GALLERIA XA7R-R47S実機レビュー 5700X+RTX 4070 SUPERの高コスパマシン

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ドスパラで販売されている「GALLERIA XA7R-R47S 5700X搭載」をレビューします。

気になっている人は次のように思っていませんか?

  • ゲームはサクサク動く?
  • 品質やパーツ構成はどうなの?
  • Ryzen 7とCore i7はどっちが良い?
  • メリット・デメリットは?

実機をお借りしたので詳しくチェックします。

25万円以下でPCを探している人は、ぜひご覧ください!

機材貸出元:株式会社サードウェーブ

目次

GALLERIA XA7R-R47S 5700X搭載モデルの特徴とスペック

CPURyzen 7 5700X
GPUGeForce RTX 4070 SUPER
メモリ16GB
ストレージ1TB
ネットワーク1Gbps有線
(Wi-Fiはオプション)
高さ x 幅 x 奥行480 x 220 x 440
参考価格
2024年8月23日時点
229,980円
標準モデル
価格と構成は予告なく変わることがあります

メモリ32GB、Wi-Fi追加、CPUグリスを変更したカスタムモデルを期間限定で販売中!

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コスパの良いCPUとWQHD解像度のゲームにめっぽう強い「RTX 4070 SUPER」を組み合わせたPCです。

フルHDなら競技性の高いe-Sportsタイトルを240fps前後で遊べる強烈な性能であり、4Kでも基本的に70fps以上で動作する苦手な解像度が無い万能タイプ。

入門者、アクションアドベンチャー好き、ヘビーFPSゲーマーまでおすすめの一台です。

実際に使って感じた「良い点」と「残念な点」がこちらになります。

ここが良い!
  • 納期が早い
  • 十分なスペック
  • パーツ構成が良い
  • サポート・延長保証が充実
  • ケースのデザインと品質がすばらしい
  • など(記事内で解説)
ここが残念!
  • 価格は普通
  • など(記事内で解説)

CPUにコスパに優れたRyzen 7 5700Xを採用しているため、ライバルのCore i7を採用したPCよりも圧倒的に安いのが特徴。

Core i7よりもクリエイティブ系の処理は「少し」弱いものの、ゲーム中心で使う人にとってまったく問題ない性能です。

注意点としては、Ryzen 7 5700XとRTX 4070 SUPERを組み合わせたPCだと、他メーカーのセール品より少し高めなこと。

ただ、パーツ構成が良いことと、納期の早さや高いサポート力まで含めると総合的にかなり優れていると思います。

これから詳しく解説するので、購入を検討している人は参考にしてください。

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他のモデルはこちら

XA7R-R47Sの外観

↑シンプルかつ高級感のあるケース。

派手さはないもののきの来ない優れたデザインだと思います。

ケースって毎日「見る」「さわる」パーツです。

安い買い物ではないので、ぜひ見た目にもこだわって他メーカーのPCもチェックしてください。

ガレリアシリーズは年齢や性別を問わず、幅広いユーザーに人気があるのも納得できます。

↑大きさは一般的なミドルタワーサイズ。

ゲーム機よりは大きいものの、巨大という感じはありません。

左側面の一部がアクリルパネルになっていて、内部が見れるようになっています。

↑天面は全体が通気口になっていて、PC内部の熱気を効率的に排出。

ホコリの侵入を防ぐフィルターが内蔵されています。

↑正面のインターフェイスは電源ボタン、リセット、USB Type-A 5Gbps x 4、音声入出力。

ななめに角度が付いているので、手を伸ばしてアクセスしやすいです。

また、Blue-Rayドライブなどで使える5.25インチベイが1つあります。需要は少なくなったとはいえ、必要な人にとっては重宝するでしょう。

↑USB Type-Cポートが無いのは残念なポイントですが、Type-A→Type-C変換アダプターを使えば困ることはありません。

↑サイドパネル前方にある吸気口。

ホコリの侵入を防ぐため、青い部分はメッシュ加工されています。

インターフェイスの構成は予告なく変わることがあります
背面インターフェイス
  • PS/2端子
  • USB Type-A(5Gbps)x 6
  • 有線LANポート(1Gbps)
  • 音声入出力
映像出力ポート
  • HDMI x 1
  • DisplayPort x 3

一般的な使い方なら必要十分なインターフェイスです。

ただ、背面にもUSB Type-Cポートが無いので、必要な人は汎用の変換アダプターを使う必要があります。

無線LANは内蔵していませんが、注文時にカスタムして追加できます。

↑底面にはスライド式の「ほこりフィルター」があります。

↑LEDは好みの色に変更できます。

もちろん、消灯することも可能です。

LED照明って初めて使う人は最初だけいろいろ試すけど、しばらく使ったらきる人も多いです。

個人的にはガレリアシリーズのLEDは、派手はですぎず「ちょうど良い」と思います。

XA7R-R47Sの内部

↑キレイに配線されていて、スッキリした見た目。

空間はしっかり確保されていてメンテナンスしやすいです。

↑CPUクーラーは冷却性能の高いサイドフロー式。

背面と上面に14cmの大型ファンを搭載し、CPUとケース内の熱を効率的に排出。

ファンのサイズが大きいほど低回転で多くの風を送り出せるので、「冷却性」と「静音性」が高いメリットがあります。

他メーカーだと後方排気ファンは一般的な12cm x 1台のことが多く、標準で大型ファンを2台も搭載しているのは素晴らしいです。

↑前方の吸気ファンも14cmの大型タイプが1台。

ここも他メーカーのPCだと12cmファンが標準なので、ドスパラのPCはあっぱれです。

↑試用機のグラフィックボードはPalit製の「RTX 4070 SUPER DUAL 12GB GDDR6X」でした。(予告なく変わることがあります)

ネット閲覧や動画視聴など、負荷の軽い処理ではファンが回転しない静音で高性能なグラフィックボードです。

マザーボードは予告なく変わることがあります

↑試用機のマザーボードはASRock製の「B550 TW」でした。

↑ストレージはGen 4×4な高速タイプのNVMe SSDが1TB。

メインSSDの交換はグラフィックボードを取り外す必要があるので、自分でカスタムするのが不安な人は注文時に2TBに交換しておくと安心です。

NVMe SSDを増設するための空きM.2スロットはGen 3×2の中高速タイプ(約1,700MB/s)ですが、ゲームのインストール先として十分に使える速度です。

くわしい解説(Gen 3×2って遅い?)

実はゲームのロード時間はGen4x4と変わらないので、普通に使ってる分には遅いと感じることはありません。

最新のGen 4×4~旧式の2.5インチSATA SSDを使用して、FF14とブループロトコルのベンチマークでロード時間を比較してみました。

【計測方法】ベンチマーク終了後に表示されるローディングタイムを抽出。

スクロールできます
FF14
ロード時間
ブループロトコル
ロード時間
Gen 4×4
HIKSEMI FUTURE
読込速度7100MB/s
8.522秒22.320秒
最速
Gen 3×4
Samsung SSD 980
読込速度3300MB/s
8.360秒
最速
23.169秒
Gen 3×2
Intel 670p
読込速度1700MB/s
8.388秒23.403秒
2.5インチ SATA
Micron 1100
読込速度535MB/s
12.383秒26.164秒

ゲームによってはGen 4×4の中華NVMe SSD(HIKSEMI FUTURE)よりもIntel SSD(現Solidigm)、Samsungといった有名どころの製品が速いという結果になりました。

ほぼ誤差レベルの世界なので、何度も計測すればロード時間は微妙に変わります。

実際のところGen 4×4とかGen 3×2といった規格よりも、使用するSSDの性能による差の方が大きいです。(キャッシュメモリの有無・ランダムアクセス性能などに影響する)

Gen 4×4なSSDってベンチマークではしっかり7,000MB/sな超速スコアが出るけど、一般的な使い方では7,000MB/sを超える動きはほとんどありません。

7,000MB/sってシーケンシャルアクセス(順次読込)の速度であって、Windowsのほとんどの処理はランダムアクセス性能に依存します。

ランダムアクセスの場合、Gen 3×2(約1,700MB/s)の帯域があれば十分すぎるので、現実的にはGen 4×4、Gen 3×4、Gen 3×2の速度差はほとんど無いです。

※数十GBな巨大容量ファイルのコピー時間で速さの違いが出ます

コンマ何秒の差にこだわりがある人、最新じゃないとダメ!って人でなければGen 3×2でも不満を感じることは無いでしょう。

ちなみに、Gen 4×4な最新の大容量NVMe SSDをGen 3×2スロットに挿して使うことも可能です。

↑メモリスロットは4本で、DDR4-3200MHzが2枚装着済み。(計16GB)

ゲームと普段使い、かんたんな映像編集くらいなら十分な容量です。

拡張スロットの内訳

  1. グラフィックボード用(RTX 4070 SUPER)
  2. 空き(PCIe Gen 3×1)
  3. 空き(PCIe Gen 3×4)
  4. 空き(PCIe Gen 3×1)

拡張スロットも十分な数ですが、現在は使うことはほとんど無いと思います。

その他、2.5インチストレージなどで使えるSATAポートが6つ。(M.2増設スロットを使う場合は4つまで使用可能)

Wi-Fi/Bluetooth専用スロットもあるので拡張性は十分です。

↑下段にハードディスク用の3.5インチドライブベイが2つ。

↑マザーボード裏側に配線が集中。

↑側面に2.5インチのドライブベイが2つ。低速タイプのSSDを2台取り付け可能。

2.5インチのSSDはゲームのインストール先にはおすすめしませんが、動画ファイルなどの大容量データの保管先としては十分な速度です。

電源ユニットは750W 80PLUS GOLD。

750Wあるとハイエンドな「RTX 4080 SUPER」まで動かせる容量なので、基本的にカスタムする必要はありません。

必要な電源容量の調べ方は、関連記事をチェックしてください↓

パーツ構成とカスタム性の評価

一般的なユーザーには高性能すぎるパーツを使用していないのが好印象です。

かといって安すぎるパーツを使っていないのもポイント。

他メーカーのPCでは見かけない14cmファンを3つも標準搭載するなど、大事なところはしっかりしていて素晴らしいです。

また、ケース内部は余裕があるので熱気がたまりにくく、メンテナンス性も良好。

ストレージの拡張性も十分に考えられていて、不満を感じる人はほとんどいないでしょう。

残念なポイントとしてはUSB Type-Cポートが1つも無いことですが、対処方法はあるので影響を受ける人は少ないと思います。

CPU性能|Ryzen 7 5700X

本レビューでは競合するCPU「Core i7-14700F」「Core i5-14400F」と比較します。

赤:優れている/青:劣っている

スクロールできます
Ryzen 7 5700XCore i7-14700FCore i5-14400F
発売日2022年4月2024年1月2024年1月
世代Zen 3
(最新はZen 5)
第14
(最新)
第14
(最新)
Pコア数886
Eコア数なし124
スレッド数162816
定格クロック3.4GHz2.1GHz2.5GHz
ブーストクロック4.6GHz5.4GHz4.7GHz
L3キャッシュ32MB33MB20MB
熱設計電力65W65W65W
参考価格
2024年8月調査
22,000円59,000円33,000円

Ryzen 7 5700XはAMD Zen3世代で、ライバルは第12世代のCore i7-12700Fでした。

Core i7-12700F以降は、Pコア(パフォーマンスコア)とEコア(高効率コア)のハイブリッド式になっていて、かなり完成度の高いCPUです。

一方で、RyzenシリーズはPコアだけで構成されているのが弱みですが、実際のところゲームだとPコアが中心に働くので、コア数はあまり問題ではありません。

また、キャッシュメモリ容量が多く、処理内容によってはCore i7と同等のパフォーマンスで動作するのもメリットです。

Ryzen 7 5700Xはすでに世代の古いCPUですが、価格の安さが最大のポイントで最新のCore i5よりも安いです。

マザーボードとメモリもコスパの良い製品が使えるので、PCを構成するパーツコストをかなり抑えられる特徴があります。

↑CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUはすべて実機を使い、電力設定を「定格」にして計測しました。(※BTOパソコンと同じ設定)

グラフだけで判断するとライバルのCore i7-12700Fと同じレベルで、最新のCore i5-14400Fより高性能です。

Core i7-14700Fには大きく負けてますけど、ゲームはCPUよりもGPUパワーの方が重要で、実際に使ってみると体感できるほどの差はありません。

インテルCore CPUは第12、第13、第14の3世代にかけて「ちょろっと機能を修正しただけ」です。CPUベンチマークでは差が出るけど、実用的なパフォーマンスはほとんど進化してません。

CPU選びは「上を求めるとキリがない」です。

限られた予算の中では、CPUのグレードを落としてGPUに重視するのがおすすめ。

Ryzen 7 5700Xは価格と性能のバランスが飛び抜けて良く、まだまだ現役で使える超コスパCPUです。

グラフィック性能|RTX 4070 SUPER

GPUメモリ消費電力
RTX 4070Ti
SUPER
16GB285W
RTX 4070Ti
製造終了
12GB285W
RTX 4070
SUPER
12GB220W
RTX 309024GB350W
RTX 407012GB200W
RTX 308010GB320W
RTX 30708GB220W

各種ベンチマークでは上位のRTX 4070Tiより「わずか5~7%落ちの性能」で、消費電力がかなり低いのが特徴です。

※ゲームによってはRTX 4070Tiとほぼ同じパフォーマンスで動きます

下位モデルのRTX 4070から性能の上がり幅が飛び抜けているのもポイント。

「価格」「性能」「消費電力」のバランスに優れていて、美味しいところだけをつまみ上げた「RTX 4000シリーズの決定版」と言えます。

フルHDは余裕。WQHDだと競技性の高いFPSゲームに最適。

4Kならグラフィックスに凝ったオープンワールド系アクションゲームを快適に遊べる性能です。

また、強化された「レイトレーシング」と「DLSS」により、RTX 3000世代と比較するのが可哀想かわいそうになるほど高いパフォーマンスで遊べます。

レイトレーシングについて

光と影の表現力を上げてリアルな描写を可能にする機能です。

対応したゲームなら表現力が格段に上がって美しい映像になりますが、フレームレートが落ちるのがデメリット。

RTX 4000シリーズならパワーアップしたレイトレーシング性能により、フレームレートの落ちは少なめ。

RTX 3000シリーズだと、レイトレーシングをONにしたらフレームレートが半分くらいになってしまいます。

競技性の高いFPSゲームよりもアクションアドベンチャーのような美麗な映像をまったり楽しむゲームに向いた機能です。

DLSSについて

DLSSはAI技術を使ってフレームレートをブーストする機能です。

低解像度の映像を高解像度にアップスケールする仕組みで、理論上は画質を少し犠牲にしますが、ほとんどの人は気にならないと思います。

さらに、レイトレーシングと組み合わせれば、弱点であるフレームレートの低下を抑えられるのもポイント。

DLSSに対応したゲームなら、基本的に有効にすることをおすすめします。

DLSS3 フレーム生成について

RTX 4000シリーズから使えるDLSS3のフレーム生成機能は、AIが推測して中間フレームを自動生成します。

対応したゲームだと、旧世代のハイエンドRTX 3090Tiを大きく上回るスコア。

最近のゲームはDLSSやFSRといったアップスケール技術を使うのが当たり前になっていて、DLSS3対応ゲームも続々と増えてきています。

※DLSS2やDLSS無効だと、RTX 3090相当のパフォーマンスになります

ストレージ性能

標準搭載のSSDはGen 4×4の高速タイプで、発熱を抑えるヒートシンクの下に装着されています。

容量は1TBなので、たっぷり最新ゲームをインストール可能です。

読み込み性能は約4,100MB/sでGen 4ストレージとしては標準的ですが、ゲームやWindowsの立ち上がりは速くてストレスはありません。

注文時のカスタムで2TBと4TBの大容量タイプに交換可能です。

XA7R-R47Sのテスト環境

XA7R-R47Sのパフォーマンスを以下の構成でチェックします。

  • Ryzen 7 5700X+RTX 4070 SUPER(XA7R-R47S)
  • Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
  • Core i5-14400F+RTX 4070 SUPER

CPUの違いによるフレームレートの差に注目してください。

ゲーム性能

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】FF14 黄金のレガシー
  • 【中量級】ゼンレスゾーンゼロ
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】崩壊スターレイル
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【中量級】龍が如く8
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

競技向けの「パフォーマンス」だと、Core i7と同等のパフォーマンス。

GPUの負荷が高いDX12モードの「最高画質」だと、フルHDでパワーのあるCore i7の方が優れてます。

こういったゲームは画質を落として遊ぶ人が多いので、総合的にRyzen 7 5700Xがベストコスパです。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】FSR1.0
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで十分な速度であり、Core i7と同等のパフォーマンスです。

画質を下げれば400fps以上も出せます。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートです。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測

4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイができます。

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【プリセット】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測

ベンチマークの評価はフルHD~4Kまで「非常に快適」です。

フルHD/WQHDでRyzen 7とCore i7が飛び抜けたスコア。

総合的にRyzen 7 5700Xを採用したPCがベストコスパです。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

設定
  • 【画質】高

適合トレーニングで戦闘時の平均フレームレート

同じ戦闘パターンを再現するため、アンビーの打撃技のみで20秒間の平均フレームレートを計測しました。

GPU負荷の少ないフルHD~UWQHD(ウルトラワイド)で5700XとCore i7が良いスコア。

Core i5は205fpsくらいでCPU処理の限界に到達してフレームレートが頭打ちになります。(ボトルネックが発生)

総合的にRyzen 7 5700Xがベストです。

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート

すっごくきれいなグラフィックスですけど、4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイが可能です。

【中量級】崩壊スターレイル

設定
  • 【画質】最高

移動・戦闘など全てのシーンのフレームレート

こちらも上限が60fpsのゲームです。

4Kまで文句なしの性能!

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

もっとも負荷のかかるシーンは「戦闘中」や「フィールド内を探索中」ではなく、ある程度成長した「拠点内」だと思われます。

高性能なCPUであるほどフレームレートは高くなりますが、拠点で活動中に60fps以上あれば「戦闘」「移動」も快適に動作します。

総合的にCore i7が優れてますけど、実際のプレイ感に差はありません。

4KはGPUの負荷が高すぎて誤差レベルになります。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

アナコンダショッピングセンター内をOKAサーファーで走行中の平均フレームレート

コマンド選択型RPGなので、60fps以上出ていれば快適に遊べるゲームです。

ウルトラワイド(UWQHD)に対応しているので、PS5みたいなゲーム機とは別次元のゲーム体験ができます。

【中量級】アーマードコア 6

設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

フルHD〜ウルトラワイド(UWQHD)まで、ほぼ上限の120fpsで動作。

特にUWQHD(ウルトラワイド)はすごい迫力で、PS5版とは比較にならないほど快適に遊べます。

4Kでもストーリーを楽しむなら十分なフレームレートです。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測

少し古い重量級ゲームですが、CPUパワーが良く乗るので紹介します。

パワーのあるCore i7がベストスコア。

Ryzen 7は95fpsくらいでボトルネックが発生しますが、Core i5よりは良いパフォーマンス。

4KはGPUの負荷が高すぎて誤差レベルになります。

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

FSRをONにするとGPUの負荷が下がってCPUパワーが良く乗り、フレームレートが瀑上がりします。

実際のプレイ感としては、どのCPUとの組み合わせでも十分な速度が出ているので体感できるほどの差はありません。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【解像度スケール】100%
  • 【適応品質】60FPS
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測

微妙にCore i7の方が優れていますが、CPUの価格差に見合った違いはありません。

4Kまで快適に遊べます。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【プリセット】最高画質
  • 【画質1】レイトレーシングOFF
  • 【画質2】レイトレーシング最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為かなり重たいゲームですが、レイトレーシングOFFならWQHDまで60fpsに張り付けますし、4Kでもストーリーを楽しむ分には普通に遊べます。

4Kでレイトレーシングを使うなら画質を少し落とせば問題ありません。

総合的にRyzen 7 5700Xがベストコスパです。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】ON
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

DLSS 3フレーム生成対応ゲームなので4Kまで快適に動作。

CPUの違いによるフレームレートは誤差レベルでした。

ゲーム性能の評価

フルHD/WQHDは余裕、4Kでもゲームによっては最高画質で120fps以上が出る十分なパワーです。

「Core i5/i7+RTX 4070 SUPER」の構成と比較すると、以下のようになります。

  • Core i5より高性能
  • Core i7に近い性能

ゲームによってはCore i7を採用したPCの方が良いのですが、価格差に見合うほどの違いはありません。

XA7R-R47SはCore i7+RTX 4070 SUPERなPCよりも「かなり安い」のでお買い得です。

クリエイティブ性能チェック

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Ryzen 7 5700X+RTX 4070 SUPER
4分58秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
4分45秒
Core i5-14400F+RTX 4070 SUPER
4分59秒

↑4KだとRyzen 7 5700XはCore i7より15秒ほど遅く、Core i5とほぼ同じです。

フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Ryzen 7 5700X+RTX 4070 SUPER
1分27秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
1分21秒
Core i5-14400F+RTX 4070 SUPER
1分26秒

↑フルHDでもCore i5と同じくらい。

エンコード処理はゲームよりCPUパワーを使うので、Core i7との差がハッキリ出ます。

がっつりクリエイティブな作業をする人はCore i7なPCの方が時間効率が良いです。

個人の趣味レベルで使う分にはRyzen 7 5700Xでも十分な速度だと思います。

RAW現像(Lightroom Classic)

有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
Ryzen 7 5700X+RTX 4070 SUPER
24.39秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
21.62秒
Core i5-14400F+RTX 4070 SUPER
25.65秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

写真現像もCore i5くらいの性能です。

もっと複雑な処理をすれば、さらにCore i7と大きな差が出ると思われます。

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
Ryzen 7 5700X+RTX 4070 SUPER
12.0秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
11.8秒
Core i7-14400F+RTX 4070 SUPER
12.3秒
Core i7-13700F+RTX 3060 12GB
28.1秒

6枚だとあっという間です。

次は49枚のテストです。(設定のBatch countを49に変更)

Stable Diffusion
(512 x 768)x 49枚
Ryzen 7 5700X+RTX 4070 SUPER
1分37秒
i7-14700F+RTX 4070 SUPER
1分35秒
i5-14400F+RTX 4070 SUPER
1分37秒

微妙にCPUパワーの差は出ますが、Core i7/i5なPCとほぼ同じ。

AI画像生成はほとんどGPUパワーだけで動くようです。

RTX 4070 SUPERのビデオメモリは12GBなので、AI画像生成の「中級者向け」といった位置付けです。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

かなりのヘビークリエターでない限り、ビデオメモリは12GBもあれば十分です。

※AI画像生成は発展途上中です。今後も高速化する技術がたくさん生まれてくると思われます。

クリエイティブ性能の評価

総合的にクリエイティブ系の処理はCore i7がベスト。Ryzen 7 5700XはCore i5と同じくらいです。

Core i5ってかなり高性能なCPUなので、個人の趣味で使う分にはRyzen 7 5700Xでも十分な人は多いでしょう。

他にもクリエイティブ系のアプリはたくさんあるので、アプリによっては違う結果になることがあるかもしれません。

とはいえ、Core i5に大きく負けることは無いと思われます。

ゲーム実況配信

オーバーウォッチ2をOBS StudioとVtube Studio使ってTwitchにライブ配信・録画・アバター合成テストをしました。

OBS/Vtube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

↑同一リプレイファイルの同じシーンで計測した平均フレームレートです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください
状態ドロップフレーム率
配信のみ0%
配信+録画0%
アバター+配信0%
アバター+配信+録画0%
全てのCPU組み合わせで同じ結果

定番のOBS StudioとVtube Studioを使った配信だと、グラフィックボードの機能を使って処理をするので、CPUパワーはほとんど使いません。

フルHDだとRTX 4060でもドロップフレーム率0%で処理できるので、RTX 4070 SUPERのPCなら余裕です。

アバターを合成した高負荷な配信だとCore i7が良いのですが、微妙な差だと思います。

ちょっとやってみたい!って人ならXA7R-R47Sの性能で十分ですが、アバター合成など負荷の掛かる配信はフレームレートが大きく落ちます。

また、1台のPCでたくさんの事を同時にしようとすると、使い勝手の面で制限が多いです。

本格的なストリーマーを目指すなら、ゲーム専用と配信専用でPCを分けた「2PC配信」にしたほうが良いでしょう。

動作音と消費電力

↑動作音と消費電力を計測した動画です。

75秒ほどの映像なので、サクッと確認できます。

動作音

状態騒音値
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
42db
扇風機の「弱」
エンコード
フルHD
39db
日常生活の音
動画視聴
YouTube
38db
日常生活の音
アイドリング38db
日常生活の音
騒音値の目安(タップして見る)
21〜35dbささやき声
36〜40db日常生活の音
41〜45db扇風機の「弱」
46〜50db扇風機の「中」
51〜55db扇風機の「強」
うるさく感じる
56db以上かなりうるさい
不快な音

ゲームなど負荷の掛かる処理でも、ゲーミングPCの中では静かだと感じました。(45dbくらいのPCが多い)

スピーカー音やキーボード・マウスなどの操作音よりも動作音は小さいので、気になる人は少ないと思います。

音については人によって感じ方が違うので、購入を検討している人は動画をチェックしてください。

消費電力

スクロールできます
テスト項目XA7R-R47S
Ryzen 7 5700X
Core i7
14700F
Core i5
14400F
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
300~340W305~340W275~310W
エンコード
4K
235~240W265~275W250~260W
動画視聴
YouTube
約75W70~75W65~70W
アイドリング約65W60~65W60~65W
消費電力の計測環境(タップして見る)

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

【ゲーム】サイバーパンク2077/WQHD/RTウルトラ画質の最小値と最大値

【エンコード】Premiere Pro 2024で4K/10分/60fpsのソースをYoutubeプロファイルで書き出し

動画視聴】YouTube

Core i7を採用したPCと比べても大きな差はありません。

ゲームなど負荷の大きい処理でも350Wを下回る消費電力なのが魅力です。

比較対象のCore i5/i7を搭載したPCは「オープンフレームケース・ファン無し」といった最小限の構成なので、参考値として見てください。実際のBTOパソコンだと、もう少し消費電力は高くなるはずです。

おすすめカスタマイズ

予算に余裕がある人や自分でカスタムするのが不安な人は、以下のオプションがおすすめです。

  • 2TBストレージに変更
  • 32GBメモリに変更

最新ゲームをたくさんインストールしたい人は、ストレージが2TBあるとかなり長く使えます。

メモリはクリエイティブな作業をがっつりやりたい人は32GBに交換しておくと安心。

その他、Wi-Fiの追加など、使用する環境に合わせて柔軟にカスタム可能です。

逆に、必要ないオプションは以下です。(好みの問題なので、迷ったときの判断材料にしてください)

  • Windows 11 Proに変更
  • セキュリティソフトの追加
  • 水冷CPUクーラーに変更
  • CPUグリスの変更
  • 電源容量の変更

個人で使う分には標準のWindows 11 Homeで十分です。

セキュリティ機能はWindows 11に標準装備されています。「ウィルスバスター」「ノートン360」といった有名どころのソフトよりも機能は少ないのですが、個人で使う分には追加しなくても問題ありません。

Ryzen 7 5700Xは発熱が少ないので、CPUクーラーは標準のままでOK。水冷に変更するとファンの数が増えるので動作音が少し大きくなるはずです。

CPUグリスや電源容量についても標準のままで十分です。

メリットとデメリット

ここまでのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

ここが残念!
  • 価格は普通
  • USB Type-Cポートが無い
ここが良い!
  • Core i7なPCよりもコスパが良い
  • 動作音が静か
  • 納期が早い
  • 十分なスペック
  • パーツ構成が良い
  • サポート・延長保証が充実
  • ケースのデザインと品質がすばらしい

非常にコスパに優れていますが、探せばもう少し安いPCはあります。

ただ、上質なケースや14cmファンを3台も搭載するなど、パーツ構成の良さに注目すれば妥当だと思います。

ライバルのCore i7を採用したPCと比較すると、クリエイティブ系の処理は負けるものの、ゲーム中心に使う人にとっては圧倒的にコスパが良いです。

その他、USB Type-Cポートが無いのが気になりましたが、致命的な問題にはならないでしょう。

デメリットよりもメリットの方が圧倒的に強く、多くの人が満足できるPCだと感じました。

【まとめ】高品質でコスパ良好なPC

総合評価
(基準:20~25万円PC)
CPU性能
GPU性能
デザイン
拡張性
静音性
コスパ

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更新:2024年10月9日

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