RTX 4070Tiレビュー Core i7とCore i5でゲーム性能のベンチマーク比較

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BTOゲーミングPCによくある以下の構成で、「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「消費電力」を検証しました。

  • Core i7-14700/F+RTX 4070Ti
  • Core i7-13700/F+RTX 4070Ti
  • Core i5-14400F+RTX 4070Ti
  • Core i5-13400F+RTX 4070Ti

CPUの違いによるパフォーマンスの差も分かるので、ゲーミングPCの購入や、自作PCの構成を検討している人は参考にしてください。

上位GPUのRTX 4070Ti SUPERのベンチマークはこちら↓

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

目次

検証用PCのスペック

OSWindows 11 Home
CPU・Core i7-14700F
・Core i7-13700
・Core i5-14400F
・Core i5-13400F
CPUファン空冷式
AINEX SE-224-XTS
GPURTX 4070Ti
MSI VENTUS 3X 12G OC
メモリ32GB
DDR4-3200 16GB x 2
マザーボードH670チップセット
ASRock H670 PG Riptide
電源850W

一般的なBTOゲーミングPCと同じ構成で、特別すごいパーツは使っていません。

電源容量はRTX 4070Tiの場合、750WあればOKです。

CPUのPL1消費電力は65Wに設定して計測しました。(BTOパソコンと同じ設定)

テストPCは見た目が違うだけで、BTOパソコンと同じ仕様です!

CPU名の最後にあるF(例:Core i7-13700F)は内蔵GPU機能があるかどうかです。

ゲーミングPCの場合はグラボを積んでいるので、実用上は13700と13700Fに違いはありません。

より詳しい解説は、関連記事を参考にしてください。

CPU性能チェック

赤:優れている

スクロールできます
i7-14700i7-13700i5-14400i5-13400
世代第14第13第14第13
Pコア数8866
Eコア数12844
スレッド数28241616
定格クロック2.1GHz2.1GHz2.5GHz2.5GHz
ブーストクロック
Pコア
5.4GHz5.2GHz4.7GHz4.6GHz
L3キャッシュ33MB30MB20MB20MB
熱設計電力65W65W65W65W
最大消費電力219W219W148W148W
参考価格
Fモデル
1月調査
61,000円56,000円35,000円32,000円

第14世代Coreシリーズは第13世代シリーズを「ちょろっと修正しただけ」のアップデート版です。

Core i7は動作クロックが200MHz上昇、Core i5はわずか100MHzの微増。

Core i7はEコア数とキャッシュメモリが少し増えてますけど、体感できるほどの差はありません。

Core i5にいたっては、ほとんど同じものと思って良いです。

基本的にCore i7の方が充実したスペックですけど、消費電力と価格が高いのがデメリット。

CPUはGPUの性能を引き出す重要な役割を持っていますが、実際のところCore i7にしても極端に性能が良くなるわけではありません。

普通に使っている分には体感できる差はないです。

Core i7とCore i5には、かなりの価格差があります。

この先をしっかりチェックして、どのCPUが自分にとって価格に見合った投資なのかよ〜く検討してください。

第14世代と第13世代どっちが良い?

BTOパソコンの場合、ほぼ価格は変わらないので基本的に第14世代がおすすめ。

ただ、第13世代のセール品はかなり安く、CPUの価格差に見合った違いはないので単純に安い方でOK

自作PCの場合、価格差は少ないので基本的に第14世代がおすすめです。

グラフィック性能チェック

RTX 4080/4070Ti SUPER/4070Ti/4070 SUPER/4070の実機写真
計測方法と使用したグラフィックボードの仕様
計測方法とPC環境
  • Core i7-14700F(65W)
  • 32GB DDR4-3200
  • 3DMark Time SpyのGraphics Score
  • 各GPUで3回ずつ計測した平均値
GPU製品名ブーストクロック
RTX 4080Palit GameRock OC2640MHz
RTX 4070Ti SPPalit JetStream OC2640MHz
RTX 4070TiMSI VENTUS 3X OC2640MHz
RTX 4070 SPMSI VENTUS 2X OC2505MHz
RTX 4070MSI VENTUS 2X OC2505MHz

主要GPUの性能グラフです。

RTX 4070Tiは解像度「WQHD」で最高画質&高フレームレートで快適に遊べるように設計されたGPUです。

しかし、実際に使ってみると4Kでも80fpsを大きく超えるゲームが多く、あらゆる解像度で快適に遊べます。

レイトレーシングについて

光と影の表現力を上げてリアルな描写を可能にする機能です。

対応したゲームなら表現力が格段に上がって美しい映像になりますが、フレームレートが落ちるのがデメリット。

RTX 4000シリーズならパワーアップしたレイトレーシング性能により、フレームレートの落ちは少なめ。

競技性の高いFPSゲームよりもアクションアドベンチャーのような美麗な映像をまったり楽しむゲームに向いた機能です。

DLSSについて

DLSSはAI技術を使ってフレームレートをブーストする機能です。

低解像度の映像を高解像度にアップスケールする仕組みで、理論上は画質を少し犠牲にしますが、ほとんどの人は気にならないと思います。

さらに、レイトレーシングと組み合わせれば、弱点であるフレームレートの低下を抑えられるのもポイント。

DLSSに対応したゲームなら、基本的にONにすることをおすすめします。

DLSS3 フレーム生成について

RTX 4000シリーズから使えるDLSS3のフレーム生成機能は、AIが推測して中間フレームを自動生成します。

対応したゲームだと、旧世代のハイエンドRTX 3090Tiを最大30%上回るスコア

最近のゲームはDLSSやFSRといったアップスケール技術を使うのが当たり前になっていて、DLSS3対応ゲームも増加中です。

ゲーム性能チェック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】Diablo 4
  • 【中量級】龍が如く7 外伝
  • 【中量級】アーマードコア 6
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードヴァルハラ
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】スターフィールド
  • 【重量級】サイバーパンク2077

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
VALORANTなど
120fps〜
中量級Apex Legends
オーバーウォッチ2など
多くのFPSゲーム
120fps〜
重量級 フォートナイト(DX12)
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
多くのオープンワールドゲーム
60fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのがおすすめです。

グラフの便利な使い方

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX11パフォーマンス
  • 【画質2】DX12最高+レイトレON
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

2024年1月計測(チャプター5)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

競技向けの「パフォーマンス」だと、ヘビーFPSゲーマーも納得のフレームレート。

最も映像の美しい「最高画質+レイトレON」だと、カジュアルに楽しむ分にはWQHDまで快適に遊べる性能です。

CPU比較

GPUの負荷が低い「パフォーマンス」でCPUパワーの差が大きく出ます。ガチなFPSゲーマーならCore i7が良いでしょう。

画質「DX12最高」はGPU負荷が低いフルHDのみCPUパワーが乗り、WQHD以上になるとCore i7とCore i5の差は誤差レベル。

カジュアルに楽しむタイプの人はCore i5で十分だと思います。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】デフォルト
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

2024年1月計測(シーズン8)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でもフルHD~4Kまで十分な速度です。

ガチなプレイヤーなら画質を下げると400fpsとか出ます。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

CPU比較

GPU負荷の軽いフルHDでCPUパワーの差が出ますが、RTX 4070TiならWQHD以上で遊ぶのがおすすめ。

WQHD以上の場合、CPUの価格差に見合った違いはありません。

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート

2024年5月計測

フレームレート60fpsが上限のゲームです。

RTX 4070Tiだとオーバースペック。RTX 4060でも4Kまで60fpsに張り付きます。

CPU比較

Core i5でOK。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

2024年2月測定(v.0.1.4.1)

もっとも負荷のかかるシーンは「戦闘中」や「フィールド内を探索中」ではなく、ある程度成長した「拠点内」だと思われます。

検証時のバージョン(v.0.1.4.1)では、組み合わせるCPUによってフレームレートの伸びが大きく変わる珍しいゲームです。

高性能なCPUであるほどフレームレートは高くなりますが、拠点で活動中に60~80fpsくらい出ていれば「戦闘」「移動」も快適に動作します。

CPU比較

Core i7は120fpsくらい、Core i5だと100fpsくらいでボトルネックが発生します。4KはGPUの負荷が高いので、どのCPUを使っても差はありません。

実際のプレイ感はCore i5でも十分です。

【中量級】Diablo 4

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】バランス
  • 【フレーム生成】ON

キヨヴァシャド内の固定ルートを移動中の平均フレームレート

2024年1月計測(v.1.2.3.47954)

DLSS 3フレーム生成対応ゲームです。

ザコ敵が大量に沸く戦闘シーンでも4K/140fps前後で動作しました。

余裕の性能と言えるでしょう。

CPU比較

微妙にCore i7が良いスコアですが、体感できるほどの差はありません。

【中量級】龍が如く7 外伝

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

地獄チームランブルGOLD1で仲間が戦闘時の平均フレームレート(8人vs10人)

2024年1月計測(v1.21)

「龍が如く7外伝 名を消した男」はDLSS 3フレーム生成+ウルトラワイドに対応。

激しい動きでも4Kまでヌルヌル動作。

龍が如く8」もPCの要求スペックは同じなので、安心して遊べます。

CPU比較

GPU負荷の少ないフルHDでCPUパワーの差が出ます。

ただ、Core i5でも十分なフレームレートが出ているので、実際のプレイ感に差はありません。

【中量級】アーマードコア 6

設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

2024年1月計測(v.50)

DLSS非対応のゲームです。

フルHD〜ウルトラワイド(UWQHD)まで、ほぼ上限の120fpsで動作。

4Kはボス戦だと70fpsまで瞬間的に落ちますが、まったく問題なし。

特にウルトラワイドはすごい迫力!

ヌルヌル快適に遊べます。

CPU比較

微妙にCore i7の方が優れてますけど、CPUの価格差に見合った違いはありません。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年1月計測(v.1.7.0)

このゲームはちょっと変わってて、どんな高性能GPUでも100fps前後が上限となるようです。

そしてCPUパワーの差でフレームレートに大きな違いが出ます。

とはいえ、競技性の低いゲームなので、どのCPUでも4Kまで快適に遊べるフレームレートです。

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

4K/FSR ONだとi7-14700が115fps、i7-13700が100fps、i5-14400が91fps、i5-13400が82fpsでした。

CPU比較

Core i5は90fpsくらいでボトルネックが発生。

Core i7も110fpsくらいでボトルネックが発生しますけど、フレームレートは良く伸びます。

4KはGPUの負荷が高すぎて誤差レベル。

【重量級】アサシンクリードヴァルハラ

設定
  • 【画質】最高

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年1月計測(v.1.7.0)

このゲームはレイトレーシングとDLSSに対応していません。(FSRには対応)

国産のゲームや少し古いゲームだと、レイトレ/DLSSに対応していないものが多いです。

レイトレ/DLSSに対応していない超重いゲームは、大体このくらいで遊べるという目安にしてください。

4Kでも快適に遊べる80fps前後を記録。

CPU比較

ゲームによってはフルHDのような低い解像度だとGPUの負荷が少なく、CPUパワーの差が出ます。

とはいえ、RTX 4070TiならWQHD以上で遊ぶのがおすすめ。

現実的にはCore i5で十分で、違いを体感できる人間はほとんどいないでしょう。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【解像度スケール】100%
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年1月計測(v1.06)

ソロで楽しむ競技性の低いアクションゲームなので4Kまで快適に遊べます。

CPU比較

GPU負荷の少ないフルHD~ウルトラワイドでCPUパワーの差が大きく出ます。

4KはGPU負荷が高くてCPUに仕事が回らず差が出ません。

【重量級】スターフィールド

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

視界の広い「広い場所」と、視界の狭い「狭い場所」を走った平均フレームレート

2024年1月計測(v1.8.88)

めっちゃくちゃ重たいゲームでしたが、DLSS3 フレーム生成対応にアップデートされて4Kまで快適に遊べるゲームに生まれ変わりました。

惑星・地上などの視界の開けた「広い場所」と、船内や洞窟みたいな「狭い場所」でフレームレートが大きく変わります。

計測時のバージョン(1.8.88)では、165fpsがフレームレートの上限になるようです。

CPU比較

ほぼ同じです。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測

2024年1月計測(v2.1)

DLSS 3 フレーム生成対応ゲームで、4Kまで快適に遊べます。

もちろん、追加コンテンツの「仮初めの自由」も快適に動作します。

CPU比較

GPU負荷の少ないフルHDでCore i7が良いスコア。

RTX 4070TiならWQHD以上で遊ぶのがおすすめなので、Core i5でも十分です。

クリエイティブ性能チェック

動画編集、写真編集、AI画像生成の能力をチェックしました。

関連記事よりCore i7-13700+RTX 3080の計測データを引用します。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した10分間の動画を編集してエンコードした時の処理時間です。

4K→4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Core i7-14700+RTX 4070Ti
4分42秒
Core i7-13700+RTX 4070Ti
4分42秒
Core i5-14400+RTX 4070Ti
4分54秒
Core i5-13400+RTX 4070Ti
5分07秒
Core i7-13700+RTX 3080
4分48秒
フルHD→フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Core i7-14700+RTX 4070Ti
1分24秒
Core i7-13700+RTX 4070Ti
1分24秒
Core i5-14400+RTX 4070Ti
1分26秒
Core i5-13400+RTX 4070Ti
1分27秒
Core i7-13700+RTX 3080
1分30秒

どのCPUでも10分の実時間より早くエンコードできるので、すごく快適です。

メモリバス幅が320bitなRTX 3080が健闘しています。(消費電力はすごく高い)

動画編集だとRTX 4000でパワーアップしたDLSSとレイトレーシングは関係ないので、クリエイティブ系の処理はRTX 3000シリーズの方が強いことがあります。

とはいえ、今でも需要の高いフルHDだとRTX 4070Tiがぶっちぎりのスコア

CPU比較

クリエイティブ処理はゲームよりCPUパワーを使うので、Core i7とi5の差がハッキリ出ます。

4K映像を扱うならCore i7がおすすめ

今でも需要の高いフルHD→フルHDエンコードだと、微妙な差

個人の趣味レベルで使う場合、Core i5で十分な人は多いでしょう。

RAW現像(Lightroom Classic)

Lightroom Classicを使って有効画素数2010万(SONY RX10M4)のRAWデータ100枚を現像しました。

RAW現像 100枚
Core i7-14700+RTX 4070Ti
20.61秒
Core i7-13700+RTX 4070Ti
21.10秒
Core i5-14400+RTX 4070Ti
25.57秒
Core i5-13400+RTX 4070Ti
25.46秒
Core i7-13700+RTX 3080
21.22秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
画質100%
解像度350px/インチ

どのCPUとの組み合わせでもサクサク処理できます。

こちらもメモリ性能の高いRTX 3080が大健闘。

クリエイターならRTX 3080/3090から乗り換えるべきか、よ〜く健闘してください。

CPU比較

総合的にクリエイティブ系の処理はCore i7の方が時間効率が良いです。

もっと複雑な処理をしたら、大きな差が出るでしょう。

AI画像生成(Stable Diffusion)

Stable Diffusionを使用して6枚の画像を生成しました。

設定・環境はこちら
  • Stable Diffusion Web UI v1.7.0
  • Python 3.10.9
  • xformers 0.0.20
  • 【Check Point】 YesMix v1.5
  • 【Lora】 Mikasa Ackerman
  • 【VAE】vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • 【Prompt】
    • masterpiece, best quality, highres, hmmikasa, short hair, black eyes, scarf, emblem, belt, thigh strap, red scarf, white pants, brown jacket, long sleeves, <lora:mikasa_ackerman_v1:0.7>, holding weapon, sword, dual wielding, three-dimensional maneuver gear, fighting stance, sky,
  • 【Negative prompt】
    • EasyNegative, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, (worst quality:1.2), low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, lowres graffiti, (low quality lowres simple background:1.1),
  • 【Sampling method】DPM++ 2M Karras
  • 【Sampling steps】20
  • 【Width】512
  • 【Height】768
  • 【Batch count】6
  • 【CFG Scale】7
  • 【Seed】 1954368363

設定を合わせると同じ画像が生成されます。

Stable Diffusion
(512 x 768)x 6枚
Core i7-14700+RTX 4070Ti
10.8秒
Core i7-13700 + RTX 4070Ti
10.8秒
Core i5-14400+RTX 4070Ti
11.3秒
Core i5-13400 + RTX 4070Ti
11.4秒
Core i7-13700+RTX 3060 12GB
28.1秒

クラウドサービスを使った画像生成よりも圧倒的に速く自分好みの絵を描けます。

RTX 4070Tiのビデオメモリは12GBなので、AI画像生成の「中級者向け」といった位置付けです。

今回のテストだとビデオメモリの使用量は4.9~6.4GBでした。

かなりのヘビークリエターでない限り、ビデオメモリは12GBもあれば十分です。

※AI画像生成は発展途上中です。今後も高速化する技術がたくさん生まれてくると思われます。

CPU比較

CPUの違いは少し影響あるようですが、ほぼ同じと思ってよいでしょう。

Core i5の方がコスパ良いです。

消費電力チェック

各CPU+RTX 4070Tiを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
CPUゲーム動画視聴アイドリング
Core i7-14700320~390W70~75W65〜70W
Core i7-13700310~380W65~70W65〜70W
Core i5-14400290~360W65~70W60~65W
Core i5-13400280~355W65~70W60~65W
計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

リアルタイム計測データをcsv出力し、最小値と最大値を採用。

ゲーム】サイバーパンク2077/フルHD〜4Kまでの最小値と最大値

【動画視聴】Hulu

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

普通に使っている分にはCPUの稼働率が100%になることはないので、消費電力に大きな差はないです。

たぶん、CPUベンチマーク系のアプリでしか消費電力の差は出にくいと思います。

4Kゲームなら32GBメモリがおすすめ

スパイダーマン/4K
タップして拡大

最近になって「4K/最高画質+レイトレーシング」だと32GBメモリを推奨するへビー級ゲームが出てきました。

例えばスパイダーマン Remasteredは4Kだとメモリ16GBはキツイです。

4Kでゲームしたい人や、色々なアプリを同時に使う人は迷わず32GBにしましょう。

逆に、フルHD/WQHD解像度でゲームする人は、16GBあれば問題ないです。

Core i7とCore i5どっち?

Core i7
Core i5
  • フルHDで遊ぶ
  • ヘビーFPSゲーマー
  • クリエイティブ作業が多い
  • 高い
  • WQHD/4Kで遊ぶ
  • カジュアルに楽しむ
  • ゲームと普段使いが多い
  • 安い

基本的に、ゲームだとGPUが中心に仕事をするので、Core i7とCore i5の差は出にくいです。

ただし、フルHDはGPUの負荷が少ないのでCPUが良く働きます。(ボトルネックが発生しにくい)

「フルHD」で「高いフレームレートを維持したい人」はCore i7が良いでしょう。

また、動画のエンコードなど、クリエイティブな作業を「頻繁にする人」は、Core i7の方が時間効率が良いです。

WQHD/4KゲームだとGPUの負荷が高くてCPUが待ち状態(ボトルネック)になりやすく、CPUパワーはそれほど重要ではありません。

4Kだと最上位のCore i9でもフレームレートは変わらないので注意!

いろいろなジャンルのゲームをカジュアルに楽しみたい人はCore i5が良いでしょう。

ちなみに、ゲーム中のCPU/GPUの使用率を見てみると、このようになります↓

Core i7-13700

タップして拡大
4K
タップして拡大

Core i5-13400

タップして拡大
4K
タップして拡大

ゲームのパフォーマンスはほぼ同じですが、Core i7は余裕があります。

とはいえ、Core i5でも余力があるので「ゲーム+OBS+Discord」といった定番の配信アプリセットでも問題ないです。

(※OBSやBandicamのようなメジャーな録画・配信アプリはGPUの機能を使います

RTX 4070Tiの構成まとめ

まとめると、こんな感じです↓

  • RTX 4070Tiは4KゲームまでOK
  • フルHDだとオーバースペック気味
  • 高解像度のゲームはCore i7とCore i5の体感差が少ない
  • すでにRTX 4070Tiは製造終了

RTX 4070Tiについては、RTX 3000シリーズを過去の遺産にしてしまう強烈なパワーです。

ただ、すでに製造終了モデルなので製品ラインナップは少なめ。

各BTOショップのPCも減少傾向です。

お気に入りの製品がなければ「RTX 4070 SUPER」「RTX 4070Ti SUPER」も検討した方が良いでしょう。

個人的にはRTX 4070 SUPERが、「性能」「消費電力」のバランスに優れていて一番おすすめです↓

CPUについては、第14世代と第13世代の性能差はほとんど無いです。

悪く言うと第14世代は「消費電力が上がっただけのCPU」という印象。

在庫がある限り第13世代がおすすめ

また、普通に使っている分にはCore i7とCore i5の体感差は「極めて少ない」です。

Core i7とCore i5には結構な価格差があります。

多くのシーンで価格差に見合った違いは無いので、予算的に厳しい人やカジュアルなゲーマーならCore i5がおすすめです。

BTOパソコンだとCore i7が多いので、あまり悩まなくてOK!

以上、参考になれば幸いです。


使用したグラフィックボードはこちら↓

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高負荷時も動作音はすごく静か。LEDライティング機能のないシンプルなグラボです。

上位GPUのRTX 4070Ti SUPERのベンチマークはこちら↓

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更新:2024年10月9日

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169800円RTX 4060TiCore i7 14700F16GB1TB日本HP111111
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224800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
234800円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBPC工房111111
243880円RTX 4070SPRyzen 7 5700X32GB1TBドスパラ11111111
245980円RTX 4070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
248683円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
249800円RTX 4070SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
249980円RTX 4070SPRyzen 7 770016GB1TBドスパラ11111
254800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
258800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
268800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
269800円RTX 4070SPRyzen 7 770032GB1TBマウス111111
269800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111
269980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBドスパラ11111
269980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 5700X16GB1TBドスパラ1111111
269980円RTX 4070SPCore i7 14700F32GB1TBフロンティア11111
274800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
274800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB1TB日本HP11111111
275800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
275980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
279800円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBマウス111111
279980円RTX 4070SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
294980円RTX 4070SPRyzen 7 9700X32GB1TBドスパラ111111
299800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 8700G32GB1TB日本HP1111111
302800円RTX 4070Ti SPCore i7 14700F32GB2TBフロンティア11111
304800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア11111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBフロンティア111111
309800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ11111111
312800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア1111111
324800円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBPC工房11111
329980円RTX 4070Ti SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ111111
359980円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D16GB1TBドスパラ11111
412950円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB2TBサイコム1111
427800円RTX 4080 SPRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111

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