CPUクーラーの失敗しない選び方とメリット・デメリット|水冷と空冷はどっちが良いの?

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BTOパソコンを買うとき、CPUクーラーをカスタムすべきか迷っている …

または、自作PCでどのCPUクーラーが良いか迷っていませんか?

そんな悩み多き人のために、CPUクーラーの基礎知識と選び方をまとめました。

いきなりですが、この記事の結論がこちらです↓

当サイトのおすすめ基準
  • 基本は「サイドフロー空冷」
  • 迷ったら「240mm水冷」
  • CPUの設定をいじる人は「280mm以上の水冷」
  • LED装飾を楽しみたい人は「水冷」

なぜ、上記のような基準になるのか詳しく解説します。

目次

空冷CPUクーラーの特徴と種類

空冷クーラーはCPUの熱をヒートシンクに移し、ファンの風力を使って冷却する仕組みです。

ヒートシンクとは?
熱を拡散するためのパーツ。フィン(羽根)をたくさん作ることで表面積を稼ぎ、熱を放出しやすいようになっている。

ポイント
  • 安い
  • 故障しにくい
  • 取り付けがカンタン
  • 冷却性能は水冷に負ける

簡単な仕組みなので、取り付けが楽ちん。

価格が安く、単純な構造なので故障する確率が極めて少ないのがメリット。

デメリットとしては高性能すぎるCPUだと冷却が追いつかなくなって、ファンの回転音が「うるさくなる」ことです。

空冷CPUクーラーは「トップフロー式」と「サイドフロー式」の2種類があります。

トップフロー式クーラー

ヒートシンクに上から風を吹き付けて冷却する仕組みです。

ポイント
  • 安い
  • 背が低い
  • 冷却能力が低い

CPUだけでなく、CPUまわりの精密パーツまで冷やせるのが特徴。

安いBTOゲーミングPCに採用されるほか、Core i5-14400FといったミドルクラスのCPUを買うとオマケで付属することがあります。

冷却性能は低いので、Core i7の上位モデル(Core i7-14700Kなど型番にKが付くCPU)での使用はおすすめしません。

CPUの電力設定をいじって定格以上のパワーを引き出したい人にも向いてないです。

メリットとしては高さが低いので、超小型のPCケースを使う場合に重宝します。

ただ、基本的に最小限の性能なので、マニアな人以外はあえて選ぶほどのパーツではありません。

サイドフロー式クーラー

DeepCool AK400

CPUに対し垂直に取り付けて、横から風を吹き付けて大型のヒートシンクを冷やす仕組みです。

ポイント
  • 安い
  • そこそこ高い冷却性能
  • 背が高い
  • 高性能CPUとの組み合わせ

↑ケース後方の排気ファンと一直線になるので、ダイレクトにCPU熱を外へ出せるのが特徴。

サイドフロー式は「DeepCool AK400」が価格と性能のバランスが良くて人気があります。

どれが良いか迷ったら選んで間違いない製品です。

※私はAINEX SE-224-XTSを愛用してます。こちらもDeepCool AK400くらいの冷却性能です。

超大型タイプ

サイドフロー式はいろいろなタイプが存在し、愛好者が多いです。

基本的に冷却能力は水冷より低いけど、超大型タイプだと水冷に匹敵する能力を持つ製品もあります。

デメリットとしては、背が高いので超小型のPCケースでは使えないこと。

CPUの設定をいじって定格以上のパワーを引き出したい人には向いていません。

普通に使う分には十分な冷却性能であることと、3000円台から買えるコスパの良さがメリット。

トップフロー式のクーラーを使っているけど冷却音が気になる!って人におすすめです。

水冷CPUクーラーの特徴と種類

CPUの熱を冷却液に吸収させて、「ポンプ」と「ホース」を使って「ラジエーター」へ水を運び、ファンの風力を使って冷やす仕組みです。

※ポンプは「水冷ヘッドの中」にあったり、「ラジエーターの中」にあったりと製品によって異なる

ポイント
  • 安定した冷却性能
  • そこそこの耐久力
  • 見た目がスッキリ
  • 取り付けが面倒くさい
  • 機械音がする

パーツが多いので、低負荷時でもヴーーンといった機械音が「かすかに」することと、水がじゅるじゅる流れる音が「たまに」します。

さらにファンも回転しているので、音源の数は空冷よりも多く、めっちゃ静音ってわけではありません。

あと、取り付けは初めての人だと、かなり手こずると思います。

耐久性は空冷には負けるものの、保証が6年と長い製品が多く、普通に使う分には問題ないです。

冷却性はラジエーターの大きさによって違いはありますが、長時間の高負荷(特にゲーム)に強く、総合的に空冷よりも優れています。

また、CPU周りがスッキリするのとLED装飾に向いているので、PCをおしゃれにしたい人にもおすすめです。

水冷クーラーはラジエーターの大きさによって主に4つの種類があります。

  • 120mm
  • 240mm
  • 280mm
  • 360mm

大きいサイズほど冷却性能は高いのですが、ただ大きい物を選んでも環境によってはオーバースペックになるので注意。

目的によってサイズを選ぶのが重要です。

420mmクーラーもありますが、一般的には360mmまでで十分です

簡易水冷って何?

冷却液を循環させるパーツ(水冷ヘッド、ホース、ラジエーターなど)を一体化させて手軽に使えるようにした物

この記事で解説している水冷クーラーはすべて簡易水冷です。

別名、AIO(All In One)水冷クーラーとも呼ばれます。

AmazonやPCショップで販売されている物は、ほとんど簡易水冷です。

怪しげな部品を組み立てるのが「本格水冷」

↑自分で組み立てる水冷システムは「本格水冷」と呼びます。

この記事では「水冷=簡易水冷」として扱います。

120mm水冷

コルセア H60x RGB ELITE
レビュー

120mmファン1つでラジエーターを冷やす水冷ユニットです。

ポイント
  • LED装飾向け
  • 小型PCケースに最適
  • そこそこ高い
  • そこそこの冷却性能
  • 高性能CPUとの組み合わせ

サイドフロー式空冷より少し低い冷却性能で、ゲーム中のCPU温度はCore i7-12700でも70度を超えます。

ただ、CPUは温度が100度になっても壊れることはないので、実用上は問題ありません。

Core i7-14700K/KFといったハイスペックCPUでも、定格運用なら問題なし。

CPUの設定をいじって定格以上のパワーを引き出したい人には向いていません。

価格は1万円以上が相場で、240mm水冷とあまり変わらないのもデメリットです。

【ケース】RAZER TOMAHAWK Mini-ITX
レビュー

なんとなく「使えない」イメージが強いですけど、小型PCと相性が良いのがメリット

ケース内のエアフローをしっかり設計すれば、サイドフロー式空冷よりも「安定して冷やせる」のもポイントです。

冷却性の強化が目的ではなく、LED装飾を楽しみたいって人にも向いています。

動作音はハイスペック過ぎるCPUと組み合わせなければ、すごく静か。

使いどころを間違えなければ、十分におすすめできるCPUクーラーです。

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240mm水冷

Fractal Design Lumen S24

120mmファン2つでラジエーターを冷やす水冷ユニットです。

ポイント
  • もっともスタンダード
  • コスパが良い
  • はじめての水冷におすすめ
  • Core i9などのハイエンドCPU

BTOパソコンの注文時にカスタムメニュー内によくある製品で、安定した冷却性能がポイント。

Core i7-14700K/KFクラスのハイスペックCPUを冷やすにも十分な性能。

CPUの設定をいじって「電力制限解除」したい人にはちょっとパワー不足ですが、普通に使う分には十分です。

※電力制限についての解説は「自己満足の世界」なので省略します

デメリットとしては、Core i9-14900K/KFといったコア数の多いハイスペックすぎるCPUだとパワー不足。

Core i7までで水冷を検討している人におすすめです。

価格も1万円ほどからとコスパが良く、製品数が多くて選び放題。

はじめての水冷クーラーを探している人にとって筆頭候補となるでしょう。

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280mm水冷

280mm:NZXT KRAKEN 280

140mmファン2つでラジエーターを冷やす水冷ユニットです。

ポイント
  • 1ランク上の冷却性能
  • 静音性が高い
  • CPUの設定をいじりたい人
  • 価格が高め
  • 取り付けできないことがある

240mm水冷よりも見た目以上に冷却性能が高いのがポイント。

ファンは大きいサイズであるほど少ない回転数で十分な風を送り出せるので、240mmより静音性も高いです。

ハイエンドCPUとの組み合わせや、CPUの設定をいじり倒したいマニアな人におすすめ。

最近は新世代のCPUになるほど発熱がひどくなる傾向があります。

将来を見据えて余裕のある性能が欲しい人にも280mmがおすすめです。

注意点として、BTOパソコンだとサイズ的に取り付けできない事があります。

自作PCの人も、所有しているPCケースが280mmに対応しているか必ずチェックしてください。

冷却性能を第一に考えている人にとって、280mmが筆頭候補となるでしょう。

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360mm水冷

360mm:NZXT KRAKEN 360 ELITE RGB
レビュー

120mmファン3つでラジエーターを冷やす水冷ユニットです。

ポイント
  • 1ランク上の冷却性能
  • CPUの設定をいじりたい人
  • LED装飾をしたい人
  • 意外と安い
  • 取り付けできないことがある
  • 本当に必要な人は少ない

冷却能力は280mmよりも高く、ハイエンドCPUでも80度以下に抑え込むポテンシャルがあります。

※Core i7クラスだと60〜70度くらい

【ケース】NZXT H9 Elite
レビュー

実際のところ、冷却目的でこのクラスが必要な人は少ないと思います。

ほとんどの人は240mmか280mmで十分なことが多いです。

どちらかと言うとLED装飾で使っている人の方が多い印象です。

280mm水冷と同じく、使っているケースによっては装着できないので事前にチェックしてください。

280mmよりも普及率が高く、2万円くらいから手に入るのもメリットです。

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空冷と水冷のエアフロー比較

空冷はグラフィックボードがまき散らした熱を吸い込んでしまう欠点があります。

大型のグラフィックボードを使っていると、ゲーム時はヒートシンクがチンチンに熱くなってCPUファンが全開で回り、動作音が気になる人がいるかも。

また、排熱が追いつかなくてPCケース全体が熱くなりやすいです。

そんなにハイスペックなCPUを使っているわけでもないのに「動作音がうるさい」「PCケースが熱い」と感じる人は、上の写真のように天面にファンを追加するか、水冷にした方が良いでしょう。

一方で、空冷のメリットは普段使いや動画視聴と言った軽い処理だと、ほぼ無音で動作することです。

水冷はCPU熱をホースを通してラジエーターに送れるため、CPUまわりがスッキリするのがメリットです。

CPU熱をほぼ単独で外へ排出できるので、グラフィックボードがまき散らした熱風に影響されにくい特徴があります。

その代わり、動画視聴のような負荷のかからない軽い処理でも(耳を澄ませば)機械音がします。

まとめると、GPUに負荷のかかる処理(特にゲーム)が多い使い方をするなら、水冷の方が優秀です。

おすすめはあるの?

水冷の場合、ラジエーターのサイズが同じであればメーカーや製品による性能差は、ほとんどありません。

見た目やお気に入りのメーカーで決めるのが良いです。

Amzonの口コミをしっかりチェックするのがおすすめ。

>>Amazon水冷クーラー売れ筋ランキング

1万円以下のめっちゃ安い水冷クーラーは動作音が大きいハズレがあるので注意してください。

※空冷はヒートシンクの大きさで冷却能力が異なります

【まとめ】空冷と水冷はどっちが良い?

まとめると、こんな感じです↓

空冷水冷
冷却性能
静音性
エアフロー
取り付け
の簡単さ
寿命
コスパ
LED装飾
おすすめ度
当サイトのおすすめ基準
  • 基本は「サイドフロー空冷」
  • 迷ったら「240mm水冷」
  • CPUの設定をいじる人は「280mm以上の水冷」
  • LED装飾を楽しみたい人は「水冷」

空冷と水冷を比較すると、どちらも良い点があります。

注意すべき点は、CPUだけでなくGPUにも気をつかう必要があること。

最近の傾向としてCPUとGPUの高性能化により、爆熱度が高くなっています。

迷ったら水冷を選んだ方が無難で、まずは「240mm水冷」から検討するのが良いでしょう。

また、単純に「見た目をおしゃれにしたい!」って人にも水冷をおすすめします。

以上、参考になれば幸いです。

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おすすめゲーミングPC 早見表

更新:2024年4月16日

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