RTX 4060TiとRyzen 5 5600Xのゲーム性能とベンチマーク|Core i5と比較レビュー

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CPUにRyzen 5 5600Xと、GPUにRTX 4060Tiを組み合わせた構成で「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「消費電力」を検証しました。

Core i5-13400を使用した環境と比較もしていますので、CPUの違いによるパフォーマンスの差も分かります。

ゲーミングPCの購入や、自作PCの構成を検討している人は参考にしてください。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

目次

検証用PCのスペック

OSWindows 11 Home
CPURyzen 5 5600X
CPUファン空冷式
Scythe 虎徹 MarkⅡ
GPURTX 4060Ti
MSI VENTUS 2X 8G OC
メモリ32GB
DDR4-3200 16GB x 2
マザーボードB550チップセット
Phantom Gaming 4
電源750W
80PLUS GOLD

一般的なBTOゲーミングPCと同じ構成で、特別すごいパーツは使っていません。

クリエイティブ性能チェックのため、メモリを32GBの大盛りにしています。

電源容量はRTX 4060Tiの場合、550WあればOKです。

テストPCは見た目が違うだけで、BTOパソコンと同じ仕様です!

CPU性能チェック|Ryzen 5 5600X

赤:優れている

Ryzen 5 5600XCore i5-12400Core i5-13400
発売日2020年11月2022年1月2023年1月
世代Zen 3第12第13
Pコア数666
Eコア数4
スレッド数121216
定格クロック3.7GHz2.5GHz2.5GHz
ブーストクロック4.6GHz4.4GHz4.6GHz
L3キャッシュ32MB18MB20MB
熱設計電力65W65W65W
参考価格
2023年6月調査
19,000円21,800円
(12400F)
29,000円
(13400F)

Ryzen 5 5600XはAMD Zen 3世代のCPUで、ライバルはIntel 第11世代のCore i5-11400でした。

しかし、すでにCore i5-11400は市場から消えているので、Core i5-12400/13400と比較します。

スペック表だけで判断しても発売年月が古いわりに劣る部分が少なく、まだまだ使える高性能ミドルクラスCPUです。

Core i5-13400はPコア(パフォーマンスコア)とEコア(高効率コア)のハイブリッド式になっていますが、実際のところゲームだとPコアが中心に働くので、コア数はあまり問題ではありません。

Ryzenは数年間を現役で戦えるスペックでリリースするのが特徴

買ったらすぐに新しいCPUが出た(泣)… なんてことにならないのもRyzenを選ぶメリットです。

一方でライバルのIntelは、ほぼ1年ごとに「ちょろっとスペックを修正した新バージョン」を出します。

実際に当サイトで検証したところ、Core i5-12400と13400のゲームパフォーマンスはほとんど変わりません。

Ryzen 5 5600Xはすでに世代の古いCPUですが、製造コストが下がった結果、価格の安さが最大のポイント

マザーボードとメモリもコスパの良い製品が使えるので、PCを構成するパーツコストをかなり抑えられます。

デメリットとしてはZen3世代のプラットフォームはモデル末期なため、Zen4世代のCPUに乗り換えるにはマザーボードとメモリを丸っと交換しなくてはいけません。

自作PCのようにパーツを入れ替えながら使う人でなければ非常にコスパが良く、AmazonでもこのCPUの口コミは素晴らしく良いです。

BTOパソコンならCore i5-13400モデルより平均して1.5万円ほど安いので、コスパ重視の人におすすめです。

主要CPU性能の比較グラフです。(2024年1月時点/ミドルクラス以上)

ここでは各CPUが全体でどのくらいの順位なのかを、ふ〜んと眺めるだけでOKです。

グラフだけで判断すると、Ryzen 5 5600XはCore i5-12400より優れているけど、Core i5-13400には負けてます。

ベンチマークソフトはCPUの性能を100%使い切るかなり意地悪いじわるなテストをします。

実際の運用では、このようなCPUの使い方をすることはありません。

特にゲームや普段使いだと、グラボ(GPU)ばかり働いてCPUはひましていることが多いです。

あくまでCPU性能の順番として参考にしてください。

ゲーム中のCPUとGPUの使用率

B550チップセットの気になる点

BTOパソコンのRyzen 7 5700X/Ryzen 5 5600Xを採用したPCだと、マザーボードはコスパ重視系のB550チップセットになることがほとんどです。

このチップセットは2020年6月に発売されたもので、当時は最先端でしたが現在では時代遅れの部分があります。

具体的には「NVMe SSDの拡張性がゲーム機のPS5よりも低い」です。

ASRock B550 Phantom Gaming 4

↑こちらはBTOパソコンによく採用されるB550マザーボードです。

メインのM.2スロットは超高速なGen 4 x 4ですけど、増設スロットはB550の仕様で中高速なGen 3 x 2となります。

また、M.2スロットは2本までしか持てません。

安いBTOパソコンだと、M.2スロットが1本だけのPCもあるので、自分の使い道に合っているかしっかり見極めてください。

ちなみに、中高速なGen 3×2でもゲームのインストール先としては十分な速度なので問題ありません。

詳しくはこちらをタップして参考にしてください↓

【豆知識】Gen 3×2って遅い?

実はゲームのロード時間はGen4x4と変わらないので、普通に使ってる分には遅いと感じることはありません。

最新のGen 4×4~旧式の2.5インチSATA SSDを使用して、FF14とブループロトコルのベンチマークでロード時間を比較してみました。

【計測方法】ベンチマーク終了後に表示されるローディングタイムを抽出。

スクロールできます
FF14
ロード時間
ブループロトコル
ロード時間
Gen 4×4
HIKSEMI FUTURE
読込速度7100MB/s
8.522秒22.320秒
最速
Gen 3×4
Samsung SSD 980
読込速度3300MB/s
8.360秒
最速
23.169秒
Gen 3×2
Intel 670p
読込速度1700MB/s
8.388秒23.403秒
2.5インチ SATA
Micron 1100
読込速度535MB/s
12.383秒26.164秒

ゲームによってはGen 4×4の中華NVMe SSD(HIKSEMI FUTURE)よりもIntel SSD(現Solidigm)、Samsungといった有名どころの製品が速いという結果になりました。

ほぼ誤差レベルの世界なので、何度も計測すればロード時間は微妙に変わります。

実際のところGen 4×4とかGen 3×2といった規格よりも、使用するSSDの性能による差の方が大きいです。(キャッシュメモリの有無・ランダムアクセス性能などに影響する)

Gen 4×4なSSDってベンチマークではしっかり7,000MB/sな超速スコアが出るけど、一般的な使い方では7,000MB/sを超える動きはほとんどありません。

7,000MB/sってシーケンシャルアクセス(順次読込)の速度であって、Windowsのほとんどの処理はランダムアクセス性能に依存します。

ランダムアクセスの場合、Gen 3×2(約1,700MB/s)の帯域があれば十分すぎるので、現実的にはGen 4×4、Gen 3×4、Gen 3×2の速度差はほとんど無いです。

※数十GBな巨大容量ファイルのコピー時間で速さの違いが出ます

コンマ何秒の差にこだわりがある人、最新じゃないとダメ!って人でなければGen 3×2でも不満を感じることは無いでしょう。

ちなみに、Gen 4×4な最新の大容量NVMe SSDをGen 3×2スロットに挿して使うことも可能です。

↓こちらのマザーボードはZen 4/Zen 5世代用(Ryzen 7000/8000/9000シリーズ)のB650チップセットです。

MSI B650 CARBON WIFI(レビュー

B650マザーボードだと次世代規格なGen 5×4のほか、主流のGen 4×4スロットがたくさんあります。(製品による)

拡張性が高いだけでなく、メモリ規格などもパワーアップしているので、かなり長く現役で使えるでしょう。

実際のところ、CPUの性能はRyzen 7 5700Xでも十分なパワーです。

ただ、Ryzen 7000/9000シリーズだとPCの基礎となる「足回り」が超絶進化しているので、「自分好みにカスタムして長く現役で使いたい」と思ってる人は、Zen4かZen5世代(Ryzen 7000/9000シリーズ)のCPUをおすすめします。

↓こちは2023年製のインテルB760チップセットです。

ASRock B760 Pro RS(レビュー

Core i7-14700/i5-14400のPCによく採用されるマザーボードですが、最新なだけにストレージの拡張性は優れています。

2万円以下で買える安いマザーボードでもM.2スロットの数が3本ある製品が多く、高価なものになると4本持っているものもあります。

ただし、インテルの第14世代CPUを選ぶと総合コストが高くなるのと、不具合問題があるので注意してください。

ゲーム機のPS5はGen 4×4な増設用M.2スロットがあります。

B550マザーボードはPS5よりも時代遅れです。

Gen 3×2って遅い?

実はゲームのロード時間はGen4x4と変わらないので、普通に使ってる分には遅いと感じることはありません。

最新のGen 4×4~旧式の2.5インチSATA SSDを使用して、FF14とブループロトコルのベンチマークでロード時間を比較してみました。

【計測方法】ベンチマーク終了後に表示されるローディングタイムを抽出。

スクロールできます
FF14
ロード時間
ブループロトコル
ロード時間
Gen 4×4
HIKSEMI FUTURE
読込速度7100MB/s
8.522秒22.320秒
最速
Gen 3×4
Samsung SSD 980
読込速度3300MB/s
8.360秒
最速
23.169秒
Gen 3×2
Intel 670p
読込速度1700MB/s
8.388秒23.403秒
2.5インチ SATA
Micron 1100
読込速度535MB/s
12.383秒26.164秒

ゲームによってはGen 4×4の中華NVMe SSD(HIKSEMI FUTURE)よりもIntel SSD(現Solidigm)、Samsungといった有名どころの製品が速いという結果になりました。

ほぼ誤差レベルの世界なので、何度も計測すればロード時間は微妙に変わります。

実際のところGen 4×4とかGen 3×2といった規格よりも、使用するSSDの性能による差の方が大きいです。(キャッシュメモリの有無・ランダムアクセス性能などに影響する)

Gen 4×4なSSDってベンチマークではしっかり7,000MB/sな超速スコアが出るけど、一般的な使い方では7,000MB/sを超える動きはほとんどありません。

7,000MB/sってシーケンシャルアクセス(順次読込)の速度であって、Windowsのほとんどの処理はランダムアクセス性能に依存します。

ランダムアクセスの場合、Gen 3×2(約1,700MB/s)の帯域があれば十分すぎるので、現実的にはGen 4×4、Gen 3×4、Gen 3×2の速度差はほとんど無いです。

※数十GBな巨大容量ファイルのコピー時間で速さの違いが出ます

コンマ何秒の差にこだわりがある人、最新じゃないとダメ!って人でなければGen 3×2でも不満を感じることは無いでしょう。

ちなみに、Gen 4×4な最新の大容量NVMe SSDをGen 3×2スロットに挿して使うことも可能です。

グラフィック性能チェック

主要GPUの性能グラフです。

グラフだけで判断すると、最新GPUならもう少し性能アップして欲しかったと思う人がいるかもしれません。

3DMarkのスコアというのは、ラスタライズ性能(描画性能)を評価していて、後述するDLSS(Tensorコア)、レイトレーシング(RTコア)の性能を含めていません。

最近のゲームは「DLSS」と「レイトレーシング」も使って、ゲームの「パフォーマンス」と「表現力」を上げることが当たり前になってきています。

すべてのコアを合わせた総合性能を見ないと、新世代のゲームパフォーマンスを正しく評価できない点に注目してください。

グラフではRTX 3070と同等に見えますが、大幅に強化されたコア性能により、ゲームによってはフルHDで「RTX 3080」を25%超えるパフォーマンスで遊べます。

レイトレーシングについて

光と影の表現力を上げてリアルな描写を可能にする機能です。

対応したゲームなら表現力が格段に上がって美しい映像になりますが、フレームレートが落ちるのがデメリット。

RTX 4000シリーズならパワーアップしたレイトレーシング性能により、フレームレートの落ちは少なめ。

RTX 3000シリーズだと、レイトレーシングをONにしたらフレームレートが半分くらいになってしまいます。

競技性の高いFPSゲームよりもアクションアドベンチャーのような美麗な映像をまったり楽しむゲームに向いた機能です。

DLSSについて

DLSSはAI技術を使ってフレームレートをブーストする機能です。

低解像度の映像を高解像度にアップスケールする仕組みで、理論上は画質を少し犠牲にしますが、ほとんどの人は気にならないと思います。

さらに、レイトレーシングと組み合わせれば、弱点であるフレームレートの低下を抑えられるのもポイント。

DLSSに対応したゲームなら、基本的に有効にすることをおすすめします。

DLSS3 フレーム生成について

RTX 4000シリーズから使えるDLSS3のフレーム生成機能は、AIが推測して中間フレームを自動生成します。

対応したゲームだと、旧世代のハイスペックモデルRTX 3080を25%上回るスコア

最近のゲームはDLSSやFSRといったアップスケール技術を使うのが当たり前になっていて、DLSS3対応ゲームも続々と増えてきています。

DLSS3対応ゲームは増加中で、旧世代のRTX 3000シリーズと比較するのが可哀想かわいそうになるくらい強烈なパフォーマンスで遊べます。

ゲーム性能チェック

以下のゲームをテストしました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【重量級】アーマードコア6
  • 【重量級】ファークライ 6
  • 【重量級】アサシンクリードヴァルハラ
  • 【重量級】サイバーパンク2077

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

グラフの便利な使い方

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX11パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

競技向けの「パフォーマンスモード」だと、ヘビーFPSゲーマーも納得のフレームレートです。

DX12モードの「最高画質+レイトレON」だと、カジュアルに楽しむ分にはフルHD/WQHDで十分に遊べる性能。

CPU対決!

フォートナイトはRyzenとめっぽう相性の良いゲームです。

最高画質だと違いはありませんが、画質を少し落とすとRyzen 5が良い仕事をします。

特に「パフォーマンス」だと、Ryzenが素晴らしいフレームレート。

一方でCore i5は「パフォーマンス」で処理が追いつかなくなって、フルHD/WQHDのフレームレートが変わりません。(CPUボトルネックが発生)

総合的にCore i5を圧倒する性能。

ゲームによっては安いRyzenでも十分なパフォーマンスで遊べます。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】デフォルト
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

2024年2月計測(v.2.8.1.1)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで十分な速度です。

ガチなプレイヤーなら画質を下げると300fps以上を出せます。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートです。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

CPU比較

誤差レベルです。

【重量級】アーマードコア 6

設定
  • 【画質1】最高
  • 【画質2】高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

DLSSに対応していないゲームです。

フルHD/最高画質で、上限の120fpsに張り付きプレイが可能。

WQHD、UWQHD(ウルトラワイド)でも、まったく問題なし。

特にウルトラワイドはド迫力!PS5だと不可能な画角なのでめっちゃ感動します。

4Kだと60fps以下ですが、カクついた動きはなく普通に遊べます。

画質を「最高」→「高」に落とせばWQHDでも多くのシーンで120fpsを記録。

動きの速いゲームなので画質を落としても気になりません。文句なしのプレイ環境でしょう!

CPU対決!

誤差レベルです。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】4KのみON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

DLSSに対応していないゲームです。

80fps前後でCPUの処理が追いつかなくなってフレームレートが頭打ちになりますが、快適に遊べます。

4Kで最高画質+レイトレーシングをONにすると、ビデオメモリが足りなくなって不安定になります。

4Kならアップスケール技術(FSR)をONにすれば問題ありません。

最近はビデオメモリ8GBだと足りない … という意見も聞きますけど、あくまで「4K最高画質」+「レイトレーシングON」+「アップスケールOFF」という厳しい条件下だけの話です。

基本的に8GBあれば問題ありません。

CPU対決!

誤差レベルです

【重量級】アサシンクリード・ヴァルハラ

設定
  • 【画質】最高

ゲーム内のベンチマークモードで計測

このゲームはレイトレーシングとDLSSに対応していません。(FSRには対応)

国産のゲームや少し古いゲームだと、レイトレ/DLSSに対応していないものが多いです。

こういったタイプのゲームでも、RTX 4060TiならフルHD〜WQHDまで快適。

レイトレ/DLSSに対応していない超重いゲームは、RTX 3070に近いパフォーマンスになります。

WQHDと4KではRTX 4070に負ける速度で、4Kだと少し不安定な動きでした。

CPU対決!

誤差レベルです

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

RTX 4000シリーズのDLSS 3フレーム生成に対応したゲームです。

RTX 4060TiならWQHDまで「ウルトラ画質+レイトレーシングON」で遊べます。

RTX 3080と比較すると、フルHDでRTX 4060Tiが狂ったようにフレームレートが上昇。

しかし、WQHD/4Kと解像度が上がるほどパフォーマンスの伸びが悪くなります。

とはいえ、4KだとRTX 3080でさえマトモに遊べる速度ではないので、総合的にRTX 4060Tiがベストだと思います。

CPU対決!

誤差レベルです。

クリエイティブ性能チェック

動画編集と写真編集の能力をチェックしました。

Premiere Pro

4KとフルHD撮影した10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

レンダラーは「GPUアクセラレーション(CUDA)」を使用。

※ソフトウェアレンダリング(CPUエンコード)にすると、4KでRyzen 5 5600X/Core i5-13400ともに26分もかかります

4K→4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Ryzen 5 5600X+RTX 4060Ti
6分36秒
Core i5-13400+RTX 4060Ti
6分55秒
Core i5-13400 + RTX 3060Ti
5分15秒
4K→フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Ryzen 5 5600X+RTX 4060Ti
4分28秒
Core i5-13400+RTX 4060Ti
4分26秒
Core i5-13400 + RTX 3060Ti
4分02秒
フルHD→フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Ryzen 5 5600X+RTX 4060Ti
1分31秒
Core i5-13400+RTX 4060Ti
1分27秒
Core i5-13400 + RTX 3060Ti
1分36秒

いずれも10分の実時間より早くエンコードできるので快適です。

4K→4K、4K→フルHDのように4Kを扱う処理はRTX 3060Tiにも負けるパフォーマンス。

しかし、フルHD→フルHDエンコードだとRTX 4060Tiの方が良いです(微妙ですが…)。

もっとも実用的なフルHD→フルHDの処理はパワーアップしてますが、メモリバス幅が128bitと弱いため、負荷の掛かる4K処理にめっぽう弱いGPUであることが分かります。

ゲーム実況の録画配信などはフルHDが主流です。

さらに、RTX 4000シリーズだとAV1ハードウェアエンコードができるのもポイント

※ゲームのプレイ画面をリアルタイム録画したい人はRTX 4060Tiの方が良いです

CPU対決!

組み合わせるGPUによって結果は違いますが、RTX 4060Tiの場合、Ryzen 5とCore i5の差は微妙です。

CPUの価格差を考慮するとRyzen 5で十分な性能だと思います。

RAW現像

Lightroom Classicを使って有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
Ryzen 5 5600X+RTX 4060Ti
38.83秒
Core i5-13400+RTX 4060Ti
41.25秒
Core i5-13400 + RTX 3060Ti
39.89秒

サクサク処理できます。

書き出し条件はこちらです↓

画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ
CPU対決!

誤差レベル。

最近のクリエイティブアプリは、GPUもしっかり活用するので差が出にくいです。

消費電力チェック

各CPU+RTX 4060Tiを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
CPUゲーム動画視聴アイドリング
Ryzen 5 5600X230〜260W70〜75W75〜78W
Core i5-13400215〜240W65〜70W60〜65W

さすがにRyzen 5 5600Xより2年も後に発売されたCore i5-13400が良いスコアです。

人によって評価は分かれそうですが、個人的には微妙な差だと思います。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

リアルタイム計測データをcsv出力し、最小値と最大値を採用。

ゲーム】サイバーパンク2077/RTウルトラ画質/フルHD〜4Kまでの最小値と最大値

動画視聴】Hulu

ちなみに、デュアルモニターにすると消費電力が上がります。

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。あくまで参考程度にして下さい。

Ryzen 5 5600X+RTX 4060Tiの構成まとめ

まとめると、こんな感じです↓

RTX 4060Tiまとめ

  • フルHDでぶっちぎりのパフォーマンス
  • WQHDでも使える性能
  • 4Kは画質を調節すればOK
  • DLSS3に対応したゲームだと無敵
  • レイトレ/DLSS未対応ゲームはRTX 3070レベル
  • 省電力で十分なパワー
  • 4Kのクリエイティブ性能が低い

Ryzen 5 5600Xまとめ

  • 価格以上のパフォーマンス
  • ゲーム性能はCore i5以上
  • ストレージの拡張性が低い

RTX 4060Tiについては、フルHDモニターに繋げる予定の人にベストな性能

将来、WQHDモニターにアップグレードしても問題ないです。

4Kが苦手なのがデメリットですけど、本当に4K環境が必要なのかよ〜く検討してください。

Ryzen 5 5600XについてはRTX 4060Tiと組み合わせる場合、十分すぎる性能です。

ゲーム時のパフォーマンスはCore i5と同等で、フォートナイトのようにRyzenに最適化されているゲームもあります。

弱点は1つだけで、旧世代だけにB550チップセットだとストレージの拡張性が低いのがデメリットですが、コスパ重視なら影響を受ける人は少ないでしょう。

BTOパソコンだと「Ryzen 5 5600X+RTX 4060Tiモデル」の価格がぶっちぎりに安く、たまに大幅値引きのセール品も見かけます。

コスパ優先ならRyzen 5 5600Xモデルがベストでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

使用したCPUはこちら↓

使用したグラフィックボードはこちら↓

高負荷時も動作音はすごく静か。LEDライティング機能のないシンプルなグラボです。

Ryzen 5 5600X+RTX 4060TiのBTOゲーミングPC

なし

BTOパソコンなら上位CPUのRyzen 7 5700Xを搭載したPCの方がコスパ良いです。

その他のRTX 4060Ti搭載PCについては関連記事をチェックしてください↓

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更新:2024年10月9日

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109980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ11111
133980円RTX 4060Core i5 14400F16GB500GBドスパラ11111
134800円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBマウス11111
139800円Ryzen Z1
Extreme
Ryzen Z1
Extreme
24GB1TBASUS111111
154800円RTX 4060Core i7 14700F16GB1TB日本HP11111
164800円RTX 4060Ryzen 5 7500F16GB1TBマウス11111
164800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
169800円RTX 4060TiCore i7 14700F16GB1TB日本HP111111
169800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
177800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア11111
179800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
179980円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ11111111
189800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBストーム111111
209800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
224800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
234800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
243880円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBドスパラ11111111
245980円RTX 4070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
248683円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
249800円RTX 4070SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
249980円RTX 4070SPRyzen 7 770016GB1TBドスパラ11111
254800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
258800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
268800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
269800円RTX 4070SPRyzen 7 770032GB1TBマウス111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111
269980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBドスパラ11111
269980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111
274800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
274800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
275800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
275980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス111111
279980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
294980円RTX 4070SPRyzen 7 9700X32GB1TBドスパラ111111
299800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
302800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TBフロンティア11111
304800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
312800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
324800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBPC工房11111
329980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
359980円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
412950円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBサイコム1111
427800円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111

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