です。

メリットとデメリット

ここまでのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

ここが残念!
  • ストレージ容量が少ない
  • 手の届く位置にUSB Type-Cポートが無い
ここが良い!
  • 納期が早い
  • Core i5モデルより安い
  • Core i5モデルよりパワフル
  • 大きすぎないサイズ
  • 拡張性が高い
  • サポート・延長保証が充実
  • ケースのデザインと品質がすばらしい

総合的にCore i5を採用したPCよりもパワフルでありながら、価格が安くてお買い得なPCです。

探せばもう少し安いPCはあるものの、安いPCは拡張性が低かったり、サポートが弱いなど必ずデメリットがあります。

その点、本機はデメリットよりもメリットの方が圧倒的に強く、多くの人が満足できるPCだと感じました。

【まとめ】コスパ良好なミドルクラスPC

総合評価
(基準:20万円以下のPC)
CPU性能
GPU性能
デザイン
拡張性
静音性
コスパ

GALLERIA RM5R-R46Tは「高コスパ」「高い拡張性」「所有感の高いデザイン」が魅力のゲーミングPCです。

本製品は以下のような人におすすめです。

  • はじめてゲーミングPCを買う人
  • 大きすぎないPCが欲しい人
  • 最新ゲームを快適に遊びたい人
  • 予算20万円以下でPCを探している人

ぜひ、RM5R-R46Tをゲットして極上のゲーム体験を楽しんでください。

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更新:2024年12月4日

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価格GPUCPUメモリストレージメーカーおすすめフルHDWQHD4K光る光らない標準中型小型空冷水冷Wi-FiM.23年保証サポート納期レビュー
97980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ11111111
117980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ1111111
118370円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB500GBMDL.make111111
127980円RTX 4060Core i5 1240016GB500GBドスパラ1111111
129800円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBマウス111111111
130980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBドスパラ111111111
132810円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB500GBMDL.make1111111
139800円Ryzen Z1 ExRyzen Z1 Ex24GB1TBASUS11111111
140980円RTX 4060Core i5 1240016GB500GBドスパラ11111111
149980円RTX 4060Ryzen 7 5700X32GB1TBツクモ111111
159800円RTX 4060Core i7 14700F16GB1TB日本HP111111
162800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア1111111
162980円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
164800円RTX 4060Ryzen 5 7500F16GB1TBマウス111111111
170800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア1111111
179800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア1111111
179800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBマウス111111111111
187979円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBドスパラ11111111111
187979円RTX 4060TiCore i7 14700F16GB500GBドスパラ11111111
189800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBストーム1111111
189800円RTX 4060TiCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
199800円RTX 4060TiRyzen 5 7500F32GB2TBツクモ11111111
207980円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
229900円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス111111111111
230980円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
234800円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房1111111
242720円RTX 4070 SPCore i5 14400F32GB2TBサイコム1111111111
242800円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111111
242800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
247980円RTX 4070 SPRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111111
254980円RTX 4070Ryzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ1111111111
258000円RTX 4070 SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111111
267980円RTX 4070 SPRyzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111111
269800円RTX 4070 SPCore i7 14700F16GB1TBPC工房111111111
269800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBPC工房111111
269800円RTX 4070 SPRyzen 7 770032GB1TBマウス1111111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111111
269980円RTX 4070 SPCore i7 14700F32GB1TBツクモ111111111
271510円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBMDL.make111111
279800円RTX 4070 SPRyzen 7 9700X16GB1TBマウス1111111111
284800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TBフロンティア11111111
289800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア1111111
289800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス1111111111
294800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111111
298000円RTX 4070Ti SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP111111111
299800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBツクモ111111111
300980円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ11111111111
324800円RTX 4070 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア1111111
329800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111111
360980円RTX 4070 SPRyzen 7 9800X3D16GB1TBドスパラ111111111
374800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 9800X3D32GB1TBPC工房1111111
385979円RTX 4070Ti SPRyzen 7 9800X3D16GB1TBドスパラ111111111

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10〜15万円RTX 4060
15〜20万円RTX 4060Ti
20〜25万円RTX 4070 SUPER
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