NZXT H9 ELITEレビュー 世界で一番美しいPCケース

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NZXT社の3面ガラスパネルなPCケース「H9 Elite」をざっくりレビューします。

目次

外観とサイズのチェック

ボディー色は白の方が人気あると思いますけど、あえて黒にしました。

黒も十分にカッコいいですよ!

↑天面のインターフェイスは手前から以下のようになってます

  • 電源ボタン
  • USB Type-A x 2
  • USB Type-C x 1
  • オーディオ端子(4極)
Fractal Design Pop Silentとの比較
Fractal Design Pop Silentとの比較

奥行きは一般的なミドルタワーケースと同じ。

横幅が少し広いだけです。

巨大なイメージがありますけど、ミドルタワーからの乗り換えなら違和感ないと思います。

重量はカタログ値で13kg超えのヘビー級。

空っぽの状態ならそんなに重くありません。

NZXT H9 Eliteの特徴

H9シリーズ最上級モデルで、3面ガラスパネルの見た目重視ケースです。

価格は38,000円ほど。

姉妹モデルとして、エアフロー重視の「H9 Flow」(天面がガラスじゃなくメッシュタイプ)もあり。

H9 Flowは25,000円くらいですが、このクラスのケースを買う人ならケチらない方が良いです。

見た目にこだわりたい人は、迷わず「H9 Elite」を選んだ方が後悔しないと思います。

注意点として、LEDファンは3つしか付属しないので、写真のような10連ファンにするにはそれなりの追加投資が必要。

めっちゃ金のかかるケースですけど、所有感はすっごくよろしいです。

開封チェック

↑上に引っ張り上げて出すのは重すぎて危険。

この状態で箱を逆さまにすればスルッと取り出せます。

↑天面に140mmファン x 2、または280mmラジエーターを付けるとき用の交換プレート

↑ネジ類の内訳はこちら

↑買う前からガラス面の「つなぎ目」がどうなってるのか気になってましたが、0.5mm位のスキマがあります。

↑天面、左右のパネルは工具なしで外せます

↑サイドパネルはネジをゆるめて、初回だけ外側におもいっきり力を入れればバコッと外れます。

2回目から簡単に外せるようになったので、個体差があるかも。

ネジは脱落防止の仕組みがあるのは便利なのですが、気を使わないとネジの先端がコスれてキズが付きます。

↑向かって右側(ガラス面じゃない方)のパネルはメッシュになってて、巨大な「ほこりフィルター」が付いてます

↑底面にもスライド式の「ほこりフィルター」があります

↑天面にも取り外し可能なフィルターあり。ただし、サイズは小さめ。

↑「イカリング」みたいな3連DUOファンが付属。

↑後方の排気ファンは光らないタイプ。

ここはみんなLEDファンに交換しているのでは?

なんで光らないファンにしたのか謎。

↑天面のファンレールは120mm x 3タイプ。

付属のファンレールと交換すれば140mm x 2に対応可能。

↑2.5インチドライブベイ x 4

↑3.5インチドライブベイとRGB/ファンコントローラー

↑ドライブベイは取り外し可能

3.5インチHDDを2台取り付けできます。

↑天面のUSB Type-C、Type-A、4極オーディオ端子用の内部ケーブル

↑マザーボードのフロントパネルヘッダー(一体型)

↑RGB/ファンコントローラーはUSBデバイスなので、マザーボードのUSB2.0端子へつなぎ、電源はSATAを使用する。

RGB/ファンコントローラーチェック

↑FAN端子には分岐ケーブルが接続済みで、空きは5個。

最初から4つファンが接続されているので、10連ファンにしたければ6つ空きが必要。(1つ足りない)

CPUクーラーを「KRAKEN 360 ELITE RGB」にすれば追加の分岐ケーブルが付属します

↑コントローラーのRGB端子は6個あります。

こちらも10連RGBファンにするには、あと4ポート足りません。

「KRAKEN 360 ELITE RGB」に付属する追加のコントローラー(3ポート)を使っても1つ足りない

端子は一般的な3ピンのARGBじゃないので、汎用の分岐ケーブルは使えません。

追加でRGBコントローラーが必要になります。

10連ファンの準備

RGBコントローラー x 2
KRAKEN ELITE 360 RGBに1つ付属
F120RGB COREの3個セットに1つ付属

10連ファンにするために、追加でNZXTへお布施をしましょう。

  • KRAKEN ELITE 360 RGB→50,000円ほど(レビュー
  • F120RGB CORE x 4→10,000円ほど(1個2,500円くらい)
  • F120RGB CORE x 3+RGBコントローラーセット→10,000円ほど

CPUクーラーを「KRAKEN ELITE 360 RGB」にする場合、ファンが新型のCOREファンになるので注意。

ファンの見た目を合わせるなら、以下の2択になります。

私はCOREファンに全て交換しました。

さらに、以下のブツにもお布施すると幸せになれます。

↑ビデオカード垂直マウントキット

AB-RH175→13,500円ほど

激レアパーツなんで、めったに在庫を見かけません。

たまたまツクモで予約販売してたのでゲットできました。

どうしても欲しい人は、他社製の類似品でも使えるみたいです。

↑内部USB2.0ハブ

AC-IUSBH-M3→3,300円ほど。

ケース本体の「RGB/ファンコントローラー」と追加の「RGBコントローラー x 2」を使う場合、マザーボードにUSB 2.0端子が3つ必要。

内部USB2.0端子を3つ持つマザーボードって存在しないと思うので、コレも必須パーツ。

追加のお布施は86,800円

めっちゃ高いです。

360mm水冷クーラーって、他社製にすれば20,000円以下で買えます。

しかし、ケチって他社製パーツにしても純正パーツに未練が残ると思い、棒になって無心でポチポチ買いました。

ケース本体を含めると、軽く10万円を超えます。

組み立て例

組み立てで特に難しいと思ったポイントは無いです。

気になった場所だけ写真で解説します。

主な構成

マザーボードMSI MPG B650
CARBON WIFI
レビュー
CPURyzen 7 7800X3D
レビュー
CPUクーラーNZXT KRAKEN
ELITE 360 RGB
レビュー
GPURTX 4080
Palit GameRock OC
GPU
垂直ホルダー
NZXT AB-RH175
メモリCORSAIR DOMINATOR
PLATINUM
DDR5 6000MHz 16GB x 2
ストレージHIKSEMI FUTURE 2TB
レビュー
電源ASUS TUF GAMING
1000G
レビュー

↑電源ユニットは縦置き

マザーボードのバックプレート部分は電源で隠れます

CPUクーラーの交換をするときは、電源を外す必要があるかも。

また、配線はキレイにまとめられるようになってますが・・・

↑きっとこうなると思います^^;

コレでもキレイにまとめたつもり…

↑ファンコントローラー用のUSB2.0ハブは全ポート使用する

↑電源下の3.5インチドライブベイは使わないので外しました。

2.5/3.5インチドライブを使う人だったら、もっと配線がごちゃごちゃになるでしょう。

↑めっちゃくちゃな配線でも、サイドパネルを閉めれば気になりません

↑グラボは垂直マウントにしたので、映像出力ポートが縦に並びます

COREファンの問題点とエアフロー考察

↑ファンの外周のみ光るのが「DUOファン」。NZXT製品の象徴とも言えるデザインでしょう。

ファンの軸(コア部分)からブレードまで光るのが「COREファン」の特徴です。

ファンを新型のCOREファンに全て交換する場合、「排気側の支柱が目立つ」デメリットがあります。

見た目的には旧型の「DUOファン」の方が、排気側の支柱が目立たなくて良い感じです。

COREファンを使う場合、PCを斜め上から見下ろした時にファンの見た目を良くするなら「吸気側を上」にすることになります↓

↑COREファンは排気面の見た目が悪い

写真のようなファンの向きにすると、エアフローはこうなります↓

  • 【CPU熱】→側面排気
  • 【マザーボードVRM熱】→後方排気
  • 【グラボ熱】→底面排気

底面排気です。

BTOパソコンだったら「ありえない」エアフローですね。

ただ、10個もファンがあるので、一般的な構成なら底面排気でも問題ありません。

※普通に考えて、冷却にファンが10個も必要なPCってヤバいと思います

↑底面のクリアランスは2.5cmほど

このままでも十分に排熱可能ですが、下から「ぬるい風」がブワッと出てきます^^;

↑追加で底面が無いPCカートを購入しました

↑カー用品のラッピングフィルムを使ってフレームを黒にする

↑底面を高くして排熱性をアップ。

メンテナンスもやりやすくなりました。

この状態で床に置いて使用しています。

ファンの設定

ファンは「CAM」という専用アプリで制御できます。

CPUクーラーもNZXT製にすれば一括管理が可能です。

↑色はファン1つごとに指定可能

ファンの発光パターンは最初からかっちょいいプロファイルが複数あります。

基本はポチっと選ぶだけでOK。

自分で発光パターンを作成して新規プロファイルとして保存することも可能です。

↑ファンの軸(コア部分)からブレードまで光が浸透するのが「COREファン」の特徴

↑ファンの軸に8個のLEDが埋め込まれていて、一カ所ずつ色を変えられます。

↑発光色に「黒」も指定可能

↑「黒」を指定すると灯りが消えます

プロファイルは(たぶん)無限に作成できるので、気分に応じて一発でカラーを変えられるのもポイント。

設定をいじってるだけで面白いです。

↑熱源の「CPU」「GPU」「冷却水」の温度に合わせてファンの回転数を指定可能。

私の場合は以下のようにしています。

熱源指定ファン速度
CPUファン x 3
(KRAKEN 360)
冷却水サイレント
天面ファン x 3GPUサイレント
後方ファン x 1CPUサイレント
底面ファン x 3GPUサイレント

ファン1つずつに細かい回転数・パターンを設定可能ですが、私は「サイレント」で運用しています。

ギャラリー

↑定番の「白」(標準プロファイル)

なんか、宇宙っぽくてステキ。

↑色がクルクル変わる「ウェービング」(標準プロファイル)

↑コーフンしている時は「情熱の赤」(オリジナルプロファイル)

↑エ口ティックな気分の時に「セクシーピンク」(オリジナルプロファイル)

↑飽きたらOFF!(発光色「黒」)

↑動画でチェック!

50秒ほどの短い映像です。

【まとめ】最高にセクシーな透け透けケース

まとめると、こんな感じです。

  • 品質良し
  • 最高級の所有感
  • 強烈な冷却性能
  • 組み立てしやすい
  • 思ってたほど大きくない
  • 追加で必要なパーツが多い
  • 見た目にこだわると「底面排気」になる

とにかく完成させるのに追加で出費がかさむのがデメリット。

とはいえ、完成したときの「自己満足感」「所有感」は最高で、メリットの方が強いです。

他のメーカーにも3面ガラスなケースはありますが、NZXTの製品はやっぱり筆頭候補になるでしょう。

ケースって毎日「見る」「触る」パーツです。

長〜く付き合う物なので、時間をかけて色々な商品と比較しながら選ぶのがおすすめ。

ただ、新製品が出たらすぐに販売終了になるパターンが多いので、「欲しい」「使ってみたい」と感じたら買い逃さないないように注意!

気になる人は、ぜひチェックしてください。

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更新:2024年10月9日

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