GALLERIA ZA7C-R47T実機レビュー Core i7-14700KF+RTX 4070Tiのハイグレードモデル

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ドスパラで販売されているハイグレードPC「GALLERIA ZA7C-R47T」をレビューします。

気になっている人は次のように思っていませんか?

  • ゲームはサクサク動く?
  • 品質やパーツ構成はどうなの?
  • メリット・デメリットは?

実機をお借りしたので詳しくチェックします。

ハイスペックPCを探している人は、ぜひご覧ください!

機材貸出元:株式会社サードウェーブ

目次

ZA7C-R47Tの特徴とスペック

CPUCore i7-14700KF
CPUクーラー水冷
240mm RGB
GPUGeForce RTX 4070Ti
チップセットZ790
メモリ32GB
DDR 5 4800MHz
ストレージ1TB
Gen 4×4
ネットワーク2.5Gbps有線
(Wi-Fiはオプション)
電源850W
80PLUS GOLD
高さ x 幅 x 奥行480 x 220 x 440
参考価格334,980円
価格と構成は予告なく変わることがあります

オーバークロックに対応したフルスペック版のCore i7と、ハイスペックなRTX 4070Tiを組み合わせたPCです。

WQHD/ウルトラワイド解像度にめっぽう強く、競技性の高いe-SportsタイトルをWQHD/240fps前後で遊べるスペック。

4Kでも最高画質で80fps以上を叩き出せる性能なので、アクションアドベンチャーのような競技性の低いゲームが好きな人にうってつけです。

超強力なCPUによりクリエイティブ性能も高く、動画・写真編集、AI画像生成、ライブ配信なども得意。

入門者〜ヘビーゲーマー、クリエイターまで「すべての人」におすすめの一台です。

実際に使って感じた「良い点」と「残念な点」がこちらになります。

ここが良い!
  • 納期が早い
  • 十分な性能
  • 極上のパーツ構成
  • サポート・延長保証が充実
  • ケースのデザインと品質がすばらしい
ここが残念!
  • 価格は普通
  • などなど(記事内で解説)

価格はCore i7-14700K/KF+RTX 4070Tiの構成だと、他メーカーのセール品より少し高めなので、最安のPCではない点だけ注意。

ただ、「上質なボディー」「極上のパーツ構成」「強力なサポート」「出荷が早い」といった点を考慮すると、メリットの方が強いと思います。

これから詳しく解説するので、購入を検討している人は参考にしてください。

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ZA7C-R47Tの外観

↑シンプルかつ高級感のあるケース。

派手さはないもののきの来ない優れたデザインだと思います。

ケースって毎日「見る」「さわる」パーツです。

安い買い物ではないので、ぜひ見た目にもこだわって他メーカーのPCもチェックしてください。

ガレリアシリーズは年齢や性別を問わず、幅広いユーザーに人気があるのも納得できます。

↑大きさは一般的なミドルタワーサイズ。

ゲーム機よりは大きいものの、巨大という感じはありません。

左側面の一部がアクリルパネルになっていて、内部が見れるようになっています。

↑天面は全体が通気口になっていて、PC内部の熱気を効率的に排出。

ホコリの侵入を防ぐフィルターが内蔵されています。

↑正面のインターフェイスは電源ボタン、リセット、USB Type-A 5Gbps x 4、音声入出力。

ななめに角度が付いているので、手を伸ばしてアクセスしやすいです。

また、Blue-Rayドライブなどで使える5.25インチベイが1つあります。需要は少なくなったとはいえ、必要な人にとっては重宝するでしょう。

↑USB Type-Cポートが無いのは残念なポイントですが、Type-A→Type-C変換アダプターを使えば困ることはありません。

↑サイドパネル前方にある吸気口。

ホコリの侵入を防ぐため、青い部分はメッシュ加工されています。

背面インターフェイス
  • PS/2コネクタ
  • USB 2.0 Type-A x 4
  • USB Type-A(5Gbps)x 2
  • USB Type-A(10Gbps)x 1
  • USB Type-C(20Gbps)x 1
  • 有線LANポート(2.5Gbps)
  • 音声入出力
映像出力ポート
  • HDMI x 1
  • DisplayPort x 3

一般的な使い方なら十分すぎるインターフェイスです。

無線LANは内蔵していませんが、注文時にカスタムして追加できます。

↑底面にはスライド式の「ほこりフィルター」があります。

↑正面とCPUクーラーのLEDは好みの色に変更できます。

もちろん、消灯することも可能です。

ZA7C-R47Tの内部

↑大型のグラフィックボードが目立ちますが、空間はしっかり確保されていてメンテナンスしやすいです。

配線もキレイにまとめられています。

↑CPUクーラーは評判の良いDeepCool製の240mm簡易水冷タイプ。

水冷ヘッドとラジエーター用の12cmファン2基は光ります。

背面には14cmの大型ファンがあり、ケース内の熱を効率的に排出。

ファンのサイズが大きいほど低回転で多くの風を送り出せるので、「冷却性」と「静音性」が高いメリットがあります。

他メーカーだと後方排気ファンは一般的な12cmのことが多く、標準で大型ファンを搭載しているのは素晴らしいです。

↑グラフィックボードはPalit製のRTX 4070Ti。

超巨大なヒートシンク(放熱板)を3つのファンで効率的に冷却。動作音も静かです。

↑側面にLEDが埋め込まれていて、レインボーカラーに光ります。

発光パターンを制御するためのケーブルが未接続なため、色の変更はできません。

ただし、サイドカバーを付けるとほとんど見えない部分なので、問題ないと思います。

↑前方の吸気ファンも大型で静音な14cmファンが1台。

ここも他メーカーのPCだと12cmファンが標準なので、ドスパラのPCはあっぱれです。

巨大なRTX 4070Tiはサポートステーによってガッシリ鷲掴わしづかみされていて、非常に安心・安全な構成です。

↑メモリはDDR5-4800MHzが2枚(計32GB)を標準搭載。

ストレージは1TBで、Gen 4×4に対応した爆速タイプ。

メモリ、ストレージともにクリエイティブワークに強い仕様です。

↑試用機のマザーボードはASUS製の「PRIME Z790-P」でした。

チップセットはハイエンドなZ790を採用。

主な拡張性

  • DDR5メモリ x 4(空き2)
  • Gen 4×4 M.2 x 3(空き2)
  • SATA x 4
  • PCIe 5.0×16(RTX 4070Ti)
  • PCIe 4.0×16 x 3(使用可能1)
  • PCIe 3.0×1 x 1

↑NVMe SSDを取り付けるM.2スロットは3つあり、すべてのスロットが超高速なGen 4×4(約7,000MB/s)に対応。

3つのうち1つはRTX 4070Tiの真下にあるので、取り付け時はグラボを取り外す必要があります。

↑拡張スロットは3つ見えますけど、①はグラフィックボードと干渉するので使えません。

実質的に「② PCIe 3.0×1」「③ PCIe 4.0×16」の2つだけしか使えませんが、困る人はいないでしょう。

SATAポートも4つあるので拡張性は十分です。

↑下段にハードディスク用の3.5インチドライブベイが2つ。

↑マザーボード裏側に配線が集中しています。

↑側面に2.5インチのドライブベイが2つ。

↑下段に850W GOLDのフルプラグイン式電源ユニット。

未使用のケーブルはキレイにまとめられています。

850WもあるとRTX 4090まで動かせるので、基本的にカスタムする必要はありません。

必要な電源容量の調べ方は、関連記事をチェックしてください↓

パーツ構成とカスタム性の評価

すべてのパーツが1ランク上のもので構成されています。

安いパーツを一切使っていないのも好印象。

他メーカーのPCでは見かけない14cmファンを2つも標準搭載しているのもポイントです。

ストレージの拡張性も十分に考えられていて、不満を感じる人はほとんどいないでしょう。

価格に見合った素晴らしいパーツ構成で、非常に所有感・満足感が高いです。

CPU性能|Core i7-14700KF

主要CPUの性能グラフです。

※オーバークロックや電力設定などでスコアは大きく変動します。CPU性能の順番として参考にしてください。

本記事の各種ベンチマークでは、下位モデルのCore i7-13700/Fを搭載したPCと比較します。

Core i7-14700KFはインテル第14世代CPUで、20コア28スレッド、最大5.6GHzという強烈なパワーを持っています。

オーバークロックに対応したフルスペック版で、執筆時点での定番CPUである「Core i7-13700/F」よりも動作クロックが高く、飛び抜けたパフォーマンスが特徴。

Core i7/Ryzen 7といった「7グレード最高峰のCPU」となります。

くわしい解説 (タップして読む)

電力設定について

CPUの電力設定はPL1 253W、PL2 253Wでした。

Core i7-14700K/KFの「定格出力はPL1 125W、PL2 253W」なので、全開でパワーが出るチューニングがされています。

パワーは良く出てますが、デメリットとしては「CPUが高温になりやすい」「CPUクーラーのファンが強く回る」「消費電力が高くなる」ことです。

※BIOS(UEFI)の設定で定格出力にすることも可能です。動作音が静かになって消費電力も下がり、パフォーマンスもほとんど変わりません。

詳しい人なら「オーバークロック」「電力制限の解除」をして、さらにCPUの秘めたパワーを引き出すことも可能。

ただし、これ以上出力を上げると240mmラジエーターでは冷却が追いつかなくなるはずです。

ゲームだと体感できるほどの差は出ないので、「オーバークロック」「電力制限の解除」は本機ではおすすめしません。

(例:フルHD/240fpsと260fpsの違いを体感できる人は少ない)

APO機能について

第14世代のCore i7-14700K/KFにはゲームパフォーマンスを向上させるAPO機能が追加されています。

この機能を使うには以下の手順が必要です。

  • マザーボードのDTT(Intel Dynamic Tuning Technology)を有効化
  • DTTドライバーをインストール(マザーボードメーカーが提供)
  • インテルApplication Optimizationをインストール
  • APOに対応したゲームを用意する
    ∟2023年10月時点で2本しか存在しない

>>インテル公式資料

試用機のBIOSバージョンは1205
執筆時の最新は1402

試用したZA7C-R47TのマザーボードにはDTTの設定項目が無かったので、APO機能は使えませんでした。

(BIOSのファームウェアが最新でなかったのが原因かも)

APO機能は初期設定が難しく、執筆時では「マニア向け」「知ってる人しか使わない機能」で、これじゃ普及しないだろうな … というのが正直な感想です。

対応したゲームも少ないので、現状では気にする必要はありません。

グラフィック性能|RTX 4070Ti

主要GPUの性能グラフです。

RTX 4070Tiは解像度「WQHD」で最高画質&高フレームレートで快適に遊べるように設計されたGPUです。

しかし、実際に使ってみると4Kでも80fpsを大きく超えるゲームが多く、あらゆる解像度で快適に遊べます。

上位のRTX 4090/4080と差はあるものの、価格と性能のバランスに優れていて、個人が購入できる価格帯では最も優れたGPUです。

さらに、リアルな表現を実現する「レイトレーシング」と、フレームレートをブーストする「DLSS」が強化されており、RTX 30XX世代と比較するのが可哀想かわいそうになるほど強烈なパフォーマンスで遊べます。

レイトレーシング、DLSSについての詳しい解説は関連記事をチェックしてください。

ストレージ性能

標準搭載のSSDはGen 4×4の超高速タイプで、発熱を抑えるヒートシンクの下に装着されています。

容量は1TBなので、たっぷり最新ゲームをインストール可能です。

読み込み性能は約6,700MB/sとGen 4×4の帯域をほぼ使い切った素晴らしいスコア。

Windowsやゲームの立ち上がりは非常に速く、文句の付けどころがありません。

さらに、本機は増設用のGen 4×4スロットを2つ持っているので、将来的に容量不足になることは無いでしょう。

各ストレージ規格の論理性能はこちら↓

ストレージ速度の目安
単位:MB/s
NVMe Gen 5×4 SSD(M.2)
〜14,000
NVMe Gen 4×4 SSD(M.2)
〜7,000
NVMe Gen 3×4/4×2 SSD(M.2)
〜3,500
NVMe Gen 3×2 SSD(M.2)
〜1,700
SATA SSD(M.2/2.5インチ)
〜550
HDD(3.5/2.5インチ)
〜200

※最速のGen 5×4は価格がすごいので普及してません。マニアとクリエイター向けです。

Gen 3×2以上であればゲームのインストール先として十分な性能です。

ゲーム性能

ゲームとクリエイティブ性能の検証は、以下の構成と比較します。

  • Core i7-14700KF+RTX 4070Ti(ZA7C-R47T
  • Core i7-13700+RTX 4070Ti(姉妹モデルXA7C-R47Tと同等スペック

CPUの違いによるフレームレートの差に注目してください。

ゲームは以下のタイトルを検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】Apex Legends
  • 【中量級】龍が如く7 外伝
  • 【中量級】Diablo 4
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】スターフィールド
  • 【重量級】サイバーパンク2077

ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX11パフォーマンス
  • 【画質2】DX12高+レイトレOFF
  • 【画質3】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】ON(バランス)

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

↓タブを切り替えて見てください↓

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

DLSS 3に対応予定。さらなるフレームレートの上昇が期待できます

競技向けの「パフォーマンス」だと、プロゲーマーも納得のフレームレート。Core i7-13700/Fを搭載した下位モデルと比べると、飛び抜けて性能が良いです。

DX12モードの「高画質+レイトレOFF」ならフルHD/WQHDでヌルヌル遊べます。ただし、ボトルネックが発生してフルHD/WQHDのフレームレートに変化がありません。

最も映像の美しい「最高画質+レイトレON」だと、カジュアルに楽しむ分にはフルHD/WQHDで十分に遊べる性能。GPUの負荷が少ないフルHDでCPUパワーの差が出ます。

【中量級】Apex Legends

設定
  • 【画質】デフォルト(テクスチャ極など、ほぼ最高設定)

射撃場の固定ルートを30秒間走った平均フレームレート

中量級ゲームの代表であるApex Legendsは、フルHD/WQHDで240fps以上を記録します。

激しい撃ち合いのシーンではフレームレートは変動するものの、ガチなFPSゲーマーも納得のスコア。

ただし、CPUの違いによるパフォーマンスの差は無いです。

ゲームによってはほとんどGPUが仕事するので、CPU性能の差は出にくいですね。

【中量級】龍が如く7 外伝

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】ON(AUTO)

地獄チームランブルGOLD1で仲間が戦闘時の平均フレームレート(8人vs10人)

「龍が如く7外伝 名を消した男」はDLSS2+無制限フレームレート+ウルトラワイドに対応。

激しい動きでもヌルヌル動作します。

CPUにCore i7-13700/Fを採用したPCだと、フルHD~WQHDでボトルネックが発生してフレームレートの伸びが悪いです。

とはいえ、十分なフレームレートが出ているのでプレイ感に差はありませんが、RTX 4070Tiの性能を引き出せてません。

Core i7-14700KFを採用したZA7C-R47Tの性能の良さが出るゲームです。

龍が如く8」もPCの要求スペックは同じなので、安心して遊べます。

【中量級】Diablo 4

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】ON(フレーム生成)

キヨヴァシャド内の固定ルートを移動中の平均フレームレート

DLSS 3(フレーム生成)に対応したゲームです。

ザコ敵が大量に沸く戦闘シーンでも4K/140fps以上で動作しました。

余裕の性能と言えるでしょう。

ただし、CPUの違いによるパフォーマンスの差はありません。

【中量級】アーマードコア 6

設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

DLSS非対応のゲームです。

フルHD~UWQHD(ウルトラワイド)まで、ほとんどのシーンで上限の120fpsに張り付きプレイ。

特にウルトラワイドはすごい迫力で、PS5版とは比較にならないほど優れています。

4Kでも対戦でなければ十分なフレームレート。

ヌルヌル快適に遊べます。

CPUの違いによるパフォーマンスは誤差レベルですけど、Core i7-14700KFの方が余裕がある感じがします。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【解像度スケール】100%
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測

競技性の低いゲームなので、4Kまで快適に遊べます。

Core i7-13700/Fを採用したPCと比較すると、GPU負荷の少ないフルHD/WQHDでCPUパワーの差が大きく出ます。

ウルトラワイド以上は誤差レベルです。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測

CPUパワーがハッキリ出るゲームで、ZA7C-R47Tが飛び抜けたスコア。

よ〜く見ると、各CPUのフルHDとWQHDのスコアに大きな差はなく、ボトルネックが発生しているのが分かります。

こういったタイプのゲームでは、CPUパワーのある方がフレームレートがよく伸びます。

【重量級】スターフィールド

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】ON(フレーム生成)

視界の広い「広い場所」と、視界の狭い「狭い場所」を走った平均フレームレート

↓タブを切り替えて見てください↓

めっちゃくちゃ重たいゲームでしたが、DLSS3 フレーム生成対応にアップデートされて4Kまで快適に遊べるゲームに生まれ変わりました。

惑星・地上などの視界の開けた「広い場所」と、船内や洞窟みたいな「狭い場所」でフレームレートが大きく変わります。

計測時のバージョン(1.8.86)では、165fpsがフレームレートの上限になるようです。

CPUの違いによるフレームレートの差は誤差レベルでした。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】ON(フレーム生成)

ゲーム内のベンチマークモードで計測

関連記事よりCore i7-13700+RTX 3080の計測データを引用

DLSS 3(フレーム生成)に対応したゲームで、4Kまで快適に遊べます。

旧世代のRTX 3080と比較すると、狂ったようにフレームレートが上昇。

涙がちょちょぎれる素晴らしいパフォーマンスです。

もちろん、追加コンテンツの「仮初めの自由」も快適に動作します。

ゲーム性能の評価

フルHD~ウルトラワイドは文句なしの性能で、4Kでも競技性の低いゲームなら余裕です。

下位モデルの「Core i7-13700/F+RTX 4070Ti」なPCと比較すると、以下のようになります。

  • フルHD~UWQHDで飛び抜けた性能
  • 4KはGPUの負荷が高すぎて差が出ない
  • ゲームによってフルHDでも格下のCore i7-13700/Fと同じ
  • どのゲームでCore i7-14700KFのパワーが乗るか分からない

総合的に、ZA7C-R47Tが1ランク上の性能であることは間違いありません。

クリエイティブ性能

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4K→4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
ZA7C-R47T(Core i7-14700KF+RTX 4070Ti)
4分25秒
Core i7-13700/F + RTX 4070Ti
4分51秒
4K→フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
ZA7C-R47T(Core i7-14700KF+RTX 4070Ti)
2分53秒
Core i7-13700/F + RTX 4070Ti
4分04秒
フルHD→フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
ZA7C-R47T(Core i7-14700KF+RTX 4070Ti)
1分12秒
Core i7-13700/F + RTX 4070Ti
1分24秒

いずれのパターンも10分の実時間より早くエンコードできるので快適です。

格下の「Core i7-13700/F+RTX 4070Ti」なPCと比較すると「かなり速い」です。

RAW現像(Lightroom Classic)

有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
ZA7C-R47T(Core i7-14700KF+RTX 4070Ti)
17.17秒
Core i7-13700/F + RTX 4070Ti
21.11秒

サクサク処理できます。

こちらも格下の「Core i7-13700/F」を採用したPCより「かなり速い」です。

書き出し条件はこちらです↓

画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
ZA7C-R47T(Core i7-14700KF+RTX 4070Ti)
10.7秒
i7-13700 + RTX 4070Ti(DDR4)
10.8秒
i7-13700 + RTX 4070(DDR4)
13.4秒
i7-13700+RTX 3060 12GB(DDR4)
28.1秒

AI画像生成はほとんどGPUパワーだけで処理するようです。

クラウドサービスを使った画像生成よりも圧倒的に速く自分好みの絵を描けます。

RTX 4070Tiのビデオメモリは12GBなので、AI画像生成の「中級者向け」といった位置付けです。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

かなりのヘビークリエターでない限り、ビデオメモリは12GBもあれば十分です。

※AI画像生成は発展途上中です。今後も高速化する技術がたくさん生まれてくると思われます。

クリエイティブ性能の評価

AI画像生成を除くと、総合的にCore i7-14700KFを採用したZA7C-R47Tが優れています。

クリエイティブ作業を多くする人は、時間効率が良くなるでしょう。

消費電力と動作音

↑消費電力と動作音を計測した動画です。

60秒ほどの映像なので、サクッと確認できます。

状態消費電力騒音値
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
250~490W41~50db
扇風機の「弱~中」
エンコード
4K→4K
335~350W44.4db
扇風機の「弱」
動画視聴
hulu
100~105W32db
ささやき声
アイドリング60~65W31db
ささやき声

CPUにCore i7-13700を使用したPCだと、消費電力はゲームで200~380Wです。(エアフロー構成などがZA7C-R47Tと全く違うため、参考程度にしてください)

消費電力は重たいゲームをWQHD/最高画質で動かして戦闘中が470~490Wほど。

Core i7-14700KFのデメリットは消費電力が高いことです。

とはいえ、常時490Wで動作するわけではなく、負荷のかからないシーンなら250Wくらいで動作します。

動作音は負荷の高い処理でCPUクーラーのファンが強く回ります。(RTX 4070Tiのファンはすっごく静か)

高負荷時は「ブォーー」という風切り音がなりますが、うるさいと感じることはありません。

ゲームだとコントローラーやキーボードなどの操作音の方が大きいので、気になる人は少ないでしょう。

基本的に41db前後で動作しますが、たまにロード中などで50dbくらいになることがあります。

ネット閲覧や動画視聴のような普段使いは「めっちゃ静か」です。

静音性については「普通」です。

騒音値の目安(タップして見る)
21〜35dbささやき声
36〜40db日常生活の音
41〜45db扇風機の「弱」
46〜50db扇風機の「中」
51〜55db扇風機の「強」
うるさく感じる
56db以上かなりうるさい
不快な音
消費電力の計測環境(タップして見る)

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

【ゲーム】サイバーパンク2077/WQHD/RTウルトラ画質の最小値と最大値

【エンコード】Premiere Pro 2024で4K/10分/60fpsのソースをYoutubeプロファイルで4Kに書き出し

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

メリット・デメリット

ここまでのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

ここが残念!
  • 価格は普通
  • 静音性は普通
  • 消費電力が高め
  • 前面にUSB Type-Cが無い
ここが良い!
  • 出荷が速い
  • 安心ブランド
  • 余裕のスペック
  • 上質なケース
  • 飽きのこないデザイン
  • メンテナンス性が高い
  • 延長保証などのアフターサポートが充実

あえてデメリットとして書きましたが、価格は普通です。

他メーカーのセール品より少し高めですけど、「上質なケース」「極上のパーツ構成」「充実のサポート体制」などに注目すればコスパは良いと思います。

静音性と消費電力については、強烈なパワーと引き換えなので仕方ないかな … という感じ。

その他、ケース前面にUSB Type-Cが無いのが気になりましたが、致命的な問題にはならないでしょう。

非常にパワフルで、あらゆるゲームをサクサク動かせる一台です。

デメリットよりもメリットの方が圧倒的に多く、多くの人が満足できるPCだと思います。

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要で「そのまま使えるスペック」です。

予算ギリギリな人は、標準状態でしばらく使ってから拡張するのが良いでしょう。

予算に余裕がある人や自分でカスタムするのが不安な人は、以下のオプションがおすすめです。

  • 2TBストレージに変更

最新ゲームをたくさんインストールしたい人は、ストレージが2TBあるとかなり長く使えます。

その他、Wi-Fiや「延長保証」の追加など、使用する環境に合わせて柔軟にカスタム可能です。

【まとめ】長く現役で使える高性能マシン

評価
CPU性能
GPU性能
デザイン
拡張性
静音性
コスパ

GALLERIA ZA7C-R47Tは「余裕の性能」「所有感の高いデザイン」「極上のパーツ構成」が魅力のゲーミングPCです。

本製品は以下のような人におすすめです。

  • せっかく買うなら良いものが欲しい人
  • 最新ゲームを高解像度/最高画質で遊びたい人
  • クリエイティブな作業をしたい人

ぜひ、ZA7C-R47Tをゲットして極上のゲーム体験を楽しんでください。

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はじめてゲーミングPCを買うならドスパラ!

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更新:2024年10月9日

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109980円RTX 4060Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ11111
133980円RTX 4060Core i5 14400F16GB500GBドスパラ11111
134800円RTX 4060Ryzen 5 450016GB1TBマウス11111
139800円Ryzen Z1
Extreme
Ryzen Z1
Extreme
24GB1TBASUS111111
154800円RTX 4060Core i7 14700F16GB1TB日本HP11111
164800円RTX 4060Ryzen 5 7500F16GB1TBマウス11111
164800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
169800円RTX 4060TiCore i7 14700F16GB1TB日本HP111111
169800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
177800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBフロンティア11111
179800円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
179980円RTX 4060TiRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ11111111
189800円RTX 4060TiCore i5 14400F32GB1TBストーム111111
209800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
224800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
234800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
243880円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBドスパラ11111111
245980円RTX 4070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
248683円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
249800円RTX 4070SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
249980円RTX 4070SPRyzen 7 770016GB1TBドスパラ11111
254800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
258800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
268800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
269800円RTX 4070SPRyzen 7 770032GB1TBマウス111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111
269980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBドスパラ11111
269980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111
274800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
274800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
275800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
275980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス111111
279980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
294980円RTX 4070SPRyzen 7 9700X32GB1TBドスパラ111111
299800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
302800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TBフロンティア11111
304800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
312800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
324800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBPC工房11111
329980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
359980円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
412950円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBサイコム1111
427800円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111

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RTX 4080 SUPER
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