ASUS TUF Gaming A15 RTX 4050モデルの実機レビュー

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ASUSが販売しているゲーミングノート「TUF Gaming A15 FA507NU-R7R4050」をレビューします。

最新GPU「RTX 4050」を搭載した2023年モデルです。

気になっている人は次のように思っていませんか?

  • 最新ゲームはサクサク動く?
  • 普段使いは快適?
  • デメリットを知りたい!

ASUS JAPAN様よりお借りした実機を使用して、がっつりチェックします!

予算20万円くらいでゲーミングノートを探している人は、ぜひご覧ください。

目次

TUF Gaming A15 FA507NU-R7R4050の特徴とスペック

おとこを感じるタフなボディーデザイン。

新世代のエントリークラスGPU「RTX 4050」を搭載。

グラフィックスに凝った最新ゲームをサクサク動かせる性能を詰め込んだゲーミングノートです。

実際に使ってみて感じた点をざっくりまとめると、以下のようになります。

  • 十分な性能
  • かっこいいデザイン
  • 144Hzゲーミングモニター内蔵
  • 充実のインターフェイス
  • 安心のASUSブランド
  • などなど(記事内で解説)
  • レイトレーシングは厳しい
  • などなど(記事内で解説)

本機は入門者向け(エントリークラス)の位置付けながら、旧世代のミドルクラス以上の性能が魅力の一台です。

内蔵ディスプレイのフルHD解像度なら、ほとんどのゲームを快適に遊べる性能。

また、パワーマネージメントに優れているのもポイントです。

ゲーミングノートの最大のデメリットは、最大パワーで使うと「冷却音がうるさい」ことです。

本機はパワーバランスを自動で調整しつつ、冷却音を抑えてしっかり性能を維持できるのが良いと思いました。

しかし、レイトレーシングのような重たい処理はパワーが足りないなど、気になった点がいくつかあります。

これから詳しく解説するので、気になる人は参考にしてください。

スペックと価格

型番FA507NU-R7R4050
CPURyzen 7 7735HS
8コア16スレッド
最大4.75GHz
GPUGeForce RTX 4050
Laptop版
ディスプレイ15.6インチ
解像度フルHD
1920 x 1080
リフレッシュレート144Hz
メモリ16GB
DDR 5-4800
ストレージ512GB
Gen 4×4
ネットワーク有線LAN
Wi-Fi 6
幅 x 奥行 x 高さ354.9 x 251.9 x 24.95mm
重量2.2kg
参考価格209,800円

DDR 5メモリとGen 4対応の高速ストレージを採用しているのもポイント。

パーツ構成が良いです。

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開封チェック

500mlのペットボトルと比較

こんな小っさい箱の中に夢がたくさん詰まってます

付属品もシンプル。

個人的に好印象だったのは、最近では見かけないマニュアルが付属すること。

ほどよい厚みながら、しっかりした日本語で分かりやすくまとまってます。

PCのスキルは人によって違うので、初心者にとって安心材料と言えるでしょう。

外観とインターフェイス

戦闘力が高そうな無骨ぶこつな見た目が特徴です。

カラーは「メカグレー」。

タフな作りで、アメリカの軍事物資調達規格な「MIL-STD 810H」の基準をクリア。

高温/低温、高度、振動、衝撃など、過酷なテストを通過したスーパーボディー

普通のゲーミングノートとは比較にならないほど頑丈がんじょうです。

どれも似たり寄ったりなデザインが多い中、異彩を放ったおとこのデザイン

好みもあると思いますが、カッコ良くて非常に所有感が高いです。

一般的なクリアファイル(31 x 22cm)とのサイズ比較。

それなりの大きさですが、大きすぎる印象はないです。

液晶はこの角度まで開きます。

本体の厚みは22.45〜24.95mm。

ゲーミングノートとしては標準的な厚さです。

背面には吸気穴と2Wのスピーカー。

スピーカーの音質は低音の響きは弱いものの、音が割れることなく必要十分な性能です。

本体を効率的に冷やす強力なクーリングファンを搭載。

スピーカーの音質とファン音については、後半の動画も参考にしてください。

右側面のインターフェイスはUSB Type-Aが一つだけです。

その他、排気用の穴とケンジントンのセキュリティーロックの穴があります。

左側面のインターフェイスです。

  • 電源入力
  • 有線LAN(1Gbps)
  • HDMI出力
  • USB Type-C (USB 4/40Gbps
  • USB Type-C(Gen 2/10Gbps)
  • USB Type-A(Gen 1/5Gbps)
  • オーディオ出力

その他、こちら側にも排気穴があります。

通信速度40Gbpsに対応した超高速ポートを1つ持っていますが、Thuderbolt 4ではないので映像出力はできません

外部モニターへの接続はHDMIポートを使用します。

なお、本機はWi-Fi 6対応の無線LAN機能を内蔵しています。

インターフェイスについてまとめると、不足しているものは無いと言えるほど充実しています。

背面は排気穴があるだけです。

液晶上部に92万画素のWebカメラとマイクを内蔵。

顔認証によるログインはできません

指紋認証もできないので、ログインのセキュリティーは弱め。人によってはデメリットになると思います。

キーボード

キーボードはテンキー付きの日本語配列です。

「W」「A」「S」「D」キーが透明になっていて、FPSゲーマーを意識したデザインが特徴。

キーピッチはデスクトップPCと同じ約19mmを確保。

ストロークは約1.7mmと深めでしっかりしたタイプ感のあるキーボードです。

タイピングしやすいキーボードではあるものの、残念と思った点もあります。

赤枠で囲ったキーが変則的なサイズなのと、テンキーのキーピッチが約16mmとメインキーより3mmも狭いです。

特に「BACK SPACE」と「¥」の幅が小さいのがデメリット

慣れれば問題なしですが、個人的にはテンキーを無くして広々としたキー配列にした方が使いやすいと思いました。

タッチパッドの面積は130mm x 77mmとちょうど良いサイズ感

操作感も良好で、極上の指すべりです。

もちろん、RGBバックライトを搭載。

ライティングは「Armoury Crate」という専用アプリでお好みのパターンに変更可能です。

ディスプレイ

ディスプレイは15.6インチのフルHD(1920 x 1080)です。

映り込みの少ないノングレア液晶で、ゲームやエンタメ利用に最適。

視野角の広いパネルなので斜めから見ても色合いにムラがなく、非常に鮮やかな発色です。

色域はsRGB 100%に達しており、ゲームだけでなく写真・映像編集も得意です。

リフレッシュレートは144Hzに対応。

最大144fpsのヌルヌル感を体感できます。

応答速度は非公開ですが、残像感は感じませんでした。

がっつり対戦ゲームをやり込む人でも十分な性能だと思います。

重量

本体の重量は実測値で2.1kgでした。

ゲーミングノートとしては標準的です。

アダプターの大きさは、ゲーミングノートとしてはコンパクト。

ケーブル込みの重量は728gでした。

本体と合わせると約2.9kgといったところ。

毎日かばんに入れて持ち運ぶ使い方には向いていませんが、家の中で設置場所を変えたり、旅行の時に持ち出すくらいなら苦にならない重量感です。

パワーモード

「Armoury Crate」というアプリを使って、本機の設定を細かく変えられます。

動作に関する設定は、5つのパワーモード4つのGPUモードがあります。

パワーモード
  • Windows:OSの電源プラン設定と連動
  • サイレント:電力を制限しつつ、ファン動作音を静かに保つ
  • パフォーマンス:パワー/ファン回転数のバランスを取りながら性能を維持する
  • Turbo:エアフローを最大化し、フルパワーで動作
  • 手動:CPU/ファンスピードをマニュアルで設定

実際に使ってみたところ、「パフォーマンス」で十分なパワーでした。

箱から出したデフォルト設定は「パフォーマンス」で、動きが速いわりにファン音が静かだな … という印象。

クリエイティブ作業など、ここぞという時に「Turbo」にすれば、100%の性能を出し切れます。

ゲームの起動中でも設定を変えられるので、作業内容によって簡単に調節可能です。

「Turbo」にするとゲームのフレームレートは少し上昇するものの、冷却音がかなりうるさくなります。

Turboモードを使う時はACアダプターをつなげる必要あり。

GPUモード
  • Ultimate:最大パフォーマンス
  • スタンダード:バランスよく電力を使う
  • エコモード:パフォーマンスを落としてバッテリー駆動時間を最大化
  • 最適化:スタンダードとエコを自動切り替え

おすすめは「Ultimate」。

GPUモードを変えると、PCを再起動する必要があります。

TUF Gaming A15 RTX 4050の性能チェック

以下の項目をテストしたので参考にしてください。

  • CPU性能
  • グラフィック性能
  • ストレージ性能
  • ゲーム性能
  • ファン/スピーカー/発熱

CPU性能

CPUは8コア16スレッド、最大4.75GHzで動作する「Ryzen 7 7735HS」を搭載。

超高性能タイプではなく、ゲーミングノートではミドルクラスといったところ。

ビジネス向けの薄型高級ノートPCに採用されるCore i7-1370Pよりも高い処理能力がポイントです。

普段使いやExcelなどのオフィスアプリはサクサク動作し、ストレスを感じることはありません。

グラフィック性能

本機のGPUは最新のRTX 4050 Laptopです。

フレームレートをブーストする「DLSS」と、リアルな映像表現を実現する「レイトレーシング」も強化されており、旧世代のRTX 30XXシリーズとはケタ違いのゲーム体験が可能。

ほとんどのゲームをフルHD/100fps以上で遊べる性能です。

DLSSとレイトレーシングについては、関連記事も参考にしてください。

ストレージ性能

ストレージのNVMe SSDはGen 4 x 4 512GBを内蔵。

読み込みは約4,300MB/sと、最近のGen 4 x 4にしては普通です。

とはいえ、いまだに多くのBTOゲーミングPCでは3,000MB/s前後のGen 3 x 4が多いです。

ゲームやOSの立ち上がりは速く、ストレスを感じることはありません。

初期状態
ゲーム5本インストール後

初期状態の空きストレージ容量は419GBでした。

最近は100GBを超える大型タイトルも多いので、ゲームによっては5〜6本インストールすると一杯になってしまいます。

対策として、本機は40Gbps(5,000MB/s)に対応したUSB 4を1つ持っているのがポイントです。

外付けの高速ポータブルSSDを使えば簡単に容量を拡張でき、転送速度も本体のSSDとほぼ同じスピードで使えます。

よく遊ぶゲームは内蔵ストレージを使い、たまに遊ぶゲームや大容量データは外付けストレージに保存するなど、工夫すれば問題ないかと思います。

ゲーム性能チェック

ゲームの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【中量級】Apex Legends
  • 【中量級】BLUE PROTCOL
  • 【中量級】Diablo 4
  • 【重量級】フォートナイト
  • 【重量級】Forza Horizon 5
  • 【重量級】サイバーパンク2077

2つのパワーモードでチェックしました。

  • パフォーマンス→パワーは少し落ちるが、冷却音が小さい
  • Turbo→最大パワーで動作するが、冷却音がうるさい

おすすめは「パフォーマンス」です。

【中量級】Apex Legends

画質:デフォルト
設定
  • 【画質1】デフォルト(テクスチャ高6GB)
  • 【画質2】低(競技向け・ほとんどのオプションを低に設定)

射撃場の固定ルートを30秒間走りまくった平均フレームレートを計測

デフォルト画質
パフォーマンス
159
Turbo
162
低画質(競技向け)
パフォーマンス
216
Turbo
220

中量級ゲームの代表であるApex Legendsは144fps以上で動作します。

動きの激しいシーンでは100fpsを下回りますが、カジュアルに楽しむ分には十分なスコア。

RTX 4050のVRAMが6GBなのでテクスチャ極(8GB)の設定はできませんが、高(6GB)でも十分な画質です。

ガチなプレイヤーなら画質を落としまくって競技向けの設定にすると、144fpsに張り付き状態で遊べます。

パワーモードの「パフォーマンス」と「Turbo」で大きい差が出ますが、144Hzモニターで遊ぶ分には「パフォーマンス」で十分だと思います。

【中量級】BLUE PROTOCOL

パフォーマンスモード
Turboモード
設定
  • 【画質】最高

ベンチマークアプリで計測

最高画質
パフォーマンス
14981
Turbo
15290

注目の最新オンラインRPG「BLUE PROTOCOL」は最高画質で「極めて快適」。

「パフォーマンス」だと「Turbo」の2%くらい低いスコアになりますが、60〜160fpsくらいで動作します。

十分すぎる性能です。

【中量級】Diablo 4

画質:ウルトラ
設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】OFF
  • 【フレーム生成】ON

ダンジョン内を移動→戦闘→移動の平均フレームレート

パフォーマンス
169
Turbo
171

RTX 40XXシリーズのDLSS 3(フレーム生成)に対応したゲームです。

144fpsに張り付きプレイが可能

パワーモードの「パフォーマンス」と「Turbo」に違いなし。

冷却音の小さい「パフォーマンス」が優秀です。

余裕の性能です。

【重量級】フォートナイト

画質:DX12高+レイトレーシングOFF
設定
  • 【画質1】DX12最高+レイトレON
  • 【画質2】DX12高+レイトレOFF
  • 【画質3】DX11パフォーマンス(競技向け)
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

DX12 最高画質
レイトレーシング ON
パフォーマンス
63
Turbo
65
DX12 高画質
レイトレーシング OFF
パフォーマンス
89
Turbo
94
DX11
競技向け設定
パフォーマンス
226
Turbo
228

グラフィックスにこだわったDX12モードだと、「最高画質+レイトレーシング」で60fpsくらい。

一応、快適指標の60fpsを超えますが、シーンによってはカクつくことがあります。

高画質+レイトレーシングOFF」にすると、より安定して動作。

カジュアルに楽しむならレイトレーシングOFFがおすすめです。

DX11競技向け設定だと、動きの激しいシーンでも144fpsに張り付き状態で遊べます。

パワーモードの「パフォーマンス」と「Turbo」は、ほぼ誤差レベル。

冷却音の小さい「パフォーマンス」で十分な性能です。

【重量級】Forza Horizon 5

画質:最高
設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【DLSS】ON
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

パフォーマンス
113
Turbo
114

RTX 40XXシリーズのDLSS 3(フレーム生成)に対応したゲームです。

最高画質+レイトレーシングでも100fps以上を記録する性能。

ヌルヌル遊べます。

こちらもパワーモードの「パフォーマンス」と「Turbo」は、ほぼ誤差レベル。

冷却音の小さい「パフォーマンス」で十分な性能です。

【重量級】サイバーパンク2077

画質:ウルトラ
設定
  • 【画質1】ウルトラ
  • 【画質2】RTウルトラ
  • 【レイトレーシング】ON/OFF
  • 【DLSS】ON
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

ウルトラ
レイトレーシングOFF
パフォーマンス
105
Turbo
105
Core i5+RTX 3060Ti(デスクトップ)
101
RTウルトラ
レイトレーシングON
パフォーマンス
57
Turbo
59
Core i5+RTX 3060Ti(デスクトップ)
60

こちらもRTX 40XXシリーズのDLSS 3(フレーム生成)に対応したゲームです。

レイトレーシングOFFなら100fps以上でヌルヌル遊べます。

レイトレーシングを使うとかなりフレームレートが落ちますが、効果が良くわからないことが多いので個人的にはOFFで十分だと思います。

総合的に当サイトで検証したデスクトップのCore i5-13400+RTX 3060Tiに近いパフォーマンスでした。

入門機としては十分な性能だと思います。

Turboモードの方が微妙に良いスコアですが、体感できるほどの差はありません。

サイバーパンク2077は究極に重たいゲームの一つです。

このゲームで60fps前後が出るので、あらゆるゲームを快適に遊べます。

クリエイティブ性能チェック

動画編集と写真編集の能力をチェックしました。

パワーモードは「Turbo」で計測しています。

Premiere Pro

フルHDと4Kで撮影した10分間の60fps動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

レンダラーは「GPUアクセラレーション(CUDA)」を使用。

フルHD→フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
A15 RTX 4050 Laptop(レビュー機)
1分41秒
A15 RTX 4060 Laptop(上位モデル)
1分41秒
Core i5-13400+RTX 4060Ti(デスクトップ)
1分27秒

フルHD→フルHDエンコードだとかなり速く、RTX 4060 Laptopを搭載した上位モデルと同じ処理時間でした。

4K→4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
A15 RTX 4050 Laptop(レビュー機)
8分50秒
A15 RTX 4060 Laptop(上位モデル)
7分08秒
Core i5-13400+RTX 4060Ti(デスクトップ)
6分55秒

編集作業で引っかかるような動きはなくサクサク作業できますが、さすがに4Kのエンコードは弱いです。

とはいえ実時間の10分より早く処理は完了します。

RAW現像

Lightroom Classicを使って有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
A15 RTX 4050 Laptop(レビュー機)
47.46秒
A15 RTX 4060 Laptop(上位モデル)
42.13秒
Core i5-13400+RTX 4060Ti(デスクトップ)
41.27秒

CPUのRyzen 7が良い働きをして、デスクトップのCore i5+RTX 4060Tiといった最新のPCと大きな差はありません。

プロレベルのクリエイティブ作業だとパワー不足かもしれませんが、個人の趣味レベルなら十分な性能だと思います。

ファン音 スピーカー音 発熱のチェック

ファン音とスピーカー音質については、動画を参考にしてください。(1分程度の映像です)

本気は2基のファンを内蔵していて、メーカーの資料によると「84枚のブレードを使った余裕の冷却性能」とのこと。

サーモカメラでサイバーパンク2077をプレイ中の温度をチェックしました。

キーボード中央上部/50.2℃

最も熱を持つ部分は50℃くらいになり、触ると熱いです。

普通に使っていれば触れない部分なので問題ないでしょう。

WASDキー周辺/35.9℃
アダプター/40.3℃

ゲームで多用する「W」「A」「S」「D」キー部分は35.4℃。ほんのり暖かい程度です。

パームレストはほとんど加熱されないようです。

アダプターは40℃くらいでした。

結論は、非常に優秀だと思います。

「パフォーマンスモード」での計測値です。
「Turboモード」だと、3箇所すべて+2℃上昇しました。

動作モードパフォーマンスTurbo
ゲーム約48db
扇風機の「中」
約59db
かなりうるさい
動画視聴約31db
ささやき声
※騒音計をかなり本体に近づけた時の計測値
騒音値の目安
21〜35dbささやき声
36〜40db日常生活の音
41〜45db扇風機の「弱」
46〜50db扇風機の「中」
51〜55db扇風機の「強」
うるさく感じる
56db以上かなりうるさい
不快な音

ゲーム中は冷却ファンが強く回転します。

パフォーマンスモード」で48dbくらい。

シューっと風の吹き出し音が鳴りますが、うるさいと感じることはありません。

ゲーミングノートの中ではかなり静かだと思います。

とはいえ、はじめてゲーミングノートを使う人は、シューっという音にびっくりするかもしれません。

人によって感じ方が違うので、購入を検討している人は動画をチェックしてください。

Turboモード」だと59dbまで上昇。爆音です。

本機が特別うるさいわけはなく、どんなゲーミングノートも同じです。

この音に耐えられるかは個人差があると思いますし、ヘッドホンをすれば気にならない人が多いでしょう。

バッテリー駆動時間について

本機は最大11.3時間も駆動するバッテリーを内蔵しています。

普段使いや一般的な作業なら十分すぎる容量です。

しかし、サイバーパンク2077をバッテリーで遊んでみたところ、30分で残量50%になりました。

グラフィックスに凝った重たいゲームだと、1時間ほどで空っぽになります。

基本的に、どんなゲーミングノートでもバッテリー駆動だと100%の性能は出せません。

ゲームプレイ時はACアダプターが必須と思ってください。

軽めのゲームをちょっと楽しむとか、事務的な作業をするならバッテリー運用でOKです。

目的に合わせてパワーモードを切り替えると良いでしょう。

ASUSのあんしん保証

ASUSは保証がしっかりしているのもポイントです。

他のメーカーなら有料オプションとなる自損故障も保証対象。

つまり、どんな壊れ方でもOK!

実際に私もASUSのモニターを壊してしまったことがあって、「受付→集荷→修理→受取」に6日かかりました。

日本人のスタッフがメールと電話で対応してくれて、何も不安を感じなかったです。

いざという時の対応が素晴らしく、安心して使いたい人にASUSのPCはおすすめです。

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メリットとデメリット

ここまでのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

ここが残念!
  • 一部のキーサイズが小さい
  • レイトレーシング性能が低い
  • ストレージ容量が少なめ
  • 顔認証ログインができない
  • Turboモードの冷却音がうるさい
ここが良い!
  • ほとんどのゲームを高画質で遊べる
  • 144Hzのリフレッシュレート
  • 所有感の高いボディーデザイン
  • フルHDのクリエイティブ作業が得意
  • パワーマネージメントが優秀
  • 保証内容が素晴らしい

レイトレーシングは効果がよく分からないことが多いので、個人的にはデメリットではないと思います。

特に冷却音を抑えた「パフォーマンスモード」が優秀でした。

「Turboモード」の冷却音が爆音なのは、ゲーミングノートだと当たり前のことです。

また、人によってはストレージ容量が512GBなのがデメリットになると思います。

ゲームだけでなく、動画編集などいろいろな用途で使う場合、容量が足りなくなるかも。

メインマシンとして使う人なら、遊び終わったゲームをアンインストールすれば問題ないです。

サブPCとして使う人だったら512GBもあれば十分でしょう。

あくまで私が使ってみた感想ですが、致命的と感じたデメリットはなく、多くの人が満足できるPCだと思います。

【まとめ】最新ゲームがサクサク動くノートPC

まとめるとTUF Gaming A15 RTX 4050モデルは、次のような人におすすめです。

  • 20万円前後のPCを探している人
  • 安心安全なメーカーのPCが良い人
  • 最新ゲームを数年にわたって遊び続けたい人

本機は旧世代のGPU RTX 30XXを搭載したモデルより余裕のある性能になっています。

グラフィックスに凝った最新ゲームを遊び尽くせる一台。

はじめてのゲーミングノートPCを探している人に最適です。

価格は209,800円。ASUS Storeではよくセールをしていて、タイミングが良ければ数万円の値引きも期待できます。

気になる人はぜひチェックしてください。

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